給費制復活!・・・本当か?!読売だけなのはなぜ?
他の新聞も報道するかと待っていたのだが・・・。
探したけれど、ネット上では今のところ読売新聞だけ。
ホントなら重大ニュースなのだが。
【重大速報】司法修習生の給費制復活か (Schulze BLOG)
ところで、「民間サラリーマンらの平均給与が420万円なのに対し、15年目までの弁護士の平均所得は716万円にも上る」という「国のデータ」ってどこを見ればいいの?具体的に書いてほしい。
それに、弁護士も格差社会なのだから、平均出しても今はあまり意味がないでしょう。
どうして、ここまで法曹離れが深刻になったのかの分析が全くできていない。
「修習生を特別扱いすることに『国民の理解が得られない』とする意見は法曹界にも根強い。」の「法曹界」を具体的に特定してほしい。
この部分、なんだか記者の悪意を感じる。
(追記)
私は、自分で分析する根性もヤル気も出ないので、弁護士の所得について国税局の統計を分析されたこの方のブログを紹介しておきます。
国税庁の統計にみる,弁護士の平成26年の所得・収入 (仕事の傍ら技術(科学技術)を勉強)
300~400万円のところで50%ですね。要するに,400万円までの所得の弁護士のところで,弁護士の人数の約半分になっています。
つまり,弁護士の所得のメジアン(中央値)は,約400万円です。
この中央値の所得だと、法科大学院と司法修習時代の借金を返済するのは相当苦しいはず。
それどころか「マイナスで所得なし 20% 0~200万円 20%」の層に入ってしまったら、借金の返済どうするの?破産するの?
(参考)
ちょっと古い(2013年8月)が、
司法修習生約200人、給費制復活求め提訴 「食費を削った」「300万円の借金を背負った」の悲痛な声も (The Huffington Post Japan)
経済的負担に苦しむ司法修習生、そして弁護士になっても続く窮乏。司法制度の根幹が揺らいでいる。
こちらの分析の方が本当だろう。
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