司法試験って、本当に公平・平等なんですかね。・・・Twitterもどき(9月8日午後11時55分)
きょうは、嵐が近いということもあるせいか、心落ち着かぬ日であった。
大事な準備書面を2通書く予定だったのだが、全然進まなかった。
司法試験に合格された方々は、今は喜びひとしおであろう。それはそれでいいと思う。
しかし、かつてのように、無条件で「おめでとう」と言っていいものか迷う上に、きょうは本当に嫌な漏洩のニュースである。
ついに、法曹養成もここまで堕ちたかと、陰鬱な気持ちになってしまった。
誰もが「司法試験は公平・公正であることが絶対だ」と口では言う (Schulze BLOG)
司法制度改革は、司法試験を「公平・公正」の理念とはかけ離れたシロモノにしてしまったんですよ。
そういうことを許して、法科大学院の連中に利権を与えた。
その結果が今回の事件につながったんだと、私は思ってます。
私も同感だ。
Schulzeさんのまとめられた
平成27年司法試験 法科大学院別合格率ランキング 予備試験組は合格率だけでなく合格者数でも最大勢力に
によれば、
予備試験合格者の司法試験合格率は 61.8% である。そして、合格者数も186名 となり、合格率、合格者数ともにトップになった。
ちなみに、明治大学法科大学院の合格率は 14.6% であり、合格者数は 53名 である。
これが公平な試験制度といえるだろうか。
法科大学院を卒業した者よりも、予備試験に合格した者(予備試験の趣旨からすれば、法科大学院卒業者と同等のレベルのはず)の司法試験合格率が、こうまで高いのはなぜか。
予備試験は厳しすぎないのだろうか(もっとも、法科大学院側はもっと厳しくしたいらしいが)。
そして、本当に、司法試験受験のために法科大学院卒業という関門をもうける必要があるのか。
![]()
青柳教授が教え子の女子学生に司法試験問題を漏洩した(しかも回答まで指導していたらしい)理由は、まだ不明であるが、青柳教授の評判をネット上の記事で読む限り、法科大学院教授兼司法試験考査委員としての奢りがあったように思う。
その奢りを生んだのも、法科大学院制度であったのではないか。
« 司法試験問題の漏洩の発覚。 | トップページ | ゴーヤとヘチマと「ほっときゃいつか死ぬ」 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ブログを休んでおります。(2019.01.15)
- 年の瀬の仙台出張(2017.12.31)
- シン・ゴジラと狂歌(2017.11.13)
- 10月半ばの秋雨・・・Twitterもどき(10月16日午前9時15分)(2017.10.16)
- 暑中お見舞い申し上げます。(2017.08.01)
この記事へのコメントは終了しました。


















コメント