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2015年2月 5日 (木)

「ぷえるとりこ日記」(有吉佐和子著)を思い出す。

 若いときに、友人に「面白いよ」と勧められて読んだ本。

 有吉さんのアメリカ留学中の実体験がベースにあるらしいのだが、プエルトリコに研修旅行にやってきたアメリカ人エリートの女子大生ジュリアの日記と、日本人留学生(有吉さんがモデル?)崎子の日記が交互に紹介されるというスタイルの小説。

 貧しいプエルトリコ人たちとの生活の中でジュリアと崎子が感じることを対比させ、ジュリアに代表されるアメリカ人エリートの偏見や傲慢さを浮き彫りにしており、かなりステレオタイプに描かれてはいるものの、実際のところアメリカの保守系白人エリート(最近ではWASPというらしい)には内心こういう貧しい他人種の人たちを見下している人も多いのではないか。       

 研修旅行中、崎子は、当時のプエルトリコ人がアメリカ資本に搾取されているために貧しい生活を送らざるをえないことに気づき、かつての貧しい日本を思って陰鬱な気持ちになるのであるが、ジュリアはプエルトリコ人のそんな苦境には全く無関心で貧しいのもプエルトリコ人が悪いせいと決めつけ、自分の享楽と輝かしい将来のことばかり考えている。

 そして、ジュリアは露骨に態度で示さないものの、容姿が優れず内省的な崎子を内心馬鹿にしている。

 そんなとき、イケメン・モテモテの名門プエルトリコ人の男子学生ホセが現れて、なぜか日本人の崎子に好意を持つ・・・という、ちょっと少女マンガ風要素も加わる。

 (最後はちょっと有吉さんの願望が加わりすぎのような気もするが・・・。)

 読みやすい文章だし、短いので一挙に読める。そして、なんといっても面白い。

 ほろ苦い結末ではあるものの、ユーモアあり皮肉ありで、さすが有吉佐和子である。

 50年も前の本ではあるが、今読んでも新鮮だと思う。プエルトリコを舞台にしているものの、中東問題にも通じるところがあるように思える。

 私自身も、今のアメリカ人エリートも内心こんなこと考えているんじゃないのかなどと、テレビに登場するアメリカ人エリートの発言や態度などを見て思ったこともある。また、アメリカに観光旅行に行ったときに、白人アメリカ人にそういうところを感じたこともある。黒人の方が親切で優しかったり・・・。もちろん、人によるのだが。

 留学経験のある方なら、この崎子のような体験をされた方は結構おられるのではないか。

               cloud

  アメリカの保守系エリートや軍人には、イスラムの人々を自分と同じ人間と見ていない人もいるのではないかと思う。自分たちと同じ人間が地上にいると思うと、なかなか空爆ということはできないはずだ。

 自分たちは安全なところにいて裕福な暮らしをし、地上の貧しい不遇な他国の人たち(無辜の民を含む)には平気で爆弾を落として残酷な死をもたらす。それも、他国の人たちの平和な暮らしのためというより、自分たちの利権を守るため。

 人質に取られた自国民1人の命は必死で守ったり助けようとするのに、他国の民間人が(罪のない子供もふくめて)何百、何千、何万人と死のうとも平気。

 自爆テロをしたりイスラム国に参加してしまう人たちには、宗教の違いだけではなく、アメリカに対してそういう憎しみや反感があるのではないか。

 テロリストはもちろん殺人犯として処罰されるべきだが、イスラム国はこういう人々の憎しみや反感をブラックホールのように吸い込んで膨張しているように思う。

               typhoon

 日本も原爆や大空襲で同じ体験をしている。日本人はかつて空爆される側の国民だった。

 日本は、アメリカに原爆を落とされた有色人種の敗戦国でありながら、戦後経済成長を遂げ、国際的地位も高くなったこと、宗教にこだわりを持たないこと、侵略戦争をした過去の教訓をもとに平和憲法のもとで戦争に参加しないことなどから、イスラム諸国の人たちも安心感や信頼感を抱いてくれていたのだろう。

 「ぷえるとりこ日記」のプエルトリコ人ホセが、アメリカ人のジュリアらではなく、日本人の崎子に好感を抱いたように。

 日本国民も日本の企業も、そういう財産をもっと大切にするべきだろう。

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