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2014年5月25日 (日)

読まないけど紹介だけ。・・・「絶望の裁判所」(瀬木比呂志氏著)

 私は、正直なところ、買ってまで読む気がしない本なのですが・・・。

 読まない理由は2つ。

 一つは、内容が、弁護士を長年やっていれば知っていること、察しがつくこと、ばかりのようだから。そして、その改善策に何の展望も見出せないから。

 読めば「絶望」が深まるだけのこと。

 この水口洋介弁護士の書評

      読書日記 「絶望の裁判所」瀬木比呂志著

に、瀬木氏が改善策として提唱する「法曹一元」について、

 私も、今は、考えても無駄なことは、時間の無駄だから考えないという年齢になりました。

 とあるが、私も全く同じ気持ち。

 先回紹介した司法審の議事録を読んで頂くとお分かりだろうが、もう何十年もこんなことが続いているのだ。

 そして、中坊公平氏は、「法曹一元」のはかない夢に取り憑かれたせいか何だかしらないが(※)、弁護士任官を推進するために判事補制度の廃止を唱え、その引き換えに自ら「司法試験合格者数3000人」=「弁護士激増」を差し出してしまった(他の多くの司法審委員が3000人に懐疑的だったにもかかわらず)。

 ※ この点について、小林正啓弁護士は「日弁連は法曹一元に熱狂していた」と「こんな日弁連に誰がした?」(P154)で述べられているが、当時を知る私は「熱狂していたって誰のこと?」と思う。少なくとも私の知る弁護士に熱狂している人なんて一人もいませんでした。当時の日弁連執行部の一部の弁護士や大派閥の幹部の弁護士の内心は知りませんが・・・。

 しかし、判事補制度廃止なんて、裁判所側が承諾するはずもなく、あっけなく撃沈。法曹一元は夢のまた夢に終わり、ただ弁護士激増のみを弁護士会が承諾するという結末に・・・。中坊氏も中坊氏を担ぎ上げた方々も、愚かだったというほかない。

 その結果、瀬木氏の述べているような裁判所の閉塞性はますます進行したといえるだろう。

 なにせ、裁判官は、退職しても弁護士としてやっていくことが非常に困難になったのだから。

 今では、自身の良心を守るために退職するという途は、一部の恵まれた裁判官にしか事実上は許されていないだろう。

 もう一つの私がこの本を買いたくない理由は、

 瀬木氏が裁判官退職後に法科大学院の専任教授になり、法科大学院制度を容認しているから。

 瀬木氏は法科大学院制度自体には賛成のようだ(立場上、賛成せざるをえないのだろうが)。

 「裁判員制度の正体」の著者である西野喜一氏も法科大学院の専任教授をされていたし、最近は、法科大学院は裁判官を退官した方々の再就職先となっているようだ。

 瀬木氏は、法科大学院専任教授という再就職先がなくても、裁判官を退官されたのだろうか?在野の一弁護士に下る覚悟はあっただろうか? と、思ってしまう。

 私は、法科大学院自体はあってもいいと思うが、「法科大学院制度」自体には絶対に反対だ。だから、法科大学院制度の弊害を無視している瀬木氏の著書を購入する気持ちにはなれない。

                    clip

 でも、裁判所や裁判官について、全く知らない市民の方々は、この本は読んでびっくりかもしれない。

 現代ビジネスが特集を組んでいますので、紹介しておきます。

『絶望の裁判所』著:瀬木比呂志---『絶望の裁判所』の裏側 (2014.03.09)

一人の学者裁判官が目撃した司法荒廃、崩壊の黙示録!『絶望の裁判所』著者・瀬木比呂志氏インタビュー (2014.01.28)

『絶望の裁判所』著者・瀬木比呂志氏インタビュー第2弾 最高裁中枢を知る元エリート裁判官はなぜ司法に〝絶望〟したのか? (2014.02.13)

セクハラは日常茶飯事元エリート裁判官(瀬木比呂志氏)が明かす 裁判官は正義より出世が命です (2014.05.02)

 法曹一元について興味のある方は、昨日紹介した司法審の議事録の中坊公平氏と藤田委員(元裁判官)の論争も併せて読まれると面白いかも。

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弁護士」カテゴリの記事

コメント

 ご指摘の通り、法科大学院は、裁判官・検察官の天下り先となっているようです。
 
 また、法曹一元に熱狂していたという事実がなかったことも先生ご指摘の通りです。平成12年11月1日の臨時総会の決議文だけが妙に浮かれていただけです。発言者の中には、弁護士を激増させることにより法曹一元に近づくとか、法曹一元を支える基盤ができるなどといった耳を疑うようなことを言われる方もおられましたが、会場では失笑を買っていました。当時の弁護士は、弁護士を増やせば法曹一元から遠ざかるということを皆わかっていました。小林先生のブログや本の内容は事実とはかけ離れていると思います。

ノエルさんへ
>ご指摘の通り、法科大学院は、裁判官・検察官の天下り先となっているようです。

 弁護士も、就職先としたり、教授の肩書に喜んでおられる方もおられるので、大きなことはいえません。

>また、法曹一元に熱狂していたという事実がなかったことも先生ご指摘の通りです。平成12年11月1日の臨時総会の決議文だけが妙に浮かれていただけです。発言者の中には、弁護士を激増させることにより法曹一元に近づくとか、法曹一元を支える基盤ができるなどといった耳を疑うようなことを言われる方もおられましたが、会場では失笑を買っていました。当時の弁護士は、弁護士を増やせば法曹一元から遠ざかるということを皆わかっていました。

 司法試験合格者を激増させれば、司法修習生の弁護士志望者は減り、任官希望者は激増し、裁判所や検察庁は困りませんもんね。
 判事補制度も安泰、弁護士任官なんて必要なしでしょう。そのうち、分離修習なんて言い出されるかもしれません。

 当時の弁護士の大半が、法曹一元なんて実現不可能なことを知っていましたし、司法試験合格者数を激増したって法曹一元なんて無理なことを知っていました。
 それを「熱狂」なんてチャンチャラおかしいですね。むしろ、皆「鼻白む思い」だったと思います。

>小林先生のブログや本の内容は事実とはかけ離れていると思います。

  残されてる書面(その多くが執行部側作成のもの)だけを資料とされているからではないでしょうか。
 当時の状況を肌身で感じていれば、ああいう文章にはならなかったと思います。

 ※ 昨日の司法審の議事録紹介へのアクセスが意外に多くて、ちょっと驚いています。
 あの議事録は出来るだけ多くの方に読んで頂きたいと思っています。

 それにしても、中坊公平氏の目的が「法曹一元」「裁判所改革」の実現であり、その手段が「司法試験合格者数3000人」だったとすれば、現在、その意思を引き継いで「司法試験合格者数3000人」を主張している方々も「法曹一元」を目標に掲げてもよさそうなのに、最近全く「法曹一元」という言葉を聞かなくなったのはどうしてなんでしょうかねえ。

 中坊公平氏もその意思を引き継いで3000人路線を提唱し続けている人も法曹一元などというはずはありません。もともと法曹一元などさらさら考えておられなかったですし、今も全く考えておられないですから。
 
 法曹一元だの官僚司法の打破などすべてお題目で、それに良心的な方が騙されていただけでした。でも、騙されていたということを認めることは弁護士としての沽券に関わるので、それを認められないのです。
 

ノエルさんへ
>法曹一元だの官僚司法の打破などすべてお題目で、

そうすると、一体何が目的だったのでしょうか・・・。

 これじゃ、「絶望の裁判所」のみならず「絶望の弁護士会」ですね。

法服の王国も似たような内容です。
昨年から、行政訴訟をやり、頓珍漢な判決に唖然。控訴審も被告を免責するような棄却判決。この国の国民は行儀がよすぎる。

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