「オーストリッチ・コンプレックス」ねえ?!・・・Twitterもどき(8月25日午前10時30分)
朝、テレビをつけながら、たまった家事をしていたら、サンデーモーニングで「半沢直樹」現象を分析していた。ちょっと面白そうだったので、洗濯物を干す手をとめて見ていた。
TBSだから、番宣も入っているのだろうが、コメンテーターたちの評も面白い。
私は、先々週の第1部の終わりを見て、ちょっと興ざめしている。
弁護士なら、同じ感想を持った人が多いのではないか。
法律手続上、無理ありすぎ!強引すぎ!
最初は一つ一つ指摘して書こうと思ったのだが、セカンドバージン(NHKのドラマ)のときの二の舞で、疲れそうだったので途中でやめてしまった(どなたか、書いていただけないか)。
法律手続上の問題以外にも、変に思うことが多かった。
1番違和感を感じたのは、関西スチールの社長があそこまで財産隠し(熱帯魚の水槽の砂利の中に貯金通帳を隠すなど)をして、国税局の査察が入ったときに愛人に通帳類を渡して逃走させたのに、その貯金通帳を返してもらわないうちに(愛人は半沢にバイク便で送ってしまっていた)その愛人をはべらせてクラブで飲んでいるところ。それとも、愛人は半沢から通帳を返してもらって、社長に渡したのか?でも、私が社長なら、そんなことがあったのなら、12億が無事か直ぐに確かめて、別のところに移すけどな。国税に目を付けられているんだから、クラブで嬉々として飲んでいる場合じゃないだろう。
それに、預金を隠した銀行からもらったティッシュケース(それも特徴ある銀行のロゴの入った)を自分の車の目立つところに置くかいな。
債権回収って、そんなに簡単にいくもんじゃない!
このドラマは、真面目に考えて見るのではなく、(頭は一切使わずに)楽しんでみるのがいいのかも。
そのうち、ゲーム「半沢直樹」とか、パチンコ台「半沢直樹シリーズ」なんていうのが、登場するのではないか。
私は、「裁量臨店」の回の小木曽人事部次長(緋田康人さん演)のマンガの中から抜け出てきたようなキャラクターには、大いに楽しませてもらいました。
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ところで、サンデーモーニングでは、社会派ワイドショーとしてさすがに自局のドラマを手放しで賞賛してばかりではいかんと思ったのか、学者さんを登場させて半沢直樹現象に対する警鐘を語らせていました。
「オーストリッチ・コンプレックス」というのは、ダチョウが危機に瀕したときに頭を地面につっこんで見ないふりをする動作にたとえて、人間の厳しい現実を見ないふりをしてやりすごそうという心理状態をさす言葉らしい。
確かに人間ってそういう心理が働くことがあるというのは納得。
現実の問題解決には地道な努力が必要なのに、一気にひっくり返す半沢直樹に痛快さを感じ、地道な問題解決の方には眼を向けないようになってしまう、ということらしい。
しかし、そんなに真面目にこの半沢直樹のドラマを見ている人っていないのではないか。
現実とは違う、ということは皆さん重々承知の上で、単にドラマの上での痛快感を楽しんでいるだけじゃないのかなあ・・・。
・・・少なくとも、私は、今後、一切頭を使わずに、このドラマを楽しませてもらおうと思っています。
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