ドラマ「半沢直樹」を見て、いろいろと思い出してしまった。・・・Twitterもどき(7月7日午後11時15分)
きょうは、TBSの銀行員が主人公のテレビドラマ「半沢直樹」を見て、自分の破産管財人のときの体験をいろいろと思い出してしまった。
同じ堺雅人さんが弁護士を演じていた「リーガル・ハイ」の方は(ぶっとんでいたので)楽しめたのに、この「半沢直樹」の方は全然楽しめなかった!
だって、破産した会社の社長さんや、融資や取引開始の審査が甘くて多額の債権をこげつかせてしまった方々の顔が次々と浮かぶんだもの・・・。
国税局まで登場するし・・・。そのうち、警察も出てくるんだろうか。
たまらん!
半沢直樹は、最後のシーンで、「リーガル・ハイ」の古美門弁護士みたいなタンカを切っていたが、現実にはそんな簡単に隠し財産が見つかるものではない。
それに、半沢直樹は銀行員なのに、まるで調査員のようになっている。
これを見て債権者も頑張っているのだから破産管財人も調査員みたいに働けと言われると困るのだが、実際には優秀な調査員の力を借りたいと思ったこともしばしば。しかし、裁判所は、よほどのことがない限り、そんな金を破産財団から出すことを許してはくれないし、そもそも裁判所は早く事件を終了させることの方を重視することが多い(これは破産事件に限らず。但し、裁判官による)。
きっと隠し財産を見つけてめでたし、という痛快なストーリーで、ドラマとしては面白いのだろうけど、私にはちょっと見るのが辛いドラマだなあ・・・。
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