愛知県弁護士会の「適正な司法試験合格者数に関する決議」
愛知県弁護士会のHPに公表されていました。
毎年12月の一括登録時点における弁護士未登録者数は、毎年増加しており、通常の勤務弁護士としての就職ができない層が広がっている。これは、これまで重要なオンザジョブトレーニングとしての機能を果たしてきた勤務弁護士の慣行が一部において崩壊を始めていることを意味している。このような混乱状況の中で国民の基本的人権を守るという重要な使命をになう弁護士の質を維持できるのかという危惧が増大している。また就職さえもままならないことに象徴される弁護士の職業としての魅力の減退は、法曹志願者数の著しい減少につながっている。法科大学院入学のための適性試験の志願者数並びに法科大学院の入学者数は、当初と比較して、毎年大きく減少している。これらの状況は、法曹界に有為かつ多様な人材が集まらなくなってきていることを示しており、このままでは司法が人的側面から空洞化していくことにもなりかねず、今まさに国の将来にとって極めて重大かつ深刻な事態を迎えているといわなければならない。
現在の事態が更に進展することを食い止めるためには、このような状況を座視することはできない。速やかに司法試験合格者数を年間1000人以下に減少させるべきである。
以上のとおり、決議する。
この決議も、皆様のパブコメ作成の資料にして頂きたいものです。
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