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2013年1月23日 (水)

面倒くさい?!ではすまない法科大学院制度。

 あまり書きたくなかったのだが・・・。「中学生の陰口だ」「直接、菊間さんに文句を言え」とコメントして来た方もいるので(でも、菊間千乃さんのブログにはコメント欄がない)。

 私は、別に菊間千乃さんに関心があるわけではないのだが、彼女の法科大学院制度についての発言にはやはり怒りを感じざるを得ない。

 法科大学院について、菊間さんは、

  地方・夜間法科大学院シンポジウム無事終了!! という記事で、

 私の場合は、強制的に授業に出なければならないという環境を作らない限り、仕事を優先し、気づかないうちに勉強がおざなりになっていっただろうなぁと思うので、つくづく「面倒くさい」ロースクールがあってこそでした。

 とりあえずロースクールを卒業して、仕事の合間に勉強を続けて試験を受けるなんて絶対無理だと思っていました。

 と書かれている。

  確かに「強制的に」ロースクールで勉強するという環境をつくらないと勉強できないという方もおられるだろう。ロースクールに行ってそういう環境のつくれる、お金と時間に余裕のある人は、夜間でも昼間でもロースクールに行かれればいいだろう。

 夜間のロースクールだってあっていいと思う。

 ただ、そういうロースクール卒業を司法試験の受験要件にする必要はないだろう。

 お金と時間に余裕があって、ロースクールに行きたい人は行けばいい。

 しかし、ロースクールに行かなくても勉強はできる。

 菊間さんの場合は、行かないと勉強がおざなりになるからという理由で、ロースクールに通われたらしいが、旧司法試験時代には別にロースクールなんて行かなくても、働きながら一生懸命勉強していた人は一杯いた。

 そして、現実には、仕事をしながら、お金のかかるロースクールに通学することができない人もたくさんいるのだ。

 (私のこのブログ記事   ロースクール制こそが「お金持ちしか法律家になれない」原因じゃないの?のゆたかさんのコメントを読んでほしい。)

 菊間さんは、そういう人たちのことをどう思っているのだろうか?

 そういう人たちにとっては、ロースクールというのは、「面倒くさい」から行きたくない、という程度のものではないのだ

 行きたくても行けない人にとっては、弁護士になるための「障害」なのだ!

 私は、このブログ記事のこの箇所を読んだときに怒りを感じたが、「一介の」「しがない」弁護士にすぎない私が書くようなことでもないと思って記事にしなかった。

 でも、同じ気持ちの方々もいることを知り、やっぱり書かねばと思いました。

(他の弁護士等の関連記事)

菊間さんの看過できない思考の断片 (Schulze BLOG

正義を実現するために必要なものって何でしょうね。福岡の家電弁護士 なにわ電気商会

自ら定評のない法科大学院であることを表明する勇気。  (PINE's page

「余裕」が支える法科大学院 (元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記

   ただ、このディスカッションの最後、法科大学院の行く価値ついてどう思うかをふられ、各人が語る場面で、3人のうち1人が、こう語りました。

  「おカネと暇がある方は行った方がいいと思います」

 小さな笑い声とともに、「えっー?」という感じで、会場がどよめきました。まるで、オチのように、法科大学院という存在を評価するうえでの、決定的なテーマが最後の最後に提示されたようにとれました。おカネと暇がない方、要するに余裕がない方には、お薦めできないという反対解釈が、会場をどよめかしたことは間違いなかったのです。

 この「オチ」は、インパクトがある。

 これ、法科大学院に対する「皮肉」だったのでしょうか?とすれば、痛烈です!

 菊間さんの記事では、どんなシンポだったのか内容が全く分からなかったのだが、さすが元「法律新聞」編集長、市民集会の紹介がうまい。

 雰囲気がよく伝わってきました。

 
 

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弁護士」カテゴリの記事

コメント

河野さんが当該記事の冒頭にて紹介されている「市民集会」は、今回菊間さんがコーディネーターをされたシンポジウムとは別のものだと私は受け取っていましたが・・・?

schulzeさんへ
 ・・・のようですね。読み返して、分かりました。
 それで、「市民集会」の紹介 と文章を直しました。
(集会の紹介の文章として、菊間さんの文章よりも分かりやすいという意味。)

 もっとも、これは「皮肉」というより、法科大学院出身の若手弁護士の本音でしょうね。
(私も法科大学院出身の修習生から同じ趣旨のことを聞いたことがあります。)

 法科大学院にいる間は「単位」の問題があるから、本音が言えないという学生が本当にお気の毒です。

 

どうして法科大学院制度を批判なさるのか疑問です。もし行きたくないのなら、予備試験受ければいいだけではないですか。そもそも予備試験に受からないようだったら、旧司法試験にも受かりません。あと、優秀な人は法科大学院に行かないのも事実です。それは予備試験に在学中に受かるから。だから、法科大学院制度を批判するのは、在学中に予備試験に受からない優秀ではない学生と、弁護士が増えたら仕事がなくなる既存の優秀ではない弁護士ではないでしょうか。

上のコメントの方へ

 まず、特定できないので、ハンドルネームでもなんでも名前を付けてくれませんか(これは、このブログで何度もお願いしていることです)。

>もし行きたくないのなら、予備試験受ければいいだけではないですか。

でしたら、予備試験合格と、法科大学院卒業とは、司法試験の受験資格という意味で公平にすべきです。

 今までの司法試験合格率の比較からして、予備試験の合格率はもっと高くすべきです。

>どうして法科大学院制度を批判なさるのか疑問です。

 私のブログ記事を本当に読んでおられるのですか?
 私こそ、どうして法科大学院制度を擁護されるのか疑問です。

 どうせ優秀な人が生き残るのなら、別に法科大学院制度なんてなくっても、司法試験1本でいいんではないですか?
 
 そして、法科大学院が素晴らしい実務教育を提供しているのなら、学生でも、社会人(弁護士も含む)でも、法曹資格取得要件と関係なく皆が入学し、「優秀な」法科大学院は生き残ることでしょう。

(追記)
 もし、法科大学院制度をこのまま残すのであれば、法科大学院卒業者と予備試験合格者の司法試験合格率がほぼ一致するように、予備試験の合格枠を増やすべきです。
 
 法科大学院関係者(日弁連内の法科大学院関係者も含む)は、どうしてこのことに反対ばかりするのでしょうか?
 私は、このことにも大変な怒りを感じています。

   

「何故法科大学院を批判するか」とのことですが、批判すべき理由や事由があれば、批判するのは当たり前のことだと思います。批判を許さない制度や体制というのはあってはならないと思います。

 批判されたことに対する理論的反論をするのならわかります、批判自体すべきでないという主張自体が法科大学院制度を理論的に擁護できないことの証左ではないでしょうか。

 法科大学院にはお金と時間が掛かるその他多種多様な批判がありますが、そもそも「面倒くさい」などといった批判を行った人を私は聞いたことがありません。
 このように、ありもしない批判を作り上げて批判するというのも、理論的反論ができないことの証左でしょう。
 
 

菊間さんのブログで「ロースクールに通ったことも、授業を見たこともない人達の声ばかりが何故大きいのだろう」という部分もあまりにも酷いです。

 例えば、私は旧試験組ですが、法科大学院の授業に1年間出ましたし、法科大学院の教授や出身者とも日々接して話を伺っています。LS出身者自身が公然と批判していることも多いと思います。なのに、どのような根拠を持って「通ったことも、授業を見たこともない」などと言えるのでしょうか。
 
 そもそも体験したことのない人が制度を語るべきでないというのであれば、犯罪を犯さなければ刑事弁護はできなくなりますし、犯罪被害者にならなければ犯罪被害者の支援はできない、離婚を経験しない弁護士が離婚の事件をするべきではないということになります。
 すなわち、体験しない人が携われないというのであれば、弁護士の仕事自体を辞めるべきなのです。

 理論的な思考のできない人が弁護士になっていること自体に法科大学院制度が破綻していることの何よりの証明となっていると思います。
 

cold bamboo さんへ
 「面倒くさい」ロースクールというのは、菊間さん独自の表現だと思います。
 また、「お試し期間として働きながら通える夜間」というのも、そうなのでしょう。
 
 あまり考えて書かれた文章ではないのでしょうが、それにしても、表現として無神経きわまりないと思います。

 そこまでして、ロースクール制をセールスしたいのか、と唖然としました。
 きっと、どなたかに頼まれておられるのでしょうね。

私はローに通ったおかげで合格できたので、ローに行って良かったと思っています。
ただそれは、他学部出身で0から学ぶ必要があったこと、会社員時代の貯えがあり、かつ学費免除で生活費の支出だけで済んだこと、そして運良く一回目で合格できたという条件が重なったからです。
ロー卒業を受験要件にせず、必要性と金銭的余裕のある人だけが通えるようにすればいいと思います。

ロー出身Bさんへ

>ただそれは、他学部出身で0から学ぶ必要があったこと、

 私は、法学部を残すのなら、他学部出身の社会人の法学部入学をもっと認めていいように思うのですが・・・。

 受験生の法学部人気が低下しているということもありますし。
 なにも、ロースクールでなくても、法律の基礎を学ぶ場所として法学部をもっと活用できないかと思います。

管理人様
確かにこれだけ法学部の人気が下がってくると、法学部で法曹養成のための少人数教育もできるようになりそうですね(笑)

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