弁護士になるまでに借金1800万円!
武本夕香子弁護士のブログを読む。
1,800万円もの借金を背負って弁護士をやるっていうのは、相当怖いことだ。私は実感をもって言える。
弁護士を利用する国民にとっても、これは大変不幸なことだと思う。
その借金の大半がロースクール時代のものだ。
私にも、先日、トップクラスのロースクール出身の修習生から話を聞く機会があった。
私が、ロースクール制を廃止しても、すばらしい教育をしているロースクールであれば存続は可能であるし、企業の法務担当者や弁護士などの実務家も講義を受けにいくだろう、と話をしたところ、
その修習生は、
「弁護士になってから受けるほどの講義はないと思う。日弁連の研修も充実しているし。やはりロースクールで学んだことは机上のものだったということが修習生になってみてよく分かった。前期修習は絶対に必要だと思う。」
と言っていた。
また、
「弁護修習で文章を添削してもらうと、とても勉強になる。ロースクールでは、こういう機会はなかった。」「もし2年前に実務に直ちについていたら、今はもっと成長できていたと思う。」
という感想も述べていた。
トップクラスのロースクールでもそんなものか、と私はちょっとびっくりした。
そういうロースクール制のために、国は「補助金」という形で大金(70億円?)をつぎこみ、学生は「奨学金」という多額の借金を背負って法曹としてスタートしなければならない。
しかも、その代償がそんなに役に立たないものであろうとは・・・。
こんな理不尽な制度の存続が許されていいものかと思う。
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1800万円というのはいかにもオーバーな感じがします。
その修習生は,受験生時代バイトの一つもしなかったのでしょうか。よくも無職の人が1500万円も貸してもらえましたね。相続放棄とか仰っている以上,親からの借入れではないんでしょうね。
投稿: zzz | 2012年1月26日 (木) 17時40分