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2011年10月22日 (土)

日本にもスカーペッタのような人が必要なのかも。・・・Twitterもどき(10月22日12時30分)

 早めにお昼をすませて、これから仕事。

 とんでもない方々の仕業のために、増えてしまった仕事だ。報酬をいただけるわけではないが、やらないわけにもいかない。見過ごすのは、社会正義にも反する。

 世の中には、本当に「とんでもない困った」方がいると実感する。自分の行動がいかに人に迷惑をかけるか、なんて全く頭にないのだろう。

 腹は立つが、さっさとやるべきことをやるまでだ。

 弁護士って、結構こういう仕事多いと思う。

                  

 きょうは、このブログの「東電OL殺害事件」についての記事へのアクセスが多い。

 昨日は打ち合わせが遅くまであり、その後も残業していたので、帰宅が遅くなってテレビは見ていなかった。

 どうやら、こんなニュースがあったかららしい。

東京電力女性社員殺害:右胸など付着物DNA型、第三者と一致 高検、鑑定一部開示

 (毎日新聞)

 しかし、この事件では次から次へと新事実が出てくるなあ。どうなっているんだろう。

 無実のゴビンダさんを支える会

 9-14緊急集会報告集 の当日配布資料 を見ると、その経緯が分かる。

 ◆9月2日に検察が持ち出したさらなる未開示証拠
被害者の頚部から採取された微物、胸部等から検出された唾液(血液型O 型)を含む42点のDNA 鑑定を新たに行いたいと言い出した。胸部からB 型が検出されていない点はゴビンダさんのさらなる無罪証拠として証拠申請した(9 月12 日)

 検察は直接真犯人に結びつく可能性のあるこれらの証拠を14 年間隠していたことが判明した。

 とのことである。

 なぜ検察はそのような重要な証拠を開示しなかったのか。マスコミ報道ではその点に触れたものが見つからなかった。

 当時のDNA鑑定では技術的な限界があったため(例えば検体が微量だったため等)に、DNA鑑定がなされなかったのか。

 マスコミはこの点をしっかり追求してほしい。

 今公判中の検察官の証拠改ざん事件と同様、この事件も検察の責任問題に発展しかねないだろう。

                 

 私は、今、パトリシア・コーンウェルの人気シリーズ「検屍官シリーズ」をまた読み始めている。

 一時期、あまり面白くなくなって(主人公の周辺の人間模様ばかりに重点が置かれるようになり、主人公が突然若返ったり、死んだはずの人が生き返ったり不自然になったため)、放り出してしまっていた。

 しかし、やっぱり人気シリーズだけのことはあるし、あのシャーロック・ホームズも滝壺から生き返ったことであるし、こういうシリーズ物にはありがちなマンネリであると思い直し、また読み始めることにした。

 今は昨年出版された「核心」を読み始めたところ。

 前作のあたりから、スカーペッタはしきりとCNNに法病理学の解説者として出演しているようだ。

 あいかわらずDNA鑑定についての記述も多い。

 もし、アメリカでこの東電OL殺害事件のような事件が起きていたらどうだったのだろうか、と思わざるをえない。

 この小説に出てくるような不可解な性犯罪は今や日本でも増えてきている。

 スカーペッタのような法病理学者がテレビ番組に出て解剖や鑑定について国民に分かりやすく説明する必要性は日本でも増えているような気がする。

 スカーペッタであれば、この東電OL殺害事件のDNA鑑定についてどう説明するのか、などと考えてしまった。             

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