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ねこちか2

サイバーキャットと遊べます。猫じゃらしで遊んだり、エサを与えることもできます。

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2011年10月

2011年10月30日 (日)

秋の庭仕事・・・Twitterもどき(10月30日午後6時15分)

 きょうは父の3回忌が近いので、実家に帰った。 

 10月中旬に種をまいて、ポットで育てた後、駐車場の柵のそばに定植したサヤエンドウ。 かなり大きくなっていた。少し 肥料をやった。

 このエンドウ豆の種は、昨年も蒔いた袋の残り。残った種を冷蔵庫の中に保管しておいたもの。2年目でも90パーセント以上発芽した。

 今年の春は、とてもたくさんの実がなって、あちこちにおすそわけして好評だった。来年の春にも期待。

Endou

 こちらは、ウィンターコスモスという花。

 駐車場の脇にたくさん咲いている。

 Kosumosu

 寒さに強く、秋遅くまで咲く。

 かわいい花だが、なかなか丈夫で、暑いうちにものすごく成長し、切っても切っても伸びる。簡単に挿し木で増える。

 切り花にもなり、なかなか重宝する花である。

・・・・きょうは、ガーデニングのほかに、父の遺品の整理をして、少々疲れた。

インターネットというものは。・・・Twitterもどき(10月30日午前5時58分)

 先週末には、ネット検索でとてもありがたい資料を見つけた。

 有料で入手した資料よりも、無料で検索したこの資料の方が役に立ちそう。

 仕事をする上で、インターネットは欠かせない。宝がつまっている。

・・・・・しかし、イヤなもの、気持ちの悪いものも、うっかり見てしまう。

 本当にネットは両刃の剣。

 誰か、あれを何とかして!

 もう私は見ませんから。

2011年10月29日 (土)

ほおっておいてもいいのだろうか。・・・Twitterもどき(10月29日午後7時50分)

 これは、私の本当のつぶやきです・・・。

 この間、つい見てしまったあのブログ。久しぶりに見たら、とんでもなくエスカレートしていた。本当にほおっておいていいのだろうか・・・。

 あまり関わり合いになりたくないが、それでも、このまま放置してマスコミにでも知られたら弁護士業界の恥ではないだろうか・・・。

 (弁護士もここまで多様化しているとは知らなかった。)

 あの方と違って、誰も忠告してくれる人がいない方なのだろうか・・・。

※ 分かった方も絶対にツイッターには書かず、忠告ができそうな方を知っておられたら、直接連絡して頂きたいと思います。

仰天の準備書面

 私も同じような体験をしている。

 代理人としての節度 弁護士(中隆志の法律漫遊記

 よくもまあ、こんなことを準備書面(※)に書くなあ、よくこんな態度を取るなあ、と思ったことがある。

  ※ 準備書面に限らず、ブログもだけど。

 弁護士も逆プラミッド型に人口が増え、指導するベテラン弁護士が相対的に少なくなり、かつ競争の激化で後輩の指導どころではなくなっている。

 かつては、イソ弁の書面をボス弁が見て、おかしなことを書いていればきちんと添削したり、イソ弁が裁判所などでおかしな態度を取れば注意をしただろうが、そういうことができなくなっている。

 加えて、イソ弁経験のない即独弁護士となれば、書面を見てもらうのは司法修習の実務修習のときくらいしかないだろう。

 その実務修習も、きわめて短期間になってしまい、かつ就職活動が忙しくて腰を落ち着けた修習ができないという。 

 これじゃあ、中先生が嘆いておられるようなことが、ますます増えるだろうことは容易に推測できる。 

 全く、こういう書面を見ていると、本当に「ため息」が出る。

 徒弟だ、ギルドだ、と批判されるが、やはり職人のような仕事にはそういう部分も必要ではないかと実感する。

2011年10月28日 (金)

給費制、いよいよ大詰め!

 橘秀徳議員のツィッター

http://twitter.com/#!/touch_tachibana/

司法修習生給費制維持について、前原誠司政調会長に時間をいただき、お話できることになりました。本日午後1時からの衆議院本会議散会(終了)後、辻代議士、相原しの代議士、今野東参議院議員とともに、誠心誠意訴えてきます。
お願いします!
 
 前川清成議員のツィッター
民主党・法務部門会議での多数意見は「給費制の継続、貸与制導入は延期」となり、両論併記ではなく、この結論で政策調査会に報告することになりましたが、法務大臣、副大臣らの反対意見(給費制の継続反対)も併記します。
 結局、両論併記ではなく、給費制継続賛成の多数意見に反対の少数意見を併記した報告書となったようです。
 
中村哲治議員のツィッター
今日は参議院の法務委員会で質問です。法曹養成について聞きます。10時から委員会が始まり有田芳生(よしふ)議員の質問の後、11時くらいからになりそうです。質疑の様子は「参議院インターネット審議中継」から御覧になれます。 http://t.co/wdVSqf3H
 コメントありがとうございました。
 審議中継はまだ見ていないので、これから帰って見ます。
                  libra
 ツィッターのおかげで、最新情報を入手できる。
 しかも、ツィッターをやっているロースクール生や司法修習生や弁護士は、議員の皆様にツィッターで陳情をしているようだ。
 本当に時代は変わったなあ!
 前原誠司政調会長がツィッターをやっていたら、ツィッター陳情が押し寄せて大変なことになっていただろう。
 
 ツィッターをやらない私は、ブログで訴えてみます。
 
 前原会長、お願いします!
 
 司法修習制度は法曹養成の場としてもっと大切にすべきです。今の法曹養成制度のもとでは(短すぎるとはいえ)実務修習は重要です。司法修習生に落ち着いて修習をさせてあげて下さい。
 貸与制によってますます法曹の卵を追いつめるのは、日本の司法の崩壊を早めます。
 英断をお願いします!  
 日本の司法の危機を救って下さい! 

教育は成果主義になじむか?

 ボ2ネタで紹介されていた記事。大阪は、いろいろと大変なことになっているなあ。

 大阪ダブル選:これはどうする/3 教育基本条例案 

 ◇競争促すだけでいいの?--幅広い受け皿必要 

 毎日新聞 2011年10月27日 大阪夕刊

  大阪府内のある府立高校で今月、府議会で審議中の「教育基本条例案」が授業で取り上げられた。「それって、俺らみたいなのはいらんってことか」。3年の男子生徒が声を上げると、関心がなさそうだった生徒にも動揺が広がった。

 条例案は、橋下徹知事(42)が率いる「大阪維新の会」が提案。「世界標準で競争力の高い人材を育てる」を基本理念に掲げ、「3年連続定員割れの高校は統廃合」と定める。

 この高校は、一人親や経済的に厳しい家庭で学力の低い生徒が多い、いわゆる「困難校」だ。遅刻や不登校が多く、授業を落ち着いて聞くことさえ難しい。今春入試では大幅に定員割れした。

 進級できなかったり、家計が厳しかったりして1年もたたずに退学する生徒が少なくない。親も生活に必死で、電話しても連絡が取れないケースが目立つ。それでも教諭らは、少人数授業で一人一人に目を配り、試験前には補習も実施。問題行動があれば根気強く指導してきた。

 1年の時は反抗ばかりしていたが、3年になると真面目に勉強し、就職活動に取り組むようになる生徒もいる。同校の女性教諭(52)は「家庭環境が厳しく勉強が嫌いでも、友達や教師と信頼関係ができるにつれて学校が落ち着ける居場所になっていく」と話す。

 教育の場に、無条件に競争主義、新自由主義を持ち込んでいいのか、考えさせられる記事だ。

 確かに問題のある学校もあるし、やる気のない問題教師もいるだろう。しかし、そんな人ばかりではなく、厳しい環境の中、成績は上がらずとも一生懸命(学力の向上のみではない)真の教育に取り組んでいる教師の方もおられよう。

  橋下氏は08年2月の就任以来、競争主義を基本とする教育改革を進めてきた。今年度から、府立高校の進学校トップ10校を「エリート校」に指定。進学実績やスポーツで全国的に評価されたり、中退率改善などで成果を上げたりした高校には特別に予算を配分する。

 なんか、高校の段階で、「進学校」であることだけを基準に「エリート校」という名称を付するのはイヤな感じがする。

 橋下氏や維新議員らは、競争についていけない子供のための「セーフティーネットはきちんとやる」と強調する。しかし、長年定員割れが続いている府立高校の男性教諭(54)は「複雑な背景を持ち、うちにしか来られない生徒がほとんど。そんな学校をつぶして、どこへ行けというのか」と憤る。

 「競争に落ちこぼれた人たちにはセーフティーネットを完備するから大丈夫」というのは、小泉政権下で竹中平蔵大臣がテレビで連呼していた言葉だ。しかし、その後、セーフティネットは充実したか?格差社会が進行しただけではないのか。

 経済の場面でも強勝劣敗をよしとする新自由主義に対する批判が高まっている今、最も新自由主義が似つかわしくない教育の場面でもこの言葉を再び聞くとは思わなかった。

              typhoon

 大阪の人には悪いが、この人に国政の場に出てきて頂きたくないというのが私の本音だ(「大阪国」内にとどまっていてほしい)。

 若くて元気がいいのはいいが、ちょっと思慮の足りないところがあるのではないか。

 ※ 橋下氏には、「早春スケッチブック」(脚本山田太一氏)でも見てほしい。

   「早春スケッチブック」(テレビドラマ)の話(追記あり)参照)

   ちょっとは考えが変わるかも。

 国の基幹をになうことに拙速な改革が危険であることは、教育も、司法も同じだ。

(参考)給費制の決起集会・パレード・院内集会(弁護士武本夕香子・最新情報詳細)

 院内集会で印象に残った国会議員の発言としては、「司法改革が失敗だったことは、もう明らかではないか。」「いきなり出てくる議論には気をつけなければならない。TPPもそうだが、何の前触れもなく突然出てくる議論は間違っていることが多い。」等との発言でした。

 「いきなり出てくる議論には気をつけなければならない。TPPもそうだが、何の前触れもなく突然出てくる議論は間違っていることが多い。」

・・・・・中央でも地方でも、政治家には先々を見通す力が必要だと思う。楽観しない用心深さも必要だ。

 司法改革もそうだが、教育のような極めて繊細な配慮の必要な分野では、一旦間違った方向に突っ走ってしまうと修正が難しく多くの悲劇を生んでしまう。

 そういえば、法科大学院(日本版ロースクール)もそうだなあ。

(追記)

 上記毎日新聞の記事によれば、大阪府の教育基本条例案は、

「教育への民意の反映」を目的とし、知事が教育目標を設定し、達成しない教育委員は罷免

 ええーっ!

 ということは、橋下氏が大阪府知事のままだったら橋下氏が「教育目標を設定」するところだったわけ?

 大丈夫か、大阪shock

2011年10月27日 (木)

ある日の法廷と裁判員制度

 先日の朝の民事の法廷で、やはり傍聴席で順番待ちしていたときのこと。

 被告席の若い代理人の弁護士が裁判所から次回期日の予定日を打診され、

 「裁判員裁判がありますので、1週間ばかり余裕をもって頂きたい。」

というようなことを述べていた。

 裁判員裁判で被告人の弁護人となっているため、集中的にその準備をしなければならないので、次回期日は先にしてほしいということである。

 原告代理人の弁護士も裁判官も、「それは大変だ。分かりました。」とばかり(と、見ていた私が思ったということですが)に、あっさり次回弁論期日をかなり先に入れていた。

・・・・・弁護士強制制度を導入しようという(表向きの)目的は、どうやら「裁判の迅速化」ということらしい。確かに昨日書いたような本人訴訟が1件あると、ご本人の事件も待たされる代理人らの他の事件も遅れるからなあ。

 しかし、「裁判員制度」も、現実に民事の裁判の迅速の妨げになっているんじゃないの?

  裁判員裁判を引き受けている(自ら積極的に引き受けているとは限らない)弁護士の他の事件はみな遅れていると思うけど。

 こっちは放置ですか?

              libra           

 この「ある日の法廷」はシリーズ化しようと思っています(といっても、不定期だし、いつ途中で終わるかわからないんですがcoldsweats01)。軽めの体験記事となりますので、ご了承下さい。

 なにしろ公開の法廷で見聞したことですので、守秘義務がないだけ気楽なのです。

2011年10月26日 (水)

ある日の法廷と弁護士強制主義

 昨日は、10時に1件地方裁判所の訴訟事件が入っていて、法廷に行った。

 といっても、既に期日外で和解ができている事件だったので、原告席にいるのは1分も必要ないような事件であった。そこで、直ぐに事務所に戻って次の仕事をする予定であった。

 法廷の前に貼られている期日予定表をみると、10時に3件、10時30分に3件ほど事件が入っていた。

 私の事件は予め裁判所とも打ち合わせがすんでいるので、1分とかからないことは裁判所にも分かっている。だから、10時から10時30分の間に3件弁論が入っていても、裁判所としては十分余裕のあるタイムスケジュールだっただろう。

 ところが、私の前に本人訴訟(原告が弁護士をつけていない事件)があった。傍聴席で聞いていると、原告本人の方は裁判官に一生懸命説明をしている。若い裁判官も、一生懸命説明をし、原告本人の説明も一生懸命聞いている。

 事件自体は比較的単純な部類で、弁護士が代理人についていれば、おそらく弁論は5分とかからないで終了していたであろう。

 しかし、原告本人の方は事前におそらく弁護士にも司法書士にも相談しておられないようで、裁判官がいくら説明しても、裁判手続や事件の解決の方法(要件事実の立証や和解条項など)がなかなか理解できない様子。素人なのだから仕方がないのだが、裁判官に示していた書証(事前に写しが提出されていなかったのでその場で原本を提示)の内容では、このままでは請求棄却の判決となりかねないという状況なのが傍聴席からも分かった。

 こういう事態に陥ったとき、かつてはたいていの裁判官が「弁護士に相談に行って下さい。で、次回期日は・・・・」と打ち切っていたが、この若い裁判官は原告本人を救済しようとたいそう頑張って説明している(まるで弁護士が依頼人に説明するかのよう)。原告本人の方も何とかしてもらいたいと、この親切な裁判官に対して被告との人間関係など要件事実とは全然関係のないことをとうとうと語り出す。話がちっともかみ合わない。困る裁判官(見ている方としてはちょっと笑えた。弁護士の大変さがちょっとは分かってもらえたかなあ)。

 私は「裁判官、えらいなあ。粘るなあ。」と思いつつも、被告(第1回で欠席)との関係でみると、ちょっと中立性に反しないか、原告に肩入れしすぎではないか、とはらはらした。

 そうこうしているうちに、10時から始まったこの原告の弁論は10時40分になっても収拾がつかない(原告本人も裁判官もしゃべりづめ)という事態になってしまった。私の次の仕事の時間もせまっている。法廷には10時と10時30分の弁論の予定の弁護士らが続々とやってきて傍聴席に座って待っている。書記官や事務官も唖然としていて、書記官がそろそろじれてきた私に「すいません。」とあやまりに来てくれる。私も「こういうのは弁論準備でやるべきでしょ。」と皮肉の一つも言ってしまう。

 結局、10時45分位にようやく終了し、私は原告席でそそくさと30秒で弁論を終了し(次に待っている弁護士がたくさんいるため)、事務所に戻った。

                  libra

 この裁判官の方は、「国民に開かれた司法」「国民に対する司法サービスの充実」を実現しているとはいえるだろう。おそらく、裁判官に対する国民の厳しい眼を気にしての行動だろう。(かつては、本人訴訟に極めて冷淡な裁判官もいたからなあ。)

 でも、これでいいのか・・・。

 こんなことをやっていては、裁判所の仕事は停滞してしまうだろうに。待たされている代理人や本人たちの都合を無視していいわけでもない。それに、出席していない被告との関係では、ここまでやるのはちょっと中立性にも反しているのではないかとも思った。

 この原告本人の方の話を聞いていると、事前に弁護士に30分程度相談していれば、解決できそうなことばかりだった。どうしてそうしなかったのはよく分からないが。

 もし、こういうことまで国民に対するサービスとして裁判官がやらなければならないのであれば、裁判官はもっと増員されるべきだし、期日の入れ方も30分間に1件程度にすべきである。それに対して、弁護士はその分必要がなくなって増員の必要もなくなるだろう。

 但し、裁判官は高給取りだ。裁判官を増やせば、国民の税金負担は増加する。

                 libra

 最近、日弁連の理事会では地方裁判所の事件について「弁護士強制主義」の導入が検討されているということだ。つまり、今は、上記の原告本人のように弁護士をつけなくても当事者本人が裁判をすることができるが、それを弁護士をつけなければできなくしよう、というのが弁護士強制主義だ。

 この弁護士強制主義の導入が持ち出されたことは何度もあったが(どこからかは知らない。おそらく裁判所は望むところだろう)、日弁連は反対してきたという歴史がある。

 しかし、今回は、弁護士の需要拡大のため(つまり、弁護士の仕事を作り出すため)、弁護士強制主義の導入も肯定しようというのが、どうやら今の日弁連の理事会の大勢のようなのだ(反対意見は殆ど出なかったそうだ)。

 先日、委員会でこの情報を聞いた委員たちは喧々囂々。 私もびっくり仰天。日弁連、本気か!と思った。

 地方裁判所に弁護士強制主義が導入されれば、前記のような若い裁判官の苦労はなくなるだろう。だから、おそらく裁判所は全面的に賛成にまわるだろう。

 本人訴訟に対応する裁判官の労力が減る分、裁判官の増員はしなくてもよくなりその分国民の税金負担も減るかもしれない(しかし訴訟事件が減少傾向にある今、もともと裁判官の増員は期待できないだろうから、逆に裁判官の減員がない限り、実質的には国民の税金負担は変わらないだろう)。

 しかし、当事者となる国民は弁護士をつけなければ裁判ができなくなるから、弁護士費用がかかることになる。前記の原告本人のような「自分で裁判をやりたい。」という強い意志を持つ方にはマイナスだ。

 そして、弁護士にとっても、昨日私が記事で書いたような「大変な方たち」から依頼があったとき、断りにくくなる。その方たちにも裁判をする権利はあるからだ。断れば社会問題にもなりかねない。

 マスコミによって弁護士の「受任義務」が声高く主張されるようになるかもしれない。

 そうなれば、やむなく受任した弁護士と依頼人との間のトラブルも増えるだろう。

 そして、今は弁護士が「大変な方たち」からの依頼を断ることによって救済されていた相手方の国民も、「大変な方たち」の訴えた裁判に付き合わされることになりかねない。

  弁護士の需要拡大のために導入するという目的自体にも問題がある。そんなことであれば、弁護士を需要に見合った供給にすればいいだけのことだ。その方が国民の税金負担も減る。

 本当に、弁護士強制主義の導入が今の日本にとってよいことなのか。

 弁護士強制主義の導入は、弁護士だけの問題ではない。

 今後の議論にぜひ注目して頂きたい。

2011年10月25日 (火)

昨夜の民主党法務部門会議は大変だったようだ。

 司法修習生の給費制維持か貸与制移行かについて、昨夜は民主党の法務部門会議が開かれ、大議論となったようだ。

 橘秀徳議員のTwitter http://twitter.com/#!/touch_tachibana を見ると、状況がよく分かる。 

本日の法務部門会議で、給費制廃止、貸与制への移行に賛成意見を述べた議員は僅かに2名。圧倒的多数が給費制の維持に賛成意見を述べた。
 座長は、この法務部門会議の状況を客観性をもって、座長が報告書を政策調査会に提出することになった。大きな声が飛び交う会議となった。仮に多数の議員が賛成する案が採用されず、霞が関が主導する少数意見が採用されるなら、もはや民主主義にあらず。その様なことにならない様、最後まで戦いたい。
 しかし、結局、こういうことになってしまったようだ。

 「給費制」存廃、前原氏に一任=民主 (時事ドットコム)

 前原氏は、民主党の法務部門会議の圧倒的多数の意見を重視して頂きたい。

 それが政治主導をモットーとする民主党のあるべき姿だろう。

弁護士のアウトリーチの危険性は無視されるべきではないと思う。

 先頃のNHKのクローズアップ現代でアウトリーチの弁護士が紹介されていた。

私の記事:クローズアップ現代「弁護士を目指したけれど…~揺れる司法制度改革~」を見て 参照

 この方は、実は都市型公設事務所の弁護士(あるいは撮影時期によっては法テラスのスタッフ弁護士)で、しかも法科大学院卒業生ではない旧司法試験合格者だったらしい。

 それを番組では、新法曹養成制度によってこんな立派な弁護士が登場しましたよ、やっぱり法科大学院制度は市民にとってはよい制度だ、などと錯覚してしまうような構成になっていた。

 そして、通常どんな仕事でも自宅に来てもらえば「出張費」というものが請求されるのに(私はこの夏クーラーが故障してしまったので急遽修理に来てもらったが、しっかり出張費を払いました)、弁護士の場合はそんなものなしでも奉仕すべきである、とばかりの取り上げ方であった。

 都市型公設事務所や法テラスのスタッフ弁護士だからこそ採算無視の仕事もできる、ということが全く捨象されていた。                

 説明の時間が足りなかったということもあろうが、ちょっとNHKの看板番組としてはこれはお粗末というべきであろう。

                  libra 

 ところで、この「アウトリーチ」弁護士については、こんなことがあった。

 愛知県弁護士会で法曹養成・法曹人口問題についての総務省のヒアリングがあったとき、参加した弁護士の多くが「供給に見合うだけの弁護士の需要がない」と繰り返し述べたことに対し、元法科大学院教員でバリバリの法科大学院擁護派のある弁護士が「いや、最近はアウトリーチという方法によって需要拡大に成功している例もある。」などと反論をされていた。

 私は、それを聞いて「オヤオヤ」と思ったものだ。

 最近の弁護士増員の根拠は、「弁護士には国際的な場面で活躍できる場がたくさんある。国際競争に勝つためにはもっと弁護士を増やすべき。」という「国際競争論」が主流と思っていたのだが。

 参考:国際競争力を高めるためには弁護士の増員が必要?弁護士武本夕香子・最新情報詳細

 今度はアウトリーチですか。

 そして、案の定、鈴木修一氏(法科大学院修了生就職支援サイト「ジュリナビ」事務局代表)がコメンテータをされたクローズアップ現代でこのアウトリーチの弁護士が取り上げられ、鈴木修一氏が賞賛していたので、「やっぱりな」と納得がいったのだ。

 今、ロースクールは弁護士の将来に不安を抱いている入学希望者や学生たちに、このようなアウトリーチに取り組めば需要はまだまだある、どんどん外に出れば需要を掘り起こすことができる、などと安易に勧めているのではないか。

 もしそうなら、そのようなことを勧めるロースクールに怒りを感じる。

                  libra

 初対面の相談者の自宅を弁護士がたった一人で訪ねるということには、危険が伴うことを忘れてはならない。

 いかに教育を受け訓練を受けていたとしても、何が起きるか分からないという覚悟は必要であり、その対処法を予め頭に入れておく必要があると思う。

 これは、弁護士が男性であろうと女性であろうと言えることである。

法律事務所の窓辺から 納得できない“弁護士ドラマ”  愛知県弁護士会HPより

私の過去の記事:女性弁護士 参照

 特に若い女性弁護士にはお勧めできない。自宅に呼ばれた出張モデルが殺害された事件を忘れてはいけない。

 どうしても自宅訪問の必要があるのであれば、弁護士2人か(それだと採算が合うかどうかは分からないが)、自治体の担当職員と一緒に訪問すべきだと思う。

 警察官だって2人1組で行動するではないか。医師だって往診のときには看護師と一緒ではないか。

 アウトリーチを賞賛する番組で、このような危険を取り上げたものは一度も見たことがない。

 「相手の生活圏に入る」ということには危険が伴うことは心理学でも教えているはずだ。

 ロースクール関係者がそれを無視して弁護士の需要拡大の方策として、安易に「アウトリーチ!アウトリーチ!」と言っていることに対して、私は憤りを感じる。

                    libra   

 私が今読んでいる「検屍官シリーズ」(パトリシア・コーンウェル著)にはパーソナリティ障害者、パラノイア、そしてサイコパスと呼ばれる大変危険な人たちが一杯出てくる。法病理学者であり検屍官でもある主人公やその夫である法精神医学者、友人の女性検察官も逆恨みにあい、大変な自己防衛を強いられている。

 小説とはいえ、現代のアメリカ社会にはこのような危険な人たちやそのような人たちと対峙する職業の人たちがいるのは事実だろう。

 教育や訓練を受けている彼らにとっても対応は大変であり、その心構えや対応策はなかなか参考になる(※)。

 ※ 例えば、随分昔のことであるが、私の自宅に毎朝無言電話がかかってきたことがある。そのとき、スカーペッタが逆恨みされて無言電話に悩まされたときに「おはようございます、○○さん」と対応したら、それ以降電話がかかってこなかったという箇所を読んで、私も早速実践してみた。誰からかかってきた無言電話か、どうして私の自宅の電話番号を知っているのか、心当たりがあったので、「おはようございます、○○さん」と皮肉を込めて言ってみたら、以後無言電話がかかってくることはなくなった。

 こういう大変な方たちにどうしても付き合わざるをえない職業を選択した以上、仕方のない宿命ともいえるが、その苦労は並大抵のものではない。

 ただ、そのかわり、検屍官シリーズに出てくる主人公らは代償として高額な報酬を得ており、管理人がいるマンションに住んで警備にもしっかり金をかけることができる。

 日本でも社会の複雑化や格差社会の進行のせいか、こういう危険な方たちは近年増加していると思う。

 それに対して、日本の弁護士はどうなのか。

 (そもそも、そのような人たちに対応する本格的な教育や訓練を受けている弁護士はごく僅かだろう。そして、事務所や自宅の警備にしっかり金をかけることのできる弁護士もごく僅かだろう。その結果、殺人事件や傷害事件の被害者となった弁護士が少なからず存在することはご存じのとおりである。)

 私は弁護士会の法律相談でそういう方々に遭遇したことは何度もある。直ぐにそれと分かる人と一緒に狭い相談室に入るとき、弁護士会の若い女性職員から、こっそり「先生は本当にお気の毒だと思います。」と慰められたこともある。また、とある公的相談所の窓口の女性が本当に疲れ切った顔で「もうこの仕事やめたいんです。大変な人が多くって。」とため息をついているのを聞いたこともある。

 そういう大変な方たちは、たいてい警察の相談窓口も訪れていて、警察官は「それは民事だから弁護士に相談に行きなさい。」とさっさと追い払うのである。しかし、よく聞いてみると(相談者の話が本当ならば)刑事事件とされるべきものも多い。警察官はそういう方たちに病院を紹介すると怖いので弁護士に相談に行くようにとアドバイスすることが多いのである。

 (最近では、相談室に警報ブザーが設置されているところもあるが、私は全相談室に設置を義務づけてもらいたいと思っている。日本でもブザーくらい設置してもらってもいいのではないか。)

 もし、弁護士が一人でアウトリーチをしている最中にこういう方たちに出会ってしまったら、一体どうするのか。

 そういう相談などやったこともないようなロースクールの学者や弁護士の教官が、安易に「需要拡大にはアウトリーチを!」などと言っているのをみると、私は無性に腹が立つのである。

2011年10月22日 (土)

日本にもスカーペッタのような人が必要なのかも。・・・Twitterもどき(10月22日12時30分)

 早めにお昼をすませて、これから仕事。

 とんでもない方々の仕業のために、増えてしまった仕事だ。報酬をいただけるわけではないが、やらないわけにもいかない。見過ごすのは、社会正義にも反する。

 世の中には、本当に「とんでもない困った」方がいると実感する。自分の行動がいかに人に迷惑をかけるか、なんて全く頭にないのだろう。

 腹は立つが、さっさとやるべきことをやるまでだ。

 弁護士って、結構こういう仕事多いと思う。

                  thunder

 きょうは、このブログの「東電OL殺害事件」についての記事へのアクセスが多い。

 昨日は打ち合わせが遅くまであり、その後も残業していたので、帰宅が遅くなってテレビは見ていなかった。

 どうやら、こんなニュースがあったかららしい。

東京電力女性社員殺害:右胸など付着物DNA型、第三者と一致 高検、鑑定一部開示

 (毎日新聞)

 しかし、この事件では次から次へと新事実が出てくるなあ。どうなっているんだろう。

 無実のゴビンダさんを支える会

 9-14緊急集会報告集 の当日配布資料 を見ると、その経緯が分かる。

 ◆9月2日に検察が持ち出したさらなる未開示証拠
被害者の頚部から採取された微物、胸部等から検出された唾液(血液型O 型)を含む42点のDNA 鑑定を新たに行いたいと言い出した。胸部からB 型が検出されていない点はゴビンダさんのさらなる無罪証拠として証拠申請した(9 月12 日)

 検察は直接真犯人に結びつく可能性のあるこれらの証拠を14 年間隠していたことが判明した。

 とのことである。

 なぜ検察はそのような重要な証拠を開示しなかったのか。マスコミ報道ではその点に触れたものが見つからなかった。

 当時のDNA鑑定では技術的な限界があったため(例えば検体が微量だったため等)に、DNA鑑定がなされなかったのか。

 マスコミはこの点をしっかり追求してほしい。

 今公判中の検察官の証拠改ざん事件と同様、この事件も検察の責任問題に発展しかねないだろう。

                 thunder

 私は、今、パトリシア・コーンウェルの人気シリーズ「検屍官シリーズ」をまた読み始めている。

 一時期、あまり面白くなくなって(主人公の周辺の人間模様ばかりに重点が置かれるようになり、主人公が突然若返ったり、死んだはずの人が生き返ったり不自然になったため)、放り出してしまっていた。

 しかし、やっぱり人気シリーズだけのことはあるし、あのシャーロック・ホームズも滝壺から生き返ったことであるし、こういうシリーズ物にはありがちなマンネリであると思い直し、また読み始めることにした。

 今は昨年出版された「核心」を読み始めたところ。

 前作のあたりから、スカーペッタはしきりとCNNに法病理学の解説者として出演しているようだ。

 あいかわらずDNA鑑定についての記述も多い。

 もし、アメリカでこの東電OL殺害事件のような事件が起きていたらどうだったのだろうか、と思わざるをえない。

 この小説に出てくるような不可解な性犯罪は今や日本でも増えてきている。

 スカーペッタのような法病理学者がテレビ番組に出て解剖や鑑定について国民に分かりやすく説明する必要性は日本でも増えているような気がする。

 スカーペッタであれば、この東電OL殺害事件のDNA鑑定についてどう説明するのか、などと考えてしまった。             

貸与制に暫定的に移行?

貸与制「暫定」確認へ 司法修習生給与で民主 (産経ニュース)

   2011.10.21 14:09

 民主党の法務部門会議は21日、司法修習生の給与を国が支払う「給費制」が10月末に終了するのを受けた11月以降の対応を、法務省政務三役を含む部門会議幹部が最終判断する方針を確認した。

 政府は返済義務のある「貸与制」に完全移行するための関連法案を臨時国会に提出する予定だが、給費制存続を求める党側に配慮し、法案の付則に「貸与制は暫定措置」と明記する方向で最終調整している。

 この記事だけではよく分からないのだが、どうやら「貸与制」に移行はするものの、貸与制は「暫定的」なものにとどめる、ということで民主党内で調整がはかられているようだ。

 こちらは、民主党法務部門会議に参加された橘秀徳議員のツィッター  

  http://twitter.com/#!/touch_tachibana

 どうも結論持ち越しのようなのだが・・・。

 橘議員はブログでは、このように書かれている。

 http://ameblo.jp/tachibana-hidenori/entry-11054796820.html

文部科学省の政策ミスは明白です。
失敗の責任を誰も取らず、
修習生にしわ寄せだけさせるのは駄目です。

三権の一角を占め、弁護士になっても
国民の権利を守る法曹をどう養成するかは、
国家国民の一大事です。

 全くそのとおり。橘議員は、ロースクール制に対しても大変厳しいご意見をお持ちのようである。

 ロースクール制の失敗のつけを、司法修習生の給費制の廃止にまわすというのは、どう考えてもおかしい。更なる法曹養成の失敗をまねくだけだろう。

             libra

 一方、法務大臣は、こんなご意見のようだ。

http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00212.html

 (法務省HP 10月11日 法務大臣閣議後記者会見の概要) 

 法務省の方針としては,先ほどお話がありましたように法曹の養成に関するフォーラムでの取りまとめ結果を最大限尊重するという立場で部門会議の了解を得るべく作業を進めているところでありますけど,かなり意見が割れておりまして,収束させるには少し時間がかかるのかなと思っております。今週にも集中的な議論をしようではないかというような予定も組まれていますので,その議論の経過等も見ながら進めていかなくてはならないと思います。

http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00215.html

  (法務省HP 10月21日 法務大臣閣議後記者会見の概要) 

 部門会議が行われたことは承知をしておりますけれども,詳しい部門会議の模様についてはまだ報告を受けておりません。前にも申し上げましたように,法務省としては,法曹の養成に関するフォーラムでの取りまとめという経緯がございますので,その結果を最大限に尊重して,党内における議論を踏まえて,所要の法案を提出していきたいと考えている状況であります。      

 大臣のご意見というよりも「法務省の方針」は、「法曹の養成に関するフォーラムでの取りまとめ結果を最大限尊重するという立場」のようである。

 これは期待できないな。 

              libra

 ところで、日弁連はどうしているかというと・・・。

 昨日夕方、事務所にFAXされてきた「日弁連速報 給費制号外N0.5」(編集責任者 日本弁護士連合会事務総長 海渡雄一)なるものを見ると、

 貸与制移行は法曹志望者に対するマイナスのメッセージ!

  現在、法科大学院の入学志望者数(法科大学院適性試験の志望者数)は当初の約4万人から約8000人と5分の1に減少し、その質の低下も指摘される等、新しい法曹養成制度は危機的状況にあります。法曹志望者減少の要因は司法試験の合格率の低迷、司法試験合格後の就職状況及び法科大学院の高額な学費負担です。このような法曹養成制度全体の問題点を議論することなく、給費制を廃止して貸与制を実施することは、法曹志望者をますます減少させ、経済的理由により法曹になることを断念する事態を広範に生じさせることは明らかです。 

 という記載があった。

 これを読んで、アレッと思った。

 日弁連は、こういうことを会員にFAXするんでなく、マスコミや国民に向けてはっきり主張したらどうなのか。

 法曹志望者減少の要因は司法試験の合格率の低迷、司法試験合格後の就職状況及び法科大学院の高額な学費負担です。

 というのは、日弁連執行部の公式見解とみていいんでしょうか?

 今まで、貸与制のみが「お金持ちしか弁護士になれない」原因のように言っていましたが、「法科大学院の高額な学費負担」が原因であることを、日弁連も認めたということでいいのですね。

 なお、上記3つの法曹志望者減少の要因のうち、「司法試験の合格率の低迷」は理由にならないと思う。合格率3%の時代であっても、司法試験受験者は減少しなかったのだから。

 結局、法曹志望者減少の原因は、「法科大学院の高額な学費負担」(+法科大学院卒業が司法試験受験資格となっていることによって司法試験を受験できるまでに要する時間が長くなり、その間の生活資金も必要となる)というハイコストに見合うだけの、ハイリターンがない(「司法試験合格後の就職状況」の悪化、弁護士の生涯所得や社会的地位の低下)につきると思う。

 日弁連執行部がこれを素直に認めたのであれば、一歩前進なのだが。

 (しかし、日弁連「法曹養成検討会議」の委員のみなさんは、素直にこれを認めておられるのだろうか?)

 民主党の橘議員も前川清成議員も、そして民主党の法曹養成制度検討PTも、法科大学院制度の問題点を強く訴えておられる。

 そして、法曹養成制度検討PTは「法曹養成制度全体の議論の結論を見るまでは給費制を存続させるべき」としている。

 前川議員のHP 

 法曹養成制度検討プロジェクトチーム中間とりまとめ(メモ) 参照

 日弁連も給費制維持が難しくなって、ようやく「法科大学院制度」を見直す気になったのなら一歩前進なのだが・・・。

 号外は、

 このような法曹養成制度全体の問題点を議論することなく、給費制を廃止して貸与制を実施することは、法曹志望者をますます減少させ、経済的理由により法曹になることを断念する事態を広範に生じさせることは明らかです。 

 としているが、日弁連も「法曹養成制度全体の問題点を議論」しているのか?!と言いたい。

 議論しているのはどうやら日弁連の「法曹養成検討会議」というところらしいが、それなら、同会議の委員の氏名、発言内容の分かる詳細な議事録を会員に公開し、全会員の議論の資料とすべきでしょう。

 日弁連がこの号外で批判をしている「法曹養成フォーラム」ですら、委員の氏名、発言をかなり詳細に記載した議事録を公表しているのだから。

2011年10月19日 (水)

本当の埋蔵金はどこにある?(その3)

なぜか政府がメスを入れない司法修習生の”埋蔵金”問題

(週間朝日 2011年10月21日号配信掲載) 2011年10月14日(金)配信

の中で、週間朝日の記者は、

10月5日朝、この給費金について議論された民主党の法務部門会議は大荒れとなったのである。

 出席者の座席には“座長私案”なるペーパーが置かれ、「司法修習生に対する給費制の維持を強く求める」と逆の結論が書かれていた。

 この私案を片手に、弁護士出身の給費制維持派の議員らが「研修中の生活費が自己負担では余裕のある人しか法曹を目指せない」と騒ぎ始めたという。

と述べている。

 この「法務部門会議」について書かれた議員の方のブログを探していたら、ありました。

   司法修習生の給費制は維持すべき

    (衆議院議員橘秀徳オフィシャルブログ

 この方は、別に弁護士出身ではないですね。

かつて野党時代に批判した審議会形式
-有識者を委員に事務実務を官僚が仕切る-
をとるフォーラム。
今回の仕切りは財務省、文科省です。
私が会議で発言したのは、
このようなフォーラムでの決定が優先されれば、
全国民の代表、唯一の立法機関である国会がいらんということになる。
財務省だけいれば良いということに納得出来ない!
ということです。

 確かに・・・。

 先日、経済産業省を退職した古賀茂明氏が原発関連でワイドショーに出ていて、

 「有識者会議というのは、はじめに結論ありきで役人が有識者を選び、議長も選ぶ。そして、目立つ反対者を少数参加させて一見バランスが取れているようにみせかけるが、結局多数決では賛成者多数により当初の予定どおりの結論にもっていく」

というようなことを言っておられた。なるほどなあ、と思った。

 法曹養成フォーラムもそうではないのか!?

  財務省と官僚といえば、最近こんな記事が出ていた。

5回を超える天下りをし生涯収入8~10億円の官僚も存在する

 2011年10月19日(水)7時0分配信 NEWSポストセブン

 日本には、無駄な「独立行政法人」や「公益法人」が一杯あるのではないのか?そこに血税が無駄に導入されているのではないか?民主党の公約であった事業仕分けはどうなったのか?

 天下りはちっとも減っていないのではないのか?

 「公務員改革」は一体どうなったのだろうか?

 おかしな司法改革ばかり、緻密な検討をすることなくドンドン進めたくせに。

 そして、こんな犠牲者もたくさん生んでいるというのに。

  読者からのメール弁護士武本夕香子・最新情報

 この天下りの記事を読むと腹が立って眠れなくなりそう・・・。

三権の一角をどんな人材が担うのか、
法曹養成の在り方は本当に重要で、
ただ削ることだけをやってはならない。
金持ち家庭からしか裁判官が生まれない日本を選択したくない。

政策ミスを棚にあげ、削ることだけを行なうのは、絶対に許せません。

 という橘議員のご意見はもっともだ。

 削るべきところは、もっと他にあるでしょう!

     (まだまだ続きます。ちょっと時間はかかりますが。)

2011年10月18日 (火)

本当の埋蔵金はどこにある?(その2)

 行政官僚の待遇について、最近こんなニュース記事があった。

 財務省 復興増税で3LDK月4万円の105億円豪華官舎着工

(NEWSポストセブン 2011.09.22 07:00)

 実質的にはこれらの公務員住宅は「復興増税」で建てられる。野田政権は「復興財源のために国有財産を売却し、足りない分は増税で賄う」と説明しているからだ。古い官舎の国有地を売却するだけなら、売却費用は復興に回せる。しかし、復興に回すはずのそのカネを自分たちの新宿舎の建設費にあて、復興資金のほうは増税で賄おうというのだから詐欺まがいである。

 野田政権は公務員住宅建設を批判されると、「一部に被災者を入居させてもいい」と言い出した。国民のカネで自分たちの家を建てようというのに、その高飛車ぶりは何なのか。

 いまだ被災地では仮設住宅の供給さえ滞ったまま、ひと足早い秋風が身に染みる季節を迎えている。

 東京湾岸の官舎 3LDK家賃4万3610円で周辺の6分の1

(2011年10月17日(月)7時0分配信 NEWSポストセブン)

 野田首相の朝霞住宅視察でクローズアップされた「格安豪華官舎」は全国にある。朝霞住宅の建設は「5年間凍結」されたものの、現在、官舎は約22万戸あり、国家公務員全体の4割が入居できる。

 周知のように家賃は格安。東京ウォーターフロントに総事業費140億円をかけて建設(今年1月入居開始)された地上36階建ての「公務員宿舎東雲住宅」(900戸)は、大型ショッピングセンターや保育所を併設し、隣には合同庁舎も建設される職住接近の理想的な環境だが、家賃は65平方メートルの3LDKで月額4万3610円。周辺地区の民間のタワーマンションの家賃相場は同規模の広さで約25万円前後だから、6分の1以下である。

 これが、どれだけの差を生むか。民間企業の場合、住宅手当(月額)は平均約1万6000円(中央労働委員会調べ)で、自己負担は23万4000円。対する役人の東雲住宅の家賃は4万3610円だから、月額19万円あまりの差がつく。年間なら約228万円浮くのである。

 これは役人の実質的な給与補填にあたる。

 行政官僚はすごい待遇だなあ!

 これじゃ、優秀な法学部卒業生は、行政官僚をめざした方がいいわ。

 ロースクールの入学者が激減しているのも分かる。

 裁判官、検察官、弁護士の卵である司法修習生は貸与制になれば1年間無給で修習に専念しなければならないし、実務修習地はどこにとばされるか分からない。実務修習先の住居費も自前である。

 貸与制になった場合の司法修習生の負担を上手にまとめられたこちらをご参照下さい。

 新65期司法修習予定者必読!『貸与制とは何か』

  (明日の法曹を育てよう!! ~司法修習生給費制維持活動ブログ~

 司法には行政の監視という機能もあるのだ。

 しかし、司法より行政を優遇するというのが、今の日本の傾向のようだ。

  司法修習生の貸与制は、司法修習生だけの問題ではなく、日本の司法の脆弱化にもつながる制度だと思う。

2011年10月16日 (日)

本当の埋蔵金はどこにある?(その1)

なぜか政府がメスを入れない司法修習生の”埋蔵金”問題

週刊朝日 2011年10月21日号配信掲載) 2011年10月14日(金)配信

 やっぱり、「朝日」だからだろうか。随分、司法修習生、弁護士、弁護士会に対する「悪意」を感じる記事だ。

 検察幹部はため息交じりに言う。

「給費制の存続を声高に求める日弁連(日本弁護士連合会)の入れ知恵でしょう。この期に及んでまだ、“給費金”という特権を弁護士だけが離そうとしない。われわれ公僕(検察、裁判官)はこの財政難では到底、無理と諦めました」

 この検察幹部とは誰のことか?特定してもらいたいものだ。

 最高裁は、昨年、給費制維持に対して反対の立場にまわった。

  その理由については、「ひとりごと」さんが詳細に分析されている。

 なぜ最高裁は司法修習の給費制維持に反対したのか(1)

 なぜ最高裁は司法修習の給費制維持に反対したのか(2)

ここまで考えれば結論は見えてくる。最高裁が二度にわたって日弁連に対して給費制維持を批判する趣旨の「質問事項」を送付したり,マスコミや政治家に働きかけてまで給費制の維持に強く反対したのは,貸与制を前提に,任官者については貸与資金の返還を免除することによって,任官者を弁護士になる者と比べて相対的に優遇し,もって優秀な修習生を任官へと誘引し,ひいては裁判所・裁判官の地位向上を図ることにあるというのが筆者の推測である。日弁連は給費制が廃止されると富裕層しか法曹になれなくなり,優秀な人材が法曹界に来なくなると主張したが,最高裁は貸与制の導入を前提に,任官者については貸与資金の返還を免除することによって,優秀な人材を特に都会の大手法律事務所から裁判所に取り戻そうとしているのである。最高裁は,給費制廃止・貸与制施行を,優秀な任官者の確保,さらには裁判所・裁判官の地位向上のための手段として活用しようと考えたのだ。

 なぜ最高裁は司法修習の給費制維持に反対したのか(番外編1)

 なぜ最高裁は司法修習の給費制維持に反対したのか(番外編2)

以上の見解をまとめてみよう。経済界や労働団体等の既存の「司法」に対する批判が「司法改革」に繋がり,司法制度改革審議会の場において,従来の法曹養成制度についてもその存続を巡って議論の対象になった。最高裁は当初から給費制廃止を支持していたわけではなかったが,法科大学院制度の導入を始めとする法曹養成制度の変革という政治の圧力に直面して,キャリアシステムを維持すべく,その前提として任官者を選抜するのに重要な司法修習制度を存続させるために,貸与制及び任官者に対する免除と引換えに給費制の廃止を決意した。一方で,当時から優秀な修習生が都会の大手法律事務所に流出することに危機感を抱いていた最高裁は,貸与制を契機に任官者と弁護士との間に貸与資金の返還の免除の有無という点で「格差」を設けることによって裁判官のステータスを高め,もって優秀な修習生の「エリート意識」に訴え,優秀な法曹志望者を都会の大手法律事務所から裁判所に取り戻そうとした。

「ひとりごと」さんの推理では、最高裁が貸与制移行に賛成する理由は、

1 大手渉外事務所による優秀な司法修習生の「青田買い」に対向する手段として、給費制が廃止されて貸与制に移行しても裁判官には貸与金の返還を免除するなどの優遇措置が取られることをもって、優秀な修習生を任官へ誘引し、裁判官のステータスの向上をもはかる

2 貸与制及び任官者に対する貸与金返還の免除と引換えに、任官者を選抜するのに重要な司法修習制度を存続させる

ということらしい。

 このほかにも、司法修習生の給費制が維持されると、最高裁に配分される他の予算(特に裁判官の給与にまわされる予算)が削減されるおそれがあること、なども理由に考えられるだろう。

 この推理が正しいかどうかは、最高裁の幹部の方にでも聞かないと分からないが、とにかく最高裁は司法修習生の給費制維持に反対している。

 検察庁の見解は不明だが、最高裁と同様の見解である可能性も高い。

 週間朝日の記者に対して上記検察幹部は、

この期に及んでまだ、“給費金”という特権を弁護士だけが離そうとしない。われわれ公僕(検察、裁判官)はこの財政難では到底、無理と諦めました。

 と述べたそうだが、

 司法修習生は、弁護士の卵だけではなく、裁判官や検察官の卵でもある。

 それを、弁護士だけの「特権」のようにいうのはあまりに狭量ではないか。

 むしろ、給費制維持に反対する本当の理由が上記のようなものであれば、裁判官の卵や検察官の卵に対して、最高裁や上記検察幹部は随分と冷たいのではないか。

 それとも、貸与制に移行しても、裁判官や検察官になれば貸与金の返還が免除されるから自分たちの後輩には関係ないと思っているのだろうか。

       (つづく)

2011年10月14日 (金)

週間朝日の例の記事が早速ネット配信されていた。

なぜか政府がメスを入れない司法修習生の”埋蔵金”問題

  (週刊朝日 2011年10月21日号配信掲載) 2011年10月14日(金)配信

仕事があるので、感想は後ほど。

 ひと言。

 「法科大学院に対する補助金」という埋蔵金のことは、どうして書かないのか?!

2011年10月13日 (木)

愛知県弁護士会主催の弁護士人口問題市民シンポジウム

 ポスターが出来ていました。なかなか立派です。

弁護士人口問題市民シンポジウム
「弁護士大増員の光と影
    ~市民にとって頼りがいのある弁護士とは~」

 11月12日(土) 15:00~18:00

 会場 栄ガスホール

(名古屋市中区栄三丁目15番地33栄ガスビル5階)

  参加無料 事前申込不要
  定員:先着150名

http://www.aiben.jp/page/frombars/topics2/564zouinsympo.html

 ザ・ニュースペーパーのコントはどんなものになるのか、ちょっと楽しみ。

 パネリストもなかなかのメンバーです。どんなディスカッションとなるのでしょう。

 

2011年10月12日 (水)

静かな秋を楽しみたい。・・・Twitterもどき(10月12日12時50分)

 今回の騒動で、私は、当分知らない弁護士のブログやツィッターを読まないことに決めました。

 ギョッとするのはもうたくさんですから・・・。

 問題提起はしましたので、どなたかえらい方に対策を取って頂きたいです。

 これからも、こういうことは増えると思いますから・・・。

 私は、この秋は、仕事、読書、ガーデニングなどに打ち込むことに決めました。

 ブログはマイペースで続けます。

(追記)

 ですから、コメント欄に他の弁護士のHPやブログのアドレスを書き込むことはやめて下さいね。

2011年10月11日 (火)

さすが「法曹界ウォッチャー」

 騒動をご存じなのね。

失われつつある修養の機会と時間元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記

 ご意見に全面的に賛成です。

 どこの世界にも「机上」では学べないものがありますからね。

 法曹の卵はもっとじっくり大切に育てられるべきだと思う。

 ところが、司法修習の実務修習期間は短縮され、それも修習生の就職活動のために実質的にはさらに短縮されてしまっている。そして、指導担当弁護士もじっくり修習生の面倒をみる余裕がなくなってきている。

 指導担当弁護士は、かつては実績や人望などで選ばれていた名誉職であったのに、今や希望者が激減し、あまりふさわしいとはいえない方も選任されているらしい。修習生からもしっかり面倒をみてもらえないという不満が出ているという。

 河野真樹氏の語っておられるような先輩記者と後輩記者との関係は、今や弁護士間では築くのが難しい状況になってしまっている。

 しかも、これからはどんどん即独弁護士が増えて、OJTの機会を得られない弁護士が増えるのだ。

 今回の件の即独弁護士の方はよい指導担当弁護士に恵まれたようだが、必ずしもそうではないケースもあるだろう。

 ツィッターなどによる忠告では届かないこともある。「自分たちをつぶすためだ」などと怒っていた自称若手弁護士の書き込みもあったが、これには言いしれぬむなしさを感じた。

 ・・・・・こんな弁護士業界に誰がした、と言いたい。

2011年10月10日 (月)

弁護士会はネット監視のメーリングリストでも作ってくれないか。

 ツイッターは危険すぎる。情報の拡散力にはものすごいものがあるが・・・。

 休日だというのに、たった1日で指導担当弁護士に到達するのだから。

 こうもこうも酷い内容のブログが続くと、法曹の信用にもかかわるだろう。

 弁護士会の給費制維持運動にもマイナスに働くだろう。

               libra

 今までも、ご存じの方もおられると思うが、私は「公開されるべきではない内容」をうっかりブログ等に書かれた方に対して直接ないしは間接に連絡を取って、意見を述べさせて頂いたことがある。いらぬお節介かもしれないが、それで事が大きくならなかったということもある。

 自分もうっかり筆をすべらせてしまったら、誰かに注意してもらいたい、という気持ちがあったからだ。

 しかし、こういうことを個人でやるのは疲れる。

 今回はそれで、ああいう方法を取らせて頂いたのだ。

 今回のことでも、私はご本人に直接連絡を取ろうかと迷ったが、写真やブログ記事の内容を見ると怖ろしいし、赤の他人の弁護士の意見など聞いてもらえそうにもないと思ったので、ああいう方法を取った。

 休日だったので、「つて」を探すのが困難だったということもある。

 私のブログの読者には法曹関係者が多いので、あのように書けばブログを特定しなくてもいずれ知人のどなたかが忠告して下さると思ったのだ。

 (ところが、時遅し、知ってか知らずか、某有名法曹ブログに問題のブログが紹介されてしまった。)

              libra

 弁護士会の広報委員会は、こういうことに備えてメーリングリストでも構築して頂けないか。

 ツイッターは危険すぎる。

 これからは、こういうことが増えそうな気がする。

 ご本人たちに問題があったことはもちろんだが、やはり背景事情というものがあるだろう。

 あの司法試験合格者の方は、スタートラインから多額の借金を背負っている上に更に貸与制に移行することで不満が溜まっていたのだし、即独弁護士の人だってOJTの機会を与えられず相当無理をしているのだろう。

 弁護士会の中にはこうなってしまったことに対して責任のある人たちが一杯いる。

 これ以上、弁護士の信用失墜とならないように、しかるべき対策を取って頂きたい。

 メーリングリスト内で情報を得たら、しかるべき方が注意をする。その注意に従うか従わないかはその人の自由だ。表現の自由を侵害することにはならないだろう。

 もちろん、このメーリングリストには落合洋司弁護士にもご参加頂いたらどうだろう。

2011年10月 9日 (日)

ある新人弁護士さんのブログ記事を読んでショックを受けました。(追記あり)

 午前中は少し仕事をし、たまっていた家事をやっていたのですが、一息ついてある新人弁護士(即独弁護士)さんのブログを読んだところ、大変ショックを受けました(ショックというよりも恐怖に近い感情です)。

 怖いので、紹介はしません。

  お読みになった方で、誰かこの方に注意できる方がおられたら、あのようなことを記事にされない方がいいと注意してあげてほしい。

 修習時代の指導担当弁護士の方はどうしているのだろう?

 私は、これまでそれほど弁護士のOJT(オンザジョブトレーニング)の必要性を強く感じてはいなかったのですが、法律実務以外の部分でもこのOJTは必要だということを実感しました。

 ただ、OJTを実際に担当する弁護士は大変だとは思う・・・。

(追記)

 まだ訂正も削除もされていない・・・。なのに・・・。

 本当に怖いので(たぶん、女性は特に怖いと思います)、特定はしたくありませんが、最近有名になった方です。

  しかるべき方がきちんと忠告してあげるべきです。

 ツイッターや2チャンネルなどでさらすのではなく、ちゃんと先輩なり友人なり、修習担当の弁護士なりが、直接話をすべきだと思います。

(追記その2)

  大変なことになってしまった・・・。

  落合弁護士は本当に厳しい。

  ただ、既に有名になってしまっていた方だから、早晩ブログも知られていただろう。

  早く対処してほしい。

  これは弁護士全体の信用にかかわる問題だ。

  もし、この方が即独ではなく、先輩弁護士に囲まれていたら、こんなことにならなかった気もするのだが・・・。

(追記その3)

 指導担当弁護士の方が気づかれたようだ。

 ちょっと、遅かったけれど、しかるべき対処をなされたようです。

 ただなあ・・・。魚拓も取られてしまっているようだし・・・。タイミングも悪かったし・・・。

 旧司とか新司とかの問題ではなく、やはり司法修習は2年位にして、実務修習には時間をしっかり取った方がいいと思う。そうすれば、指導担当の裁判官、検察官、弁護士との接触も深まり、身近でその仕事の姿勢をもっと実感できるのではないか。 

 あの司法試験合格者のブログといい、この新人弁護士のブログといい、国民が見たらどう思うのか。怖ろしいことだ。

2011年10月 8日 (土)

長い1週間だった。・・・Twitterもどき(10月8日午前11時10分)

 今週は公私ともにいろいろな出来事があり、本当に長い1週間だった。

 法曹養成制度についても、あの司法試験合格者のブログや他の弁護士の反応、NHKのクローズアップ現代、総務省のアンケート調査などで、考えさせられることが多かった。

 医療過誤の仕事を通じて、医療過誤の被害者に容赦なく押し寄せてくる「残酷な現実」を目の当たりにし、大変ショックを受けた。

 大事な書面の提出期限も迫っていたので、起案に四苦八苦もした(これはいつものことだけど)。

 マンションの配管工事で事務所を半日ほど休まざるをえず、その工事が2時間も遅れたため仕事の予定に間に合わなくなりそうになったので、工事の監督の人に、「そちらも納期があるように、私にも納期があるんです!」と思わず怒鳴ってしまった。

 どうやら、元請けからもともと無理な日程を組まされていたらしく、気の毒なことだった。

 なんとか配管工事も終了したのだが、配管にはいろいろな予期せぬ問題が見つかったため、これから理事会で協議しなければならない。

 公私ともにこれから年末にかけて転機を迎えるので、やらなければならないことが満載である。

 1日1日、1時間1時間、1分1分が大切だ。

 そして、あの司法試験合格者の方のブログを教訓として、日々謙虚に、日々勉強を、心がけたいと思う。

2011年10月 7日 (金)

総務省の「法曹人口の拡大及び法曹養成制度の改革に関する意識調査」に回答した。・・・Twitterもどき(10月7日午後6時)

 総務省行政評価局の実施する「法曹人口の拡大及び法曹養成制度の改革に関する意識調査」へのご協力のお願いが届き、小一時間かかってネット上でアンケートに回答した。

 こういう回答用IDが郵送されてきて、ネットで回答を入力するというアンケートははじめて。

 目が疲れた。

 パソコンをやらない人はどうするのだろう。

 こんなに時間がかかったのは、質問の回答の選択肢が法科大学院制度を維持する方向のものばかりで、私のように法科大学院制度の廃止を求める人間は、結局「その他のご意見」という欄に文章をたくさん入力しなければならなかったため。

 もうちょっと質問と回答の選択肢を工夫してほしかった。質問もちょっとまわりくどいし。

 しかし、少しでもお役に立てればいいと思い、一生懸命回答しました。

 

2011年10月 6日 (木)

大人しくしなくてもいいとは思いますが・・・。(追記あり)

 表現には気をつけた方がいいでしょうね。

  とりあえずおとなしくしますか。くだらないくだらない。

 だそうです。

  (この記事のコメント欄も興味深い。)

           libra        

  ちょっと、杉村太蔵氏を思い出した。

  あの人も最初の頃は面白かった。「僕の料亭日記」でも書いてほしかったのに・・・。

  教育係がついてから大人しくなってしまって、面白くなくなってしまった。

(追記)

 ついに、この方はブログを閉鎖してしまったようだ。

 最後のエントリは、どうしてあんな記事を書いてしまったのか、貸与制によってまた借金が増えるのだし借金というマイナスから出発せざるをえない以上確実に収入を得られる途を選ばざるをえないという心情が書かれていて、多くの方に読んでもらいたかったのに。

 この最後のエントリだけでも残しておいてほしかった。

 法曹の卵をこういう競争に追い立てて借金からスタートせざるをえないという余裕のない状況に追い込んだのは一体誰なのか。

 コメント欄では、彼を批判するツイッターの中には司法改革を推進してきた人たちもいることを暴露したものもあった。

 確かに、あの記事はまずかったが、法曹の卵をこんな余裕のない状況に追い込んだ人たちはもっと悪い。

 最後に「しがないブログ」をこんなに攻撃する必要もないのになどと、精一杯の皮肉を書き、他に議論すべきもっと大きな課題があるでしょうと書いていたのは、とても印象に残った。

クローズアップ現代「弁護士を目指したけれど…~揺れる司法制度改革~」を見て

NHKクローズアップ現代「弁護士を目指したけれど…~揺れる司法制度改革~」

は録画しておいたものを、今ようやく見た。

 コメンテータが誰かが分かった時点で、期待はしていなかったのだが・・・。

 なんとまあ、中途半端この上ない!

 制作者もそのことは十分承知のことだろう。

 このテーマを30分という時間でまとめようというのが土台無理なのに、国谷キャスターがせき込んでますます時間がなくなるはめに・・・。

 結局、この番組で私の一番印象に残ったのは、この国谷キャスターがせき込んだシーンだったわgawk。ホントに、大丈夫か、このまま咳が止まらなかったらどうしよう(私も同じ経験があるので)と思いました!あれは大変スリリングなシーンだったcoldsweats02

               libra 

この番組の総括は、こちら

 クローズアップ現代見ましたSchulze BLOG

 が上手になされているので、私は、ちょっと別の観点から感想を。

 前半は、修習生の就職難を取り上げ、即独弁護士を紹介し、「時給800円のパート弁護士募集」もあったという衝撃的な内容を紹介しておきながら、その後のフォローは全くなし。

 後半は、もっぱらロースクールの宣伝番組。

 これは、相当ロースクール側のプッシュがあったものと推測する。

 そして、極めつけは、あの「弁護士バー」と「福祉系出張相談」(私にはこの2つがどうしてドッキングするのか今も謎)で有名となった外岡潤弁護士を彷彿とさせる、もと福祉系の公務員だった太田晃弘弁護士の登場。

 インターネットで投資被害にあったらしい男性の自宅を訪ね借金の相談に乗り、酒の空瓶を見て「身体に悪いから酒を慎むように」と忠告(ちょっと、それは福祉課の人の仕事だろう。どうして福祉課の人が訪ねて行ってそれをやらないの?)。

 被害にあった男性は特に足腰が不自由でもなさそうだから、弁護士の事務所にだって行けそうなのに。福祉課との連携って、弁護士が福祉課の仕事もするっていうことなの?そりゃ、福祉課は労力が減って喜ぶでしょう。

 要はこういう献身的な弁護士も生み出したロースクールって素晴らしい!ということらしい。

 でも、ちょっと待って!あまのじゃくな私はまたいつもの癖が・・・。

            libra

 この人の事務所経費と生活費を併せれば少なくとも月50万円~100万円は必要だろう。都会だったり扶養家族がいればもっと必要だ。報酬基準が低い法テラス案件ばかりだと受任件数を増やさないとやっていけない。だから必然的に忙しくなる。

 それに、投資被害について本気で裁判をする(ホントに回収できるのかなあ?)つもりなら、調査をしたり訴状を書いたりしなければならないから、ますます時間が必要だ。だから、出張訪問している余裕があったら、早く書面を作成して裁判所に提出した方がこの人の救済になる。

 今は電話やメールもあるので、事情を聞くのは訪問しなくても可能なことが多い。

 生活のフォローの方は福祉課の人にお願いして連携を取りつつ、早く法的手段を取るべくきちんとした書面を作成することに力を注いだ方がいい。

 コメンテーターの鈴木修一氏(法科大学院修了生就職支援サイト「ジュリナビ」事務局代表)は、これがロースクールの成果だと自慢気であったが、法テラスの報酬基準などご存じのことだろうか?

 この太田晃弘弁護士の現実の生活状況などを紹介していないのも不誠実。外岡潤弁護士を紹介した番組では外岡弁護士の生活状況をきちんと紹介していた(かなりプライベートな部分まで)ので、その分誠実だった。

 ・・・で、ちょっと調べてみたら、この方はどうやら都市型公設事務所所属の弁護士らしい。なるほど。

 都市型公設事務所の場合、その開設費用を弁護士会が出し、赤字になっても弁護士会が貸付等によって援助するのだ。

 (だから、都市型公設事務所の場合、たとえ赤字になっても、所属の弁護士が生活に困るということはない。)

 もちろん、弁護士会が援助するといっても、弁護士会の1番の収入源は会員が払う会費であるから他の弁護士が援助するということである。つまり、四苦八苦しながら必死で稼いでいる弁護士(その中には即独弁護士もノキ弁もいる)が自腹を切って都市型公設事務所の弁護士を支えているのである。

(この都市型公設事務所については、私はいろいろと因縁があるので書きたいことが山ほどあるのだが、疲れそうなので今度にします。)

 この番組では、そんなこと、全く説明しなかった。

 いくらなんでも、不誠実でしょう。

過去の私の関連記事:

NHKのMission「介護トラブルからお年寄りを救う」を見た(追記あり)。

2011年10月 5日 (水)

きょうは大勢の前で泣いてしまった。・・・Twitterもどき(10月5日午後7時50分)

 きょうは、不覚にも20人くらい(一体なぜ20人もいる必要があったのかもよく分からないが)の人の前で泣いて、大きな声で怒鳴ってしまった。

 でも全然後悔してはいない。

 もし、どうしてか分かる方がこのブログを見ておられたら、次の一文を読んで下さい。

              libra

 15年以上前にある麻酔医の先生から聞いた話。

 ある外国で、結婚が間近にせまった若い男性が病気になり、急遽病院で手術を受けることになった。

 その男性は美しい婚約者との結婚を心待ちにしていたという。

 ところが、手術のとき麻酔医が食道挿管に気づかず(その病院はカプノメータを装着していなかった)、結局その男性の意識は戻らず、低酸素脳症のため寝たきりとなってしまった。

 婚約者はショックで去ってしまった。

 しかし、病院は終生その男性を大切にし、研修医がやってくると必ずその男性のところに連れて行き、どうしてそうなってしまったのかを説明したという。            

 ・・・・・この話は、今も心に焼き付いている。

2011年10月 4日 (火)

ある渉外系弁護士とある元法務部長さんの感想

 私の これがロースクールの教育理念の成果か?! にアクセスがあまりに多いので(きょうは3,500位のアクセス数だった)、どこにリンクされているのかと思い、リンク元データを見たら、

 リンク先の一つに

 ある新司法試験合格者のブログについて

   新米邁進!(とある新米企業法務弁護士による独り言ブログ)

 というブログが見つかった(経由のアクセス数はそれほど多くはないが)。

 なかなか気配りのきいた冷静な文章を書かれる方だなあと思い、ご紹介しようと思っていたら、落合弁護士に先を越された!私と同じことをされたのだろう。

 コメント欄の元法務部長さんのコメントも具体的で説得力のある内容だ。渉外弁護士も大変厳しい状況下にあるということがよく分かった。

 渉外弁護士に現実に求められているものというのは、コメント欄の元法務部長さんのおっしゃるとおりなのだろう。

 あっ、ブログ主さんが丁重なコメントのお礼をされている。さすがの気配り!(私はちょっと見習わないとcoldsweats02。)

 確かにこのブログ主さんは、あの渉外事務所に内定した司法試験合格者さん(以下「Aさん」といいます)とは、かなり人間性に違いがあるようだ。

 ただ、

 また、法科大学院制度が悪いといった論調もあるようですが、そもそもこの合格者はブログを見る限り200番台後半での合格のようですので旧制度の下でも受かっていたわけですし、またこの合格者はロースクールはものすごく嫌だったというような事を書いていますので、あまり法科大学院制度は関係無く、この人個人の考え方の問題なのではないかと思います。

 は、ちょっと違うと思う。

 あれはAさん固有の考えではないでしょう。

 どこからかの「刷り込み」があったとしか思えない(その点は、私は落合弁護士と同じ意見だ)。それに、そういう考え(刑事弁護なんか自分たちには関係ない、司法修習は廃止になってもいい等)の渉外弁護士がいるということは、Aさんのブログが話題になる前から、弁護士間の噂で聞いていた。

 だから、むしろやっぱりな、Aさんは正直だな、と思ったのだ。

 それから、ロースクールにも責任がない、とは思えない。

 そもそも、あの具体的には何を教育するのかよく分からない「法曹の人格向上」を教育理念としてロースクールは設立されたのだ。そして、受験勉強に偏らない「点からプロセス重視」による教育をめざしたのではないのか!

 旧司法試験のもとではそのような教育の場がなかったから問題のある法曹がいた、だから人格向上教育をプロセスとして行えるロースクールが必要だ、ということだったのではないのか!

 ロースクールでは、法曹倫理も、刑事弁護人の仕事の重要性も検察官の仕事の重要性も教えていなかったのか!

 このAさんのブログ記事とコメント欄の記載を読むと、礼儀を知らないとか、未熟だからとか、若いからとか、そういうレベルの問題ではないように思う。

 確かにこのAさんのような人は旧司法試験下でも生まれていたかもしれない。しかし、それを是正するために、佐藤幸治氏らが「ロースクール必要論」をぶって、政治家を説得したのだ。

 それでも司法修習が2年間あったときは、実務修習でいろいろな刑事弁護人の仕事や検察官の仕事を間近でじっくり(それでも時間が足りない位だったが)見ることもできた。だから、最初はAさんたちのような偏見を持っていても、是正される可能性があった。実際の司法の現場を見て体験することで、自らの世間知らずを思い知り、成長する機会も与えられていた。

 それが、今や実務修習に時間などかけられず、ちょっと素通りするようなものだ。そんな短い時間で、どうして本当のことが分かるのか。

 (今や、刑事弁護人や検察官との懇談会(飲み会)に参加するのにも、修習生はお金のことを心配しなければならないようだ。貸与制になると飲み会には参加できないとアンケートに書いた修習生のことを攻撃された人がいたが、そういう飲み会で出る先輩たちの本音というのは大変貴重な財産となることもあるのだ。将来を決めるきっかけになることもあるかもしれない。それをそんなに目くじらを立てて責めるようなことなのか。)

 法科大学院協会は貸与制にも司法修習の短縮にも賛成している。そのうち、司法修習など必要ないと言い出すかもしれない。

 それなら、ご立派な教育理念を実現し、司法修習に送り込む前にAさんのような考え方を是正すべきだろう。

 ・・・法科大学院については知れば知るほど怒りが増してくる。きょうは、このへんにしておきます。

昨日の記事についてもっと弁護士的観点から深めたいが。・・・Twitterもどき(10月4日午前6時30分)

 昨日の記事には、随分とアクセスがあった。

 あれは、納税者の一人としての私の率直な感想だ。

 ただし、弁護士としての感想と意見は、また別。

 「渉外弁護士」だからといって(今の制度下では)「弁護士」になるのだから、修習期間中に民事訴訟も刑事訴訟も勉強しておく必要があると思う。

 だいたい一生涯「渉外弁護士」でいられる保障など、今の時代、どこにもないのだ。

 名古屋にも「もと渉外弁護士」という普通の弁護士はたくさんおられる。その方々は、民事訴訟も刑事訴訟もやっておられるだろう。

 しかし、あのブログ(司法修習生のブログと書いてしまったが、これから司法修習生になる司法試験合格者のブログに訂正します)は面白かった。

 あれはホンネだと思う。こういう司法試験合格者のホンネというのは、ぜひ多くの方に読んで頂きたいと思って、私のブログに引用させてもらった。ご本人も、これを書いたのは、多くの人に読んでもらいたかったからだろう。

                libra

 ロースクールの教育理念はすばらしいが、しょせんは「画に描いた餅」。しょせんは「きれいごと」。

 これが現実。

 こういうふうに内心思っている渉外弁護士志望の司法試験合格者や司法修習生は一杯いるだろうし、これから貸与制になればますます増えるだろう(ブログに書く人がいないだけ)。

 法曹養成制度を根本的に見直す必要があるのは誰の眼から見ても明らかだろう。ロースクール関係者だって、司法研修所の教官だって、内心はそう思っているはずだ。

 私も、もっと弁護士的観点から、この方のブログ記事の内容についての意見を深めたいが、当分その時間は作れそうもない。法曹養成制度については、こうしたらどうかという意見はいろいろあるのですが。

 今はしめきり間近の準備書面の作成が優先。陳述書、証拠説明書、証人申請書の作成などなど、裁判には山のような書類の提出が必要なのだ。期日間が1ケ月くらいあっても、すぐに次の期日が来てしまう。

 儲からないのに手間ばかりかかる民事訴訟も刑事訴訟もやってられっか、というこの司法試験合格者の気持ち、分からないでもないなあdespair

 仕事が山を越したら、ボツボツと法曹養成制度についての記事も書きたいと思う。

 それに、「砂の器」の感想もなぜか中途半端なまま「赤と黒」の感想に移ってしまったし・・・。 

  そういえば、この人もジュリアン・ソレルみたいなところがあるなあ。上昇志向が強そうだし。年頃も同じだ。ただ、ジュリアン・ソレルが持っている弱者に同情したり高尚なものに感動する感受性のようなものは感じられないが。           

               libra         

 この司法試験合格者の方のブログは、弁護士間で大変話題になっているらしく、皆さんいろいろな意見を述べられている。 

 ある司法試験合格者のブログに対する法クラの反応(魚拓付き)(togetter)

 落合先生を激怒させた、ある新試合格者のブログSchulze BLOG

 そもそも、そういう人材も含めて「多様な人材」と呼んできたのではないですか。
弁護士も競争をやれと。競争によって淘汰が起き、サービスの質が上がるんだと。資格を取ったら自由競争が待ってるんだぞと。
 そう言われ続ければ、刑事裁判には興味を持たず、修習にも興味を持てず、ただひたすら渉外事務所での高額な報酬を目指すロー生や修習生が出現するのは当たり前のことではないですか。
 どうして彼らを非難できましょう。

 本当にそうだ。

 私もこの司法試験合格者個人を(好きではないが)非難する気にはなれない。

 むしろ、よくホンネを書いてくれたと思う。よい問題提起をしてくれたと思う。

 日経新聞などが声高く主張していた弁護士の自由競争とはそういうことではないのか。いくら公益性があっても金にならない事件などやっていたら、競争に負ける。儲かる「渉外」と「知財」(本当にそんなに儲かるものかは知らないが)にしぼって競争する、というこの人を責めることはできない。

 これが司法審がめざした司法改革の真の成果なのだろう。

2011年10月 3日 (月)

これがロースクールの教育理念の成果か?!

 落合洋司弁護士のツイッターを読んで知ったのだが、こんな司法修習生のブログ記事があって、落合弁護士の怒りが爆発しているようだ。

 司法修習制度に対する批判 (HIROの平成23年度司法試験合格までの軌跡

ただ、司法修習に向けて勉強は一切していません。

どーせ刑事訴訟なんてやらないし、民事訴訟も知財しかやらないだろうし・・・。

ただで1年も拘束されて、生涯年収を減らされて、司法修習制度はマジで渉外弁護士にとっては懐疑的な制度としか言いようがない。

 読んでびっくりした!これはひどい!

 渉外弁護士志望の修習生って、みんなこうなの?

 「渉外弁護士であらずば、弁護士にあらず」か・・・。

法科大学院の教育理念

  •   「法の支配」の直接の担い手であり,「国民の社会生活上の医師」としての法曹に必要とされる専門的資質・能力の習得と,かけがえのない人生を生きる人々の喜びや悲しみに対して深く共感しうる豊かな人間性の涵養,向上を図る。

法科大学院の設置基準等について(答申) (文部科学省 中央教育審議会)より

 は、一体どこにいったのだろう。

 私は、まずそれを思った。

                libra

 確かに、こういう人に、国費かけて司法修習させてやる必要ないわ、と国民が考えても無理からぬなあと思った。

 それよりも、まず、ロースクールに国が補助金を出してまで、こういう人に司法試験の受験資格を与える必要もないだろう。

 こういう人には、採用する渉外事務所が金を出して、「渉外事務担当資格」という特別の資格を与えればいいでしょう。

追記:

 こんなことも書いてあったらしい!(こちらはコメント欄の記載でした。つまり同じような考え方の司法試験合格者が複数いるということ!)

 http://twitter.com/#!/yjochi/status/120512275315556352(落合弁護士のツイッターより)

 こういう方の検察や刑事弁護の教官って、大変だろうなあ。

 教える気なくなっちゃうよ。

 やっぱり、採用する渉外事務所が、養成から実務教育まで全部面倒を見てね、と言いたくなってしまうわ。そして、一生涯、渉外事務所から出さないでほしい。

 最近は、渉外事務所も首切りが激しくて、留学から帰ったら席がなかったという噂話も聞くが、養成費用まで全部持つのならなかなか首切りもできないだろう・・・。

 こういう方が、渉外弁護士→マチ弁 になってもらったら、国民もいい迷惑だ。

※ この記事は、弁護士の視点というよりも納税者である国民の視点から書いてしまいました。

2011年10月 1日 (土)

準備書面の起案中・・・Twitterもどき(10月1日午前8時40分)

 医療過誤事件の準備書面を起案中。

 自分の担当箇所はほぼ仕上げたが、これから相代理人の担当箇所を検討しなければならない。

(もうちょっと早く原稿を出してほしかったなあ・・・。)

 カルテや文献、訴訟記録が膨大で、その山の中に埋まって仕事をしている。書証のファイルが重くて、持ち上げると手首が痛い。

・・・・・しかし、きょうは、マンションの配管工事があり、職人さんたちが出入りするので、自宅を空けることができない。自宅で仕事をするしかないのだ。

 それにしても配管工事は大変。キッチンや洗面所の床やら壁やらをめくって、古い配管を取り出さなければならないので職人さんたちも大変だ。住人も台所の食器や洗面所の物入れの中のものを出したり入れたりしなければならない。

 古いマンションって、みんな、こんな面倒なことしているのだろうか?

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