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2011年7月28日 (木)

東電OL殺害事件の暗い闇

 東電OL殺害事件について新事実が明らかになったのを知ったのは、原発事故関連でこの記事を読んでしばらくのことだった。

 『東電OL殺人事件』著者 表題の“東電”外すよう工作された(NEWSポストセブン)

 私は、佐野眞一氏の「東電OL殺人事件」を読んだことはないが、当時話題になっていたことは覚えている。

 確かに、東電にとっては、この事件は「世間に早く忘れ去ってもらいたい」事件であっただろう。こういう工作がなされたとしても不思議はない。

 被害者が東電のエリートOLであり、かつ夜は街娼というもう一つの顔を持っていたため、当時は大変センセーショナルな報道がなされていた。事件や犯人よりも、被害者のプライペートに関心が集まり、佐野氏のようなノンフィクション作家だけでなく小説家もこの事件にインスピレーションを感じる方が多かったようだ。

 私は、自分が依頼を受けている生の事件の方で忙しくしており、この事件は他の弁護士が扱っている遠い事件という感覚しかなく(弁護士は得てしてこういう感覚に陥ることが多いように思う)、あまり関心を持って報道を追っていなかった。

 しかし、弁護人が冤罪を訴えていることは知っていた。

 無実のゴビンダさんを支える会 には、事件の経緯や判決文などが掲載されている。

             libra

 私がこの事件に興味を覚えるのは、被害者のプライバシーではなく、裁判所の事実認定のあり方だ。

 被害者がどういう人だったかは、もはや故人となってしまった以上、誰にも分からないだろう。

 ノンフィクション作家や小説家がいくら想像力を働かせても、それが真実だったかは誰にも分からない。結局、ノンフィクション作家や小説家の「頭の中」にだけ存在する被害者でしかない。それに、被害者自身もどうして自分がああいう行動を取っていたのか、分かっていなかった可能性もある。

  だから、本当は、被害者の人間性の追求よりも、事件そのものや裁判の行方を冷静に監視する方が大事だったのだ。

 しかし、マスコミはあまりそこには注目していなかったのではないか。 

 最近発表されたこの記事の内容には、驚いた。

 東電OL殺人事件 15年目の新展開 特捜部に続き警視庁も… 「信じられない捜査ミス」と証拠隠滅

(週間朝日 2011年08月05日号配信掲載) 2011年7月27日(水)配信

 驚いたのはこの部分。

 それでも、検察側は、「新鑑定が再審に結びつくとは考えられない」と強気だ。

 その根拠は、現場で見つかった被害者の財布などが入ったショルダーバッグだ。犯人は被害者からバッグを奪おうとしてもみ合い、取っ手を引きちぎったとみられている。その際、付着したとみられる皮膚片からは、ゴビンダ受刑者と同じB型の血液反応が出た──これが、検察が強気の姿勢を崩さない理由だ。

 だが、これも詭弁だ。

 公判資料によると、付着した皮膚片のDNA型は、血液型Bの「223T-362C」という型が検出されている。ゴビンダ受刑者は血液型が同じB型でもDNA型は「223T-304C」で、別の型なのだ。

「現場から見つかったゴビンダ以外のB型の陰毛は2本あり、うち一本は『223T-362C』型でした。バッグに付着した皮膚片とも一致する。真犯人を示唆する重要な証拠にもかかわらず、この鑑定の詳細は公判では証拠開示されず、検察は論告でもバッグの取っ手分析を隠蔽していました」(ゴビンダ受刑者弁護団関係者)

 弁護側は何度もバッグの本鑑定を裁判所に求めたが、却下され続けたという。

「鑑定すれば、ゴビンダの無実が明るみに出てしまい、検察の墓穴を掘るので却下し続けたのでしょう」(同)

 今回、DNA鑑定で一致が判明したのは、O型の体毛と体液だが、バッグに付着した皮膚片の血液型はB型。ゴビンダ受刑者もB型だが、この皮膚片とはDNA型が異なるという。

 被害者の所持金は持ち去られており、バッグの取っ手を引きちぎった人間が犯人である可能性が高い。

 当時の鑑定でも、ゴビンダ受刑者はバッグの取っ手をひきちぎった人間ではないことが明らかだったとすれば、一体どうして有罪とされてしまったのか。

 足利事件のように、DNA鑑定の技術の進歩によって初めて明かになったというわけではなさそうある。

 記録をよく読まないとこの経緯は分からないが、不思議である。

 どうしてこんなことになってしまったのか。

               libra

 当時、マスコミは被害者の心の中の闇にばかり目を向けていたが、実はこの裁判の中にこそ大きな闇があったのではないか。

 週間朝日の記事は、佐野氏の

文学的にいえば、殺害された女性は、長いダイイング・メッセージを残したなあと思う。「あんたたち、まだわからないの?」って、彼女の声が聞こえてくるようだ。彼女は真実にたどり着かない私たちに、いら立ったように、かつて勤めていた会社の原発を爆発させ、今回は司法制度をぶっ飛ばそうとしている、と。

という「極めて」文学的な表現を紹介している。この表現は、ちょっと思い入れが激しすぎる思うが、確かにこの時期にこの事件で新事実が明かになったことには何か不思議な因縁を感じる。

 被害者の心の闇の解明はおそらく誰にもできないだろうが、この裁判の闇の方は絶対に解明してもらいたいと思う。

追記:

 第1審の弁論要旨をこちらで読むことができる。

 http://www.jca.apc.org/govinda/trial/firstargument.html#05

 第五項にショルダーバック取っ手の付着物のDNA型についての記述もある。

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弁護士」カテゴリの記事

コメント

 弁護団関係者というのが引っかかりますが、彼の弁で行けば、訴追側も裁判所(何人の裁判官で構成されていたのかは知りませんが、そこには具体的な人間がいるのですよね)も被告が犯人でないとの確証を持っていて、それを意図的に隠して有罪としたということになりますが、これは何の罪にもならないのでしょうか?こういうときは中国や北朝鮮がうらやましいですね。彼らは直ちに公開処刑になるでしょうから。
 ところで、ここは事件の推理を無責任にする場所ではないのでしょうが、あえて。
 真犯人として暴力団員の名が挙がっていたり、東電による殺害だと言われたりしていますが、これはあり難いでしょう。今から殺そうと考えている人間の膣内に、自分の精液を残すなんて、DNA鑑定に社会的信頼があった当時では、リスクが高すぎますから。
 従って、合意による性交後に金銭トラブルなどで死に至らしめた可能性が高いように思います。受刑者が犯人でないとすれば、彼を犯人とするのに重要な証拠となった証人に疑いの目を向けるのが妥当です。証人は受刑者に部屋の鍵を渡していたとしていますが、部屋を管理する者は必ずスペアキーを持っているものです。今回もまずは事件現場の部屋の管理人のDNA鑑定を必要とするように思います。
 ところで、今回も捜査側の証拠捏造があったのでしょうか。トイレに捨てられていたというコンドームが疑問です。使ったらその場でティッシュにくるんでゴミ箱でしょ。どうも最近の事件報道で気になるのは、警察による証拠捏造があまりに日常的だと思われること。事件の詳細が明らかになるにつれ、どんどん矛盾として浮かび上がり、それが真実発見の大きな障害になっていると思われてなりません。

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