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ねこちか2

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2010年12月15日 (水)

セカンドバージン(NHK)を見終わっての感想

 セカンドバージン(NHK)を見ての最後の感想。

 結局、私は、ヒロインの中村るいにも、妻の万理江にも、どっちにも共感できず。かといって、2人に想われる鈴木行にも同情できず。

 このドラマ、男性にとっては、

 妻には種馬のように扱われ別れるなら「死ぬ」「死ね」とせまられ、愛人にはホルモン剤の役目を果たすだけでは足りず「一番じゃなきゃイヤ」とせまられ、あせりと妻の「蜂の一刺し」のために事業に失敗し、(ストーリー展開上都合のいいときに)あっさり殺され、女たちの肥やしになって、仕事で大成功した「誇り高き」女たちの美しい思い出の中にだけ生きる

 (ゲイのカップルのみが平穏な幸せを得る、というオマケつき)

 ・・・なんて、最高に怖いホラー並みドラマだったのでは。

 その意味で(どういう意味でだ)は、「よくやったNHK」と言いたい。

              libra

 ところで、このドラマの男性主人公である鈴木行の立場を弁護士的観点からふりかえってみると、彼の転落の原因は(このドラマのテーマらしい)「不倫の恋の試練」のせいではなく、

 ① 企業買収で金融商品取引法に抵触するかという問題のあったとき、② 妻との離婚問題がこじれてきたとき、それから ③ 闇金融かなんだかに脅されているとき、

の対応のまずさにあったと思う。

 それぞれの問題が発生したときに、信頼できる弁護士に相談してちゃんとアドバイスを聞いていたら、こんなことにはならなかったのではないか

 恋のために「理性を失っていたから」というのなら確かに恋は試練なのだろうが、野心家の元官僚でヤリ手の企業家という設定なのだから、それはないでしょう(むしろ、もともとのせっかちで自信家な性格や、若さや未熟さのせいであって、そもそも企業家としての資質が欠けていたのではないか)。

 実際、現実社会では、こういう立場に陥ったら、弁護士や警察に相談する人が殆どだ。

 ところが、ドラマの中の鈴木行は、金融庁や検察庁、そして(あんな手強い)奥さんを甘くみて、あげくは怖ろしい裏社会とまで、一人でやり合おうと思ったのが間違いのもとだった。

 力になれなかったあの友人らしき顧問弁護士にも責任があると思う(それどころか、あんな忠告をメールでして足を引っぱっている。裁判の過程で怖い妻のことや闇金融に手を出していることも分かっていたはずなのに全く無視している。私はこの弁護士の設定には一番頭にきている)。

 もちろん、思慮の足りなかったご本人が一番悪いのだが。

 なんでもかんでも、「恋のために運命を狂わされてしまってかわいそう」「やっぱり不倫の恋は試練ね」と、かたずけるのはどうなんでしょう。

 問題はそこにあるのではないんじゃないのかと思うもともとの理想「国民の金融資産を投資にまわせば日本の金融市場が活性化し国民が皆豊かになる」や、そのためにネット証券事業の拡大という手段を選んだこと自体にも問題ありでしょう)。

 ・・・・・あんまり好感の持てるキャラクターではなく破滅は自業自得だとは思うものの、たくましい女たちに翻弄された末に、あっさり殺されてしまったのを見ると、なんだかひたすら哀れでした。

 女性のキャラクターの方は、皆さん、本能と感情を優先させることを自ら選択して行動しているので、どういう結果になっても気の毒という気持ちにはならないが。

 このドラマの演出家は男性だし、弁護士の監修もついている。

 誰も文句言わなかったのかしら。

 まぁ、女性を喜ばせるドラマだから、いいのかもね。

             moon1

 最後に、あんまりけなしてばかりではなんだから、ちょっとほめておこう。

 このドラマの中で、私が一番印象に残ったシーンは、ラブシーンではなく、ドラマの中盤で、月夜の夜、妻の待つ家と愛人の住む家の真ん中にあるロータリーで鈴木行が一人たたずむシーン。

 彼の影が違う方向に二つ伸びている。その影を見ながら、鈴木行がゆっくり歩き出す、というちょっと長いシーンがあった。

 二つの影は、妻と愛人?、金融王子ともてはやされている世間に見せる顔と2人の女に翻弄されている情けない男の顔? それとも、(食いっぷりがいいことに象徴されていた)誠実さと(指がきれいなことに象徴されていた)不実さ?

 彼の持つ二面性を象徴するようなこのシーンは、なかなか意味深で、一番印象に残っている。

 ドラマの前半と後半では演出家が違うらしく、前半部分はテンポがよくカット割りなどもちょっと斬新でよかったが、後半部分になるとストーリー展開のせいもあるだろうが急にメロドラマっぽくなって平凡になり残念だった。 

 このシーンは前半部分の最後の方だったような。

 役者さんたちも頑張っていたし、セリフも面白いのがたくさんあったし、海外ロケもあってNHKは金をかけ力も入れていたのだろうから、ストーリー展開に無理があるところや脚本の雑なところを直してもらえば(これは容易ではなさそうだが)、視聴者の記憶に残る面白いドラマに(もしかしたら)なっていたかもしれないと思うと、ちょっと残念なNHKの異色のドラマでした。

      (おわり)

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弁護士」カテゴリの記事

コメント

弁護士さんらしい感想で、面白く読ませて頂きました。
主人公の男性の対応は確かに不味かったですね。その時々で弁護士に相談すれば、破滅しないで済んだというのはその通りだと思います。
ただ、あのフィクションの趣旨はそこにはないので、主人公がもし適切な行動をとっていたら、何の感動もない話で終わりそうな気がします。(不倫をしても破滅するから可愛げがあるのです。私も同業者同士で不倫をしている法曹を知っていますが、リスク管理が上手すぎて可愛げがないですもの…。勿論、先生とは無関係ですよ。)

「なるほど」さんへ
>主人公がもし適切な行動をとっていたら、何の感動もない話で終わりそうな気がします。

そうですねえ。ロマンスどころか、主人公たちの性格からすると、とんでもない方向へ発展しそうでしたねえ(それはそれで見てみたい気もしましたが・・・)。

 NHKも、昔は不倫物でも「阿修羅のごとく」(向田邦子さん脚本)のような感動を生むドラマをつくっていたんですけどねえ。


本当に弁護士の方ですか?漢字が違いますけど…。“企業家”じゃなくて“起業家”ですよね。一度の誤字なら打ち間違いと思って気にしませんでしたが、複数回間違っていたので気になりました。“起業家”って初歩的な漢字だと思うんですけど…。

蜜柑さんへ
 起業家と企業家は意味が違います。
 「企業家」は、たとえば、このように使われています。
http://kigyoka.com/public/meigen/index.jsp

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