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2010年12月

2010年12月31日 (金)

弁護士過疎・偏在対策の日弁連のアピールについて

 年末に整理した書類の中には、日弁連新聞(毎月1回発行され、全会員に配布される)もあった。

 チラチラ読んでいたら、4月1日・第435号に、こんな記事があった。

 第25回 市民会議 弁護士へのアクセスについて 3月2日 弁護士会館

 弁護士過疎・偏在対策について

 日弁連側から、十和田ひまわり基金法律事務所の元所長弁護士が参加し、当時の体験等について報告した。

 「ひまわり基金法律事務所をははじめて知った。頭が下がる」(古賀)、わずか一六年で弁護士ゼロ地区をほとんど解消したことは驚異的」(松永)といった意見がある一方、「弁護士の会費から成り立っていることが一般市民にどの程度知られているのか」(中川)、「自治体は、医師過疎解消のため自治医科大学を作ったが、弁護士過疎については何もしていない。医師会がひまわり基金のようなことをすることはまずない。医師会と弁護士会の違いを鮮明に出せばいいのでは」(片山)といったアピール不足を指摘する声があった。

 「弁護士の過疎が解消すると裁判所、検察官の過疎が明らかになる。税務署は過疎がなく、税理士は必ずどこにでもいる。なぜ国の関心がこうも違うのか」(片山)といった意見もあった。

※ この市民会議というのは、こういう組織   日本弁護士連合会市民会議(日弁連HP)

  市民会議委員(2010年3月2日現在)

    古賀→古賀伸明氏(日本労働組合総連合会会長)

    松永→松永真理氏(株式会社バンダイ社外取締役)

     中川→中川英彦氏(前京都大学大学院教授、駿河台大学法科大学院講師)

     片山→片山善博氏(慶應義塾大学教授)

                libra

  上記の委員の方々の発言はいずれももっともだと思う。

  日弁連は、もっとこういうアピールをすべきだろう。

 折しも、こういうニュースがあったばかり。

 裁判官過疎:あきらめたDV保護命令 裁判官長期不在、申し立てできず 

    毎日新聞 2010年12月27日 北海道朝刊

 この記事については、PINEさんが記事を書いておられる。

  俺たち田舎の弁護士が、どれだけ支部対応で苦労していることか。PINE's page

 事件の解決が遅れるのは、弁護士の数が足りないからというのは今は昔の話。

 私の経験(過疎地ではなく都市部でのことだが)でも、調停で調停委員(2人ないしは3人)の予定が詰まっていてなかなか期日が入らない、裁判所の調停室が空いていなくて期日が入らない、裁判官の夏期休暇のために期日が先になる、ということがある。

               libra

 日弁連が過疎地の「ひまわり基金法律事務所」開設に努力していることは、以前書いた記事のとおり。

 弁護士と市場原理と過疎地問題

地方のある病院は数千万円の年俸を提示して産婦人科医を招致しているそうだ。しかし、自治体などがそのような高額の年俸を提示して弁護士を招致したという話は聞いたことがない (招致されていなくても、弁護士はひまわり公設事務所の弁護士として、あるいは法テラスのスタッフ弁護士として、出向いているのである)。

 それどころか、日弁連は、ひまわり公設事務所、スタッフ弁護士養成等に、多額の補助金(法律相談センターの維持、ひまわり公設事務所の設置に年間約5億円必要、スタッフ弁護士、ひまわり公設事務所に派遣する弁護士の養成事務所に養成弁護士1人当たり年間100万円援助 日弁連臨時総会2006年12月7日議事録 弁護士過疎・偏在対策のための特別会費徴収の件参照)を出している。

 つまり、過疎地対策のために弁護士会は人だけではなく金まで出しているのである。そして、その金の出所は個々の弁護士が支払っている高額な弁護士会会費の一部である。そして、その会費は(先頃新人弁護士には多少減額されたというものの)あの即独の中井弁護士や年収200万円の生活苦の新人弁護士ですら負担しているのである。

 ちなみに、日弁連作成の 平成20年3月1日現在の「ひまわり公設・法テラススタッフ弁護士配置地域」 という資料を見ると、

 北海道内のひまわり公設事務所(11事務所)は、稚内、名寄、紋別、留萌、オホーツク、北斗、北見に設置されている。

 (朝日新聞や日経新聞は、過疎地での情報収集のためにこんなに支局をつくっていますか?)

 ちなみに、税金から経費が支出されている法テラスのスタッフ弁護士配置地域は、旭川、函館、江差、釧路 の都市部の4カ所のみだ。

                libra

 日弁連は会員の負担で過疎地対策をする以上、もっと広くアピールすべきだろう。

 前記の市民会議での、(ひまわり公設事務所が)「弁護士の会費から成り立っていることが一般市民にどの程度知られているのか」(中川委員)、「自治体は、医師過疎解消のため自治医科大学を作ったが、弁護士過疎については何もしていない。医師会がひまわり基金のようなことをすることはまずない。医師会と弁護士会の違いを鮮明に出せばいいのでは」(片山委員)という、日弁連は「アピール不足」という指摘は本当だ。

 それとも、日弁連は新聞社などマスコミに既にアピールしているのだが、こういう弁護士の負担については新聞社などはあえて取り上げないのだろうか。

書類の整理はつらいよ!

 28日午前中で仕事納めだったのだが、その後も事務所で机まわりの書類を整理し、自宅にも書類を持ち帰って整理。

 昨年は父が亡くなって遺品の整理などを優先していたため、事務所の書類の整理があまりできなかった。

 今年はその分大変になっている。

 古い書類を整理していたら、「職場の大掃除 コツ伝授」という古い朝日新聞の切り抜きが見つかる。2006年12月24日のものらしい。

 <資料 その場で捨てるくせを>

 机の周りを見回すと、棚には膨れ上がったファイルやパソコンから印刷した紙の束……著書「(捨てる!)技術」がある辰巳渚さんは「大掃除はため込んだ物の中から、いるものを選びとる作業です」と話す。
 書類などを捨てる時の心構えは、「いつか」はこないということ。「とりあえず」と積んであった書類が山になる。分別用のゴミ袋を準備して、大切な書類はファイルか保管箱に移し、それ以外は捨てる。迷ったら、「迷う物は大切な物ではない」と考える。「絶対に捨てられない契約書は、そもそも迷わないでしょう?」と辰巳さん。

 私はなかなか書類を捨てられないタイプなので、「とりあえず」と積んでいる書類が年末ともなると膨大になる。
 集めた資料などまた利用する「いつか」がくるのではないかと思って取っておいても、結局役に立たずに捨てるはめになることが多い。

 その場で捨てられずに処分を後回しにしてしまい、結局毎年年末になると呻吟するはめに。

 フロッピーディスクなどが整理できずにいる人は、例えば「3年見ていなければ捨てる」と決めて初期化する。

 確かに。何らかのルールを決めておかないと、なかなか捨てられない。

 すっきりさせたいなら、聖域をつくらないことが大切だ。本を特別視する人は多いが、情報は「自分の中を通過させる」と考えて、読み終わったものを処分する。

 私の場合、机まわりに「聖域」だらけ。

 確かに情報が次から次へと紙に載ってやってくるので、「自分の中を通過させる」と割り切らないと収拾がつかなくなる。

 大掃除をしても、しばらくするとまた書類が山に、今後、物をためないようにするには、その場で捨てるクセをつけるのが一番楽になる。机、棚、床などを「とりあえず」の置き場にしないといった自分なりのルールをつくる。来年こそは、なるべく日々判断していこう。

 今年は頑張ってダンボール箱4,5箱分くらいの書類を捨てた。プライバシーに関わる文書はシュレッターかけもしなければならないので大変だった。

 来年こそ、この記事のようにしようと決意。

 この記事には、パソコンの空き領域の確保やデータのバックアップの必要性についても書かれていた。

 私のパソコンの中には、ゴミファイルや二重ファイルがずいぶん溜まってしまっている。

 年末にはできなかったので、年始から徐々に整理してこう。

 ・・・・・最後に、朝日新聞も、こういう生活欄の記事にはいいものがあるなあ、とほめておきます!

2010年12月25日 (土)

年賀状の印刷中・・・Twitterもどき(12月25日午後4時45分)

 年賀状の枚数が足りなくなってしまい、買い足したせいで、印刷が遅くなってしまった。

 昨年は喪中はがきだったので、今年はなんだか勝手が違う。

 亡父の使っていたパソコンで宛名印刷をしているのだが、父は写真とパソコンが趣味だったので、パソコンには難しそうな写真のソフトが入っている。私には全く使えないのが残念だ。生前に使い方を教えてもらっておけばなあ。

 マルチウィンドウというのか、パソコンに2台の液晶モニターが設置されているので、同時に複数の作業をするのにとても便利。本当は事務所の自分のパソコンもこうしたいのだが、場所を取るしなあ。

 今日中には年賀状を仕上げて、明日には出さないと。

 

2010年12月21日 (火)

怖!・・・Twitterもどき(12月21日午前5時)

 早くに目が覚めて書類のかたずけをしている合間に見た 福岡若手弁護士のblog  の記事

   芸能人が元夫の不倫相手(芸能人)の実名を暴露

で知った大桃美代子さんのTwitter事件。

   大桃美代子、爆弾発言「元夫と麻木が不倫」(サンスポ)

    怖!

 大桃さんがNHKのクイズ番組に出ていたときには、まさかこんな方だとは思いもしなかった。

 「セカンドバージン」の妻万理江(深田恭子さんが演じていたが、そのかわいい顔が怖さを増幅させていた)に勝るとも劣らぬ怖さだ。

 ご本人は、おそらく感情にブレーキをかけることのできない状態だったのだろうが、そういうときにはTwitterなどをやってはいけない(ブログも要注意だわ)。

 ここのところ、海老蔵さんの事件やらで弁護士がテレビに登場することが多いが、ろぼっと軽ジKさんの言われているように、あんまりうれしくない弁護士需要だなあ。

2010年12月19日 (日)

セカンドバージン感想(番外編)

 アクセスが結構多いので、ちょっとくどいかなと思いつつ、番外編を追加。

 このドラマの最終回を見ていて、どうも既視感を感じて気になっていたのだが、その理由がようやく分かった。

 映画「さよならをもう一度」(イングリッド・バーグマン主演)に似たシーンがあることは前にも書いたが、最終回のシーンのいくつかは映画「慕情」(ジェニファー・ジョーンズ主演)のラストのあの名シーンに似ているのだ。

 この2つは大昔の映画なのだが、どちらもキャリアウーマンがヒロイン。イングリッド・バーグマンはインテリアデザイナー。ジェニファー・ジョーンズは、中国人と英国人の混血の女医。

 この2つの映画は、映画好きの方なら知らない人はいないだろうという名画。私は特に恋愛映画が好きなわけではないが、母がこのお二人の大女優が好きだったのと、家に映画音楽大全集みたいな本があったのでストーリーを知っている。何度もテレビでも放映されているし(ネット上でいくらでも詳しいストーリーを調べられるので、ストーリーの説明は省かせて頂く)。

 「さよならはもう一度」はフランソワーズ・サガンの「ブラームスはお好き」が原作だし、慕情はメロドラマ化されているといっても実在の女医の自伝をベースにしている。だから、ストーリー展開に不自然もない。

 それに、どちらの映画のヒロインにも無理なく共感できると思う。

 どちらのヒロインもとても大人で、「一番じゃなきゃイヤ」とか(なかなか離婚できないが努力しているという男に)「結果を出せないなら同じことよ(※)なんて言いませんし。

 このセリフには弁護士としてもドキッとしました。離婚は大変エネルギーがいることなのに、こんなことを言われたらたまりません。しかも、中村るいは部下をしかりつけるようにキツイ言い方をしていた。私が鈴木行ならいくら美人でも嫌気がさすなあと思って見ていました。

 セカンドバージンの主人公らの設定自体は、男がかなりの年下という点では「さよならをもう一度」、男に妻がいるという点では「慕情」によく似ている。

 「さよならをもう一度」の結末はペーソス溢れるもので「さもあらん」という感じだし、「慕情」はメロドラマの王道を行くという結末だが素直に泣ける。

                  diamond

 さて、セカンドバージンの最終回で最も泣かせるシーンというのは、シンガポールのラッフルズホテルの部屋(2人が初めて結ばれたところ)の前でヒロイン中村るいが号泣するシーンだろう。るいはかつてそこに行が現れた廊下を「もしかしたら再び(亡くなった)行が現れるかも」とじっと眺め、それがむなしい期待であることを思い知って号泣するのである。

 このシーンは、映画「慕情」のラストの有名な思い出の丘(香港)のシーンに実によく似ている。多少アレンジはあるものの、脚本家か演出家は絶対この映画のシーンにヒントを得ていると思った。

 もう一つのセカンドバージンの最終回の泣かせどころが行の手紙。

 これも慕情の相手役のウィリアム・ホールディン(従軍記者で戦場で死んでしまう)の手紙を彷彿とさせる。「僕の分も生きてほしい。君は僕にはできない人の苦しみを救える人だから。」などという内容だったような。ジェニファー・ジョーンズは医師であり、当時は中国で内戦があった時代で、ホールディンは朝鮮戦争に駆り出されて苦しみながら死んでいく兵士たちを見てきた従軍記者なので、こういう背景からも説得力のある内容なのだ。

 NHKのドラマセカンドバージンは、ライブドア事件や村上ファンド事件をおそらくモデルにしているであろう金商法がらみの逮捕劇を無理矢理セッティングし、取り調べの検事に「虚業」とか「額に汗する人間こそが日本を豊かにする」などと言わせたり(これはライブドア事件の前後の検察庁のえらい方の発言やマスコミ報道を思い出させる)、出版業界の危機なども折り混ぜて、現代的に目新しく見せてはいるが、往年の名画などをベースにしていることは明白だろう。

 今の40代の女性の中には、こういう往年の名画を知らない方も多いだろうから、このドラマを新鮮に感じるのかもしれない。

 でも、ドラマの中で恋愛小説の大家として登場していた秀月先生(草笛光子さんの演技は面白かったけれども、キャラクター設定は破綻していたような)の本の帯にあった「古典を超える現代の恋愛小説」のようには、このドラマは「古典映画を超える現代の恋愛ドラマ」には全然なっていないというのが私の感想。

                diamond

 更には、エンディングロールの最後の最後で流れていた中村るいと鈴木行が反対方向に歩いて去っていくというシーンも、どこかで見たことがあるなあと思い返していたら、「春の日は過ぎゆく」(韓国映画)のラスト近くのシーンにそっくり。

 「春の日は過ぎゆく」は、録音技師の男性が主人公で男性目線から描いているというちょっと珍しい恋愛映画。随分前に見たものだが、やっぱりバツイチのキャリアウーマンが相手で、後に「宮廷女官チャングムの誓い」で有名となったイ・ヨンエさんが演じている。イ・ヨンエさんは透明感のあるきれいな女優さんだなあと思ったので、とても印象に残っている。

 ストーリー展開はとってもシビア。でも、韓国の農村の風習などが興味深く、何よりも音と映像がとても美しい。

 この映画を見て、「日本って韓国に恋愛映画でも負けているなあ。」と思ったものだった。 

 セカンドバージンは後半はとんでもない不自然な展開であっさり男を死なせて終わりにしている。実に安直な結末だ。男を生かしておいては収拾がつかなくなるからと勘ぐらざるをえない。

 2人が反対の方向に歩き去るというシーンをエンディングロールの最後に持ってきたのは、このドラマの演出家かどなたかの皮肉かなあと思ったのは、私の考えすぎか。

                diamond  

 NHKはこのドラマのDVDも売り出すそうだし、ドラマの最終回が放映される前に脚本家の大石静さんが小説にして文庫本を売り出している。

 それをNHKのホームページで告知するなんて、ちょっとヒロイン中村るい(出版社の社長)の「今は本が売れるのが一番」というセリフを思い出してしまったわ。

 ・・・・・これでいいのかNHK。 

 (この記事で紹介した映画3本は、一度は見ておいて損はない名画だと思う。なにしろヒロインを演じる女優さんがとびっきりの美女ばかりで、男性にもお勧めです。) 

 

師走は駆け足で過ぎる。・・・Twitterもどき(12月19日0時35分)

 気がつけば12月も半ばを過ぎている。

 先週は、忘年会やら、関西方面への出張やら、打ち合わせやらで、慌ただしく過ぎてしまった。

 きょうこそは、年賀状の準備をせねば。

 事務所の書類や記録の整理、自宅の大掃除のことを考えると、「1年に12月などなきゃいいのに」と思うことしばしば。

・・・・・久しぶりにブログのアクセス解析を見ると、「セカンドバージン」関連の記事へのアクセスが多い。「セカンドバージン」での検索も多くなっている。

 へぇーっ、あのドラマ、そんなに人気あったんだ、と驚く。

 私の記事を読んで下さった皆様、エロチックでもロマンチックでもない記事でごめんなさいね。

 今度、ちょっと番外編を書こうかな。NHKにはまだ言い足りないこともあるので。

・・・・・司法改革関連では、今、日弁連の法曹人口政策会議で「中間とりまとめ案」が議論されているようだ。この案はA42枚程度の分量でありながら、その内容については大議論となりそう。

 師走の慌ただしさを乗り越えた後に、これについても、ちょっと書いてみたい。

2010年12月15日 (水)

セカンドバージン(NHK)を見終わっての感想

 セカンドバージン(NHK)を見ての最後の感想。

 結局、私は、ヒロインの中村るいにも、妻の万理江にも、どっちにも共感できず。かといって、2人に想われる鈴木行にも同情できず。

 このドラマ、男性にとっては、

 妻には種馬のように扱われ別れるなら「死ぬ」「死ね」とせまられ、愛人にはホルモン剤の役目を果たすだけでは足りず「一番じゃなきゃイヤ」とせまられ、あせりと妻の「蜂の一刺し」のために事業に失敗し、(ストーリー展開上都合のいいときに)あっさり殺され、女たちの肥やしになって、仕事で大成功した「誇り高き」女たちの美しい思い出の中にだけ生きる

 (ゲイのカップルのみが平穏な幸せを得る、というオマケつき)

 ・・・なんて、最高に怖いホラー並みドラマだったのでは。

 その意味で(どういう意味でだ)は、「よくやったNHK」と言いたい。

              libra

 ところで、このドラマの男性主人公である鈴木行の立場を弁護士的観点からふりかえってみると、彼の転落の原因は(このドラマのテーマらしい)「不倫の恋の試練」のせいではなく、

 ① 企業買収で金融商品取引法に抵触するかという問題のあったとき、② 妻との離婚問題がこじれてきたとき、それから ③ 闇金融かなんだかに脅されているとき、

の対応のまずさにあったと思う。

 それぞれの問題が発生したときに、信頼できる弁護士に相談してちゃんとアドバイスを聞いていたら、こんなことにはならなかったのではないか

 恋のために「理性を失っていたから」というのなら確かに恋は試練なのだろうが、野心家の元官僚でヤリ手の企業家という設定なのだから、それはないでしょう(むしろ、もともとのせっかちで自信家な性格や、若さや未熟さのせいであって、そもそも企業家としての資質が欠けていたのではないか)。

 実際、現実社会では、こういう立場に陥ったら、弁護士や警察に相談する人が殆どだ。

 ところが、ドラマの中の鈴木行は、金融庁や検察庁、そして(あんな手強い)奥さんを甘くみて、あげくは怖ろしい裏社会とまで、一人でやり合おうと思ったのが間違いのもとだった。

 力になれなかったあの友人らしき顧問弁護士にも責任があると思う(それどころか、あんな忠告をメールでして足を引っぱっている。裁判の過程で怖い妻のことや闇金融に手を出していることも分かっていたはずなのに全く無視している。私はこの弁護士の設定には一番頭にきている)。

 もちろん、思慮の足りなかったご本人が一番悪いのだが。

 なんでもかんでも、「恋のために運命を狂わされてしまってかわいそう」「やっぱり不倫の恋は試練ね」と、かたずけるのはどうなんでしょう。

 問題はそこにあるのではないんじゃないのかと思うもともとの理想「国民の金融資産を投資にまわせば日本の金融市場が活性化し国民が皆豊かになる」や、そのためにネット証券事業の拡大という手段を選んだこと自体にも問題ありでしょう)。

 ・・・・・あんまり好感の持てるキャラクターではなく破滅は自業自得だとは思うものの、たくましい女たちに翻弄された末に、あっさり殺されてしまったのを見ると、なんだかひたすら哀れでした。

 女性のキャラクターの方は、皆さん、本能と感情を優先させることを自ら選択して行動しているので、どういう結果になっても気の毒という気持ちにはならないが。

 このドラマの演出家は男性だし、弁護士の監修もついている。

 誰も文句言わなかったのかしら。

 まぁ、女性を喜ばせるドラマだから、いいのかもね。

             moon1

 最後に、あんまりけなしてばかりではなんだから、ちょっとほめておこう。

 このドラマの中で、私が一番印象に残ったシーンは、ラブシーンではなく、ドラマの中盤で、月夜の夜、妻の待つ家と愛人の住む家の真ん中にあるロータリーで鈴木行が一人たたずむシーン。

 彼の影が違う方向に二つ伸びている。その影を見ながら、鈴木行がゆっくり歩き出す、というちょっと長いシーンがあった。

 二つの影は、妻と愛人?、金融王子ともてはやされている世間に見せる顔と2人の女に翻弄されている情けない男の顔? それとも、(食いっぷりがいいことに象徴されていた)誠実さと(指がきれいなことに象徴されていた)不実さ?

 彼の持つ二面性を象徴するようなこのシーンは、なかなか意味深で、一番印象に残っている。

 ドラマの前半と後半では演出家が違うらしく、前半部分はテンポがよくカット割りなどもちょっと斬新でよかったが、後半部分になるとストーリー展開のせいもあるだろうが急にメロドラマっぽくなって平凡になり残念だった。 

 このシーンは前半部分の最後の方だったような。

 役者さんたちも頑張っていたし、セリフも面白いのがたくさんあったし、海外ロケもあってNHKは金をかけ力も入れていたのだろうから、ストーリー展開に無理があるところや脚本の雑なところを直してもらえば(これは容易ではなさそうだが)、視聴者の記憶に残る面白いドラマに(もしかしたら)なっていたかもしれないと思うと、ちょっと残念なNHKの異色のドラマでした。

      (おわり)

2010年12月11日 (土)

ちょっと溜飲の下がったセリフ(続セカンドバージン感想)

 私のブログの中で現時点で2番目に読まれているらしいNHKのドラマ「セカンドバージン」について書いた記事

 昨日のセカンドバージン(NHK)を見て(ちょっと弁護士的視点から)

 その後、このドラマをあまり見る気になれなかった(テレビを見る余裕がなかったせいもある)のだが、せっかくなので最後まで見ようと録画したものを流し見していた。

 やっぱりな展開ですねえ。さすがに、NHKも不倫でハッピーエンドは無理だったのでしょう。それにしても結末は(まだ最終回じゃないけど)ちょっと安直すぎないか。

               typhoon

 いろいろ突っ込みどころのある面白いドラマでしたが、私はこの向井社長(ヒロイン中村るいの勤める出版社の社長)のセリフに溜飲が下がったので、良しとします。

 (「日本の金融市場を活性化させれば国民が豊かになる」といって金融庁を辞め「株とコモディティを同一の口座で取引できる」ことを売りにするネット証券会社を立ち上げた鈴木行ーヒロイン中村るいの恋人ーについて)

 国民の金融資産を投資に回せば、みんなが豊かになるなんて理屈はとんでもないよ。
 頭の良すぎる人間の考える机上の空論だ。

それに「時代が早すぎたんですね」と答える中村るいに対して、

どんな時代だっておんなじだよ。そんなこと、分かってんだろ、るいだって。

 うーん、向井社長、よく言ってくれました。

 不倫もだが、商品先物バンザイ、みんなネットで気軽に投資しよう、なんていうドラマだったら、NHKに抗議したいところでしたよ。

 このドラマの中で、一番好感の持てたのは向井社長だったなあ。ビジネスパートナーのるいや部下に対する態度もさすがでしたし(実は○○だったというのはNHKとしてはかなり大胆な展開かも)。

 顧問弁護士の言うことも聞かずに危ない橋を渡ったものの、金商法の解釈をめぐって闘うという気骨も見せず、会社や社員や顧客のことなど全く考えていなさそうな鈴木行社長とは大違い。

  もっとも、向井社長と中村るいの出版社だって、その鈴木行の書いた金融本をベストセラーに仕立て上げて儲けたんじゃないの、という突っ込みはしたくなりますが。

             typhoon

 ・・・・・ところで、向井社長、

 「ロースクールをつくって弁護士を大量生産すれば日本の司法がよくなる、なんて理屈はとんでもないよ。頭の良すぎる人間の考える机上の空論だ。」

とも言ってくれませんかねえ。

気ぜわしい12月・・・Twitterもどき(12月11日午前6時30分)

 今年もあとわずか。

 毎年この時期になると、あともう1月ほしいと思う。

 弁護士になってからというもの、私は12月を心穏やかに過ごせたことがないような気がする。

 ・・・・・あの事件もこの事件も、また年を越してしまった。

 特に今年は課題が多くて大変。

 裁判所からもいろいろな「お達し」を頂いているし。

 机回りの書類や記録も年内に整理したいし。

 気ばかりあせる日々。

 

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