給費制維持運動、そんなに悪かった?(その1)
私の 敗北の責任は誰にある? の記事に対して、小林正啓弁護士が反論されていることを、猪野亨弁護士のブログ記事 貸与制移行が決定的になったのは? で知った。
小林正啓弁護士の記事はこちら。
日弁連の給費制復活運動に関するいくつかのコメントについて (花水木法律事務所)
猪野弁護士も反論しておられることだし、私もちょっとだけ反論しておこうと思う。
本当は小林弁護士の意見に対してはいろいろと質問したいことや反論したいことが山ほどあるのだが、今は時間がない。
しかし、上記記事の以前にも小林弁護士はあまりの意見を書いておられる。
たとえば、この一文。
第四に、今回の給費制復活運動を推進した若手弁護士の一部に、とても思慮の浅い人たちが登場したことも、指摘しなければならない。給費制がよいと信じて迷わず、客観的な視点も歴史認識も反対者への理解力も持たない、純粋なお馬鹿さん達だ。こういう手合いは、冷戦と55年体制の終結によって絶滅する筈だったのだが、今回の給費制復活運動を通じて再生産されてしまったように見える。
この文章はあまりに抽象的で、その意図するところがよく分からない。「とても思慮の浅い」「純粋なお馬鹿さん」である「若手弁護士の一部」とは一体誰のこと?彼らが一体何をしたのが小林弁護士の気に障ったの?
小林弁護士の言われる「客観的な視点」や「歴史認識」というものを、ぜひお教え頂きたいものだ。そのような客観的な視点や歴史的認識とやらによれば給費制復活(「復活」ではなく「維持」ですが)は、間違っているということであろうか。
ここまで書きながら、小林弁護士自身の「貸与制移行」「給与制維持」に対するご意見は表明されないというのは、いかがなものか。
そして、何より、小林弁護士ご自身が、「反対者への理解力」を持っておられるのか、と言いたい!
(余談だが、この文章を読んでいたら、なんだか私のブログで大人気の「青嶋ひろの」さんの文章を思い出してくらくらしてしまったわ。)
少々怒りを覚えたので、これから小林弁護士の見解についての反論を、少しずつ記事に書いていくことにした(怒りは私の原動力なので)。
ただ、仕事の都合上、不定期に少しずつしか書けないことにはご理解下さい。
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