給費制維持運動、そんなに悪かった?(その2)
ひきつづき、小林正啓弁護士の記事 日弁連の給費制復活運動に関するいくつかのコメントについて (花水木法律事務所) に対する反論。
(貸与制復活に失敗したのは)宇都宮執行部よりも旧執行部の方が責任が重い」という意見がある。
これは私の意見。しかし、ブログの名称も記事の表題も付けないのは、ちょっと失礼ではないのか。
そりゃそうだ。宇都宮執行部は貸与制移行に抵抗したが、旧執行部は事実上容認した。貸与制移行が良くない、という立場に立つ限り(私は、この立場に立つか否かは述べない)、旧執行部の責任が重いのは当たり前だ。
「貸与制移行が良くない」という立場に立つか否かで、旧執行部の責任が重いかどうかが変わるのは当たり前だ。「貸与制移行は良い」という立場に立っていれば、別に執行部が何もしなくても問題はないわけだから。
旧執行部のご意向(というより本音)を私はよく知らないが、旧執行部は「貸与制移行は良い」という立場だったのだろうか。それなら、現在の執行部周辺の旧執行部派が今回の給費制維持運動に賛同した理由がよく分からないのだが。
むしろ、旧執行部は「貸与制移行は良くない」と考えつつも、「事実上容認」(というよりも「放置」)していたのだろう.。
だとすれば、小林弁護士の言われるように、旧執行部の責任が重いのは当然だ。
そもそも、こんなに給費制廃止までの時間が迫ってからしか日弁連が行動に移せなかったのは、先回の貸与制延期以降の旧執行部が何もしなかったからではないのか!
それにしても、小林弁護士は、なぜ貸与制の是非についてご自身の意見を述べられないのか。
給費制維持の運動論や日弁連の戦略についてはいろいろと意見を述べられているのだが。
この文章でも「貸与制移行は良くない」と考えるか否かで結論が変わってくると言われているのだから、まずは(前提となる)ご自身の立場をはっきりさせるのが筋ではないか。
つづく
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