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2010年8月

2010年8月30日 (月)

NHK追跡AtoZ「急増する弁護士トラブル」・・・雑感

 まだ放送前なのだが、ちょっと話題になっているこのNHKの特集。

 2010年 9月4日 土曜 午後10時00分~10時43分 急増する弁護士トラブル

 そして、“貧困”が引き金となり、ある者はモラルを踏み外す。かつては羽振りよかったが、めっきり仕事の減ったベテラン弁護士が闇の勢力につけ込まれ、違法なビジネスに手を染めていた。犯罪グループの関係者は、「目の前に100万円積まれて、断る弁護士はまずいない」とうそぶく。

 100万円とは随分お安くみられたものだ。

 私が弁護士になった頃には、相手方となった某業者から「1000万円でどう?」と声をかけられた知人の弁護士がいたんだけどな。

 金額はともかく、弁護士は闇の勢力からそういう利用価値があるとみなされているところが怖いのだ。

 そういうことを知らない人たちが多すぎる。

 特に、理想論ばかりぶちかましている司法改革推進派の学者の先生方は、そういう世界があることをとんとご存じないのだろうな。

 NHKが弁護士のそういう部分を取り上げたのは、なかなか評価できると思う。

 他の法曹関係者の関連記事:

  ボ2ネタ

  急増する弁護士トラブル (田舎弁護士の訟廷日誌(四国・愛媛

 追記:歯医者さんの世界もここまで来ている。

 「儲かる時代はとうに終わった」赤貧・歯科医の告白

  プレジデント8月25日(水) 10時30分配信 / 経済 - 経済総合

 最近、歯科の医療事故相談で、いじらなくてもいい歯をあえていじってとんでもないことになったケースや、明らかに技術不足と思われるケースが多いように思う。

 こういう背景があるからだろうか。

 ・・・余談だが、この記事に出てくる山崎さんの奥さんには、NHKの朝ドラの「ゲゲゲの女房」の布美枝さんの爪のアカを煎じて飲めと言いたい。

 まあ、弁護士でも似たような話は聞くけどね。

2010年8月28日 (土)

8月もあとわずか・・・Twitterもどき(8月28日午前6時35分)

 これから仕事。

 協力医に対する質問事項を完成させる予定。かなり難しい事案で手こずっている。

 8月ももうすぐ終わりかぁ。なんか、やたら暑かったということしか印象にない。

 しかし、その暑い中も、仕事には思わぬ進展があった。長いこと停滞していたのに解決の糸口が見えてきた事件もあることが嬉しい。もっとも、これからが大変なのだが。

 もう少しして仕事が一段落したら、もうちょっとましな記事も書きたいと思っている(書きたいことはたくさんあるのだが、今のところ書くエネルギーは仕事の書面の作成の方に取っておきたいので)。

 弁護士の仕事って、まず「書く」ことだと思う。

 面倒くさがらずに書面にする。これが大事と自分に言い聞かせる。

2010年8月26日 (木)

相手方代理人の傲慢さに腹が立つ!・・・Twitterもどき(8月26日午後5時58分)

 きょうは、相手方代理人のあまりの傲慢さに本当に腹が立った。

 大企業の代理人というものは、ああいう物言いをするものだろうか(皆そうではないだろうけど)。

 本当にあきれ果てた。

 ただ、俄然やる気が出てきたから、ありがたいといえばありがたい。

 私の場合、怒りが仕事の一番のエネルギーになるようだ。

 だから、むしろ、「敵に感謝」と思わなければ。

 よーし、書面を書くぞ!

  

2010年8月24日 (火)

夏風邪をひいてしまった。・・・Twitterもどき(8月24日午後9時10分)

 盆明けの忙しい時期に、タイミング悪く夏風邪を引いてしまった。

 咳は出る、鼻水は出るで、交渉の相手やご相談者に大変迷惑をおかけしている。

 でも、日曜日はぐったりで寝込んでしまったものの、あとは通常どおり仕事をしている(休んでいる余裕がないためだが)。

 身体が丈夫なのが私の一番の取り柄かも。それで、今まで何とかやってこれた気がする。

 しかし、油断は禁物。

 そろそろ、人間ドッグにも行かなきゃなあbearing

 ・・・・・そろそろ夏の疲れが出る頃です。皆様も夏風邪にはご注意を!

2010年8月20日 (金)

日航ジャンボ機墜落事故から25年

 あの忌まわしい大事故から25年。

 特集記事を組んでいる新聞社も多い。

 特に印象に残ったのは、この特集。

 日航ジャンボ機墜落事故 御巣鷹の真実 (時事ドットコム)

 いち早く現場に駆けつけた取材記者の命がけの体験記 (遭難してもおかしくないような状況だった)。

 記者の眼からみた事故現場が実に生々しい。

 尾根の標 日航機事故25年(読売オンラインー群馬)

一度に520人の尊い命が奪われた惨事が、この群馬にあった。四半世紀を経て「8・12」の重みをどう伝えるか――。日航ジャンボ機墜落事故の「あの時」と「今」を追った読売新聞前橋支局の記者たちが取材を振り返った。 (8月14日)

 事故によって人生が変わってしまった人々に対する地元記者による渾身の取材記事。      

 そして、遺体の修復にあたったこの看護婦長さんの話。

 日航機墜落からあす25年 『惨劇、繰り返さないで』(東京新聞)

 「『私たちがやるしかない』と無我夢中でした」。手を合わせ、黙祷(もくとう)してから作業に入った。はい回るうじを払いのけ、ぬらしたタオルで泥や血をぬぐい落とす。バケツの水はすぐに黒くなり、水替えを何度も繰り返した。

 読んでいて苦しくなるような壮絶な体験だ。

 取材記者にせよ、検視にあたった医師、看護師にせよ、大変なトラウマになることが分かっていても逃げられない、自分がやるしかない、という使命感というのは、もの凄いものだと思った。

                 

 犠牲となった乗客乗員520名の方々のご冥福をお祈り致します。

 そして、時事通信の特集記事の冒頭にあるように、日本航空の再建が空の安全を犠牲にすることなく行われるよう願います。

2010年8月17日 (火)

すずめゴーヤのその後・・・Twitterもどき(8月17日午前10時30分)

 実家で仕事中。

 仕事の合間に庭仕事をしている。しかし、あまりの暑さに、庭仕事は早朝と夕方のみしかできない。

 春に取り寄せた種を蒔いて4本だけ苗になり、その苗を駐車場の縁に植えた「すずめゴーヤ」(以前の記事 すずめゴーヤの収穫 参照)は既に3メートルは優に超え、5,60個もの実をつけた。

Goya2

 天ぷらにしたり、こんな料理(挽肉詰め)にしたりして、しっかり食べている。小さいながらもちゃんと一品料理になる(野菜高騰の折、大変助かる)。

Goya

 葉っぱの影になって、うっかり取り忘れた実は、きれいなオレンジ色になり、やがてはじけてしまう。

 中には真っ赤なゼリー状の果肉(意外にも甘い)に包まれたこんな種が。

Goya3

 今年の夏、仕事や私用で行った市役所や区役所や町役場には、どこにもゴーヤの緑のカーテンがあった。 

 私も来年も種を蒔いて、今度は緑のカーテンにするつもり。

 今夜の夕食はゴーヤとエビのかき揚げの予定。

2010年8月14日 (土)

バンパイア効果の恐怖

 知人の弁護士が、メーリングリストで「パンパイア効果」という言葉を使っていた。

 どういう意味なのか、興味を抱いたので、ちょっと調べてみた(私は、言葉に対する好奇心が結構強いので)。

 こういう意味の言葉だった。・・・なるほど。

 第2526号 2003年3月10日 〔連載続 アメリカ医療の光と影 第14回 病院経営への株式会社参入をめぐる論議について 李 啓充 医師/作家(在ボストン) (週刊医学界新聞)

さらに,営利獲得競争を医療の世界に持ち込んだ場合にもっとも懸念される現象は,「バンパイア効果」と言われるものであるが,株式会社参入論者は「バンパイア効果」の危険はまったく心配していないようである。「バンパイア効果」とは,ある地域に,「サービスの質を落としてでも価格を下げてマージンを追求する」悪質な医療企業が参入してシェアを獲得した場合,「マージンよりもサービスの質を追求する」良質な企業が,悪質な企業の経営手法をまねないと生き残れなくなる現象である。ひとたび吸血鬼にかまれた者は,いやでも吸血鬼にならなければならないという喩えであり,世の中から良心的な医療を追求する病院が消えてしまう危険をはらんでいるのである。

 日本流にいえば、「悪貨は良貨を駆逐する」 ということか。

 医療サービスについての言葉だが、司法サービスについても同じことがいえそう。

 どんな分野にも市場原理を適用さえすれば安くて良いサービスが手に入ると思うのは、極めて楽観的な見方であろう。

  今の日本の司法サービスは、まさにこの「バンパイア効果」へまっしぐら、だと思う。

2010年8月13日 (金)

盆休み突入だけど。・・・Twitterもどき(8月13日午後8時35分)

 私の事務所は、きょうから盆休み。

 といっても、私は出勤して、片付けごと(主に机まわりの整理整頓)をしていたが。

 ちょっと油断していると、机まわりにはどんどん書類がたまる。

 なかなか捨てられない私も悪いのだが・・・。

 紙資料というのは、本当に始末が悪い。ファイリングするのも大変だし。

 いっそPDFにしてパソコン内に収納してしまったら、と思うこともあり、実際にそういうソフトも導入しているので、やろうと思えばやれるのだが、それに要する時間と手間を考えると結局断念してしまった。

 特に多いのが、司法改革関連の資料、医療関係の文献などなど。

 必要なときに直ぐに取り出せるように、かつ簡単に、整理する方法ってないものかしら。

・・・・・・・ 

 盆休みといっても、作成しなければならない書面、検討しなければならない案件が山積みで、休み中にやっておかないと休み明けに苦しくなるのが目に見えているため、キャリーバッグに記録をいっぱい詰めて帰省する予定である。

 私みたいな弁護士は結構多いと思う。

 誤解されては困るが、忙しい=収入が多い、わけではありません。

 弁護士の場合労働量と収入は必ずしも比例しない、と思うのは私だけだろうか。

 Tiba

 千葉の海。海を見たのは久しぶり。曇天だったが、サーフィンを楽しんでいる人も多かった。

 往復約11時間、日帰りの旅。

 医療過誤事件の被害者側には専門の協力医がなかなか見つからないため、遠方まで行かざるをえない場合も多い。

 新幹線を降りてから京葉線に乗るまでが長かった。危うく予定の特急に乗り遅れるところだった。

 今週は出張が多く、書面書きの仕事があまりできなかったので、盆休み中に頑張らねば。

2010年8月10日 (火)

全国クレジット・サラ金問題対策協議会の緊急声明~法律家の卵をオリコの債務奴隷にするな!~

全国クレジット・サラ金問題対策協議会が緊急声明を出しました。

 緊急抗議声明
~法律家の卵をオリコの債務奴隷にするな!~

 私としては、「債務奴隷」という言葉には抵抗はありますが(たとえオリコから機関保証を受ける立場になったとしても弁護士の職務の遂行においては毅然とした態度を取るべきだと思うから)、オリコを修習生の保証人にするなんてことは言語道断です。

 私は、この声明に記載のあるココ山岡事件、ダンシングモニター被害事件の弁護団の一員でした。個人でもオリコを相手にしたことは何度もあります。

 貸与制自体も問題ですが、最高裁がオリコを機関保証先として指定したことはもっと問題だと思います。

 なぜ(よりにもよって)オリコなのか?

 マスコミの方々には、その指定の経緯をしっかり調査して頂きたい。

 そして、日弁連も最高裁にしっかり抗議してほしい。なにせ、今の会長はクレジット・サラ金問題のエキスパートである宇都宮さんなんですから。

他の弁護士の関連記事:保証審査の基準la_causette

追記:

 上記緊急抗議声明の

今般の最高裁とオリエントコーポレーションの業務提携はサラ金・クレジット被害等事件における司法に対する信頼を大いに損なうものである。

の「業務提携」という言葉には失笑。この文章を起案した方は相当な皮肉屋ですな。

 でも、こんな規則つくってオリコを指定するなんて、ほんとに最高裁の権威も信用も失墜だわ。

2010年8月 9日 (月)

ゆたかさんのコメントを読んで・・・Twitterもどき(8月9日午前10時35分)

 東京行きのひかりの車内。小田原付近。

 夏休みのせいか、相当混んでいる。

 メールチェックしようと思い、昨日の私のロースクールについての記事に対するゆたかさんのコメントを読む。

 涙が出てくる。

 心を落ち着けようと瞼を閉じたら、日曜日の報道特集で流れた佐藤幸治氏のニコニコ顔が浮かんでくる。

 怒りを通り越して、憎しみすら感じた。

 マスコミ各社は、給費制維持運動を取り上げるだけでなく、こういうロースクール制のために苦しんでいる人たちのいることにも、もっと関心を持ってほしい。

・・・・・車両が揺れるのと、心も揺れるのとで、これ以上書けません。

 ゆたかさんの旧司合格をお祈りいたします。

2010年8月 8日 (日)

ロースクール制こそが「お金持ちしか法律家になれない」原因じゃないの?

 弁護士会は、現在、給費制維持の運動に本腰を入れている。

 会長自らが先頭に立っているので、マスコミの関心も高いようだ。

 そして、大勢のロースクール生、ロースクール修了生、司法修習生、若手弁護士らがその運動に協力している。

 この暑い中、本当にお疲れ様です。

         libra

 しかし・・・・である。

 貸与制反対のキャッチフレーズとして、「お金持ちしか法律家になれないの?」というのは、どうなの?

 お金持ちしか法律家になれない本当の理由は、司法修習中の生活費の貸与制にあるわけではないでしょう。

 それは、昨日のTBSの報道特集を見ていた賢明な視聴者であれば、直ぐに分かることだろう。

 お金持ちしか法律家になれないのは、ロースクールを卒業しなければ司法試験を受けられないからであり、そのロースクールに学費がかかるからだ。

 日弁連のHPの  司法修習費用給費制廃止に対する法科大学院生及び修了生の「当事者の声」【第1弾】(日本弁護士連合会・集約結果) を読めば一目瞭然。

 賢明なマスコミの皆様、政治家の皆様、そして市民の皆様、「お金持ちしか法律家になれない」本当の原因をご理解下さい。

 そして、どうして日弁連が「お金持ちしか法律家になれないの?」というキャッチフレーズを掲げながら、ロースクール問題に切り込めないのかもお察し下さいね。

 ・・・・・会内にいっぱいロースクール関係者がいて抵抗するからです。

 給費制維持運動にがんばっている皆様も本当はそんなこと承知の上なのだろう。なんだか見ていて痛々しい気持ちになる。

            libra

 この問題については、坂野智憲弁護士がとても分かりやすく記事にまとめておられる。

  京産大 司法修習生に生活費支給 NHKニュース仙台 坂野智憲の弁護士日誌

 私が書いた前の記事よりもはるかに論旨明快なので、ぜひお読み下さい。

 そして、めずらしく落合洋司弁護士もロースクール制に疑問を呈する記事を書いておられますね。ロースクール教員になられてからはてっきりロースクール制の問題点には関心がなくなってしまわれたのかと思っていましたよ。ちょっと安心しました。

 昨夜のTBS報道特集弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日

 なお、私は、ロースクールそのものが悪いというのではなく(立派な教育をされているロースクールや教員の方もおられますから)、ロースクール制が制度として廃止されるべきだと主張するものです。即ち、司法試験の受験資格から「ロースクール卒業」という要件をはずすべきだということです。

 法学部以外の学部卒業生や社会人の方が法律を基礎から学びたいというとき、あるいは修習生や弁護士が専門講座を受けたいというときに、任意にロースクールの講義を受講するのはいいと思います。

 しかし、ロースクール卒業を司法試験の受験資格とし、司法試験を受けたい人がロースクールに入学せざるをえない制度をつくり、ロースクールがその人たちから高い授業料を徴収し、それでも足りずに国民の血税をロースクールにつぎ込むのには大反対です。

 ロースクールの学費のためにロースクール生が借金まみれになっているのは明らかであり、そのような人たちが弁護士になったときに借金の返済に四苦八苦しながら仕事をすることの危険性についてもっと認識されるべきです。

 給費制維持活動を見ていて、一刻も早いロースクール制の廃止を含めた法曹養成制度の抜本的見直しが必要であることを確信しました。

 

まだ怒りがおさまらない。・・・Twitterもどき(8月8日午前11時15分)

 カルテを検討しつつも、なかなか怒りがおさまらず困っている。

 集中集中と念じるのだが・・・。

 どうしてこうも腹立たしいのかとつらつら考えていると、あの報道特集で、司法審の意見書を小泉首相に手渡しているニコニコ顔の佐藤幸治氏と中坊公平氏の顔を見たからだと思い当たった。

 あのシーン、見るんじゃなかったわ。何度も思い浮かんでしまう。

 このシーンについては、こちらのロースクール教授と同じ感想です。

 報道特集…これでいいのか?貧窮に苦しむ弁護士の卵たちの現実

 そして、このビギナーズネットのTwitterの皆さんのコメントがなかなか面白い。私のブログも紹介されていた。

 ビギナーズ・ネット (beginners_net) on Twitter

 

 

ロースクール制に対する怒りがとまらない!・・・Twitterもどき(8月8日午前7時15分)

 洗濯物を干し終わり、パソコンに向かって仕事を始める。

 明日は遠方の協力医との面談があり、その準備もある。片道5時間半の日帰り。

 遠方でも専門の協力医がいて下さるのは助かる。しかし、往復11時間はつらい・・・。本当につらい・・・。

 一泊も考えたが、翌日の予定や宿泊費用(依頼者に負担して頂くのは無理)のことを思い、日帰りを選択した。

            cloud

 昨日の報道特集を見た余韻がまだ残っている。

 特に残ったのはロースクール制に対する怒りだ。一体こんな制度を導入したのは誰なのだ!

 番組では、修了生らの貧窮ぶりをクローズアップしていたが、それは合格率数パーセントの旧司法試験の時代からあったこと。しかし、合格率数パーセントの時代でも、受験生は法曹養成制度に不満を持つことなく、貧窮の中でも勉強に励んでいた。そして、将来に希望を抱いていた。

 私が激しい怒りを感じたのは、彼らが生活費ではなくロースクールの奨学金というものすごい金額の借金を背負わされ、かつ将来に希望が持てないでいることだ。

 ロースクール卒業が司法試験受験資格でなければ、こんな借金は背負わなくてもよかったのだ。

 彼らの犠牲のもとでロースクールは存続し、しかも社会からはその成果が認められていない(ロースクールの教育が評価されているのなら、法務博士だってもっと大事にされていいはずだ)。

 このままロースクール制を放置すれば、ますます犠牲者が増えるだけだ。

 千葉大臣に期待するのが無駄なのは、昨年直接お会いしたときの様子や国会答弁、それにこの報道特集で給費制維持にすらまるで人ごとのような消極的な(官僚的な)答弁をしているのを見て、よーく分かった。

 次の法務大臣はどなたなのか分からないが、もう少しましな法務大臣を選んでもらいたい。

 そして国会議員の方々も日本の司法の将来を考えて、この問題をいつまでも放置しないでいただきたい。

追記:

 事業仕分けでは、ロースクール廃止の意見も出たことがあるようです。

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov25kekka/3-51.pdf

 ●法科大学院などは無駄。他にも効率化の余地があるのではないか。1割程度削減はできるのではないか。

 いかに無駄な制度か、仕分けで詳しい調査もしてもらいたい。

2010年8月 7日 (土)

報道特集の給費制問題の特集を見て

明日の法曹を育てよう!! ~司法修習生給費制維持活動ブログ~

告知:8月7日の「報道特集」で給費制の報道あり!! で知ったので、きょうの報道特集を見た。

 ちょっとだけ感想。

 内容的には、給費制反対運動の紹介には目新しいものはなかった。

 あまりロースクール問題や修習生の就職難には切り込んでおらず、先日の朝日新聞の記事に比べると底が浅い感じ。

 法科大学院修了生が口々に「弱者のために働きたい。でも、給費制が打ち切られれば断念する人も多くなる。多額の奨学金や貸与金を返せないのではないかと二の足を踏む人が多くなる。」と言っていた。

 取材に応じていた修了生らは、「少年事件」や「生活保護受給者」のような経済的弱者のために働きたいのだという。

 見ていて思ったのは、どうして彼らの不安が生まれるのかだ。

 正直なところ、この方たちの言われているのと同様の感想を持った。

   「こん日」第二版が出るらしい(花水木法律事務所)

   論旨明快。PINE's page

 結局、貸与金の返済が始まる6年後に、返済ができるだけの収入が見込めれば彼らの不安はないはずだ。

 しかし、その収入に不安があるからこそ、彼らの返済の不安があるのだろう。

 ましてや、少年事件や生活保護受給者の救済で、弁護士が食べていけるだけの収入を得ることはまず無理だ(これらは法テラス案件となることが多いが、日本の民事法律扶助予算がいかに乏しいか、その予算の不足を日本の弁護士が労力を提供するのみならず金銭的にも補充してきたことについては私の以前の記事をお読み下さい。→ 諸外国と比較してあまりに低い現在の民事法律扶助予算弁護士会の会費がまた値上げになるらしい。(追記あり))。

 弱者救済のために弁護士になりたいと言っても、最初に出てきた若手弁護士が言っていたように「自分も生活していかなければならない」のだから、弱者救済のための採算の合わない仕事をやる以上、利益が出せる仕事も平行してやらざるをえないのだ( 私の過去の記事:都会の森 参照)。

 現在の修習生の就職難は、その「利益が出せる仕事」の弁護士一人あたりの量が減ってしまったためであり、弱者救済のもともと採算の取れない仕事はそれほど減ってはいないだろう。

 問題はそういう仕事でも採算が取れるよう法律扶助予算が拡大されない限り解決は無理だと思う。

 そういう仕事でも充分に採算が取れ利益も上がるようになれば、就職難も緩和され、彼らの不安も解消されるかもしれない。

 ただ、今の赤字大国日本がこういう仕事に司法予算をまわしてくれるだろうか。見通しは極めて暗いといわざるをえない。

 結局、弁護士人口が増えるだけで、利益の上がる仕事の取り合いになり、就職難は解消されず、採算の取れない弱者救済の仕事に取り組む弁護士は増えないだろう。

・・・・・ やはり、貸与制だけの問題ではないのだ。

 もちろん現段階で給費制を打ち切るべきではないが、根本的な問題を解決しない限りはロースクール生の不安も司法修習生の不安も解消はしないのではないだろうか。

               libra

 もともとロースクール制も貸与制も、弁護士需要からみて日本の弁護士数が足りない、もっと増やすべきだ、という発想から生まれた制度だ(もちろん、その需要の意味は、弁護士も職業であるから充分に採算の取れるだけの需要であることを意味する)。

 ところが、その需要は当初増員論者が見込んでいたほどには増加しなかった。

 このため、需要があれば容易に返せるはずの奨学金や貸与金も、果たして返済が可能なのか危ぶまれるようになったのである。

 とすれば、ロースクール制も貸与制も、もう一度見直すべきときではないのか。

               libra

 司法の担い手である法曹を育てるには、それだけの時間も費用もかかる。その費用を負担するのは国民である。

 私は、一国民として、必要なだけの質と量の法曹人口は確保されるべきだが、それ以上に税金を使って増やす必要はないと思う。

 特に、将来法曹となるかどうか分からない人のためにロースクールへ補助金を投入するのであれば、その補助金を将来法曹となることがほぼ確実な司法修習生のために使う方が合理的だと思う。

 報道特集では「予備試験があるから資力がないためにロースクールに行けない人も救済される」などとのんきに説明していたが、ロースクール側の意向で予備試験がいかに狭き門とされているのかご存じないのであろうか。

 現実にはロースクール卒業が司法試験の受験資格なのである。そして、ロースクール卒業のためには多額の学費がかかり、かつ学生の負担する学費だけでは足りずにロースクールには税金から多額の補助金が交付されているのである。

 ロースクールが法曹養成のためにそれほど立派な教育をしていると自負するのなら、ロースクール卒業を司法試験受験資格になどしなくてもいいはずである。

 すばらしい教育をしているのであれば、司法試験の合格率も上がり、法曹となってからもロースクール出身者としての実績を認められ就職先に困るはずもないではないか。

 一刻も早くロースクール卒業を司法試験受験資格からはずし(希望者だけがロースクールに行けばよい)、誰でも(ロースクールに行った人も行かない人も)司法試験を受験できるようにすべきである。

 そして、法曹需要(裁判官、検察官の需要も含む)を予測しながら(その予測の資料を何とするかはいろいろな意見があろうが、司法修習生の就職状況、司法予算の増額の程度もその資料の一つとされるべきだろう)、司法試験の合格者数を決め、司法研修所で公費を使ってきちんとした研修を行うべきだと思う。

 実務家養成のための立派な教育をしているロースクールには司法研修所における教育を一部委託するという選択肢もあるかもしれない。

 以上が私の考える合理的な法曹養成制度です。少なくとも、今の養成制度よりは合理性があると思うのだが。

 今の「はじめにロースクール制維持ありき」の議論では、何の問題の解決にもならないと思う。 

 

いいのこれ?司法修習の貸与制の保証人にオリコ?

 さすがにオリックスではまずかったのでしょう。

 でも、なぜにオリコ?

貸与制、保証するのはオリコでした。 (福岡の家電弁護士 なにわ電気商会

保証機関に保証人なってもらうには、保証委託料がかかるんですよ。 (PINE's page

 私は、オリコとは過払金返還請求訴訟で控訴審まで闘ったこともある。過払事件に限らず消費者被害事件でもオリコが相手になることはしょっちゅうだ。

 私自身は、オリコの企業体質に疑問を感じているので、絶対にオリコのカードは持たないと決めている。

・・・・・なのにである。修習生は個人の保証人を立てることができないと、オリコに保証委託せざるをえないというのだ(規則によればオリコ以外の選択肢はないことになる)。

http://www.courts.go.jp/saikosai/sihokensyujo/pdf/syorui_set/1-3.pdf(最高裁HPの保証委託書記載例 はっきりと「株式会社オリエントコーポレーション御中」と記載されている。はじめは眼を疑った。)

 つまり、オリコと利害関係を持たざるをえなくなるわけだ。

 オリコに保証委託した修習生が、弁護士になってからオリコ相手に闘えるのか?

 オリコに保証委託した修習生が、裁判官や検察官になってオリコに対して公平な裁判や捜査ができるのか?

 自分が頼んだ保証人を相手に裁判できますか?

 貸与制になれば、個人の保証人を立てられない修習生は必ず出てくる。そうすると、保証人をオリコに頼むしかなくなる。その修習生が裁判官、検察官、弁護士になったとき、どうなるのか。

 最高裁は、最低限、なぜオリコを選択したのか、その経緯を説明すべきだろう。

参考:

 重要「司法修習生の修習資金の貸与等について」 の検討~特に保証人について

 (明日の法曹を育てよう!! ~司法修習生給費制維持活動ブログ~

 ほんとに、個人の保証人2名を見つけられず、オリコの保証委託の審査でもはねられたら、どうするんだろう・・・。

 司法修習生なら将来の収入に不安はないから審査をはねられないということが前提なんですかね。

 しかし、これからますます修習生の就職事情が悪化し、弁護士の平均収入が減少するというときに、そう言いきれるのか。

 また、弁護士になってオリコを相手に裁判中に、貸与金が返済できなくなって(代わりに支払った)保証人のオリコから訴えられるなんてことになったら、どうするんだろう。

 貸与制にはこういう現実的な問題も潜んでいる。

他の弁護士の関連記事:

貧しいのに弁護士になろうと思ったら、オリコの保証付き借金をしなさ~い…これからはオリコバッジ?(情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)

オリコの保証Schulze BLOG

ほんとに悪い冗談と思いたいですよ。

 一体、この国の法曹養成制度はどこに向かっているのでしょうね。

 この貸与、保証制度を考えた人って、2人の連帯保証人を容易に見つけられるような恵まれた環境に育った修習生しか念頭になく、かつオリコの保証に何ら疑問を感じないような楽天的な人なんでしょうかね。

2010年8月 4日 (水)

暑い夏の必需品

 暑い!本当に暑い!

  今週は、毎日、裁判所に出かけている。駐車場に駐めた自動車に乗り込むときの暑さといったらない。

 (裁判所の駐車場には数人の案内係の方が立っておられ、中にはかなり年配の方もみえる。裁判員向けなのだろうか。駐車場を出るときなど丁寧にお辞儀をして下さり、かえって恐縮してしまう。この暑さの中、炎天下の駐車場に長時間立っているのは大変だろうと、いつもお気の毒に思う。)

 さて、私は、暑さ対策として、いつも次のような物を持参している。

 まず、日傘。駐車場から裁判所の建物の中に入る間にも必要。紫外線からお肌を守る必需品。

 扇子。原始的な方法だが、それでもかなり体感温度は下がる。

 マイボトル。写真左は、ワンタッチで開くものでとても便利。朝氷を入れておくと夕方まで溶けない。意外に軽いこともあって、毎日持ち歩いている。落としたりして傷だらけだが。私はこの中に、粉末の青汁とラクトフェリンを氷水に解かして入れている。これを飲むようになってからお通じがいい(便秘がちの方におすすめ)。

 少しずつ水分を取ることは、熱中病対策にもなる。それに、マイボトルを持っていると、ペットボトルを買わなくてもいいので経済的でエコにもなる。 

 Atusataisaku_001

 写真右側のタオルのようなものは、保冷剤入りの頸巻きで最近購入したもの。 

 頸の血管を冷やすと本当に涼しく感じられる。ついでに、暑さでボーッとした頭もスッキリする気がする。

 この間は誰もいない弁護士控室で待っている間に装着していた(うっかりはずすのを忘れるとかなり恥ずかしいことに)。

 冷房の部屋から熱風吹きすさぶ戸外に出るときなどにこれをつけると、ちょっとは苦痛が緩和される。屋外に駐車しておいて暑くなっている自動車に乗り込む時などにも、これをつけているとかなり楽。

 難点は直ぐに冷たくなくなってしまうこと。2つ位購入して交代に冷凍庫に入れて冷やすといいかもしれない。

 この頸を冷却するグッズはいろいろな種類が売られている。大きく分けて気化熱利用のものと冷却剤使用のものに分かれるようだ。ホームセンターに行くとズラリと並んでいる。今年の夏のヒット商品なのだろうか。

 今年は残暑も厳しいらしい。熱中症で亡くなられる方も例年になく多い。

 私はこれらのグッズを活用して暑さをしのぐつもり。

 皆様も熱中症にはくれぐれもお気を付けて、暑い夏を乗り切って下さい。

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