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2010年4月12日 (月)

兵庫県弁護士会のHPに1000人決議がUPされていました。+米倉明教授の言われる「弁護士の商売気」って?

  兵庫県弁護士会の3月23日の臨時総会で可決された司法試験合格者を段階的に年間1000人程度にするよう求める「適正な法曹人口に関する決議」全文が、同弁護士会のHPに掲載されていました。

 http://www.hyogoben.or.jp/topics/iken/pdf/100323housou.pdf

 その内容はもっともなことばかり。ぜひお読み下さい。

           

 宇都宮会長も積極的にマスコミ(テレビ、新聞など)に露出して法曹人口問題についての説明をされている。

 今までの旧主流派の会長らは、ちょっと司法試験合格者数の削減を訴えるとマスコミ(もっぱら新聞の社説)に攻撃されることを怖れて、こういう本当のことをきちんと伝えてことなかった。

 夢のような司法「改革」を描いてみせている学者たちに対して、きちんと現実を踏まえた反論をしてこなかった。

 そのツケがたまって、今の惨憺たる現状がある。

            

 昼休みにボ2ネタを見ていたら、米倉明教授の戸籍時報652号62頁での発言が引用されていた。       

 昨今の司法書士に比べると弁護士は商売気において著しく減退している。弁護士事務所にしても,まるで拘置所か幽霊屋敷よろしく,内部を一切見られないようにし,かつ,ドアを固く閉ざして,中にうっかり入ろうものなら,いくら支払えと請求されるか見当も付かないといった感じである。これではだめだ。

 民事事件の掘り起こしについても,もっと努力する必要がある。例えばマンションの管理組合をめぐり歩いて,事件を拾い集めるといった,足で歩くこともぜひしてもらいたい。

 あきれた!

 ということは、弁護士も先日大阪弁護士会に告発されたA法務事務所のような宣伝を見習えということか。   

  あそこは「商売気」をしっかりお持ちのようだから。

 弁護士事務所が中を見られないようにしているのは、守秘義務があるからです。依頼者の名前の入った記録などは極力他の依頼者などの目に触れないようにしているのです。

  「事件を拾い集める」というのは「事件を掘り起こす」のと同じ意味でしょうね。

 「弁護士の需要は掘り起こせばいくらでもある!」とかつて豪語されていた旧主流派の弁護士らがおっしゃっていたことと共通します。

 これについては、以前私の書いた記事をご覧下さい。

      司法試験は受かったけれど・・・弁護士の2007年問題l

 米倉明教授は、弁護士の事務所には「招き猫」を置くべきだというお立場なのでしょう。

                 

 それから、弁護士が「マンションの管理組合をめぐり歩いて、事件を拾い集める」って、どういうことでしょう?

 私もマンションに住んでいて管理組合の1員ですが、弁護士が「事件ありませんか?」とめぐって来たらいい迷惑です!もちろん、「ただ」で処理をしてくれるなら大助かりですが。

 マンションの管理組合には、確かに法律問題も発生するでしょう。しかし、管理会社が委託を受けていることが多く、その管理会社には顧問弁護士もいます。たいていは管理会社への相談だけで問題は解決します。

 管理会社に払う報酬の節約のために管理会社をつけていない管理組合は、弁護士費用も極力払いたくないでしょう。

 どうしても自分たちで処理できない法律問題が発生したときだけ、弁護士に依頼するでしょうが、それも限られています。

 たとえば、マンションの住人間の近隣トラブル等は、できるだけ穏便に解決したいと思うのが人情で(弁護士の私でさえそうですから)、弁護士を介入させるようなケースはごく僅かでしょう(たとえば、かつてあったような暴力団事務所に部屋が占拠されているというような場合)。

 また、何も弁護士に「めぐり歩いて」きてもらわなくても、管理組合の理事長は各所に設けられている無料、有料の法律相談センターを訪ねて法律相談を受けることができます。今では、多くの法律事務所がHPを持っておりますので、マンション管理を得意分野としているような法律事務所に電話をして法律相談の予約をすることも可能です。 

 米倉教授は、国民が「弁護士が事件を拾い集める」ことを期待しているというのでしょうか?

 それなら、アメリカの弁護士のように、救急車の後ろを走ってついていく「アンビュランス・チェイサー」は大歓迎なのでしょうね。彼らは商売気おおありですから。

・・・・・こういう現実というものを知らない学者の先生方が司法改革を牛耳っていたかと思うと怖ろしい限りである。

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弁護士」カテゴリの記事

コメント

え~。
司法書士だって、メインの登記は、単に降ってくる(自分で掘り起こすわけではない。土地権利の移動や、会社設立、役員選任などなので、当たり前)ので、商売気、と言われても...。

まあ、銀行に営業したり、簡裁代理権限の営業したり、成年後見の仕事をするのは、ありますが、こういうのは、未だにメインじゃあないと思いますが。(銀行への営業も、さほど確率高くない。)

まあ、確かに一部事務所が営業に前向きなのはありますが、そこ以外は特にそんな感じはないのですが...。

学者が実務を知らないのは今に始まったことではないですが、
そんな学者が実務に口を出すようになってきたのはいつのころからなのでしょうか。
そして、司法改革という美名のもと、実務をゆがませてきた学者。そしてそれに翻弄されてきた法律実務家、受験生。
学者はとっとと退出するべきです。
学者はロースクール卒業生(修習生も含む)の就職先をちゃんと探してあげてください。
「足を使って」。
といいたいです。

この記事へのコメントは終了しました。

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