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« 朝日の社説に一言・・・Twitterもどき(3月12日12時40分) | トップページ | 諸外国と比較してあまりに低い現在の民事法律扶助予算 »

2010年3月18日 (木)

司法修習生の借金事情

  日弁連の全会員に定期的に配布される「日弁連委員会ニュース」の3月1日発行分に、日弁連司法修習委員会が昨年9月に実施した新第62期司法修習生の経済事情についてのアンケート調査結果が掲載されていた。

 僅か52名が対象のアンケートではあるものの、興味深い結果が出ているので、少し紹介したい。

              libra

「法科大学院生・司法修習生の経済事情」 より抜粋

 奨学金利用者  55.80%  

 大学での利用者の平均額 4年間   2,778,000円

 法科大学院での利用者の平均額 2.2年間  3,305,862円

 借金の合計の平均値  4,072,207円

 大学・法科大学院の時代の借金合計額

  1000万円以上       1人(1262万4000円)

  500~100万円未満    6人(984万~500万)

  300~500万円未満    11人

  100万円以下         1人 

               libra

  同記事では、

 司法修習生の給与が貸与制となれば、上記のような借金に更に修習期間1年間分の給与が借金に加算されるわけである。

 アンケートに答えてくれた中で、借金の一番多い人は、1262万円に上っていた。僅か52名の人達によるアンケート調査であるが、司法修習生の55.8%に上る諸君に、何らかの借金があり、その平均値は金407万円に上ることが判った。

 これに修習期間の1年間が貸与制ともなれば、月額平均20万円として、1年間240万円が加算され、新期弁護士の60%近くの人達が、約650万円近くの借金をすることが予想される。

 今後も更に多人数のアンケートを取って集計する必要がある。

とされている。

 こんな多額の借金を抱えて弁護士生活の第1歩を踏み出さざるをえないことの怖さということは、もっと一般社会に認知してもらう必要があると思う。

 よく、「医師だって(2世など富裕層を除けば)多額の借金を背負って医師になるじゃないか。」という人がいる。

 しかし、医師には就職に困ったり収入が低くて生活に困ったりする人はまずいないだろう。奨学金の返済に困る医師はまずおられないだろう。

 これには医師の絶対数が少ない(今までの政策上人数が抑制されてきた)せいもある。

 確かに勤務医の給与は低いと聞いているが、それでも他の職業に比べれば高額である。しかし、私は、医師は人様の命を預かる職業で大変な責任を負っているのだからその収入が高額であっても当然だと思っている。仕事の上でも、患者の家族であったという立場からも、医師や看護師の仕事の厳しさ、責任の重大さというのは実感しているから。

 これに対して、弁護士は人様の命を預かるわけではないが、お金は預かることが多い。また、ときには人様の生命や身体の安全に関わる仕事をすることだってあるのである。それにお金だって、高齢者の方々にとっては命を守るための頼みの綱ということもあるだろう。

 そういう仕事をする弁護士が多額の借金を抱えているということの危険性はもっと認識されるべきだ。

 いかにモラルを強調しようと、いかに厳重な懲戒処分があろうと、世の中強い人間ばかりではない。

  国が裁判官に高額な収入を与え身分保障しているのはなぜなのかを考えて頂きたい。

 弁護士も、司法の担い手として、ときに事件の解決に際し裁判官と同じくらいの力を持つこともあるのである。

               libra    

 それに、このような多額の借金を抱え、しかも就職先があるかどうかも分からないという状況下では、(富裕層の子弟を除く)多くの学生が弁護士になることを躊躇してしまうのは当然だ。

 この記事も、

  果たしてそれで新人弁護士に期待されている公益的活動に支障はないのか?従来の給与制が貸与制に移行することによって司法修習生(大半は弁護士となる)そのものが魅力のない職業ということとなり、果たして優秀な人材が集まってくるのであろうかと懸念される。

 としている。

 確かに借金の返済に追われていたら人権活動どころではないだろう。

 また、最近は2世弁護士が増えているが、将来の就職や独立に不安のない2世や富裕な家庭の子弟しか弁護士になれないという制度はおかしいと思う。

 そして、司法修習生の給与が給付制のままであっても、これだけの借金を抱えて弁護士になるのは危険だと思う。

 私はイソ弁時代にしっかり開業資金を貯めてから独立した。それが可能な時代だったから。そして独立してからも「借金をしない。借金をしなくてすむように事務所の経費を抑え生活のレベルも上げない。」ことを心がけてきた。

 もともと借金がきらいであるということもあるが(事務所のリースもどうしてもリースにせざるをえなかった月2000円程度の警報装置のみ)、仕事柄借金がいかに人間を変えるかという怖さを知っているし、借金が原因で転落した弁護士の例も多数知っているから。

 だから、司法修習生の給与の貸与制阻止にとどまらず、これだけの借金を背負わないと弁護士になれないという制度自体が見直されるべきだと思う。

               libra

他の弁護士の記事:仙台 坂野智憲の弁護士日誌

 法科大学院生・司法修習生の経済事情 日弁連司法修習委員会ニュース

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コメント

400万円て、驚きです。

調べものをすると、なぜか寺本さん情報が何回か引っかかります。短歌ブログのリンクに付けさせてもらいました。

ありがとうございます。

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