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ねこちか2

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2010年3月

2010年3月30日 (火)

怒っているだけではなあ・・・Twitterもどき(3月30日午前5時40分)

 昨日は、年度末の月曜日ということもあって、電話、ファックス、メールが多く、帰宅したらぐったり。早く寝てしまったので、きょうは早起き。

 ブログを開いて、このブログのアクセス数が、ここ数日多くなっている(1日数千)ことに気づく。

 一番見られているのが例の青嶋ひろの氏の記事について書いた頁。1年も前の記事なのだが。

 また青嶋氏がなにかフィギュアスケートファン(特に浅田真央選手のファン)を怒らせるような記事を書いたのだろう。

 私が最初に青嶋ひろの氏についての記事を書いたときは、青嶋氏がどういう方かまだ分かっていなかった。その後、どういう文章を書く人なのかだんだん分かってきた。

 世の中、こういう文章を書いて喜んでいる人もいるものだ。

 だから、今は最初に青嶋氏の記事を読んだときのようなショックはない。

 その後は、ストレス回避のために、ニフティのフィギュアスケート特集の記事を読まないようにしていた(こういうストレスはできるだけ避けたいから。他に対処しなければならないストレスが一杯あるので)。

                 clover

 青嶋氏の記事に怒っている方のブログやコメントを読むと、なんだか先日の法曹増員問題に関する新聞各社の社説に怒っている弁護士と似ているなあと思う。

 マスコミの中には、よく調べもせず、統計を取ったわけでもないのに、不条理な意見を(自分個人の意見としてではなく)大多数の市民の意見やある組織の代表の意見であるかのように、華々しく公表したい方がいるようだ。

 特定の個人や特定の組織をたたくことに喜びを感じているのではないかとまで思う。

 そういう方々に対して、どう対処すればいいのかは、悩ましいところ。

 (理屈ではなく、感情で動いている人にどう対処すればいいのか、弁護士は悩むことが結構多いのです。)

 ただ、怒っているだけでは、何の解決にもならないということだけは確か。

 そして、怒りが自分にとってマイナスだと思えば、その怒りを社会のために生かすことができると思える場合を除いて、そういうストレスには関わらない方がいいのではないか、というのが最近私が考えることです。いささか消極的すぎるかもしれませんが。

 というわけで、ニフティのフィギュアスケートの記事はクリックせず、他所の青嶋氏がライターとなっているらしい記事には近づかないようにし、あいかわらず新聞も取っていません(この理由はこのブログを読んで下さっている方にはお分かりでしょう)。

 それで情報の入手に困ることはないし、そういうことに時間を使うよりも他にやるべきこと、やりたいことがたくさんあると思うので。

2010年3月28日 (日)

いろいろあるらしいフィギュアスケートの採点の裏側・・・プルシェンコ選手のことなど。

 世界選手権の男子、女子シングルが終了し、なんと男子も女子も日本選手が金メダルを獲得!高橋大輔選手、浅田真央選手、おめでとうございます!

 しかも、世界ジュニア選手権の男子も女子も日本選手が金メダルという快挙。

 伊藤みどり選手の頃からフィギュアスケートを見ているが、こんな時代が来るとは思わなかった。

 ただ、オリンピックが終わってから、フィギュアスケートを見ていても、なんとなく気持ちがもやもやする。やはり採点に対する不信感が残っているからだろうか。

 フィギュアスケートを純粋に楽しめなくなった気がする。

               typhoon        

 田村明子さんの興味深い記事である。

 プルシェンコの連覇を妨害した!?米国人ジャッジ、疑惑のEメール。
    ~五輪でのロビー活動の真実~

 この「インマンメール」事件のことは多少知ってはいたのだが、田村さんの記事は分かりやすいし掘り下げている。

 ジャッジ同士がメールアドレスを交換している(ひょっとしてメーリングリストなんかもあるのか?)というのも驚き。

 採点基準もこうやって意思統一しているのかと疑ってしまう。

 私は、プルシェンコの演技はそれほど好きではないが(ヤグディンの方が好きだった)、それでも彼の演技は面白いし、また見てみたいと思う。

 先日のオリンピックのエキシビションの演技も一番面白かった。

 試合の演技は、ちょっと審判をおちょくりすぎじゃないかと思うのだが、それでも見ていると面白い。

 これでもかこれでもかと気合いを入れて手を振りまくるライサチェック選手の演技は、正直「分かった。もういいわ。」となるのだが、ちょっとコミカルなプルシェンコ選手の演技の方は「またちょっと見たいな。」という気になるのは不思議。

 感動というのとは違うのだが、面白い。これは、あくまでも私の好みにすぎないが。

 オリンピックのフリーではプルシェンコ選手は本調子ではなかった。ジャンプに乱れがなかったら、あるいは4回転をもう一つ入れていたら、間違いなく1位だっただろう。

 それなら採点のことでこんなに揉めることもなかったのに・・・と思うと残念な気もするが、採点の問題を顕在化してくれたという点ではよかった気もする。

 今の採点基準であの演技だと、どっちが1番なのか2番なのかはよく分からない。

 このような国家対立感情やロビー活動なしで、フィギュアスケートの演技を純粋に楽しめる五輪はいつになったらやってくるのか。 

 という田村さんの感慨には同感である。

 田村さんには、女子シングルの採点についても掘り下げてもらいたいと思った。

 また、日本のマスコミはどうしてこういうフィギュアスケートの採点の不可思議についてもっと掘り下げた報道をしないのだろう。

 最近では「真相報道 バンキシャ!」がちょっと報道していたのが目新しかった。

                 spade   

 フィギュアスケートの美しさだけを楽しみたい一般観客としては、もはや誰が金メダルとか銀メダルとかにはこだわらず、自分がいいと思った演技が金メダル!と思っておいた方がいいのかもしれない。

 それだけ「オリンピックの金メダルの価値」が下落してしまったということなのだろうが。

2010年3月27日 (土)

晴天の週末・・・Twitterもどき(3月27日午後5時)

 3月ももうすぐ終わり。

 名古屋はここ最近ぐずついた天気が続いており、きょうは久しぶりの晴天である。

 私は、2月3月は仕事に出かけたり実家に帰ったりで、週末に自宅にいられないことが多かったが、今週末は久しぶりに自宅でゆっくりすることができる。

 洗濯物を干し、ベランダの植物にハイポネックス水をやった。

 いつのまにか、赤いシクラメンが満開になっていた。

Akasikuramen_3

 この赤いシクラメンはもう5年くらい育てているが、球根が毎年大きくなってたくさんの花をつけるようになった。夏の間は水切りしてほかっておくだけ。本当にありがたい花である。

Biora

 つり鉢のラベンダー色のビオラもたくさん咲いている。

 こういう身近なところからも春の訪れを実感する。

 そろそろセーターを洗濯してかたずけなければ・・・。

2010年3月24日 (水)

弁護士1人あたりの国民数ー隣接士業人口を含むー(各国比較)

 日弁連作成のグラフ

 弁護士1人あたりの国民数ー隣接士業人口を含むー(各国比較)

 このグラフを見ると、隣接士業人口を含めると、日本の弁護士1人あたりの国民数は決して多くはないことが分かる。

 司法審が見本としたというフランスよりも、はるかに少ない。

 もともと各国ごとに司法制度が異なり、隣接士業が担っている職務も異なるので、単純に比較すること自体に無理があった。

兵庫県弁護士会でも司法試験合格者数1000人決議

 司法試験の年間合格者「1千人程度に」 関西産経新聞

 兵庫県弁護士会(春名一典会長)は23日、総会を開き、政府が「3000人程度」としている司法試験の年間合格者数について、「段階的に1000人程度にすべき」との決議案を採択した。同会によると、賛成224票に対して反対は74票で、同様の決議は西日本の弁護士会では初めてという。

 あくまでも「段階的」に1000人程度である。だから何年先になるかは分からないが、いずれ1000人程度になったとしても、日本の法曹人口が相当なスピードで増大することにはかわりがないのである。

 それにしても、224票対74票というのは大差である。

 宇都宮政権下の日弁連はこの決議も尊重して頂きたいものだ。

2010年3月23日 (火)

裁判員制度の欠席者に過料が科されることはあるのだろうか?

 先日、裁判所職員による川柳や狂歌をご紹介したが、その中に過料についての狂歌もあった。

 欠席者の増加に伴い、いよいよ過料を科すことも検討されているのだろうかと思っていたら、こういう新聞記事があった。

 裁判員手続き出席率が低下 県内裁判、3件目は10人欠席  徳島新聞 2010/3/17 15:22   

 欠席者への過料は裁判員法112条で規定。「審理を担当する裁判体が正当な理由の有無を確認して過料を科すかどうか判断する」としており、制裁の決定は事実上、職業裁判官の裁量に委ねられている。

 地裁は「裁判体が判断するために欠席理由を調査しているかどうかや、出席率低下への対策などについては答えられない」とする。ただ、実際に過料は科しておらず、欠席理由の調査は行っていないもようだ。最高裁によると、全国の地裁の対応も同じで、これまでに欠席者に制裁を加えたケースはないという。

 裁判所にとって、欠席に「正当な理由」があるかどうか調査して判断する労力たるや大変なものだろう。ただでさえ、裁判員裁判によって裁判官、書記官、事務官の負担は増えたのであるし。

 しかも、仮に裁判所が正当な理由のない欠席と判断して過料を科したとしたら、もともと裁判員制度は国民の要望によって導入されたものではないから、国民の不満が爆発する可能性もある。ただし、「国民の義務」と思い忙しい中時間を工面して出席した人からすれば、正当な理由なく欠席した人は腹立たしいであろうから、このような不公平感をどうするかも問題だ。

  元判事の西野喜一新潟大学法科大学院教授は「出席率の低下は当然」とみる。理由に<1>裁判員制度そのものに無理がある<2>もの珍しさが薄れてきた<3>簡単な事件ばかりでなく、大変な負担を伴う事件も審理することが理解されてきた-などを挙げる。

 過料は刑事罰でないため時効がなく、さかのぼって欠席者に制裁を加えることも可能。ただ、西野教授は「過料決定という制裁で脅さないと、国民が制度に参加しないのを裁判所が認めたことになる」と指摘。「今のところ必要な候補者数は出席しており、裁判所としては過料を科すのは避けたいところだろう」との見解を示した。

 西野教授のご意見はごもっともである。

 確かに「今のところ必要な候補者数は出席しており、裁判所としては過料を科すのは避けたいところだろう」というのが裁判所の本音だろう。

 しかし、それでは真っ正直に出席して裁判員に選任されてしまい、否認事件や死刑求刑事件などの審理で長時間拘束されて呻吟した裁判員はどうなるのか。あまりに不公平ではないのか。

 もともと国民の支持が得られないまま拙速に導入してしまった裁判員制度の限界はこんなところにも顕れている。         

    

2010年3月19日 (金)

裁判員制度についての裁判所職員作の川柳と狂歌

 「裁判員制度はいらない!大運動」から、おもしろい文書が送られてきた。

 名付けて、「インコ独断撰」

  裁判員職員による制度慶祝作品発表(第1弾)

 おもしろ!

  皆様は、この中の川柳、狂歌のどれがお気に入りでしょう?

  私は、

 川柳の部では

  裁判員 行き着く先は 災難員

 狂歌の部では

過料(あやまちりょう) 取れるものなら 取ってみよ

  そんな人手が どこにかあらん

 でしょうかね。

 折しも、

  鹿児島地裁で実施された裁判員裁判は、当初の抽出数200名に対し、辞退が続出し、出頭は50名、当日にも辞退者が15名出て、結局、残った数はなんと35名(17.5%)となったそうな(3月9日 読売新聞鹿児島版より)。

 そのうちに、

 選びたく ない人ばかり なりたがり

となりませんかね。

諸外国と比較してあまりに低い現在の民事法律扶助予算

 先月、京都で日弁連主催の法曹人口問題に関するシンポが開催されたという。

 その資料集を頂いたので見ていたら、こういう資料があった。

 カラーのグラフになっていて、とても見やすい。

  「諸外国と比較してもあまりに低い現在の民事法律扶助予算」

  ー民事法律扶助予算(公的支出額)の国際比較ー

 日本の法律扶助予算が欧米諸国に比べてここまで貧弱だったとは・・・。

 新聞各社が社説で「国民の社会生活上の医師」としての弁護士をもっと増やせというのなら、日本は民事法律扶助予算が諸外国と比べて極端に少ないということをもっと国民に訴えて政府に増額を要求したらどうなのか。

 それをしないで、弁護士だけ増やしても、どうしようもないでしょう。

 弁護士は職業として仕事をしているのであって、ボランティアではないのだから。

 頑張ってボランティアをやることがあっても、弁護士にも生活があるのだからボランティアばかりを継続するのは無理である。私の尊敬する先輩が常々「ボランティアの仕事は長続きしない。」と言っていたが、現実にそういう仕事をやってみると本当にそうだと思う(論説委員の方々はそういうボランティアをしたことがないのではないだろうか?)。

  この他にも興味深い資料がたくさん日弁連のHPに掲載されている。  http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/data/090318_shiryou.pdf

 (例の「当面の法曹人口のあり方に関する提言」の添付資料というのは気にくわないが。)

2010年3月18日 (木)

司法修習生の借金事情

  日弁連の全会員に定期的に配布される「日弁連委員会ニュース」の3月1日発行分に、日弁連司法修習委員会が昨年9月に実施した新第62期司法修習生の経済事情についてのアンケート調査結果が掲載されていた。

 僅か52名が対象のアンケートではあるものの、興味深い結果が出ているので、少し紹介したい。

              libra

「法科大学院生・司法修習生の経済事情」 より抜粋

 奨学金利用者  55.80%  

 大学での利用者の平均額 4年間   2,778,000円

 法科大学院での利用者の平均額 2.2年間  3,305,862円

 借金の合計の平均値  4,072,207円

 大学・法科大学院の時代の借金合計額

  1000万円以上       1人(1262万4000円)

  500~100万円未満    6人(984万~500万)

  300~500万円未満    11人

  100万円以下         1人 

               libra

  同記事では、

 司法修習生の給与が貸与制となれば、上記のような借金に更に修習期間1年間分の給与が借金に加算されるわけである。

 アンケートに答えてくれた中で、借金の一番多い人は、1262万円に上っていた。僅か52名の人達によるアンケート調査であるが、司法修習生の55.8%に上る諸君に、何らかの借金があり、その平均値は金407万円に上ることが判った。

 これに修習期間の1年間が貸与制ともなれば、月額平均20万円として、1年間240万円が加算され、新期弁護士の60%近くの人達が、約650万円近くの借金をすることが予想される。

 今後も更に多人数のアンケートを取って集計する必要がある。

とされている。

 こんな多額の借金を抱えて弁護士生活の第1歩を踏み出さざるをえないことの怖さということは、もっと一般社会に認知してもらう必要があると思う。

 よく、「医師だって(2世など富裕層を除けば)多額の借金を背負って医師になるじゃないか。」という人がいる。

 しかし、医師には就職に困ったり収入が低くて生活に困ったりする人はまずいないだろう。奨学金の返済に困る医師はまずおられないだろう。

 これには医師の絶対数が少ない(今までの政策上人数が抑制されてきた)せいもある。

 確かに勤務医の給与は低いと聞いているが、それでも他の職業に比べれば高額である。しかし、私は、医師は人様の命を預かる職業で大変な責任を負っているのだからその収入が高額であっても当然だと思っている。仕事の上でも、患者の家族であったという立場からも、医師や看護師の仕事の厳しさ、責任の重大さというのは実感しているから。

 これに対して、弁護士は人様の命を預かるわけではないが、お金は預かることが多い。また、ときには人様の生命や身体の安全に関わる仕事をすることだってあるのである。それにお金だって、高齢者の方々にとっては命を守るための頼みの綱ということもあるだろう。

 そういう仕事をする弁護士が多額の借金を抱えているということの危険性はもっと認識されるべきだ。

 いかにモラルを強調しようと、いかに厳重な懲戒処分があろうと、世の中強い人間ばかりではない。

  国が裁判官に高額な収入を与え身分保障しているのはなぜなのかを考えて頂きたい。

 弁護士も、司法の担い手として、ときに事件の解決に際し裁判官と同じくらいの力を持つこともあるのである。

               libra    

 それに、このような多額の借金を抱え、しかも就職先があるかどうかも分からないという状況下では、(富裕層の子弟を除く)多くの学生が弁護士になることを躊躇してしまうのは当然だ。

 この記事も、

  果たしてそれで新人弁護士に期待されている公益的活動に支障はないのか?従来の給与制が貸与制に移行することによって司法修習生(大半は弁護士となる)そのものが魅力のない職業ということとなり、果たして優秀な人材が集まってくるのであろうかと懸念される。

 としている。

 確かに借金の返済に追われていたら人権活動どころではないだろう。

 また、最近は2世弁護士が増えているが、将来の就職や独立に不安のない2世や富裕な家庭の子弟しか弁護士になれないという制度はおかしいと思う。

 そして、司法修習生の給与が給付制のままであっても、これだけの借金を抱えて弁護士になるのは危険だと思う。

 私はイソ弁時代にしっかり開業資金を貯めてから独立した。それが可能な時代だったから。そして独立してからも「借金をしない。借金をしなくてすむように事務所の経費を抑え生活のレベルも上げない。」ことを心がけてきた。

 もともと借金がきらいであるということもあるが(事務所のリースもどうしてもリースにせざるをえなかった月2000円程度の警報装置のみ)、仕事柄借金がいかに人間を変えるかという怖さを知っているし、借金が原因で転落した弁護士の例も多数知っているから。

 だから、司法修習生の給与の貸与制阻止にとどまらず、これだけの借金を背負わないと弁護士になれないという制度自体が見直されるべきだと思う。

               libra

他の弁護士の記事:仙台 坂野智憲の弁護士日誌

 法科大学院生・司法修習生の経済事情 日弁連司法修習委員会ニュース

2010年3月12日 (金)

朝日の社説に一言・・・Twitterもどき(3月12日12時40分)

 お昼休みにネットを見ていたら、知り合いの弁護士の皆さんが新聞各社の社説に怒っておられる。

 あいかわらずの論調で、増員の必要性についての根拠も同じことの繰り返し。

 突っ込みどころ満載なのだが、あんまりバカバカしくて反論する意欲も湧かない。

 でも、昼休みの間にちょとだけ朝日の社説に突っ込んでみる。

 宇都宮新会長―「司法改革」を止めるな 2010年3月12日(金)付

増員ペースが速すぎるというなら、問題点を洗い出し改善策を示すのが筋だ。就職難をいうなら、法曹資格者の民間企業や官公庁などへの進出をどう促すか真剣に検討すべきだ。

 法曹資格者の民間企業や官公庁への進出(弁護士の就職のことでしょうね)なんて、日弁連執行部もずっと(検討どころか)努力してますよ。愛知県弁護士会の執行部もせっせと民間企業へ新人弁護士の売り込みをしてますよ。

 で、朝日新聞さんは弁護士を雇っているんでしょうか?

 昨年の司法記者との懇談会では、名古屋に本社ないし支社のある新聞社には一人も企業内弁護士はいないということでしたが。

 弁護士会に「法曹資格者の民間企業や官公庁などへの進出をどう促すか真剣に検討すべきだ。」なんてえらそうに言うならば、なぜ朝日新聞は率先して「法曹資格者の進出」先にならないんでしょうか?教えて下さい、論説委員の方!

               pout

 宇都宮先生とその陣営の方々には、ぜひともこういう「とんでも社説」に対して、きちんとした対応をして頂きたいと思う。

 

2010年3月10日 (水)

宇都宮候補勝利!~こんな日弁連を変えられるか?

 本日の日弁連会長選挙(再投票)は、宇都宮候補が勝利した。

 平成22年度同23年度日弁連会長選挙(再投票)開票結果仮報告集計表

 比較として2月の投票結果はこちら

 平成22年度同23年度日弁連会長選挙開票結果仮報告集計表

 今回の再投票で最も驚いたのは、大阪で宇都宮候補が勝利したこと。

 これで都市と地方の対立構造ではなく、東京と地方の対立構造となったわけだ。

 (もっとも大阪が都市ではないというのなら別だが。新聞記事によれば名古屋はとうに都市ではないようだけど。)

                libra

 大阪は現会長のお膝元。派閥の力も強いところ。そこで、宇都宮候補が勝利したというのはすごいことだ。

 先回の投票と比べると、投票率が、

  大阪 65.63%→71.80%  と大幅にアップしているのに対し、

  東弁 78.80%→64.63%  と大幅にダウンしているのが興味深い。

 大阪でこれだけ投票率がアップした理由が何だったのかは分からないが、これが宇都宮候補に有利に働いたのは確かだろう。

 これに対して、山本候補の大票田の東京弁護士会の投票率が大幅ダウンしたのは、山本候補には痛かった。

.                libra

 私は、宇都宮候補の積極的支持者ではないが、少なくとも主流派(今はもう主流派ではないのかな?)として歴代の会長経験者をずらりと支持者に並べ、次のようなことを平然と述べられていた山本候補には会長になって頂きたくはなかった。

 週間法律新聞 平成22年(2010年)1月29日 第1838号 「日弁連会長候補アンケート」からの抜粋。

会内意見

 Q 会員の中に「日弁連執行部派と一般会員との間に意識の乖離がある」との見方があります(平成二十一年十月十六日「中部弁連決議」)。

 日弁連の会内民主主義の現状には改善すべき点があると考えますか。あるとすれば、どういった点ですか。

宇都宮 問題は、東京・大阪の会派の在り方です。会派の中で執行部派と一般会員の間に意識の乖離があるにもかかわらず、会派が組織決定をすると、それが弁護士会さらに日弁連に決定的な影響を与えることになる点です。

山本  執行部は常勤で会員のため会務に取り組む立場ですので、一般会員との間で情報量の点で圧倒的な差が出ます。これまでにも増して、できる限りの情報の迅速な共有化と意見交換の場を増やすということが必要だと考えます。

 山本候補は、質問に対して正面から答えていないのみならず、その回答には「一般会員は執行部と比べ情報量の点で劣っている。」「情報が少ないからそういう考えになるのだ。」「知らない一般会員よりも知っている執行部の意見の方が優先されるべきだ。」という傲慢さが伺われる。

 これは、「当面の法曹人口のあり方に関する提言」を、一般会員に対する発表からごく短期間のうちに、総会決議にもかけずに理事会決議で可決してしまった執行部の態度と共通するものである。

               libra

 私は、宇都宮候補のご意見に全面的に賛成するわけではなく、そのお人柄もよく知らないが、少なくとも宇都宮候補には「会内民主主義」を尊重し、一般会員の意見を汲み上げた政策を取って頂きたいと期待しています。

※ 表題の「こんな日弁連を変えられるか?」は、小林正啓弁護士の著書「こんな日弁連に誰がした?」(平凡社新書)の題名をちょっとパクらせて頂きました。小林先生、ご本をお贈り頂きましてありがとうございます。今読んでいます。

2010年3月 9日 (火)

明日の日弁連会長選はどうなるのかなあ。・・・Twitterもどき(3月9日午後11時50分)

 明日はいよいよ日弁連の会長選(再投票)である。

 私は、明日は投票所に行けそうもなかったので、既に不在者投票をすませた。

 ボ2ネタに会長選の新聞記事が紹介されている。

 今回はマスコミの関心も高いようだ。

 しかし、「都市対地方の対立」というまとめ方は安直すぎるように思う。

 明日結論が出なかったら、4月に再選挙だそうだが、大変なことだ。

 選挙の立会人をされている先生方も大変だろうなあ・・・。大切な仕事とはいえ、時間をとられてお気の毒に思う。

            clover

 私は、確定申告をようやくすませて、ヤレヤレ。毎年の行事だけれど、本当に面倒な仕事だわ。

 明日からは仕事を頑張らねば。今は心してかからなければならない仕事もたくさんあるし。

 ちょっと疲れが溜まっているが、そんなことを言っていられないのが現状。

 ブログの方は「虚飾の塔シリーズ」を一応完結することができてホッとしている。

 あまりちょくちょく更新できないかもしれませんが、会長選がどうなるかには興味もあるし、短い記事でも書き続けたいと思っています。

 それに、私のブログでは読者の多いフィギュアスケートの記事の方も時々は書きたいと思っています(こっちの方は書いていると楽しいのでよい気分転換になります)。

2010年3月 8日 (月)

虚飾の塔(その6)

引き続き、派閥の話。

2 派閥の方針に逆らうと報復が怖い?

 派閥を裏切るとどういう報復があるのかについては、このようなことを言われる方がみえた。

・ 裏切ったらすぐに分かる。誰が裏切ったかの監視は派閥に所属する数百人が行っているから絶対に分かる。分かったら大変なことになる。「大変なことになる」とは、仕事や役職や、その他いろいろである。

・ 派閥の方針に面と向かって反対したところ、バッシングを受けた。

・ いろいろな悪口を吹聴され、村八分状態にされた。

・ 「大恥をかくぞ」「たたきつぶす」などと脅された。

・ 反対者が世話になっている先輩を通して派閥の方針に逆らわないようやんわりと忠告された。

3 次に、選挙や総会における「派閥の締め付け」とは、具体的にどのような方法によっているのか。

 これも聞いた話だが、

・ 総会の際に執行部案に反対する委任状をもらって執行部に提出したところ、派閥に知られ、その委任状を書いてくれた人のところに(その人が世話になっていて逆らえない)派閥の先輩を派遣し委任状の撤回届を書くようにしつこく要請された。

・ 総会の際、執行部は提出された会員の委任状の提出一覧表(派閥ごとに作成されたもの)を各派閥の長に交付し、各派閥に議決権を行使する代理人を決めさせる。その際、執行部案に反対する委任状があれば、執行部から派閥に「間違っていませんか?」という電話がかかってきて、派閥が反対の委任状を提出した者に撤回させるよう上記のような手配をする。

・ 投票日に派閥の選挙対策担当者が派閥の名簿を片手に投票所の前で眼を光らせており、投票に来ていない人には電話をかけて直ぐに投票に行くよう指示する。

・投票が終わったら、派閥の指定する部屋に立ち寄り、投票が終わったことを報告するよう指示される。報告がないと、投票に行くようにという電話がかかってくる。

               libra

 もちろん、東京や大阪の全ての派閥がこうではないだろう。

 しかし、ここまでする派閥があるということには驚いてしまった。

  先頃話題になった相撲協会の理事会選挙における一門の締め付けとたいして変わりがない。

 安治川親方の造反のように、これでは、派閥の方針に逆らうのには大変な勇気が必要だろう。

 これが事実なら、弁護士には、「自由と正義」や「民主主義」を、他の社会に向かって声高にいう資格はない。

 そして、これでは弁護士の自主性、自立性などないに等しい。

 選挙や総会で、「派閥に勧められたから」というただそれだけの理由で票を投じようとしている方は、「本当にそれでいいのか?」心に問うていただきたいと思う。

 (ひとまず、終わり) 

2010年3月 7日 (日)

虚飾の塔(その5)

引き続き派閥の話。

 なぜ、派閥にそこまで忠誠を尽くすのか?

 弁護士に対する電話かけが大変なことは、久保内統弁護士が弁護士と派閥・選挙で書かれているとおりである。

 私も、何度か電話かけの経験(但し、派閥や選挙とは関係ない件で)はあるが、それはそれは大変である。  

 なにせ、弁護士はいつも法律事務所にいるわけではない。裁判所に行ったり、法律相談に行っていたり、打ち合わせのためなどで出かけていることが多いのである。また、事務所にいるときは、依頼者との打ち合わせや書面の作成や記録の整理・検討などをしていることが多い。だから、電話をかけても事務所にいなかったり、打ち合わせ中などを理由に電話を取り次いでもらえないことが多いのである。

 電話をかけてもかけても留守だったり事務員に取り次いでもらえず、何度もかけ直さざるをえないことが多く、本当に辛くしんどい作業なのである。

 にもかかわらず、派閥の長に頼まれると、なぜそこまでするのか?あるいは、そこまでしないでも、派閥の方針に無条件に従ったり、派閥推薦の候補者に票を入れるのか?  ここらへんは、多くの地方の弁護士には謎であった。

 今回、大阪の弁護士らから(直接、間接に)情報を得たので、その情報をもとにちょっと考察してみた(但し、情報源は明かせないし、私の勝手な思い込みだと思う方はそれはそれで結構です)。

1 派閥に従うことで何らかの利益が得られるから?

(1) 典型的なのは、派閥の方針に従っていると、先輩から仕事をまわしてもらえるというもの。これが一番分かりやすい理由。

  具体的には、法律相談などの交代を優先的に派閥内の後輩にまわす、独立当初で仕事がほしい若手に仕事を紹介するなどをしているようだ。

 聞いた話だが、自分が実際に担当する気もない法律相談の割り当てを受け、それを同じ派閥の若手弁護士にまわすことで、若手弁護士を手なずける人もいるとのこと。

 都会では弁護士数が急速に増えているので、法律相談の機会やちょっとした仕事の紹介もありがたいため、これを利用してますます派閥の長の力が強くなる傾向にあるようだ。

 あるいは、これも間接的に聞いた話であるが、派閥の長ともなる方々は大企業の顧問先をたくさん持っていて、その大企業の系列企業の仕事を派閥内の弁護士に割りふったりすることもあるそうだ。利益相反となったり、自身の取扱分野ではないために、自身ないしは自身の事務所内で引き受けられない事件を派閥内の他の弁護士にまわすということもしているという。

 そして、事務所のボス弁が派閥のバリバリの幹部だったりすれば、(今は弁護士過剰により就職難であるから、ようやくその地位を手に入れた)イソ弁としては選挙や総会で派閥の方針に逆らうというのは難しいだろう。

(2) こういう仕事がらみ以外にも、弁護士会で将来副会長などの役職を得たいという野心のある会員は、派閥の推薦が必要となるから、まず派閥の方針に逆らわない。

 私は、執行部提案の政策に対する反対運動に参加したことがあるが、将来副会長や会長をねらっている人はまず執行部の意向(=派閥の長の意向の場合)執行部に逆らわない。電話かけをすると、そういう人はすぐに分かる。こちらがいくら反対する理由を述べて協力を求めても、はっきりした理由も語らず(ムニャムニャと)断られる。それで、私も「あっ、この人副会長ねらいね、いくら説得してもダメだわ。」と、すぐに電話を切るのである。そして、数年後、その人は、案の定、派閥の推薦で副会長になっている。この私の予想はほぼ百発百中であった。

 もっとも、中にはきちんと自分の意見を述べて執行部案に賛成したり、自分の意思を曲げずに執行部案に反対したりする方もおられ、そういう方も副会長や会長になっておられるが、ごく少数といっていいと思う。私は、こういう少数の方々を今でも大変尊敬している。

 そのほかにも、派閥の長にさからうと、審議会の委員などに推薦してもらえない、などということもあるらしい。

 弁護士会や行政機関などで将来相応の地位を得たいと考えている弁護士は、弁護士会の執行部や派閥の方針にはまず逆らわない。

 こういう野心のある人は今では減っている気もするが、(見かけによらず)こういう野心を心中強く抱いている人は少なからずおられるようだ。

 こういう方々にとっては、派閥の力というのは「なくてはならないもの」というわけだ。

(3) 派閥から得られる利益というのは、このような直接的なもの以外にも、なんとなく群れに属していたい、群れに属していれば安心だ、という抽象的な期待感というものもあるような気がする。これは弁護士に限らず、日本人特有のものかもしれない。

 都会では派閥の会合以外に弁護士同志で集まって会話する機会があまりなく(地方では弁護士会の委員会や私的な研究会などで集まる機会が結構ある)、個々の弁護士は孤立しがちになる。

 疎外感を抱きやすい弁護士が派閥という群れに頼りたくなる、なんとなく派閥に属していれば先輩に守ってもらえるかも、という淡い期待を抱くのは分からなくもない。

 また、イソ弁の場合、ボス弁の派閥に自動的に入ることが多く、新人のときからその派閥の色に染められていくので、その派閥の方針に疑問を抱く機会がなくなってしまうということもあるだろう。

 そして、その派閥の方針に逆らうと「異端児」とみなされ、群れに属することが難しくなるということがあるらしい。

 (つづく・・・次回はいよいよ「派閥の方針に逆らうとどうなるか?」について書きます。)

2010年3月 2日 (火)

虚飾の塔(その4)

 大阪弁護士会館のあまりの立派さに驚いたことから書き始めた虚飾の塔シリーズ。

 大幅に遅れているのだが、オリンピックも終わったことだし、これから少しずつ書き進めていきます。

  まず、これまでの記事は、

    虚飾の塔(その1)(この記事を書くきっかけとなった大阪弁護士会館訪問について)

  虚飾の塔(その2)(大阪弁護士会館建設の経緯について)

    虚飾の塔(その3)(弁護士会の派閥について・・・私の経験など)

 であった。

  これから弁護士会の派閥について、いよいよ、その影の部分を書いていこうと思っている。

                libra                      

 手始めに、東京と大阪の派閥について書かれた弁護士のブログはないかと探してみたら、いくつか見つかった。

 まず、そちらを紹介。

 diamond 紀藤正樹の見る法の視覚 法律家の真実 の

       第2回 派閥 

 テレビ出演も多い紀藤正樹弁護士が派閥について書かれた記事。

 ちょっと古い記事だから、会派名が今もこのとおりかは不明。

 名古屋弁護士会とあるのは、今は愛知県弁護士会だが、こちらの会派名は今もこのとおり。

 それにしても、東京の派閥はものすごい数だ。派閥の中にも派閥があるのですか。訳分からん。皆さん、名前覚えられるんですかね。 

 diamond 久保内統弁護士 の

       弁護士と派閥・選挙

 この記事の「彦一弁護士」(仮名)のように選挙支援に駆り出されている若手弁護士は今も多いんでしょうね。

 diamond 井上直行 弁護士ブログ の

      大阪弁護士会の派閥

 すごいですねえ、大阪の派閥は立派なHPまで持っているんですね。

               libra

 それから、週刊誌の記事にも弁護士会の派閥が取り上げられたものがあった。

 diamond 日弁連会長選挙に奔走!「派閥」の知られざる実態

    週刊ダイヤモンド 2009/8/29 61頁

  少し引用すると、

 冒頭の弁護士の脳裏には会長選挙の活動の日々が悪夢のように蘇ってきた。派閥の幹部から渡されたリストを手にして100人以上の弁護士に投票依頼の電話をかけ、司法修習の同期や知人に片っ端から頭を下げて回った。

 やはり、今もやっているんでしょうね。ご苦労様です。

               libra

 どうして、こんな苦労を背負い込むのか。

 なぜ、断れないのか。なぜ、派閥の方針に逆らえないのか。

 この記事にも少し説明があるのだが、引用が長くなるので、今度の記事で私が他の弁護士から聞いたところを少しずつ書いていこうと思う。

 

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