日弁連会長選・・・東京・大阪の票の謎
日弁連のHPに開票速報が出ていた。
比較として、昨年の開票速報はこちら。
東京、大阪は、いつも執行部派が圧倒的に強い。
会長選に限らず、総会でもである。
マスコミが揃って言っているような都市部と地方の違いというふうには、簡単には割り切れないだろう。
私の住む名古屋も都市だと思うが、愛知県弁護士会は反執行部派が強い。
また、今回、都市のある横山、兵庫、京都、福岡などでも宇都宮候補が勝っている。
本当に、東京、大阪だけが、なぜいつもこうなのか、いつもいつも謎であった。
この点について、他の弁護士の方の分析はこう。
速報:日弁連会長選挙結果(つれづれなるままに~弁護士ぎーちの雑感~)
大都市部では山本候補が順調に票を伸ばしたものの、地方で、宇都宮候補が圧勝した模様です。
日弁連選挙は、法曹人口との関係で、旧来の「古き良き弁護士像」を良しとする地方の弁護士と、それではいけないと考える都市の弁護士との対立を、ある意味浮き彫りにしたのかもしれません。
速報!日弁連選挙=日弁連始まって以来の再投票が決まりました!(弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版)
無派閥の宇都宮さんは、派閥選挙には負けたものの、地方会の声や一般会員の声では、圧勝したということだと思います。
日弁連会長選挙について(超初級革命講座)
まず,山本側9単位会及び9500票のうち,3単位会及び5300票は東京で取得したもの。いわゆる派閥の力である。
坂井崇徳弁護士は再投票に向けて票の動きを細かく予想されています。さて、両陣営は、どうされますかね。
ぎーち弁護士の言われるように東京、大阪の弁護士は「新しい弁護士像」を求めているのかどうかは分からないが、私は紀藤弁護士や坂井弁護士の言われる選挙や総会における東京、大阪の「派閥」の力というものは、無視できないと思う。
(やはり、ここは頑張って、再投票の前には「虚飾の塔」シリーズの続きを書かなければ・・・。)
マスコミやジャーナリストの方々も、都市と地方の対立という単純構造で今回の選挙の結果を紹介されるのではなく、一度弁護士会の「派閥」というものに切り込んでみられたらどうでしょう。
日本相撲協会の理事選挙において注目を浴びた「一門」制度よりも、おもしろいかもしれませんよ。
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