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2009年12月10日 (木)

「弁護士バー」に思う。

 マスコミ各社がこぞってニュースにしている。

  行列できる!? 『弁護士バー』壁 法に抵触『開店ダメ』 敷居下げて若手に仕事を(東京新聞)

  弁護士が出店計画の「弁護士バー」に、第二東京弁護士会が「待った」 弁護士は反論(FNNニュース)

     カクテル付き「弁護士バー」出店計画に待った(読売新聞)

  「弁護士バー」は違法?弁護士会が開店「待った」東京(朝日新聞)

  「弁護士バー」計画 弁護士会が注意文書 弁護士は出店の構え(産経ニュース)

    弁護士バー:客の要望で法律相談も 弁護士会は「待った」(毎日新聞)

                     libra   

 この話を知って、まず思い浮かんだのが、わが愛知県弁護士会のHPにあるこの記事

   法律事務所の窓辺から 納得できない“弁護士ドラマ”

     (特に最後の方をお読み下さい。)

 この弁護士ドラマは、私も1回目をチラッと見て、「なんじゃこりゃ。ありえんわ。」という同様の感想を持ったので、2回目からは見るのをやめてしまった某局のドラマだ。日本の弁護士ドラマはこういうのが多いから見ないことにしていたのだが、某局が大物俳優を使ってどんな弁護士ドラマを作ったのだろうとつい好奇心で見てしまったのがいけなかった。

 どうしてこの弁護士ドラマのことが思い浮かんだのかは分からないが、「弁護士バー」なるものが、まるでドラマの中の話のようだったからか・・・。

                    libra

 弁護士会とは弁護士法の72条の解釈・適用の問題で法律論争になりそうだが、こちらの問題点の方はいろいろな方が既に書かれているので、私は別の方向から考えてみた。

 まず、経営者は「弁護士バー」に来るお客さんがどういう方々であると想定しているのだろうか。これがまず分からない。会社帰りに労働問題を相談したいサラリーマン?セクハラに悩むOL?それとも、ひょっとしてイケメン弁護士バーテンダー見当ての女性客?

 バーテンダー希望者にはどうやら女性の弁護士もいるようだが、バーの中にある別室(個室でしょうね)で酔客相手に法律相談なんかさせて大丈夫なのか(私は酔客ではない素面の方からの相談でも怖い思いをした経験は数知れず)。それとも、女性弁護士の場合は弁護士2人で法律相談に応じるのか?それでは、(部屋代もかかるから)法律相談料は高くせざるをえないか、採算度外視でやるしかないだろう。

 (もちろん、男性弁護士だって、夜中に酔った女性と2人きりになって個室で法律相談を受けるのは別の意味で危ないです!)

 それにどうしてバーの中に法律相談のための個室が必要なのだろう?法律事務所よりもバーの方が賃料が高いだろうから法律相談のコストも高くなる。それに、法律事務所の方が法律相談に必要な判例、文献などの調査がしやすいという利点がある。もっとも、バーの中に六法全書などの法律書が並んだ書棚を置いたり、パソコンを置いたりするのかな。しかし、それじゃ興ざめだわ。私ならそんなもんが置かれたところに飲みに行きたくはない。

  それとも、バーの個室の方が ほろ酔い気分の相談者が 心地よく 法律相談できるから?

  ・・・・・それなら、お客にとっても弁護士にとっても随分と危険なことだ。

 カクテル飲んでいい気持ちになり口が軽くなったお客が「実は・・・」と相談事をしゃべり出したときに、バーテンダー弁護士が「あっ、お客さん、そんな話ここじゃまずいですよ(他のお客に聞かれるから)。個室がありますからそちらでご相談を承ります。但し、お飲み物代以外に相談料を○○○円頂きますよ。どうされますか?」と遮って個室に誘導するのかしら?

 ちょっと見てみたい気もするが。

                     libra

 大体、バーという場所で法律相談をやらなければならない理由がよく分からない。

 バーテンダーを趣味なり副業なりでやられるのは自由だと思うが(但し、副業の場合は弁護士会への届出義務があるー弁護士法30条。また、雇用する飲食店側もそれなりの給与を支払うべきでしょう)、バーテンダーをやっていて知り合ったお客さんから「先生、法律相談あるんですけど。」と言われたら、「それじゃ、今度私の事務所に来て下さいよ。」と言えばすむことではないか。法律相談料を心配して二の足を踏んでいるお客なら、法律相談料を安くするか無料にしてあげてもいいのだし(実際にも今や初回法律相談料無料をHPでうたっている法律事務所は山ほどあって、金銭的意味であれば法律事務所の敷居は高くはない)。

 もっとも、それでは素面に戻った時点で「事務所まで行くのめんどくさいからヤーメタ」となってしまうお客が出てくるからかしらん(実際にも、弁護士会や法律事務所の相談でも、予約だけして来られない方が結構みえる)。

 でも、その程度のことならば、もともと本気で弁護士に法律相談したいというほど困ったり悩んだりされていなかったのではないか。そういう相談についてまで「弁護士と一般人との敷居を低くする」必要があるのだろうか。

 結局は、外岡潤弁護士が「就職できない不幸な若手の状況も考えてほしい。」と言われているように(上記東京新聞の記事参照)、就職できない若手弁護士の苦肉の救済策なのだろう。

 事務所での相談スペースが持てない、弁護士だけでは経営資金が工面できない、 だから協会を作って資金集めしたり飲食業者(弁護士がバーテンダーをやっていることをお店の売りにした営業利益を見込んでの出資ですよね)との共同経営にせざるをえない、という事情が背景にあるのだろう。

                                          libra   

 やっぱり根本的な原因は、弁護士になってもまともに就職や独立ができないような数にまで司法試験合格者を増やしすぎたことにある。

 これから大量に生まれるであろう就職できない新人弁護士(しかもロースクールの学費などのために多額の借金を背負っている新人弁護士が多くなる)が事件屋などの「よからぬ勢力」に取り込まれることを心配している既存の弁護士は多い。

 勤務弁護士のうちはいいが、独立するとなるといろいろな誘惑があるもので、そういう怖さをたいていの弁護士は経験から知っている。

 それにしても、若手弁護士にこんな苦肉の策まで考え出させるような激増にOKを出した当時の日弁連の執行部の方々はどう思っておられるのだろうか。

 こういう事態になることは十分予想できたことではないのか。それを今更、「品位を失うべき非行」(上記FNNニュース参照)とかいって責めるのもなんだかなあ・・・という気がする。

 弁護士需要は掘り起こせばいくらでもあると豪語して司法試験合格者数3000人、弁護士人口5万人に賛同した多くの弁護士(私はたくさん知っていますよ)は、彼らをきちんと勤務弁護士として雇用して一緒に弁護士需要を掘り起こしたらどうなのか。

 彼らに「弁護士バー」で無償の「バーテンダー」などをさせないでもいいように。

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コメント

今や大学生にしても高校生にしても卒業したところで就職あると決まってるわけでもないし、相応の学費がかかってるのは同じようなもんじゃないでしょうか?
資格とってもその資格で食えないと思ったら弁護士にならないで別の食いぶち考えればいいだけの話の気がするんですが。
他の資格にしても資格をとってもそれだけでは金にならない資格なんて山のようにありますし、資格をとったからそれで食っていけてあたり前という考えがおかしいのでは?
なんか弁護士さんや学生さんが書いている弁護士数が多すぎ、この制度間違いという記事読むと弁護士の資格というのを特別視しすぎてないかい?とちょっと違和感を覚えます。

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