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ねこちか2

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2009年12月

2009年12月31日 (木)

さようなら2009年・・・Twitterもどき(12月31日午後9時15分)

 2009年も残りわずか。来年は2010年。2000年も、もう10年となるのかあ。

 私は、紅白歌合戦を見ながら、資料の整理や片付け仕事をしている。

 今年は私事ではあまり良いことがなかった。来年にはいいことがありますように。

 司法改革関連では、

 良かったのは、なんといっても中弁連大会で削減決議が成立したこと。

 ※ 決議成立のために並々ならぬ努力をされたK、S、U先生、本当にお疲れ様でした。また、決議成立に協力して下さった多くの先生方、ありがとうございました。

 最悪だったのは、日弁連の「当面の法曹人口のあり方に関する提言」が理事会決議で成立したこと。

 ※ ここまで姑息なことをするのか、と怒りと失望を感じた事件であった(最近の「担う会」の賛同FAXでまたこの時の怒りが復活)。

 中弁連会員対象のアンケート結果では、この提言には、なんと9パーセントの会員しか賛同していないことが判明した。日弁連の理事会でこの提言に賛成票を投じた理事の方々には、このアンケート結果についてどう思っておられるか、お聞きしたいところである。

 この提言は、法曹人口問題の解決を大きく後退させた最悪の提言であった。

 こんな提言を成立させておいて、「削減の提言も含め対応します。」(「担う会」の賛同FAX参照)などということがよく言えるものだと思う(そう言わざるをえない理由は明白だ)。

                 clover

 ここ数年の間に蓄積した膨大な司法改革関連の資料(紙資料)の整理には、本当に困っている。PDF化してパソコンの中に保管すればいいのだろうが、それもまた面倒くさい。

 貴重な資料も多く、本当はもっと一般に公開されるべきだと思う。

 日弁連、各地の弁護士会の委員会やプロジェクトチームでは、法曹人口問題について様々な調査やアンケートが実施されており、詳細な検討・議論の結果、多くの意見書が作成されている。また、各種データの分析も相当なものだ。

 こういう皆さんの努力の結晶が埋もれてしまっているのは、実に残念だ。

 武本夕香子先生が立派な資料集のHPを作成して下さったことも、今年の良かった出来事の一つである。

                 clover               

 私は、今年は、しがない一弁護士(落合弁護士風)として、でき得るだけのことはやったつもりである。

 中弁連で司法試験合格者数を1000人まで削減すべきとの決議が成立し、法務大臣にも直接ご説明できたので、現時点でやれることはやったという感じである。

 来年の会長選はどうなるか分からないが、中弁連のスタンスは変わらないだろう。

 今後は、全国の単位会や連合会で同様の決議がなされることを期待します。

 個人的には、市民や一般会員向けの、法曹人口問題についての分かりやすいQ&Aがあったらいいと思う。

 このブログにコメントを書き込んでこられる市民の方々の質問や誤解も類型化できるものが多く、同様のコメントに一つ一つお答えするのも大変である。

 日弁連の全会員がネット上で意見表明できるようなシステムも採用してほしいと思う。

 会員数も多くなって、遠方に出かけることのできない人も多くなっているのに対し、特定の経済的かつ時間的余裕のある方々だけが委任状を集めて出席するというのはおかしいと思う(中弁連大会などは委任状出席も許されず、会場で挙手するしかないという有様だった)。

 そして、もっと若手会員への運動の広がりも必要だろう。

                clover

 私は、今年父が亡くなったため実家のことや事務所の仕事で、来年は大変な年になりそうです。

 司法改革関連の方の仕事は一段落ということもあり、少々休ませて頂こうと思っています。

 このブログも日々のつれづれの雑感という当初のテーマに戻ることにします。「Twitterもどき」程度の軽い記事が多くなりそう。

 よろしければ、また見に来て下さい。

                clover 

 ところで、ボ2ネタでこんなニュースを知った。

 ものがたり’09冬:「仙台ホテル」大みそかに廃業 創業159年、東北の名宿に幕

 実はこの仙台ホテルには今年の9月の出張の際に行ったばかり。といっても、待ち合わせにロビーを使わせて頂いただけだが。

 このとき、せっかく仙台にまで行くのでレンタカーを借りて松島と秋保温泉まで足をのばした。この仙台への旅行には父も一緒で、これが父との最後の旅行となった。そのときには、父も元気だったので、こんなに早く別れがくるとは思っていなかったのだが。

 そんな仙台ホテルもきょうで幕を閉じるという。

 あのホテルも父の人生も同じ年にひっそりと幕を閉じたのだなあと思うと、何か因縁めいたものを感じる年の暮れのニュースであった。

松島の夕景

Matusima

 

2009年12月29日 (火)

怒りがおさまらない!その2ー「担う会」HP問題

 怒りがおさまらない!第2段。

 「新時代の司法と日弁連を担う会」のHPの「全国からのご意見に対して」の

   法曹人口の具体的数字について

   具体的数字の言及について

 は必見!

 山本剛嗣氏は、このHPで、

Q 法曹人口の具体的数字について

  本年度の合格者数の2043名を減らす方向はあり得るが、当面、これを増やすことは妥当ではない。

 現時点で、更に現状より下回った数字を具体的に示すことは誤解を招く可能性がある。

Q 合格者の具体的人数の言及について

  合格者数を何人にするかは、法科大学院の整備状況、予備試験がどうなっていくのかと密接に関連する。

 現状はまだ、これらがはっきりしていない段階にある。

 そういう中で、具体的合格者数が何人であるということは言えない。

 むしろそこで具体的人数を明言することは誤解を招く心配の方が大きい。

とされる。

 しかし、それでは、賛同者を求めるFAXにあった

  現状の合格者(数)にこだわらず、更なる削減の方向への提言も含め対応します。

 (かっこ内は私が付したもの。) 

とは矛盾しませんか?

 山本氏は、合格者の具体的人数には言及しないで、「現状の合格者数を減らすべきである」という提言をするだけということなのでしょうか?

 でも、それも、これまで山本氏が取りまとめに参加された

      東京弁護士会の法曹人口問題に関する意見書

        (発表当時、山本氏は東京弁護士会の会長でした。)

      日弁連の当面の法曹人口のあり方に関する提言

に反しているでしょう。

 何しろ、この意見書と提言は、はっきり合格者の具体的人数を掲げて、「2100人~2500人の範囲内」、「数年は現状の2100人~2200人を目安」とし、「削減」を否定しているのですから。

 「当面の法曹人口のあり方に関する提言」への「具体的人数を掲げるべきではない」という反対意見を蹴って理事会決議をされたのはどなただったのでしょう。

 それとも、山本氏は上記意見書や提言に反対されたのでしょうか?少なくとも、「担う会」の賛同者の中には上記意見書や提言に賛成された方が多数おられますが、これはどういうことでしょう。

 次期会長の任期2年は、提言の「数年」内に含まれるでしょう。

 どうして、このHPでは、上記意見書や提言について全く触れられていないのでしょう。

 言っていることが矛盾していませんか?

 そして、やたら「誤解」という言葉が出てきますが、「誤解」って誰のどういう誤解ですか?

 仮に誤解があったとしても誤解を誤解と認識されているのでしょう。では、その「誤解」を解くために努力しようという気はないのですか?

 結局、会長の任期中には、法曹人口問題については何もしないということでしょう。

              thunder

 (分かっていたことだが)失望感が増しただけであった。

 これが同じ弁護士の先輩方のやられることなのだろうか。

 こういうことで若手弁護士の票を集めようというのは、あんまりである。

怒りがおさまらない!ー「担う会」のパンフレット・FAX問題

 このブログの「新時代の司法と日弁連を担う会」関係の記事を見て下さっている方は結構多いようだ。

 それで、ちょっとまた書きたくなった。

 あのFAXがきてから、私の怒りはおさまらない!

 今年3月の「当面の法曹人口のあり方に関する提言」(以下「あの提言」という)に反対するか否かで、愛知県弁護士会の常議員会はまっぷたつに分かれ、新聞記事にもなった。

 過去の私の関連記事:

   日弁連が3月中旬「当面の法曹人口のあり方に関する提言」を理事会決議するそうだ。ーその1その2その3

   愛知県弁護士会常議員会顛末記ーその1その2その3

 当時の愛知県弁護士会の理事者、日弁連の理事者は、ごく少数の方を除き、あの提言に賛成した。

 理事者の中には、常議員に対して、「反対決議には賛成しないでほしい。」と電話をかけまくっていた人がいることも知っている(この人は、既に「担う会」の賛同者になっている)。

 しかし、中弁連大会前のアンケート結果では、あの提言に賛同した中弁連会員は9パーセントにすぎないことが明らかとなった。

 過去の私の関連記事:

 司法試験合格者数に関するアンケート(中部弁護士会連合会会員対象)結果が出る!

 それが、会長選となったら、あの提言に賛同していた元理事者らが、こぞって

 4.急激な合格者増による「ひずみ」解消のため、現状の合格者(数)にこだわらず更なる削減の方向への提言も含め対応します。

 (カッコ内、下線は私の付したもの)

というマニフェスト(?)に賛同するというのはどういうことか?!

 自己矛盾もいいとこだ。

 たった10ケ月の間にそんなに変節するのか?

 これでは得票ねらい」といわれても仕方がない。

 (それに、「更なる削減の方向への提言も含め対応します。」に「も含め」を入れているところがいやらしい。会長になってから削減提言をしなくても、マニフェスト違反と言われないためであることはみえみえではないか。)                  

                thunder

 私は、あの提言に賛成した常議員や理事者のほとんどを知っている。

 来年念のために常議員会の議事録のコピーを入手しておこうかとも思っている。

 あの提言に賛成しておりながら「担う会」の賛同者になられる方は、10ケ月の間に考えが変わった理由をきちんと説明されるべきだろう。

 私は、今後、どの方が「担う会」の賛同者になられるのか、興味津々である。

 あっ、だから賛同者名がずらりと記載されているFAXなら送ってきて頂いても結構ですよ。

2009年12月28日 (月)

机まわりの大掃除(+法律相談のことなど)・・・Twitterもどき(12月28日午後3時)

 午前中、事務員らと事務所内の大掃除をし、午後からは私だけで自分の机まわりの掃除や書類の整理をしている。

 毎年の行事だが、これがまた大変。楽しい仕事でもないし・・・。

 普段から書類の整理をしていないのがいけないのだが・・・。

 これからパソコンのモニターとキーボードの掃除をする予定だが、これが結構汚れている。

 パソコンの電源を落とす前に、ちょっとネット(これが長くなっていけない)。

 京都の中隆志先生のブログを久しぶりに拝見したら、こんな記事が。

     無料法律相談その1

     無料法律相談その2

 本当ですねえ。

 私も市役所などの無料相談で8人位担当すると、その日はぐったりして事務所に戻っても仕事にならない。

 特定の分野に限っての相談であれば、予測もつくし、資料を持って行ったりできるのだが、一般無料相談というのは何を聞かれるか分からないので、いくら経験を積んでも怖いものである。

 それにしても、中先生は大変親切な方だなあと感心した。

 でも、私も、即答できずに、判例や文献を調べて後日手紙を送ったことが何度もある。

 無料相談だからといって、簡単な相談とは限らないのだ。 

 法律相談というのは(有料だろうと無料だろうと)それほど大変な仕事なのだ。

 弁護士バーでシェーカーを振りながら気軽に相談を受けることのできるという弁護士は、ある意味たいした度胸だと思う。

2009年12月27日 (日)

「新時代の司法と日弁連を担う会」から賛同依頼のFAXがきた。

 きょう事務所に行ったら、「新時代の司法と日弁連を担う会」(代表世話人:山本剛嗣さん)への賛同をお願いします!という表題のFAXがきていた。

 その中に、

 ・・・今までの日弁連の活動の上に立って制度設計や諸方策を提言していくことが目的です。

 ・・・

 4. 急激な合格者数による「ひずみ」解消のため、現状の合格者にこだわらず、更なる削減の方向への提言も含め対応します。

 との記載があった。

 たぶん、「現状の合格者」とは「現状の合格者数」の誤記だと思うが。

 代表世話人や賛同者の名前を見ると、あの3月の日弁連の法曹人口に関する提言「当面の法曹人口のあり方に関する提言」(ここ数年の司法試験合格者数を現在の2100人から2200人の合格者数を目安にすることを求める提言)に賛同された方もみえるようだ。  

 それが「現状の合格者数にこだわらず、更なる削減の方向への提言も含め」って、どういうこと?

 あの「当面の法曹人口のあり方に関する提言」を取りまとめられたり、賛同されたり、はたまた常議員会で反対決議が成立するのを阻止すべく活動された方々が、今度は「現状の合格者数にこだわらない」とおっしゃるの?

 まだあの提言から1年も経っていないのに、「更なる削減の方向への提言も含め対応します。」だって。

 それって、本気?

・・・・・とっても不快。

 うちのコピー用紙やトナー代がもったいないので、もうFAXしないでほしい。

 

 .

きょうは出勤。・・・Twitterもどき(12月27日午後6時10分)

 明日は午前中に事務所の掃除や片付けを終えて仕事納めの予定。きょうは日曜日だが私は事務所の経理や書類の片付けのために出勤した。

 経理をしていて、パソコンの前でため息ばかり・・・。事務員に給料と賞与を払ったら、私のボーナスなどなし!。

 今年はとても忙しかったのに・・・。忙しさと売り上げは全く比例していない!

 帰宅の途中、近所のスーパーで買い物をした。

 ここは最近ディスカウントショップ化していて、本当に助かる。

 袋に詰め放題200円の里芋を購入。

 ここは食パン1斤60円とか80円で売っているのだが、きょうは売り切れてしまっていて買えなかった。

 ネットのニュースでは、鳩山首相が6億円の贈与税を納付されたそうな。

 別世界に住んでおられる首相に庶民の暮らしなどお分かりになるはずもない。

 

 

2009年12月23日 (水)

日弁連会長選向けHP・・・Twitterもどき(12月23日午前8時10分)

 昨日送られてきたパンフレットを見て、ちょっと候補者の会長選向けHP(正確には候補者の方々が代表者などとなって作成されている「○○○会」のHP)を見てみる気持ちになった。

 各会と候補者の方の関係については坂野弁護士が面白い記事を書いておられるので、そちらでご確認下さい。

   来年の日弁連会長選挙に向けて

 で、HPは

      憲法と人権をめざす会

      新時代の司法と日弁連を担う会

      市民のための司法と日弁連をつくる会

 の3つ。

 どこのHPにお金がかかっているかは一目瞭然ですな。

 それにしても、「新時代の司法と日弁連を担う会」の若手会員向けアピールはすごいわ。若手票ねらいですね。

 しかし、このビデオの質問者の若手会員の方々、これで納得されているの?うんうん、うなずいているような姿が映されていたけれど。

 おそらく再質問は時間などの関係でさせてもらえなかったのだろうけど、私なら再質問したいですねえ・・・。あっ、そんな再質問ビデオにしてもらえないか。

 でも、訴訟の証人尋問なら、これに再尋問しないのなら反対尋問者としては失格でしょ。

 あっそうか、きっと反対尋問ではなく主尋問の方だったのね。

他の弁護士の関連記事:

 袋も中身も旧態依然とした「新時代の司法と日弁連を担う会」(ろーやーずくらぶ)

 「新時代を担う会」(弁護士 猪野亨のブログ) 

  

2009年12月22日 (火)

「新時代の司法と日弁連を担う会」のパンフレットが送られてきた。・・・Twitterもどき(12月22日午後6時5分)

 残業中。きょうは、なかなか帰れそうもない・・・・・。

 きょう、「新時代の司法と日弁連を担う会」の豪華パンフレットが送られてきた。

 やれやれ・・・。会長選となると、こういうものがドサリと送られてくる。読む気もしないわ。

 それにしても豪華版だ。これを全会員に郵送するのに、一体いくらかかっているんだろう。しかも、立派なPCサイトや携帯サイトまで開設されているのには驚き。

 ゴミ箱に入れる前に、一応パラパラとパンフレットを見てみた。

・・・これまでの合格者増員は司法に様々な「ひずみ」を発生させており、・・・

・・・司法試験合格者年間3000人目標という閣議決定は、もはや現実的でも妥当でもなく、見直されるべきです。 

 などという文章が目に入るが、見直しのために何をされるおつもりなのか、全く不明。

 大体、代表世話人の中にこの方も入っている段階で、ゲンナリ。

   合格者数3000人になったのはなぜ? 参照

 きっと、この方は全く責任を感じておられないのでしょうね。

 結局、この方々の責任を総括されないY氏は、この方々の路線を容認し継承されるということなのでしょう。

2009年12月18日 (金)

医療過誤の準備書面の作成は辛い!・・・Twitterもどき(12月18日午後4時25分)

 年内に一応の形にしておきたい医療過誤訴訟事件の準備書面を作成中。

 カルテ、相手方と当方の準備書面、診療経過一覧表、先日大学の図書館で入手してきた文献などを机の上に広げて、パソコンに向かっている。

 いくら大きな机があっても足りない。資料をパソコンの横の見やすい位置に置くのに、手を伸ばしてあっちやらこっちやらから、とっかえひっかえ取らなければならない。

 カルテのファイルはものすごく重い。何度も見ている頁は、パンチで開けた穴のところからはずれそう。

 これを繰り返していると肩はこるわ、目は疲れるわ・・・。

 できあがった準備書面を見ているだけの人には、こういう苦労は分からないだろうなあ。

2009年12月15日 (火)

忘年会は疲れる!・・・Twitterもどき(12月15日午前8時)

 昨日は、委員会の忘年会兼中弁連大会決議成立の祝賀会(反省会?)に参加した。

 大御所の方々も参加して、法曹人口問題(+会長選)についての今後の取り組み方について大激論となった。

 ・・・私の感想。

  口で言うのはたやすい。しかし、実際に行うのは難しい。

  (誰かに「こうせよああせよ」と言う前に、自らが実行すべきだと思う。)

 ・・・疲れた・・・。

 こういうことなら、事務所で静かに準備書面を書いていた方がよかった・・・。

2009年12月11日 (金)

ロースクールの現場・・・「日本裁判官ネットワークブログ」より

 仕事が一段落して、久しぶりに司法関係者のブログを覗いてみた。

 時々見ている「日本裁判官ネットワークブログ」に興味深い記事があった。

 この執筆者の「くじら」氏は、ネットワークOBとのことだから、元裁判官なのだろうか。

 ロースクール教員の立場でありながら、ロースクール制度に対して相当辛辣なことを書かれている。

 一方、この記事には、別のロースクール教員やロースクール生の方から、また違ったコメントが寄せられている。

 うーん。よく分からない。

 しかし、

 しかも,進学には学力だけではなく,経済力も必要なため,学力はあっても経済力の乏しい者は進学を断念せざるを得なくなってきています。そのため本来法曹になるにふさわしい資質のある学生がロースクールを敬遠する傾向も顕著で,数年先には法曹の質の低下が深刻になると危惧されます。

 という「くじら氏」の指摘される経済的な問題には、皆さん同意されているようだ。

 司法修習生の給与が貸与制になれば、弁護士志望者の経済的問題はますます深刻になる。

 瑞祥氏のコメントに「卒業時には数百万から1000万円の借金が残る」学生もいるとあるが、そんな借金を抱えて、この弁護士過剰時代にどうするんだろうと思ってしまった。

 本当にロースクールって必要なんだろうか・・・。

 コメントを書かれている瑞祥氏の言われる新司法試験合格者が優れているというプレゼンテーション能力などは確かに裁判員裁判の弁護活動などには必要だろうが(但し、私は裁判員制度自体に反対)、裁判員裁判に必要なプレゼンテーション教育などは司法研修所でも十分に可能なのではなかろうか。また、弁護士になってからの研修でも可能だと思う。

 ロースクールの学生の方の書かれている模擬裁判、エクスターンシップ、リーガルクリニックなども司法修習の実務修習でしっかりやればいいことのように思う。

 もっとも、その司法修習自体が短縮化されたままではどうしようもないが・・・。

 本当に政治家の方々はこの大変な事態を現実のものとして理解して下さっているのだろうか。

 先日千葉法務大臣にお会いしたとき、K弁護士が「くじら氏」の指摘されている経済的な問題を繰り返しご説明し、私も「これ以上不幸な方々を増やさないために、ぜひ早急に決断をして頂きたい」とお願いしたのだが。

 

 

2009年12月10日 (木)

「弁護士バー」に思う。

 マスコミ各社がこぞってニュースにしている。

  行列できる!? 『弁護士バー』壁 法に抵触『開店ダメ』 敷居下げて若手に仕事を(東京新聞)

  弁護士が出店計画の「弁護士バー」に、第二東京弁護士会が「待った」 弁護士は反論(FNNニュース)

     カクテル付き「弁護士バー」出店計画に待った(読売新聞)

  「弁護士バー」は違法?弁護士会が開店「待った」東京(朝日新聞)

  「弁護士バー」計画 弁護士会が注意文書 弁護士は出店の構え(産経ニュース)

    弁護士バー:客の要望で法律相談も 弁護士会は「待った」(毎日新聞)

                     libra   

 この話を知って、まず思い浮かんだのが、わが愛知県弁護士会のHPにあるこの記事

   法律事務所の窓辺から 納得できない“弁護士ドラマ”

     (特に最後の方をお読み下さい。)

 この弁護士ドラマは、私も1回目をチラッと見て、「なんじゃこりゃ。ありえんわ。」という同様の感想を持ったので、2回目からは見るのをやめてしまった某局のドラマだ。日本の弁護士ドラマはこういうのが多いから見ないことにしていたのだが、某局が大物俳優を使ってどんな弁護士ドラマを作ったのだろうとつい好奇心で見てしまったのがいけなかった。

 どうしてこの弁護士ドラマのことが思い浮かんだのかは分からないが、「弁護士バー」なるものが、まるでドラマの中の話のようだったからか・・・。

                    libra

 弁護士会とは弁護士法の72条の解釈・適用の問題で法律論争になりそうだが、こちらの問題点の方はいろいろな方が既に書かれているので、私は別の方向から考えてみた。

 まず、経営者は「弁護士バー」に来るお客さんがどういう方々であると想定しているのだろうか。これがまず分からない。会社帰りに労働問題を相談したいサラリーマン?セクハラに悩むOL?それとも、ひょっとしてイケメン弁護士バーテンダー見当ての女性客?

 バーテンダー希望者にはどうやら女性の弁護士もいるようだが、バーの中にある別室(個室でしょうね)で酔客相手に法律相談なんかさせて大丈夫なのか(私は酔客ではない素面の方からの相談でも怖い思いをした経験は数知れず)。それとも、女性弁護士の場合は弁護士2人で法律相談に応じるのか?それでは、(部屋代もかかるから)法律相談料は高くせざるをえないか、採算度外視でやるしかないだろう。

 (もちろん、男性弁護士だって、夜中に酔った女性と2人きりになって個室で法律相談を受けるのは別の意味で危ないです!)

 それにどうしてバーの中に法律相談のための個室が必要なのだろう?法律事務所よりもバーの方が賃料が高いだろうから法律相談のコストも高くなる。それに、法律事務所の方が法律相談に必要な判例、文献などの調査がしやすいという利点がある。もっとも、バーの中に六法全書などの法律書が並んだ書棚を置いたり、パソコンを置いたりするのかな。しかし、それじゃ興ざめだわ。私ならそんなもんが置かれたところに飲みに行きたくはない。

  それとも、バーの個室の方が ほろ酔い気分の相談者が 心地よく 法律相談できるから?

  ・・・・・それなら、お客にとっても弁護士にとっても随分と危険なことだ。

 カクテル飲んでいい気持ちになり口が軽くなったお客が「実は・・・」と相談事をしゃべり出したときに、バーテンダー弁護士が「あっ、お客さん、そんな話ここじゃまずいですよ(他のお客に聞かれるから)。個室がありますからそちらでご相談を承ります。但し、お飲み物代以外に相談料を○○○円頂きますよ。どうされますか?」と遮って個室に誘導するのかしら?

 ちょっと見てみたい気もするが。

                     libra

 大体、バーという場所で法律相談をやらなければならない理由がよく分からない。

 バーテンダーを趣味なり副業なりでやられるのは自由だと思うが(但し、副業の場合は弁護士会への届出義務があるー弁護士法30条。また、雇用する飲食店側もそれなりの給与を支払うべきでしょう)、バーテンダーをやっていて知り合ったお客さんから「先生、法律相談あるんですけど。」と言われたら、「それじゃ、今度私の事務所に来て下さいよ。」と言えばすむことではないか。法律相談料を心配して二の足を踏んでいるお客なら、法律相談料を安くするか無料にしてあげてもいいのだし(実際にも今や初回法律相談料無料をHPでうたっている法律事務所は山ほどあって、金銭的意味であれば法律事務所の敷居は高くはない)。

 もっとも、それでは素面に戻った時点で「事務所まで行くのめんどくさいからヤーメタ」となってしまうお客が出てくるからかしらん(実際にも、弁護士会や法律事務所の相談でも、予約だけして来られない方が結構みえる)。

 でも、その程度のことならば、もともと本気で弁護士に法律相談したいというほど困ったり悩んだりされていなかったのではないか。そういう相談についてまで「弁護士と一般人との敷居を低くする」必要があるのだろうか。

 結局は、外岡潤弁護士が「就職できない不幸な若手の状況も考えてほしい。」と言われているように(上記東京新聞の記事参照)、就職できない若手弁護士の苦肉の救済策なのだろう。

 事務所での相談スペースが持てない、弁護士だけでは経営資金が工面できない、 だから協会を作って資金集めしたり飲食業者(弁護士がバーテンダーをやっていることをお店の売りにした営業利益を見込んでの出資ですよね)との共同経営にせざるをえない、という事情が背景にあるのだろう。

                                          libra   

 やっぱり根本的な原因は、弁護士になってもまともに就職や独立ができないような数にまで司法試験合格者を増やしすぎたことにある。

 これから大量に生まれるであろう就職できない新人弁護士(しかもロースクールの学費などのために多額の借金を背負っている新人弁護士が多くなる)が事件屋などの「よからぬ勢力」に取り込まれることを心配している既存の弁護士は多い。

 勤務弁護士のうちはいいが、独立するとなるといろいろな誘惑があるもので、そういう怖さをたいていの弁護士は経験から知っている。

 それにしても、若手弁護士にこんな苦肉の策まで考え出させるような激増にOKを出した当時の日弁連の執行部の方々はどう思っておられるのだろうか。

 こういう事態になることは十分予想できたことではないのか。それを今更、「品位を失うべき非行」(上記FNNニュース参照)とかいって責めるのもなんだかなあ・・・という気がする。

 弁護士需要は掘り起こせばいくらでもあると豪語して司法試験合格者数3000人、弁護士人口5万人に賛同した多くの弁護士(私はたくさん知っていますよ)は、彼らをきちんと勤務弁護士として雇用して一緒に弁護士需要を掘り起こしたらどうなのか。

 彼らに「弁護士バー」で無償の「バーテンダー」などをさせないでもいいように。

2009年12月 9日 (水)

千葉景子法務大臣とお会いするため東京へ行ってきました。

 本日は、K弁護士の企画により、中弁連大会決議の発議者の一人として、東京の法務省で千葉景子法務大臣にお会いしてきた。

 もちろん、法曹養成・法曹人口問題について、中弁連大会決議の趣旨をご説明し、早急に対策に着手して頂くため。

 千葉大臣はお忙しい中、私たちのために30分ほど時間を取って下さった。

 私は女性弁護士として、女性修習生の就職難の現実、今話題になっている「弁護士バー」(大臣もご存じでした)どころか、そのうちに冗談ではなく「弁護士キャバクラ」なんて話も出てくるかもしれないほど危機的状況であること、などをお話しした。

 A弁護士は、裁判員制度反対の声明文を持参して裁判員制度の見直しを訴え、司法の民主化が必要ならむしろ陪審制を採用すべきだったこと、少なくとも被告人に裁判員裁判か職業裁判官による裁判か、選択権を与えるべきであることなどを訴えておられた。

 私は性犯罪の被害者には裁判員裁判を拒否する権利が与えられるべきだ、先日裁判員裁判で被害者の写真が間違って傍聴席から見えるモニターに映し出されたことがあったというが、もしあれが性犯罪だったらどうするのか、なども訴えた。

 とても30分間でお話できる内容ではなかったが、千葉法務大臣は真摯に耳を傾けて下さったと思う。深謝致します。

※ 千葉法務大臣のお答えは、この法務委員会の前川清成参議院議員の質疑に対するご回答とほぼ同じでした。さすが政治家。

     http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

      参議院 法務委員会 11月19日

法曹人口問題についての前川清成議員の質問は、23:40頃 に始まります。

 法務省の入り口。もっとも、法務大臣室はこの趣のある建物にあるのではなく、奥に入ったところにあるビルの中。

Houmusyou_2

 少し歩くと国会議事堂。

Kokkaigijidou

2009年12月 4日 (金)

「中弁連大会司法試験合格者年間1000人決議採択」愛知県弁護士会鈴木秀幸会員の会報記事のご紹介

 中弁連大会の「適正な弁護士人口政策を求める決議」の決議案の作成者である鈴木秀幸会員が愛知県弁護士会会報に掲載された記事です。

 「中弁連大会司法試験合格者年間1000人決議採択」

 ぜひお読み下さい。

 この文章の第3項

 ところが、日弁連は、本年3月、突然、数年間、合格者数を2100ないし2200人を目安として、法曹人口を2020年に5万人規模にする、という提案を採択した。

 しかし、わずか2ケ月で決めたことである。一般の会員の意思は、反映されていない。

 前記の中弁連アンケートは、回答者が666名、回答率39%という高い数字であった。日弁連提言については、反対が77%、賛成は9%。適正な合格者数については、年間1000人程度以下とする回答が約65%を占め、2000人以上の回答は、わずか7%。

 第4項

  弁護士人口は、弁護士制度にとって最も重要な問題で、日弁連が会員アンケートや会員投票を行ったり、単位会照会や司法シンポジウムにより、実情と会員の意思を反映させた政策をとるべき問題である。ところが、日弁連からは、修習生の求職アンケートなどは何度もくるが、弁護士人口アンケートは、一度も実施されていない。会員に協力は求めるが、意見は聞かないという姿勢である。

には、全く同感である。

 あの日弁連の理事会のみで公表から短期間のうちにバタバタと決議された「当面の法曹人口のあり方に関する提言」が日弁連の全会員の総意のように発表されたことには本当に驚きかつ失望した。

 私にとっては、その内容よりも、日弁連の意思形成のあり方にショックを受けた事件であった。

 会員に協力は求めるが、意見は聞かない

 まさにそのとおり!

 こういう重要な問題については、各地の弁護士会で会員が十分に議論できるだけの時間を与え、会員一人一人が意見表明できる場を与えるべきであった。

 今はインターネットが発達した時代であるから、その気になれば、会員のインターネット投票だってシステム上可能なはずである。今だって、委員会や法律相談の希望はインターネットで募っているのだし。

 総会にしても、「派閥の委任状集め」という事態を避けるためにも、東京の日弁連会館で開催することはやめてほしい。

 インターネット投票なり、各地の弁護士会会館で投票できるようにしてもらいたい。

 今回の中弁連大会だってそうである。委任状出席もダメ、各地の弁護士会での投票もダメ、というのでは遠方で忙しい弁護士は事実上議決権を行使することは不可能である。

 いいかげん、時代遅れな「日弁連の意思形成のあり方」を見直してもらいたいものだ。

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