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ねこちか2

サイバーキャットと遊べます。猫じゃらしで遊んだり、エサを与えることもできます。

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2009年8月

2009年8月27日 (木)

夏の終わり・・・Twitterもどき(8月27日午後10時)

 自宅で書面を作成中。

 協力医からお聞きした内容を、取り寄せた参考文献等と照らし併せて、依頼者にできるだけ分かりやすいよう文章化する。

 今回は、比較的詳しい検査データもあり、文献も揃っていたため、分かりやすかった。

 カルテの検査データなどが不足しているときは本当に困る。

 カルテを見たり、協力医の先生方のお話を聞いていると、日本の医療のレベルの差(人的にも、物的にも)はものすごいものがあると思う。

                      hospital  

 きょうは、終了した事件の記録を整理し、精算書を作成したり預かっていた書類を依頼者に返却したりする仕事に時間を要した。

 (事務所ではあまり書面を書けなかったので、自宅で書くはめに・・・。)

 夜になると、本当に涼しくて快適。

 鈴虫も、(とても虫の羽音とは思えないような)よい音色で鳴き続けている。数匹がわざわざ音程を変えて合奏しているように聞こえるのが不思議。

 気分はもうすっかり秋である。

Koutijyo_2 

 事務所前の名古屋拘置所。

 駐車場はツタなどを絡ませた緑の壁で囲まれていて、都会の緑化、温暖化対策に役立っている。

2009年8月23日 (日)

NHK杯のチケットが送られてきた。・・・Twitterもどき(8月23日午前10時10分)

 NHKの党首対談を見ているところ。

 うーん。選挙前には皆さんいいことばっかりおっしゃる。「やります。」と言って本当にやれるのか。「やれる。」ということを具体的な証拠を提示しながら説明してほしい。

 それこそ、裁判員裁判みたいに、CGでもなんでも使って分かりやすいプレゼンをしてもらいたいものだ。

 なんなら、こういう討論に国民にも参加してもらったらどうだろう(希望者を募って抽選ででも)。そして、参加した国民の顔色を見ながら、議論を進めてみたら?裁判員裁判の検察官と弁護人のように。

               clover

 私は、これから、部屋のかたづけをして、そうじをして、資料を読んで、書面書きの続きをする予定。

 昨日は疲れが出たせいか、体調が悪くなり休んでしまった。先週は、相当量のカルテを読んで、協力医の先生に送る診療経過をまとめたレジュメを作成した。今回は比較的字の読みやすいカルテだったので助かった。一人くせ字の方がみえたが、おおよそ読解できた。毎度のことだが、まるで暗号を解読するような作業。

 仕事が溜まっているので、きょうは頑張らねば。

               sun

 昨日、休んでいたら、早速プレイガイドからNHK杯のチケットが送られてきた。案内にはもっと発送が遅いように書いてあったので、ちょっと驚き。

 早速席の番号を見たところ、(おそらく)ジャッジ側のロングサイドのブロック、前の方の席。端っこ寄りなのが残念だが、なかなかの席ではないか。

 私は、ビッグハットに行ったことがないので、リングの見え方がどの程度なのか分からないが、行ったことのある人のブログなどを読むと、どの席でも見やすいよい会場だとほめてあるものが多い。

 もともとビッグハットは、フイギュアスケートの会場としては座席が少ない方のようだ。その分、チケットの争奪戦はすさまじいようで、先行予約でアリーナ席が当たった私は本当に運が良かった。

 NHK杯のテレビ映像を見ると、ジャッジ側の中央ブロック(選手はジャッジの方を向いて演技するので1番いい席)は貴賓席や関係者席で占められており、アリーナ席やS席がない。その分アリーナ席やS席は少なく、入手が困難となっている。

 そして、案の定、ヤフーのオークションでは土曜日のチケットにすさまじい値段がついている。

 (どうして同一人物がこうも多数枚のチケットを入手できるのか、大いに疑問。)

 せっかく当たったチケットなので、当日は(当たらなかった方の分まで)十分楽しんでこようと思う。  

 

             

2009年8月21日 (金)

NHK杯のチケット入手!・・・Twitterもどき(8月21日午後5時40分)

 あいかわらず仕事に追われている。

 土日も書面作成と資料読みで大半がつぶれそう・・・・。

 でも、とっても嬉しいことが!

 プレイガイドで先行予約していたNHK杯11月7日(土)のアリーナ席チケットが当選した。

 (これは、おそらくNHK杯のチケットを入手しようとした人でないと分からない喜びだと思うが。)

 なにしろNHK杯のチケット争奪戦はすごいのだ。

 私は、今回、「長野のビッグハットに行って生で観戦してみようかなあ」と思い立ち、ネットでチケットの入手方法を調べて、はじめていかにチケットの入手が難しいかを知った。

 明日は一般販売日だが、朝早くからぴあなどの販売店に並ばなければならない、電話やネットで購入しようと思っても電話もネットもつながらない、つながっても10分も経たないうちに売り切れてしまうのだそうだ。

 先行予約も抽選で、なかなか当たらないという。特に土曜日は、アイスダンスのオリジナルダンス、ペア、男子、女子のフリー、表彰式があって、激戦が予想されていた。

  私もいくつかのプレイガイドに申し込んで、1つだけ当選した。

  日本のフィギュアスケート熱のすさまじさを改めて実感。

  チケットは配送なので、まだ席の位置は分からないが、アリーナ席を取れただけでもラッキーだった。ビギナーズラックかしらん。

 でも、もともとチケットが取れたなら行こう、くらいの気持ちだったのでホテルを予約していなかった。

 急いでホテルを調べると、駅に近いホテルはどこも満室。これにも驚いた。恐るべしNHK杯!

 それでもなんとかホテルも確保することができた。

 フィギュアスケートを生で観戦するのははじめてなので、とっても楽しみhappy01

 それに、今年は(知っている人は知っているでしょうが)男子シングルはとっても豪華メンバーなのだ(男子フィギュアスケーターの「きれいどころ」大集合と評している女性が多いwink)。

 ・・・・・当分、仕事に追われそうだが、これを励みに頑張らねば。

 NHK杯の生観戦体験は、またブログに書こうと思っています。

 明日、一般販売でチケットを購入する予定の方、大変でしょうが、頑張って下さい!

 

 

2009年8月19日 (水)

休み明けは忙しい!・・・Twitterもどき(8月19日午前4時45分)

 いつものことだが、休み明けというのは忙しくなる。

 休んでいたから仕方がない、といわれればそうなのだが・・・。

 でも、実際には弁護士も(おそらく裁判官も)休み中にまるまる休んでいられる人はそういないだろう。

 特に弁護士は独立開業するとそうである。

 1年に1度くらいは海外旅行に行ってすべてを忘れたいのだが、今は事情があってそれもできない。

 盆休みが終わってから、電話、FAX、メールに追い立てられている。

 書面もどんどん作成しなければならない。

 一つ終わると次。

 溜まっていく記録はもう事務所内に保管できないので、処分も考えなければならない(休み中にシュレッターかけもした)。

 終わる事件もあれば、始まる事件もある。弁護士でいる限り、この繰り返し。

 ・・・・・というわけで、いろいろな会合には出られずにいます。

  ご無沙汰してしまい申し訳ありません。

  このブログも小休止させて頂こうと思う。

2009年8月16日 (日)

「気骨の判決」を見て・・・Twitterもどき(8月16日午後11時40分)

 今夜のNHKの「気骨の判決」(http://www.nhk.or.jp/nagoya/kikotsu/)は、前から見ようと思っていた。

 いいですね。こういう裁判官も日本にいたのか。しかも、戦前のあの大変な時代に。

 疲れていてあまり感想は書けないのだが、私の感想はAmazonにカスタマーレビューを書かれた方々の感想とほぼ同じ。

 NHK名古屋は頑張っているなあ。

 NHK名古屋の戦争ドラマ第3弾「気骨の判決」撮影終了 読売新聞

  今の日本は、「司法の独立」「裁判官の独立」が危うくなっている。

 裁判員裁判1号、懲役15年判決の藤井被告が控訴 読売新聞

 東京高裁の裁判長で作る研究会が7月に発表した論文は、量刑不当の主張に対する控訴審の姿勢について、「量刑判断は国民の視点を裁判に取り入れやすい領域」とした上で、「明らかに不合理な判断と認められる場合以外は、1審の判断を尊重する方向で考えることになる」と指摘している。

 【裁判員 判決】控訴したら、どうなる 産経ニュース

 最高裁の司法研修所は裁判員裁判の1審判決について、「できる限り尊重すべきだ」とした研究報告書を公表。その後、東京高裁の刑事部部総括裁判官研究会は判例雑誌に発表した見解で、おおむね最高裁の見方を支持した。

という記事を読んで、3審制はどうなったの?裁判官の独立は無視ですか?ともやもやしていた気分が少し晴れた気がする。

お盆休みも終わって・・・Twitterもどき(8月16日午後8時40分)

 お盆休みも終わって自宅に戻り、かたづけも一段落。

 休みといっても、相代理人とメールで打ち合わせをしたり、書面を作成したり。

 どこでもネットができるのは、プラスマイナスあり。

 9月の出張のためにネットで飛行機のチケットも取った。

 予定していた全部の仕事はできなかったが、休み明けに混乱しない程度にはやっておいた。

 でも、休み明けの忙しさを思うと、少々ゆううつ。

               clover

 家に帰ったら、鈴虫の水槽が大変なことになっていた。

 半数以上が成虫になっていて、鳴くわ鳴くわ!

 リビングの片隅に置いてあるのだが、5,6匹がいっせいに鳴くと相当な大音響。

 鈴虫の音色は、蝉と違ってうるさくはならないと思っていたのだが、さすがにこれには困る。テレビの音も大きくしないと聞こえないぐらい。

 蝉は、「しゃあしゃあ」と大音響を響かせて鳴くクマゼミには辟易だが、ヒグラシやツクツクホーシの鳴き声は風情があってよい。

 鈴虫の鳴き声も好きなのだが、熱帯魚のエサをたらふく食べて元気がいいせいか、ひっきりなしに鳴くのには、少々疲れる。

 見ていると、オスは必死になってメスの前で羽をふるわせてアピールしている。

 彼らには罪はないが、明日、置き場所を変えよう・・・。

 現在の鈴虫の水槽の様子。飾りに陶器の小人を置いてみた。

Suisou2_001_4

こんなところでも鳴いている。

Suzumusi1_3

2009年8月13日 (木)

裁判員裁判第2号の裁判員の感想・・・Twitterもどき(8月13日午後10時30分)

 お盆が始まっているが、私は盆明けには完成したり提出したりしなければならない書面があるので、盆休みも半分以上は仕事。休みという感じはなく、暑さもあって元気がでない。

 あまりニュースも見ていなかったのだが、裁判員裁判第2号が終了したということ。

 その裁判員の感想について書かれた記事を読んだ。

 2件目判決は懲役4年6月=裁判員「重苦しい制度」-殺人未遂事件・さいたま地裁     

                 8月12日18時20分配信 時事通信

 判決後、6人の裁判員、2人の補充裁判員の経験者全員が記者会見し、裁判員だった会社員男性(35)は「非常に重く苦しい制度だ」と話した。
 8人は30代から60代で、1人は女性。職業は会社員や自営業などで、うち2人が実名を公表。全員が「疲れた」と口にし、30代会社員の菊地健治さんは「今後はもういい」と話した。

 裁判員制度については、40代の自営業男性が「制度がいいかよく分からない。人のこれからに大きくかかわるので興味本位でやるものではない」と言及。補充裁判員だった30代の主婦は「公平な判断に役立つのであればよかった」と語った。

 評議の雰囲気は「発言しやすかった」と全員が肯定的に評価。3日間の日程については、長かったとする意見が多く、「もう1日あったら倒れていた」(40代の自営業男性)という声もあった。

 今回は自営業の方もおられたようだ。「興味本位でやるものではない」というご意見はごもっとも。「よい人生経験」とか「よい社会勉強」とかいう感想には私は疑問を感じる。刑事裁判は国民の人生経験や社会勉強のためにあるのではない。

 3日間を長かったという意見が多かったそうだが、今後否認事件などでは3日間の審理では到底無理だろう。

 全員が「疲れた」と口にされたそうだが、これもごもっとも。

 真面目に取り組んでいれば疲れない方がおかしい。

 今回の裁判員の方々の感想は、正直で素直だなあと感じた。私ももし裁判員になったら、こういう感想だろう。

 やはり2番目ということで、マスコミの注目度が1番目と比較にならないほど下がったことも、本音を言いやすかった理由ではないか。

 (なにしろ、マスコミの関心は酒井容疑者の方に殺到しているようだから。)

 今後は裁判員の記者会見もあまり注目を集めなくなるだろう。

 しかし、裁判員を経験された方はどんどん本音を語って頂きたいと思う。

 

2009年8月 9日 (日)

鈴虫・・・Twitterもどき(8月9日午後3時25分)

 鈴虫の水槽をのぞいてみたら、オスが脱皮して成虫になっていた。

 まだ羽が白いが、直ぐに真っ黒になる。

 足先からひげ先まで全部脱皮するのは不思議。

 まだ盛夏だが、もうすぐ鳴き声が聞けそう。

Suzumusi_2

 鈴虫の水槽は、熱帯魚の水槽の横に置いている。エサも隣の熱帯魚と同じ。

 テトラミンというフレーク状の熱帯魚のエサをよく食べる。市販の鈴虫のエサよりも、この熱帯魚のエサの方が大好き。直ぐに食べてしまう。

 ナスも一応やっているが、この熱帯魚のエサだけで育てられそうだ。

 鈴虫のエサが余ってしまったが、こちらは隣の熱帯魚が喜んで食べてくれている。

2009年8月 8日 (土)

酒井容疑者と裁判員制度の行方・・・Twitterもどき(8月8日午後4時15分)

 仮眠から覚めて、これから仕事。土日に頑張っていくつか書面を作成する予定。

 さて、酒井法子容疑者の話題でマスコミは大騒ぎ。

 しかし、自宅で微量の覚醒剤と吸引器が見つかっただけで、本人の物と確定してしまっていいのか、逮捕状が出てもいいものかと思っていたのだが、こういうことだったらしい。

  化粧品ポーチに覚せい剤=DNA、酒井容疑者と一致-慌てて逃走か・警視庁

               8月7日20時40分配信 毎日新聞

◇大阪家裁「今は無罪推定なのに」

 大阪家裁は7日午前、ニュースを知って、いったんはポスターを撤去したが、「最高裁の指示があるまで静観する」と約1時間後に張り直した。しかし、夕方に最高裁の要請があり再び撤去した。

 一部の職員からは「現段階では無罪推定なのに」との声も漏れた。【銭場裕司、北川仁士】

 「審理」の主役に彼女を起用した裁判員制度の広報担当者はさぞお嘆きのことだろう。

 はじまったばかりの裁判員制度に対するイメージダウンは避けられない。

 ポスターだけでなく貸出用のDVDも回収されたそうだから、経済的な被害も甚大だろう。また税金が無駄になったのだと思うと嘆かわしい。

 酒井容疑者もこれから大変だろうが、裁判員制度の広報の方もこれから大変だろうな。

江川紹子さんの裁判員裁判第1号の傍聴体験記

 江川紹子さんも裁判員裁判第1号を傍聴されたそうだ。

  江川紹子ジャーナル

 新聞記者らの傍聴記事とはまた違った視点から書かれている。さすがオウム裁判など数々の刑事裁判を傍聴されてきたジャーナリストだ。

 なかなか読み応えのある記事なので、ぜひ多くの方に読んで頂きたい。

 江川さんは、「朝まで生テレビ」の裁判員制度についての討論では、裁判員制度反対側の席に座っておられた。

私の過去の記事 朝まで生テレビ裁判員制度特集の感想(少し) 参照

 裁判員裁判を傍聴する① より

各地方裁判所での「第一号事件」が終わり、おそらく再びメディアが注目する「死刑判決第一号」が出て、裁判員裁判だからといってあまりマスコミの注目を集めず、裁判所もことさらに丁重な対応をしなくなった頃に、どうなっているのか。その時からが、本当の意味での裁判員裁判の始まりではないか、という気がしている。

 という江川さんのご感想には、全く同感である。

 今回は、裁判員裁判第1号ということで、マスコミが報道合戦をすることが予想されていた。裁判員制度推進派は、アンケート等で過半数以上の国民が乗り気でないことを懸念して、「絶対失敗は許されない」と周到な準備をしたことだろう。検察庁、弁護士会、裁判所、それぞれが準備に力を入れていたことが伺われる。

 しかし、裁判員裁判が各地の裁判所で次々と実施され、マスコミも注目しなくなったときが怖ろしい。江川さんの言われるように、「その時からが、本当の意味での裁判員裁判の始まり」だと思う。

 江川さんが、傍聴人のことを「囲いの羊」(裁判員裁判を傍聴する②)と言っているのが面白かった。確かに、法廷に大型モニターを設置するなど、傍聴人にも分かりやすいように配慮しているのが今までの裁判と大違い。傍聴人は「いずれ裁判員になるかもしれないということで、前より大事にされている感じはする。」という江川さんの推察にも同感だ。

 裁判員裁判を傍聴する③ より

 3職業裁判官も補充尋問を行った。
 裁判長の質問の中に、こんなものがあった。
「あなたはこれまでもお酒がらみで事件を起こしているし、それを反省したらお酒はやめなきゃと思わなかったの?」
 被告人は「一時的にはやめても、寂しさというか、家に帰っても誰もいないし…」と答えた。
 こういう情状に関わる事柄を、今回の弁護人は全然取り上げてこなかった。小学校を出てすぐに働き、中学に行くこともできなかった生い立ちなど、裁判員の同情や共感を引き出すような立証活動をなぜ全然やらないのだろうか。あまりに感情的になってはいけないが、一般市民の感覚に訴えるということも、裁判員裁判の弁護活動としては、ある程度は必要ではないか。

 裁判員の質問などについてのご意見は、私のとはちょっと違うが、「裁判員は供述調書全部を読まない」という前提ならばそういう感想を持たれるのも無理からぬことだろうなと思った。

 警察官や検察官が捜査段階で作成する供述調書には、被告人の生い立ち、経歴、趣味や嗜好まで、詳細に記載されている。たいていの職業裁判官はそういう調書をきっちり読んでいる。弁護人も被告人が酒に溺れた生活をするに至った経緯や心情については調書に詳細に書かれてあることだし、特に強調して質問しなければという意識が働かなかったのではないか。でも、裁判員裁判では、確かに江川さんの言われるように、「一般市民の感覚に訴えるということも、裁判員裁判の弁護活動としては、ある程度は必要ではないか。」ということになるのだろう。

 しかし、そのためには、弁護人は、じっくり被告人質問ができるだけの時間をもらう必要があるだろう。生い立ちから語らせれば、相当の時間がかかるのだから(しかも、被告人には、そういうことをスラスラと法廷で語れる人は少ない)。しかし、その必要があるのなら、裁判員にも長時間の被告人質問に付き合って頂く必要がある。

 検察側は組織的かつ全国的に裁判員対策を進めているのだろう。それに比べ、弁護士たちの方はどうなのだろうか。今回の裁判を見る限り、弁護側の対策の立ち後れがいろいろな面で目立った。
 裁判員制度による裁判では、今まで以上に弁護人の力量が問われる。傍聴人にも分かりやすい裁判だけに、手抜きはもちろんのこと、不十分な弁護活動はすぐに見抜かれるし、被告人への影響も大きい。各地の弁護士会を中心に、弁護人の力量を向上させる取り組みが急務ではないか。

 各地の弁護士会も頑張ってはいるとは思う。

 しかし、裁判員裁判には、準備に時間も費用もかかる。今回の裁判員裁判を見ていてもそう思った。

 そもそも検察側と弁護側には、組織力と経済力において圧倒的な差があるのだ。

 いくら精神論を並べても、「時間がかかる、報酬が低い、おまけに充分な費用も出ない」(今回の裁判員裁判第1号が国選弁護だとすれば、弁護人の収支がどうなっていたか気になる)という裁判員裁判に力を入れようという弁護士が増えないのは当然だ。 

 公務員の検察官と違って、弁護士は自営か給与所得者だ。

 経営者弁護士であれば、裁判員裁判の準備に集中できるほどの経済的・時間的余裕がなければ引き受けられない。

 勤務弁護士が個人事件として受任するなら、雇用主である経営者弁護士の了解が必要だ。短期間に集中して仕事をしなければならない裁判員裁判を引き受ければ、その間事務所の仕事が二の次になりかねない。それを快く了解するほど余裕のある経営者弁護士は、弁護士人口が加速度的に増加して競争が激しくなっている現在ではそうそういないだろう。

 各地の弁護士会で、裁判員裁判の弁護の引き受け手の確保が困難を極めているのにはこういう事情があるのだ。

 そもそも引き受けたくない、引き受けたくても経済的・時間的事情により引き受けられない事件について、力量を向上させる努力を求めること自体が無理というものだ。

  壮大な刑事裁判ショーで被告人に有利な判決を得るには、CGを駆使し、パフォーマンス技術を磨く必要があるだろうが、そういうことができる有能な弁護士を雇うことができるのは、これからはごく一部の資産家だけということになってしまうかもしれない。

 国選弁護人にそういうことをやってもらおうと思うのは、よほどのボランティア精神があるか、よほどの使命感のある弁護士に当たらない限り、おそらく無理だと思う。

 精神論をいくら唱えたところで、弁護士も生活者であるから、無理なものは無理である。

 「各地の弁護士会を中心に、弁護人の力量を向上させる取り組みが急務ではないか。」というのは正論だと思うが、こういう事情について江川さんはどうお考えなのだろうかと思った。

 

2009年8月 7日 (金)

セレモニーが終わって(よい人生経験?)・・・Twitterもどき(8月7日午前7時10分)

 お盆前なので、やることが一杯。

 裁判員裁判第1号の記事は、産経ニュースとNHKの同時進行裁判員裁判だけはほぼ読んだり見たりした。

 思ったことはたくさんあるが、ブログの記事にする時間的、精神的余裕はない。

 少しだけ感想を。

 量刑が厳しくなるだろうことは予想されていたこと。感想はこの方と同じ。

   【裁判員 判決】「重くなること予想できた」安冨潔・慶応大教授

                           産経ニュース       2009.8.6 15:14

 事実認定は職業裁判官だけの判断でもこうなっていたと思う(裁判官は即刻判決文を作成しなければならないので、予め下書きを作っておいたのではないかと疑ってしまう。)

 NHKなどは裁判員の質問内容から裁判員の意見が取り入れられた結果だと評価していたが、そうだろうか。

 裁判員の質問(やはり裁判員はマスコミが「質問はまだかまだか」というのでプレッシャーを感じていたらしい)は、堀田力氏らが絶賛するほどのものだったかは疑問。おそらく質問のほとんどは、被告人が捜査段階で聞かれているものであり、供述調書にも記載されていることだろう。

 たとえば「なぜ直ぐに救急車を呼ばなかったのか」なんて警察官も検察官も、もちろん裁判官も当然気づいている。もちろん弁護人も。

 そんなに大騒ぎすることか?

 もともと情状面で不利なことが多い事件だったのだ。

 しかし、被告人が犯行態様を争っているので、遺体の傷はもっとも重要な客観的証拠だったはずだ。

 裁判官は裁判員に「辛かったら無理に見なくてもいい」と言ったらしいが、そんなことでいいのか?実際にも目を背けていた裁判員もいたという。

 裁判所と裁判官が相当裁判員に気を遣っていたことが裁判員の記者会見の内容からもよく分かった。

 裁判員は大切な「招待客」。裁判所としては、分かりやすいよう、飽きないよう、疲れないよう、休憩時間もたくさん入れて接待しなければならない。

 裁判員の印象もよかったようであるが、記者会見の場で接待してくれた先を悪く言うわけにはいくまい。

 裁判員は「よい経験だった」「よい社会勉強だった」と述べられていたが、裁判は人生経験の場を提供する場所なのか?

 評議は「ゼミのようだった」という感想を述べられた方がいたが、おそらくそうだったのだろう。とすれば、裁判長はチューターか?講師か?評議は教育の場なのか?

 おそらく裁判員は裁判官が入手している情報すべてを入手していないのだろう。鑑定書を読んだかどうかも不明。供述調書も全部ではなくダイジェスト版なのかもしれない。

 殺人事件にしては争点がそれほど多くなかったこの事件でも、全部の情報を入手して検討するのには3日や4日では無理だと思う。

 弁護人の方々は国選弁護人だったのだろうか?私の読んだ記事からは分からなかったが。

 裁判員裁判第1号を担当するということは大変だっただろう。

 「分かりやすさ」を追求するための、モニターの図面などを作成するのは誰がやったのだろう?その費用はどうしたのだろう?

 検察官は国費から出るし、モニターの図面などを作成してくれる人もいくらでもいるだろうが、弁護人側はどうなのか。法テラスはそういう費用を出してくれるのか?

 今後はCGなども多用して裁判員に分かりやすいように画像を作成しなくてはならなくなるかもしれない。より分かりやすく精度の高いCGを作成した方が勝ちなんてことになったら、私選弁護ならともかく(依頼人に負担してもらうほかないが)国選弁護でその費用は出るのか?

 ・・・・・裁判員裁判第1号を「大成功」と評価している方々もおられるようだが、私の疑問と不安は尽きない。

 最後に、この事件は被害者も被告人も証人も皆隣人。

 犯行の動機も争点の一つだったため、被害者の人となりも審理の対象となった。

 裁判員裁判第1号であっためにそれが大きく報道されて、被害者の遺族は大変お気の毒であった。

 証人は今も近所に住む被害者の遺族の面前で被害者について悪いことが言えるだろうか?被害者の遺族の面前で証言して、それがまた報道される証人もお気の毒であった。

 裁判員裁判第1号となったばかりに、こういう事態を受容せざるをえなくなったこれらの方々には本当に同情する。

2009年8月 4日 (火)

裁判員の質問を今か今かと待ちかまえるマスコミ・・・Twitterもどき(8月4日午後6時20分)

 頭痛もおさまってきたので、これから夜にかけて医療過誤訴訟の準備書面を完成させる予定。でも、本当に完成できるかなあ・・・。

 時折NHKのHPやテレビで「同時進行 裁判員裁判」を見ていたが、裁判員裁判第1号のマスコミ報道はなかなか興味深いものだった。

 裁判員が質問するのは、まだか、まだか、とそればっかり。

 これは裁判員にはプレッシャーだっただろう。

 裁判官も相当気をつかっていた様子。

 別に裁判員が質問しなくてもいいと思うけど。

 やっぱり第1号だから特別なのか。

 産経ニュースさんの法廷ライブは力作だ。記者さんもお疲れ様。

 (しかし、裁判員の仕草などの評価には随分記者の主観が入っていますね。)

 これを読んでいるだけでも疲れる。

 ずっと聴いていた裁判員の方々は本当にお疲れ様でした。

裁判員裁判第1号についての素朴な疑問・・・Twitterもどき(8月4日午前7時30分)

 梅雨が明けたとたん、夏風邪をひいたらしく、頭痛、腹痛、吐き気に悩まされる。きょうは、休んで自宅で起案をする予定。

 昨日の裁判員裁判のネット上の記事を読む。さすが、最初の裁判員裁判だけあって、新聞各社の取材には熱が入っている。

 ちょっと気になったのは、この記事。

 【裁判員裁判】分厚い供述調書は検察なりの“可視化”?

専門知識のない裁判員にとって、取り調べの様子をゼロから想像することは難しい。詳しい供述調書の作成には、検察官の取り調べを形に残し、裁判員に詳しくその様子を伝えることで、公正な取り調べの中で供述を得ていることを訴える狙いがあるとみられる。

           産経ニュース 2009.8.3 22:51

 裁判員は3日間でこの分厚い供述調書を読めるのか?

 この事件、昼間の住宅街での犯行なので目撃者がいるのかと思っていたが、昨日の証人は声は聞いたが犯行を目撃しているわけではないようだ。しかも、声を聞いたといっても、被害者の声についての証言には曖昧なところがある。

 犯行動機、犯行態様、殺意等については、結構争いもあるようだ。

 被告人の供述と遺体の傷との整合性などの検討が重要だろう。

 昨日は遺体の写真を裁判員の眼の前のモニターに映し出したそうだが、それだけで足りるのか?被告人の供述調書や鑑定書と照らし合わせて写真を何度も見直す必要もあるかもしれない。

 裁判員は鑑定書や遺体の写真をしっかり読んだり見たりするのか?

 裁判員裁判第1号だからといって、

   「プレゼン」のうまさに目を奪われることな(く裁判員裁判:裁判員6人、初審理 証拠写真、目背けず--東京・足立の殺人事件)、

  「司法への市民参加の第一歩」との言葉に踊らされることなく、

裁判官だろうと裁判員だろうと地道に証拠を検討して判断して頂きたいものだ。

 

2009年8月 3日 (月)

セレモニーのはじまり・・・Twitterもどき(8月3日午後9時30分)

 あいかわらずダンボール箱に2箱はある文献と格闘中。ブログを書く元気が出ない。私の頭と心は全く別世界にある。

 きょうは裁判員裁判第1号の話題ばかり。テレビはあまり見ていないが、NHKのHP「同時進行 裁判員裁判」は大体見た。

 予想どおり、分かりやすさばかりが強調されている。

 モニターの図やCG画像の紹介のオンパレード。

 この事件、そんなに図面や画像を多用しなければ分かりにくい事件だろうか・・・。

 むしろ、分かりやすくするために捨象されてしまった事実はないのか?

 動機はやたら「猫よけのペットボトルを倒された」とかなんとかばかり強調されているが、それだけか?証人や被告人の供述調書にはもっと一杯書いてあるだろうに。

 CG画像だけ見れば鑑定書は読まなくてもいいの?CG画像は正確なの?

 最後にNHKの「同時進行 裁判員裁判」には掘田力氏が登場して「分かりやすかった。裁判員の方々の熱心に証拠を見ている姿勢を見てこれで市民の感覚が裁判に生かせると感動した。素晴らしい。」等と絶賛していたが、裁判員はまだ一言も発していないし評議はこれからだというのに、そんなことまで分かるのだろうか。

 いろいろと疑問が一杯。

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