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2008年8月 2日 (土)

会派の「即独支援」臨時総会

 会派の臨時総会は、結局、出席者が通常決議のための定足数(5分の1)も充たさず、決議にまで至らなかった。

 幹事会もさすがにこの議案では規約の改正が必要として特別決議(定足数3分の1)を要すると考えていたようだ。

 しかし、蓋を開けてみれば、出席者が通常決議の定足数すら充たさないという低調ぶり。

 私は、久しく会派の集まりには顔を出していないので、2日ほど前から同じ会派の知り合いの弁護士数人に電話をして状況を聞いてみた。皆、反対意見で、「こんな議案通らないだろう」という雰囲気だった。しかし、参加できるという人が少なく、委任状出席も許されないので、幹事会が事前に出席を動員していればどうなるかという不安があった。

 私は、幹事会が強力に提案しているらしいし、会派の会務研究会も条件付きで提案を了承したらしいので、万が一のこともあると思い、(本当は溜まっている仕事をかたずけたかったのだが仕事を無理に切り上げて)午後6時からの臨時総会に出席した。

 案の定、事前に配布されていたアンケートに記載された意見も反対のものばかり。

 私も、会場で反対意見を述べさせて頂いた。

 私の述べたのは、主として、「質の低下」が見込まれるのは何も新人弁護士に限らないということ。

 新人弁護士のロースクールや司法研修所の不十分な教育による法的知識の不足やOJTの機会が与えられないことによる質の低下とは別に、(新人だろうと中堅だろうとベテランだろうと)過当競争にさらされることによって倫理的な質の低下、モチベーションの低下による質の低下は避けられない。

 そうなったときは、新人弁護士だけでなく中堅弁護士やベテラン弁護士だって利用者である国民に迷惑をかけ、「永年に亘って築き上げてきた弁護士に対する信用を損なうこと」だってありうるわけだ。会派はそうならないように、中堅弁護士やベテラン弁護士にもボランティアで経済的支援をするのか。

 短期間での大量増員がもたらす弊害は、これからどんどん増える即独弁護士を少しばかり支援したところで、回避できるものではない。まさに水道の蛇口を開きっぱなしにして、流れ出した水をスポイドで吸い上げようとするもの。スポイドで大量の水を吸い上げようとすれば疲弊するばかり(「焼け石に水」ともいう)。

 そして、法的問題としては、即独支援というボランティア活動が会員の親睦、福利厚生という会派の本来の目的を逸脱しないか、事務所を賃借したり即独を指導したりすることで会派に責任問題が生じないか、会派に所属する会員は会派が支援する即独弁護士と利益相反関係となる事件は受任できなくなるのではないか、等という問題点が指摘された。これらは、法律家として当然考えなくてはならないことだ。

             sweat02

 賛成意見を述べられたのはH先生だけだった。この方はロースクールの講師をされていた方。即独が気の毒だから救済しようというのではなく、即独を支援することが司法の利用者である国民のためになるからというような意見を述べられていた。

 そこで思い出したのは次のような出来事。

 私の所属する司法問題対策委員会は、3年ほど前、ロースクール講師の方々のパネルディスカッションを企画したことがある。H先生はそのときにパネラーの一人として参加していた。

 S委員が「皆さんは、司法試験合格者が3000人になっても弁護士需要があると思いますか」という質問をしたところ、H先生は「私は3000人になっても十分需要があると思っています」と答えられたのを私ははっきり覚えている。

 それなのに、合格者2000人の時点で、愛知県弁護士会では来年10人程度の即独弁護士が出る見込みだという。60期で1年以内に就職先の事務所をやめ、独立してしまった者も8名程いて、そのうち1名は独立しても会費が払えず退会してしまったという。

 需要があるのならば、就職先が見つかるはずだし、即独しても仕事があるはずだから、会派だろうが会員有志だろうがボランティアで経済的支援をする必要などないだろう。支援するとしても研修会を開いたり(これは既に会が積極的に取り組んでいる)、(いくらでも仕事があるはずだから)仕事を紹介したりすることで足りるはずだ。そして、こういうことなら、従来から先輩弁護士が新人弁護士にしてきたことである。

 しかし、それでは足りず、会派が事務所を借りたり、給与を支払ったり(貸与だそうだが)する必要まであるという。

 H先生も、かつて3000人増員に賛成した幹事会の先生方も、弁護士需要の見通しが甘かったことを素直に認め、まずは3000人増員ストップに尽力して頂きたいものである。

          spade 

 さて、若手会員支援構想の議案の方はどうなるのかなあ。

 

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