第一東京弁護士会・法曹人口等研究委員会の「法曹人口に関する中間報告書」
第一東京弁護士会の法曹人口等研究委員会作成の「法曹人口に関する中間報告書」をご紹介する(同委員会の委員長神洋明弁護士の了解を頂いている)。
この報告書は、法務省にも送付されたそうである。
大変な力作だ。
法曹人口問題について、これほど体系的に分析された論考は初めて読んだ。
現在の法曹養成のための教育システム(ロースクール、司法研修所、実務修習、OJT)の実情などはあまり知る機会はなかったのだが、ここまでひどいのかと愕然としてしまった。
そして、司法審や規制改革会議が弁護士人口についてモデルとしていた諸外国(フランスなど)の弁護士の実情も詳しく紹介されている。
ぜひ多くの方にお読み頂きたい。
この報告書の内容については、このブログでも適宜紹介させて頂く予定である。
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投稿: | 2008年7月23日 (水) 09時29分