マイペット

アクセスカウンター

  • 2006年5月18日~

コメント・トラックバックについて

  •  このブログのコメント、トラックバックは管理人の承認制となっています。このため、ブログに記載されるのに時間がかかることがあります。管理人の判断でブログの記事と無関係なコメント等や、誹謗中傷等の公序良俗に反する内容のコメント等は承認致しません。

アクセスランキング

ブログランキング

  • ブログランキング・にほんブログ村へ
     クリックして頂くとブログランキングがアップします。 よろしければクリックお願いします。

ねこちか2

サイバーキャットと遊べます。猫じゃらしで遊んだり、エサを与えることもできます。

« 光市母子殺害事件差戻審判決の日 | トップページ | そろそろ倦怠期かなあ・・・。 »

2008年4月28日 (月)

今枝弁護士のテレビ出演

 昨日の日曜日、今枝弁護士が「サンデージャポン」と「たかじんのそこまで言って委員会」に出演されていた。

 正直、失望した。

 一体どういうおつもりなのか、私には最後まで分からなかった。

 これが一般の方々に刑事弁護に対する理解を得るための活動なのか。

 どちらの番組でも出演者の一番の関心は、「どうして弁護人を解任されたのか」「弁護団と弁護方針について対立があったのか」という点だった。それはそうだろう。

 しかし、そんなことを今さらテレビ番組で公にしてどうしたいのか。

 今枝弁護士は「弁護団を責めるつもりはない」と言ってはいたが、結局、これら番組は、「今枝弁護士が正しい、弁護団が悪い」という方向に持っていっていた(特に「たかじんのそこまで言って委員会」)。

 「たかじんのそこまで言って委員会」は例の橋下弁護士の懲戒請求煽動発言を放映した番組である。この日もBPOの意見書を全く無視した番組づくりだった。

 そして、あのときの出演者もいたが、全く反省の弁はなかった。あれが正しい発言だったと今でも思っておられるのだろうか。

 こんな番組に出演しなくても、今枝弁護士が弁護団に対して言いたいことがあるのなら、直接弁護団に言えばいいことだ。

 ネット上で「ああいう弁護団に弁護を依頼した被告人も犠牲者だ」「今枝弁護士が弁護人だったら結果は違っていたかもしれない」などという意見も見るが、弁護人を選んだのは被告人である。弁護団は被告人と相談して弁護方針も決めており、もちろん今枝弁護士を解任したのも、今の弁護団に依頼を続けているのも、被告人の意思である。

 それを解任された弁護人が、現在の弁護人の非難に加担してどうしたいのか。ご本人にそのつもりはなくても、たかじんのそこまで言って委員会のような番組に出演すれば、そうなることは目にみえていただろう。

 最近、「今枝弁護士」の検索ワードで私のブログを見にこられる方が多い。

 その方々に言いたいが、私は今枝弁護士の今回のテレビ出演を擁護するつもりは全くない。

 このブログで今枝弁護士の発言を紹介させて頂いたのは、弁護団の記者会見の内容がきちんと報道されず、多くの誤解を生んでいたとき、その誤解を解くべく一つ一つ説明されていた態度に共感を抱いたからだ。

 しかし、今枝弁護士の今回のテレビでの発言に共感するところは一つもなかった。

 ただ、その涙に目を背けただけである。

             Leaf3

 今枝弁護士は当分テレビ出演を自粛されるそうだが、出演される前には刑事弁護の経験が豊富でマスコミ対策にも詳しい弁護士によく相談されてからにすることをお勧めしたい。  

他の弁護士の関連記事:今枝仁弁護士、サンドバッグになる(福岡若手弁護士のblog )

« 光市母子殺害事件差戻審判決の日 | トップページ | そろそろ倦怠期かなあ・・・。 »

刑事弁護」カテゴリの記事

コメント

全くもって同感です。
私は今枝弁護士のブログを時々拝読しておりますが、彼が弁護団を解任された理由がなんとなく分かる気がしました。。。
個人的な意見としては、本来、弁護活動にメディア戦略が必要なのかも甚だ疑問であるし、むしろメディアが個々の弁護活動に支障を来さないよう配慮すべき存在であるはずではないでしょうか。ましてや死刑事件など、一人の命がかかっている訳ですし。
安田弁護士が言われていた、メディアに徹底的にでないことにより、メディアを沈静化させ、冷静に、そして真摯に事件をとらえ直すという方がいいと私は思います。

今のメディア報道では、人間の命が、娯楽や自己正義の顕示の為の道具に成り代わってしまっていると思います。
今枝氏は、自分が非難されると我慢できないタイプのようですが、安田弁護士のように、事件に、そして人間の命に真摯に向き合うことを自分の名誉に変えてでも行っている弁護士がいることを忘れてはならないと思います。

少しきつい言い方かもしれませんが、メディア、世間の評価などを気にしすぎる人は、そもそも刑事弁護に向いてないと思います。

M.T.さん久しぶりです。
 こちらのブログが混乱するのを懸念しコメントを控えております。
 光市事件差し戻し控訴審の時点では、大変お世話になりました。しかもご迷惑をお掛けしたと思っています。すみません。
 さて、今枝弁護士の今の行動については、賛否両論あってしかるべきだと思います。
ただ、今枝氏がブログを立ち上げた時点で、今の現実は予想されていたと思います。
 私としても、もう少しうまく立ち振る舞ったら、と感じてしまう場面は沢山あります。
しかし、今枝氏の愚直さ、誠実さ、刑事弁護に掛ける意欲は一番感じるところです。

 どうでしょう。「どこからの批判も甘んじて受ける。」その中で、紆余曲折されて見えますが芯はぶれてないではないでしょうか。
異端児とすれば橋下弁護士(知事)であり、対極として安田弁護士のように思います。いかなる弁護士もいてもいいのですよね。
 今枝氏はオーストリアの陪審員制度も研修し市民へのアプローチの方法等の課題について深く考えられた結果だと思います。
 司法制度改革は、悪法と言われておりますが、現実的に8年以上前から研鑽されていることを考えれば、いかに「裁判員制度」が今になって議論が過熱しているのか、とても不思議です。
 後期高齢者医療制度は、2006年6月21日公布、2008年4月1日施行であるが、国民に周知されたのが、政府広報「あしたのニッポン」2008年3月であり、これこそ準備不足である。
 「裁判員」に選任されない方法のいくつか対策を練っております。etc.特定の思想信条を持つ(これは人格を否定されるものではないから)など。それ以外の方法は即不採用・・ム。
 今枝氏のブログとTV出演(編集があるため真実とは思わない)、著書(編集があるためすべてとは思わない)などを触れ、もう「裁判員対策」を練っている、と見るべきだと思います。
 M.T.さんのご見解も正論と認めての上での私の意見です。あらかじめ、ご了承をお願いします。(PC-Vistaにしました。)

おひさしぶりです。
誹謗中傷になるかもしれませんが、あえて書きますと、今枝先生もテレビに出られるということで目がくらんでしまったのでしょうか。

今枝弁護士も、一生懸命な方なのでしょう。TVで涙を見せるのは、少々みっともないですが…

一方の安田弁護士も、刑事弁護において立派な方だと尊敬しています。
ただ、裁判員制度の下では、裁判員を説得するという仕事になってくるので、身だしなみとか、睨み付けるような険しい目つきなどから与える印象は、被告人の不利になることもあるでしょうね。

おはようございます。

 公正の観点から、東海地方の皆さんにTV放送の告知をさせていただきます。
 「光市事件弁護団」を取り上げたTV放送が放映されます。

 「東海テレビ」(名古屋エリアでは1チャンネル:アナログ)
 『光と影~光市母子殺害事件弁護団の300日~』
 本日7日(土)14:00~14:55放映。

http://tokai-tv.com/news_program/20090101_news_5784.php

を参照に!

 差し戻し控訴審で極刑の判決が出て、上告中の現在、報道の視点を変える一助となれば幸いと思う。
 けして、弁護団の弁護方針を是とはしていない私としては見たい。が・・・。映らない。

 できれば、東海TVが目をつぶっていただき、動画サイト等にUPされることをひそかに願います。

 申し訳ないのですが、管理人さん感想など少し触れていただけませんか・・・。お願い。

 
 

東海テレビで放送されたものです、よろしければご覧ください。

光と影 ~光市母子殺害事件 弁護団の300日~ のYouTubeビデオ
■放送日時■
6月7日(土) 14:00~14:55

1) http://jp.youtube.com/watch?v=EHkJmRDk61c
2) http://jp.youtube.com/watch?v=kfJ4lFOaruQ
3) http://jp.youtube.com/watch?v=tAiH4pRdQNU
4) http://jp.youtube.com/watch?v=PGEp4wJvs3w
5) http://jp.youtube.com/watch?v=3X7_8hXfypY

放送局HPの案内
http://tokai-tv.com/news_program/20090101_news_5784.php

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今枝弁護士のテレビ出演:

» 今枝弁護士のテレビ出演は評価するがサインは批判します。 [ファブログ]
自分はしつこく書きますが市井の一般人です。 専門家の実務は分かりません。 専門家の実務がどう受け取られるかを、自分の思うままに書いてます。 これは、少なくとも自分はこう思うということを伝えたいということです。 多くの一般の人が司法であれ政治であれ時事問題に対して発言するとき、このような姿勢が基本だと自分は思っています。 ところが、光市の事件を通じて法曹の人達の中には、このような一般の人の意見を間違... [続きを読む]

« 光市母子殺害事件差戻審判決の日 | トップページ | そろそろ倦怠期かなあ・・・。 »

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ストップ医療崩壊

  • Iryouhoukai_2   

     このチラシの中を見たい方はこちら

     医療危機打開の署名用紙(PDF)はこちら

     宛先はこちら

無料ブログはココログ

司法改革ニュース

医療過誤ニュース

天気予報