日弁連会長選ーその1
また、日弁連会長選の季節がやってきた。
この季節になると、全国の法律事務所には候補者の葉書や「・・・・の会」のファックス文書が山のように届く。
仕事関係の文書が山積みになっているところへ、こういう文書が山のように届くのであるから、正直なところ疲れる。
私は、既に一方の陣営に賛同することを名前も出して表明しているのに(長年変わらず)、他の陣営からの勧誘文書も届く。煩わしくなって、今回、賛同しない方の陣営のファックス文書に「受領をお断りします。」と書いて送り返した。その後も1、2度ファックスが送信されてきたが、ここ数日は見かけないのでどうやら送信は止まったようだ(気のせいか?)。
おまけに研修所の同期の弁護士からも勧誘の電話がかかってきた。どうやらそちらの陣営はものすごい数の電話をかけているらしい。
大体、私に電話をしてもしょうがないのになあ。先回の会長選でもかかってきたけど。
さて、今年の日弁連会長選挙は、宮崎誠氏と高山俊吉氏の一騎打ち。
今年は朝日新聞も1月9日(公示日)の夕刊に「日弁連 会長選白熱」「『合格者増』『裁判員』が争点」 という大きな記事を掲載した。一般紙が会長選についてこんな大きな記事を掲載するなど近年ないことだ。
双方の候補の主張されるところは、前記ファックス等で弁護士の皆様方は既にご存じのことだろう。
これだけは一言お願い。
2月8日の投票日には棄権することなくぜひ投票所に足をお運び下さい。
「同期の誰それに頼まれたから・・・」「お世話になっている誰それに頼まれたから・・・」「自分は・・・に所属しているから・・・」などなどの理由ではなく、ご自身で双方の候補者の主張をよく検討された上で票を投じて下さい。
今回の日弁連会長選挙は、今後の弁護士と弁護士会の行方を左右する重要な選挙です。
それだけではなく、今回の日弁連会長選挙は、前記記事の朝日新聞記者の言葉を借りるなら「当選者や得票数によってはその(弁護士増員や裁判員制度の)行方に影響する可能性もあることから、(国民の)関心が高まっている。」という重要な選挙です。
ぜひ熟慮の上、ご投票下さい。
明日は、愛知県弁護士会でも公聴会が開催される。
午後1時から4時(予定)という長時間で、忙しい今の時期に出席するのは正直なところ大変辛い。
しかし、両候補から直接その主張を聞くことのできるよい機会であるし、私は2つほど両候補に質問事項も提出しているので出席するつもりである。
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