年の瀬前のちょっと一息。
一週間ほどブログを休んでしまった。
仕事の方も、ちょっと一息。来月は12月というこの時期に、ちょっと休養を取っておきたかったから。
私は弁護士になってから、心静かな12月を過ごせたことがない。
たいていの弁護士にとって「12月」というのは、1年で一番大変な月なのだ。
なにしろ、相談者の方も依頼者の方も、抱えている問題について、なんとか年内に解決したい、あるいは何らかの見通しを立てたい、と思ってみえる。弁護士もその期待に答えたいと思う。そして、裁判所もその当事者らの思惑を利用(?)して、和解を勧めたりする。
12月は弁護士にとって委任を受けている事件が終結することが多く、売上が上がる月でもある。そのかわり、経営者弁護士にとってはボーナスの支払いなど人件費がかかる月でもあるわけだが。
加えて、年賀状の宛先の確認・整理、年末調整などの経理、大掃除などの仕事が加わる。
なかでも、私がゆううつなのは、大掃除。今年は、忙しくて書類の整理が十分にできなかった。机の上や周辺には書類の山を築いてしまっている。
事件記録は事務員にファイリングをしてもらっているので困ることはないが、年末には各事件の進行状況について見直しをすることにしている。
また、毎日のように送られてくるおびただしい量の司法改革問題関連の書類も整理できていない。これがなかなか処分できない。
・・・・・とまあ、年末にはやらなければならないことが山ほどあるのだ。
ブログを休んでいるうちに、世の中ではいろいろな事件が起こっている。
小沢代表の辞任&辞任の撤回、マスコミ批判(なんか最近同じようなことをされた弁護士もいたなあ)、混合診療全額負担は違法判決、血液サラサラブレスレット詐欺事件などなど・・・。
毎年毎年、年末になるとどうしてこうも事件が多発するのか。
それぞれに感想はあるが、記事を書いている時間がない。これらについては、他にも多くのブロガーの方々が記事を書いておられることでもあるし。
私は、今週は帰宅時間を少し早めて、NHKのハイビジョン特集「天才画家の肖像」を見ていた。喜多川歌麿、歌川国芳、狩野永徳・・・。俵屋宗達を見逃したのは残念。
やっぱりこういうのはハイビジョン画像で見ると素晴らしい。
歌川国芳のときは国芳の飼い猫に主人のことをしゃべらせたり、狩野永徳のときは新進画家に洛中洛外図屏風の中を歩かせたり、というCGを駆使した趣向も楽しかった。
最近のNHKのハイビジョン特集はなかなかハイレベルだと思う。
しばし世の中の喧噪を忘れ、芸術の秋を楽しめたひとときだった。
近所の駐車場で見つけた眠り猫3匹(もうちょっと近づいて撮影したかったのだが、近づいたら起きてしまった)。
この気ままさがうらやましい。
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@niftyトップページ「旬の話題ブログ」コーナーにて、
本ページの記事を紹介させて頂きました。
紹介記事については、「旬の話題ブログ」バックナンバーで
半年間、ご覧いただけます。
師走に向けて、ますます忙しくなりそうですね。
お体に気をつけてがんばってくださいね!
最後のネコちゃんたちの写真に癒されました。
(ほんと、羨ましいですね、、(笑))
今後も旬な話題の記事を楽しみにしておりますので、
引き続き@niftyをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
@nifty「旬の話題ブログ」スタッフ
投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007年11月12日 (月) 14時20分