ガス室で最期を迎える犬たち
きょうは久しぶりに早く事務所を出た。
もっとも夕食後に、自宅で書面の作成をするつもりだったから。
集中力を必要とする書面の作成の場合、電話の多い事務所よりも自宅の方がいいこともある。
裁判官には判決起案のための宅調日というのがあるが、私もときどき自主的に宅調日を作っている。
夕食を取りながらニュースを見ていたら、メ~テレのUP!でこういう特集をやっていた。
正直、これから仕事をしようという前に「見なければよかった」と思うほど、暗いニュースだ。
しかし、これが現実。
こういう目をそむけたくなるような事実をあえて放送したのは立派である(ちょっとニュース番組を見直した)。
ガス室に送られることも知らず、係員や記者らに懸命にしっぽを振っている犬たちを見ると涙が出る。
中には、毛並みの良い愛らしい犬もおり、もう少し期間があれば飼い主が見つかりそうな気もするのだが。名古屋市では1週間しか待たないそうだ。
名古屋市にはこういう施設があるというのを初めて知った。
飼い主の募集もしているようだが、もう少しこちらのHPのような工夫があってもいいように思う。
そして、ブログをお持ちの方は、ぜひこういう里親募集の掲載をしてあげてほしい。
動物愛護センターの職員の方が、「ガス室のボタンを押しているのは犬を捨てた飼い主だ。私たちは捨てた飼い主に代わってボタンを押しているにすぎない。」と言っていた。
犬や猫を捨てる人は、その犬や猫がどういう末路をたどるのか見て見ぬふりをしているのだろう。
どういう理由があっても、犬や猫を捨てるべきではない。
犬や猫を最期まで飼う自信のない人は、犬や猫を飼うべきではない。
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最近よく拝見してます。
ワタシたちが死刑だ死刑だって叫んでも、最後にボタンを押すのは刑務官の方たちなんですよね。。。
もしも法務大臣の言うように「死刑執行の自動執行(順番執行?)」なんぞが実現したら、裁判員に選ばれても、ワタシみたいな素人は恐ろしくて死刑判決に手を挙げることができません。
執行後に万一無罪が明らかになったりしたら(あるいは量刑に関わる事実が判明したりしたら)、あとの人生を精神の均衡を保ちながら生きていけるか、心配でなりません。。。
投稿: こんばんは | 2007年10月10日 (水) 21時31分
>こんばんは 様
私も死刑の自動化には絶対反対です。
死刑はやむをえない事と考えていますが、いかなる場合であれ人を殺すことは罪深い事であるとも思います。だからこそ最後まで人の意思を介在させるべきだと思いますね。
投稿: 剣三四郎 | 2007年10月11日 (木) 10時48分