橋下弁護士のブログが更新されたわけではないが。
「すちゅわーです」というHNを使用されている女性弁護士が、橋下弁護士に「公開質問状」をメールで送付されたそうだ。
その公開質問状の内容は、こちらのモトケンさんのブログ「元検弁護士のつぶやき」
の橋下弁護士に対する公開質問状で見ることができる。
すごい! 34項目もある。
34項目の質問で「これでもか、これでもか」と橋下弁護士を叩 きのめしておられる。
なお、「すちゅわーです」さんは「たかじんのそこまで言って委員会」の「大会議室」という掲示板にもたくさん投稿されている。
それはこちら→橋下弁護士が光市母子殺害事件弁護士から提訴
「すちゅわーです」さんの意欲と努力には、ただただ感服。
私はというと、ちょっと橋下弁護士がかわいそうに感じている(当初の怒りは収まりつつある)。
おそらく彼は、問題の煽動発言は編集でカットされると思っていたのだろう。発言の前に「カットされても仕方がないが」というようなことを言っているから。
それが放映されてしまった。ネットに懲戒請求テンプレートなるものまで公開され、4000件もの懲戒請求が弁護士会に殺到した。
橋下弁護士は番組では「何万も」と言っていたから、4000件は予想よりも少ないのかもしれないが、それにしても大事になってしまった。
しかも、弁護団の報告集会に参加したら、弁護団の弁護内容はマスコミが報道しているような「死刑廃止運動に利用」とか「弁護団が捏造、創作、誘導」とかいうようなものではないことが分かった。集会で責められて、「説明不足が懲戒事由に該当するから意見は変わらない」と言い切ってしまった。
その後は、弁護団の一部から不法行為に該当するとして損害賠償請求の訴訟を提起される、記者会見でも「説明責任」を果たしていないことが懲戒事由と言い切る、しかも「自分で懲戒請求をしていないのはおかしい」と追求され、とうとう自身で懲戒請求をする決意をしたとまでブログに書くはめになる。
もう「引くに引けない」状態なのだろう。
ブログでは、まるで彼一人が「世間の正義をしょって立っている」という勢いの文章が続くかと思うと、最近では、
僕も原告らを散々批判しているけど、当然世間からの怒りを十分受けています。
それについてもきちんと説明・対応しなければなりませんね。
橋下徹のLawer's EYE 説明責任より
僕も、世間からのバッシングによって、フラフラではありますが、なんとかバランスを取ろうと必死でやっています。
橋下徹のLawer's EYE 原告今枝弁護士へより
などという弱音をうかがわせる文章もチラホラみられるようになってきた。
そうか・・・。橋下弁護士も「世間」からの怒りや「世間」からのバッシングを受けているのか。
ブログの他の文章からは、てっきり「世間」は全て橋下弁護士の味方である、というか橋下弁護士が「世間」の意見を代弁しているかのように読めるのだが・・・。
「すちゅわーです」さんの質問事項にもあるが、彼のいう「世間」って何だろう?
(4000件の懲戒請求といっても、弁護団21人に対するものだから、弁護人1人当たり200件か300件で、しかも同一の申立人が複数の弁護人に懲戒請求を提出している可能性が高いから、実際に懲戒請求を申し立てた人間は300人程度ではないのか。)
更に、橋下弁護士の場合、「弁護士会」(栃木県弁護士会には具体的な抗議まで受けている)や弁護士の多く(※)から反発を受けているわけだ。
※ 私は橋下弁護士の意見に賛同する弁護士を知らない。
ちなみに、橋下弁護士が、ブログで引用されている佐藤彰一教授のブログ(satosholog)も懲戒請求について冷ややかである(理想の弁護士はいない。。でも)。
これだけでも、普通の弁護士ならフラフラにもなろう。
もっとも、橋下弁護士は、弁護士会などには何の価値も認めていないし、橋下弁護士を批判する弁護士は「オタク」ばかりなので、何とも思っておられないのかもしれないが・・・。
とにかく、もう橋下弁護士は引くに引けない状況であろう。原告も、賠償金云々の問題ではなく、刑事弁護や懲戒制度の意義にかかわる問題と捉えているから、引くに引けないだろう。裁判は続き、最高裁まで行くかもしれない。
しかも、橋下弁護士のブログ、今枝弁護士のブログ、懲戒請求扇動弁護団のHP、というネット上で双方の主張が公開されるという前代未聞の裁判が長く続くのである。
これがいいことかどうか。私には判断がつかない。
原告らの意見陳述にあるように、刑事弁護人の役割や刑事裁判の仕組みなどが一般の方々に理解されるための礎になるのであれば、これもよいことかもしれない。
しかし、橋下弁護士による騒動が前記のような経緯のものであるなら(私は結構単純なものなのじゃないかと思っている)、弁護団はまともに相手にしない方がいいようにも思う。相手の土俵にのってマスコミの餌食になる必要もない。
淡々と裁判を進め、裁判官の判断に委ねればいいことだろう。
外野にいるからこそ言える浅はかな考えかもしれないが・・・。
ただ、最低限、橋下弁護士には、先のファックスやら期日調整やらの些末なことを大事のように取り上げたり、汚い言葉でののしったりすることだけはやめて頂きたいと思う(これって世間の風を知らない弁護士だから気になることかなあ・・・)。
管理人は(おそらく年末まで)忙しくなります。当分、仕事に専念したいと思っています。
光市母子殺害事件や橋下弁護士の懲戒請求煽動事件について関心を寄せられている方々には申し訳ございませんが、当分、この関連の記事は書かないと思います。また、コメントにもお返事できないことをお詫び申し上げます。
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