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2007年9月 8日 (土)

管理人からのお願い

 光市母子殺害事件について、有意義なコメントをたくさん頂いている。

 刑事弁護人の役割について、弁護士の使命について、またこの事件の真相について、読者の皆様からたくさんのご質問やご意見を頂いている。

 私は、弁護団には橋下弁護士のいうような「説明責任」は全くないと思うが、弁護士や弁護士会には弁護士の使命や刑事弁護人の役割について、世間に理解を求める責任(法的責任ではなく社会的責任)があると感じる。

 しかし、にわかブロガーの一弁護士にすぎない私には大変荷が重い。時間の許す限りで努力するつもりではあるが。これからまた忙しくなるので、コメントの質問に一つ一つお答えするのは無理である。

 そこで、

 このブログをお読み下さっている法曹関係者の方には、ぜひコメントを寄せられる一般の方々の刑事裁判、刑事弁護人の役割、弁護士の使命などについてのご質問に、ご都合のつく限り回答をお願いしたい。また、誤解に基づくものであれば、その誤解を指摘し説明をして頂けると大変ありがたい。

 また、

  できれば、今枝弁護士や弁護団の方々には、公表可能な弁護資料をインターネット上に直接公開して頂けないかとかねがね思っていた。その後、弁護団はネット上の公開を準備中であるという情報を得た。

 光市母子殺害事件についてもっと知りたい、正確な情報を得たいという方は、今しばらくお待ち下さい。そして、マスコミ報道のみから弁護団の弁護活動を批判している方々も、弁護団から直接情報が公開されるまで待って下さい。

 今枝弁護士のコメントを読むと、こういう弁護団の生の声というのは、大変説得力があると感じた。

  私はなにせ1年半程度のにわかブロガーだし、このブログのコメント欄は視認性の点でいまいちなので、できれば今枝弁護士や弁護団には、HPやブログなどで直接生の声を公開して頂ければと思うのだが。

 (橋下弁護士もそうしているように)コメント欄やトラックバック欄は閉じておけばいいし、弁護団全員が記事を掲載できるようにする(複数の人間が記事の投稿ができる設定も可能なはずだ)などの工夫をすれば、時間もそれほどかからないし、労力も分担でき、根拠なき批判を回避することが可能な気がするが。ぜひご検討頂きたいと思う。

 なにせ、私は部外者の一弁護士にすぎず、弁護団や弁護内容に対する誤解を一つ一つ解いたり、守秘義務違反にならないか、関連の出版物からの引用について著作権法違反にならないかなどチェックできる立場にない。

 弁護団が報告集会で交付された資料や出版物に掲載されている資料に基づいて一般の方々の抱いている誤解のいくつかを訂正することは可能であるが、それにも限界がある。

 弁護団は、本件の弁護活動や日常業務、それに懲戒請求に対する対応でたいへん忙しいのはよく理解しているが、最近の情勢からするとこういう努力も必要ではないかと感じる(もちろん、説明義務などというものではないが)。

 もし、技術的な面で困難を感じておられるのであれば、協力できる弁護士(今やネットに詳しい弁護士はたくさんいる)もいると思うのだが。

追記:

 これからは「真面目な議論が可能な方」と管理人が判断させて頂いた方のコメントのみを掲載させて頂きます。

 これからは感情のみに依拠する論拠のないコメントは排除させて頂きますのでご了解下さい。

 また、コメントを寄せられるときは、必ず実名かハンドルネームをおつけ下さい。引用するときなどに特定ができませんので。

 なお、「名無し」とか「通りすがり」などのハンドルネームはあまりにも多用されていて、どの方のコメントか特定しずらいので、できるだけ特定が容易なお名前をご選択下さい。

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