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ねこちか2

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2007年8月 1日 (水)

梅雨が明けて、選挙も終わり。

 もう8月。7月は本当に早かった。

 東海地方もようやく梅雨が明け、暑い日が続いている。

 この前の記事で、今年の名古屋の夏は暑そうだと書いたが、天気予報は冷夏予想に変更となったようだ。しかし、そんな気のしない連日の暑さ。

 私はあいかわらず準備書面の作成に追われている。医療過誤訴訟の勝負どころの準備書面なので、そちらに集中したい。

 そんなわけで、このブログにまとまった記事は書けそうにない。

              Iwagikyouc 

 あいかわらず光市母子殺人事件関連の記事を期待された方のアクセスが多い。期待はずれで申し訳ありません。

 そんな方に少し情報を。

 右サイドバーのリンクにあるSo-net blog:綿井健陽のチクチクPRESS のフリージャーナリストの綿井健陽氏が、ヤフー動画に光市母子殺人事件の弁護団の記者会見の模様をほぼノーカットで配信されている。

    http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00348/v01642/

 ちょっとカメラがぶれたり、声が聞き取りにくかったり、またコマーシャルが長い、などの難点はあるものの、今はこういうこともできるんですね。

 テレビが、本村氏の記者会見一辺倒で、弁護団の記者会見はごく僅かしか配信しないのに対して、インターネットでこういう映像も配信できるようになったのには驚いた。綿井氏に感謝したい。

 カメラは弁護団を映すばかりではなく、記者らの方にも向けられている。

 テレビでよく見かける記者の顔もちらほら。彼らは記者会見でこういう質問をしているんだ。

 普段見られない記者らの取材活動を知るという意味でも大変興味深かった。

               Hotarubukuroc

 これを見て思ったのは、いっそのこと弁護団はインターネット上にホームページを立ち上げて、一般人に向けて記者会見の映像を流したり、弁護方針の説明や裁判の状況の報告をしたらどうなのかということ。つまり「弁護団通信」をネット上で公開するというもの。もちろん、被告人の了解は必要だが。

 マスコミが一方的な報道しかしないのなら、いっそのこと自分たちで説明した方がいいのではないか。今は技術的には可能だろう。そうすれば、弁護団の主張や活動に対する誤解も解ける気がするのだが。

 以上、外野にいる一弁護士の無責任な感想でした。

         Photo

           

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刑事弁護」カテゴリの記事

コメント

M.T.さんへ
>マスコミが一方的な報道しかしないのなら、いっそのこと自分たちで説明した方がいいのではないか。

名案ですね、映像と音声は文字だけとはまた違った力がありますね。音声だけでもよいかも(インターネットラジオ)。

高山弁護士さんのホームページで「気分は青信号」というタイトルで音声で意見を述べられておりますがご存知でしょうか。

http://www.takayama-law.com/

このようにしてご本人の声でもって発信していただくと、文字では感じ得なかったものが伝わってくるような気がします。

>自分たちで説明・・・

全く同感です。

ただ、(ご指摘通り)ちょっと聞き難いです。
全般的には、ノイズフィルターで、邪魔な持続音域を減少させて、人の声の音域を増幅させてやればずいぶん違うと思います。
それと、時々聞こえる「ガタッ」と言う感じのノイズはその部分だけ目立つ音域を少しカットするだけで、かなり聞き易くなるような気がします。

でも、一番簡単なのは、指向性のマイク置いてライン録りです。

はじめまして、こんばんは

私も光市母子殺人事件におけるマスコミ報道は異常だと思います。
たしかに弁護団の主張はおかしなものが多いので、主張の内容についての批判はしかたがないのですが、今の報道だと被害者感情にのっかって「弁護活動そのもの」への批判にまでいたってるようで、これはわたしも理解できません。

ただ、このような風潮をもたらした責任はマスコミだけではなく、例えば前エントリーのリンクにあった太田昌国先生などにもあると思います。
太田先生こそ、戦前の朝鮮半島の植民地支配の被害を絶対視し、被害者の発言を鵜呑みにして報道活動された方ではありませんか。
例えばリンク先の文章をちょっといじるだけで、太田先生を批判する文章になってしまいます。

『だが、太田昌国先生は、その区別をつけない。朝鮮半島出身の被害者を絶対化する道しか、太田先生は選ぼうとしない。

元従軍慰安婦の女性たちは、積極的にメディアに登場している。犯行の残虐さを語り、日本人の反省のなさに怒り、たとえ法的に解決済みであったとしても救済されるべきケースであることを主張している。

彼女たちが語る「事実」に接すれば、多くの人びとが涙し、被害者に同情し、日本人の行為のむごたらしさに言葉を失うことになることは、見えやすい道理だ。

あえて言うなら、日本批判の報道が行き着きやすい、もっとも「安易な」パターンである。』

どうでしょうか。
わたしには、残念ながら太田先生の発言はダブルスタンダードにしかみえません。逆に太田先生が以前から、朝鮮半島の被害者の方たちの発言を鵜呑みにせず冷静で客観的な発言をなさっていたなら、リンク先の文章もネット住人に受け入れられたと思います。

お疲れのところ、長文失礼いたしました。

はじめまして。
同じ発想からはじまったのが
首相官邸ホームページの政府インターネットテレビでしょうね。
マスコミに切り張りされた発言の真意を確認するためによく使われています。
釈迦に説法とは思いますが、言葉は前後のつなぎで意味が真逆になってしまう危険(編集者に悪意があればなおさら)がありますので
こうした試みは今後増えていくのではないかと考えます。

videonews.comの神保哲生氏が「純商業的な動機に依れば、テレビ局はニュース番組なんてやりたくない。 何故止めないかと言うと、報道という大義名分を根拠に、政官財の中枢へアクセス出来、そこで得た情報を経営、意思決定に反映させる為だ」と本源的問題を指摘していた。
記者クラブという淫靡な談合癒着関係から脱却できないマスメディアに何かを期待するのは無駄だし、却って危険だとも言える。(ライブドアと業務提携し、役員を送り込んだ事を幸いに、フジサンケイはそこで得た同社の良からぬ内部情報をせっせと検察に注進していた、と噂された)
事実を知りたい人は、例えばここのサイトのようなreliableな情報源を探し、出来るだけ多くの人に知らせ、ネットワークを形成して行くしかない、と思いますよ。

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