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« やっぱり!橋下弁護士の安田弁護士懲戒請求発言の影響 | トップページ | コメントが表示されない! »

2007年6月19日 (火)

コメントの掲載について+またまた裁判員制度考

 橋下弁護士がTV番組で安田弁護士に対する懲戒請求を煽る発言をしたことについて書いた記事で、いくつかコメントを頂いた。

 コメントを寄せられる方は、まず左側の猫の下の文章を読んでからにして頂きたい。反対意見を全て削除するわけではないが、最低限のルールを守らない方のコメントは管理人権限としてあっさり削除させて頂く。

 また、刑事裁判の仕組みや刑事弁護人の仕事については、既にたくさん記事を書かせて頂いているので、安田弁護士を批判したい方はまずそちらの記事(左側サイドバーのテーマ記事)を読んでからコメントをして頂きたい。誤解をされたままのコメントについては(再び一つ一つ誤解を解くためのコメントを書いている余裕はないので)、これもまた管理人権限で削除させて頂くことがある。

P.S.ところで、最近、非常に長文のコメントを下さった方、公開しなくてごめんなさい。内容が問題なのではなく、あまり長文だと文字化けしてしまうらしく、ほとんど読めなかったからです。

             Csreng_1

 さて、私は、光市母子殺人事件そのものについて、特に関心があるわけではない。だから、マスコミの報道内容すらあまりよく知らない。ましてや、この事件の記録(供述調書、鑑定書、被告人質問、証人尋問調書等の膨大な証拠書類)を読んだこともなく、弁護人と被告人の接見のときの会話の内容も知らない。

 そんな状況で、安田弁護士らの弁護活動に対して、あれこれ具体的な批判を加えることなど、到底できない。多少の推測はできるが、そのような推測にあまり意味があるとも思えない。

・・・・・私が、この事件に関心があるとしたら、それは事件そのものではなく、マスコミ、被害者の家族、国民の反応の方だ。これは実に興味深い。2年後にせまった裁判員制度で、このような事件の刑事裁判のゆくえ(「行く末」というべきか)を占う一つの資料になると思うからである。

 一般の方々の反応を報道やネット上でみる限りでは、被害者側にのみ傾いた感情的な反応が多い中、意外に(意外というのは失礼か)法曹関係者以外の方の中に非常に理性的かつ論理的な考察を加えておられる方も少数ながらおられたのには感心した。

 しかし、やはり、マスコミ報道、一部のコメンテーターと称される方々の意見を鵜呑みにし、ご自身の頭で考えてはいない(感情のみが暴発している)と思われる反応が圧倒的に多い。

 こういう方々が裁判員に選任されたらどうなるのだろう。評議の際に、裁判官が一つ一つ誤解を解き、感情ではなく理性で判断するよう説明(説得?)するだろうが、これは大変な仕事になるだろう。

 もし、裁判員制度を推進、賛同する方々が、本気で裁判員制度によってまともな刑事裁判ができるようになると考えているのであれば、まず国民全員に刑事裁判の仕組み、裁判官、検察官、弁護人の役割などについて、分かりやすく説明すべきだ。模擬裁判で自主参加の模擬裁判員に3日間ばかり講釈するだけではなく、また裁判所、法務省、弁護士会のHPでQ&Aを公開するだけではなく、もっと根本的な理念を教えるべきだ。

 国民が「忙しいのに、そんなお勉強したくないよ。」とか、「そんな理念なんか知ったことか。」とか、「こんな極悪人どうして弁護するの。早く死刑にしてよ。」とか、「弁護士はどうして極悪人に反省させないの。どうして被告人のとんでもない言い分を主張するの。」とか言うのなら、裁判員制度など諦めるべきだ。

 刑事裁判は国民の司法教育の場ではない。

            Akazami_3

 さて、何度も紹介している「裁判員制度はいらない」(高山俊吉著、講談社発行)には、5人の著名人が特別寄稿されている。

 さだまさし氏と蛭子能収氏の寄稿の一部は、前の記事(地下鉄の女子高生+裁判員制度考)の末尾で紹介させて頂いた。

 その他にも、一部抜粋して紹介させて頂くと、

 嵐山光三郎氏は、

 「素人にできることとできないこと」

 ・・・・・人は感情次第で他人を陥れたいとか、重く処罰したいという気持ちになることがある。私は一日警察署長をやらせてもらった経験があるが、そのとき思ったことを正直に言うと、せっかくだから誰かを逮捕してみたいということだった。少し張り切ると人は怖いことを考える生き物だ。

 渡辺えり子氏は、

 「裁判をショーにしてはいけない」

 ・・・・・誰も戦争に賛成なんかしてなかったのに、空気にのまれて知らず知らずのうちに戦争に巻き込まれていった歴史を私たちは知っています。もしかしたら冤罪かもしれないと思っていたのに、なんだか悪人そうに見えるなんていう雰囲気で死刑を言い渡してしまう。人間には恐ろしいところがあります。

 ・・・・・10年着古した背広で頭ボサボサの弁護士だったらホントかしらと思い、やたら弁の立つ人のほうをカッコいいなんて信用するようになる。人柄より見栄えになってしまう。コツコツと努力する弁護士が忘れられ、気の利いた風のタレント弁護士が羽振りをきかすようになるのも私は心配します。アメリカの真似をすることはありません。

 (青字は引用)

 なるほどな、と思った。お二人は、人間の怖いところ、弱いところを、ご自身の経験から率直に語っておられる。

 「裁判員制度はいらない」の中には5人の著名人の特別寄稿が掲載されているが、いずれの寄稿も非常に説得力のある内容だ。難しい本は嫌という方は、ぜひこの寄稿部分だけでもお読み頂きたい。

 

 それにしても、今回の事件により、日本で裁判員制度による裁判をするのは間違っているという私の確信はますます強くなった。

           Photo_27

 このチラシの拡大版はこちら この集会の詳細を知りたい方はこちら

     

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コメント

感情論に傾くべきでは無いとか理性的にとかおっしゃいますが
倫理なんて非常に感情的で独断に満ちたものじゃないですか。
法律もそもそも倫理感と対立すべきものと言うよりは、それに沿ったものであるべきです。
論理的でないから一から教育しようなんて考えしか持てないようでは裁判員制度以前に資質を疑います。

気持ちは分からんでもないが弁護士が反対意見が多かったからってそういう行動に出るのはどうかと思う。
逃げというか、一般人の素直な意見を無視するようじゃまたブログが荒れるだけだと思いますよ

私は裁判員制度という制度自体には反対ではありません。
しかしながら裁判員制度を実施するのは、刑事裁判だけであり、本来は行政裁判にこそ導入すべき制度であると思います。
行政裁判には導入せず、重大な刑事裁判にだけ導入するというのは、司法を国家権力による恣意的なものにするだけです。

逆に私は法曹関係者と一般市民のギャップの大きさから、裁判員制度も必要ではと思いはじめています。

インターネット掲示板で話題になっているサイトのようなので拝見させていただきました。

私はジャーナリストでもなければ法曹関係者でもありませんが、世の中を見れば確実に言えることが一つあります。
『世の中に真実はあっても真理はない。事実は起こった事象であり真実であるが、全ての側面を表現し、真理を表現する事は不可能である。』

ですから、マスメディアも全てを報道することは不可能で、ある側面に沿って伝えるしか術はなく、そこに思想が乗らないとは言い切れないのです。そこを国民に対して平等に感じるように報道するにはどうすればいいか、がマスメディアに課せられた課題だと思っています。

貴方に対して私が危惧するのは、貴方は弁護士と言う世の重責を負わねばならない職についているにも関わらず、物事をある一方的な側面で偏って見ているフシがあることです。
例えば光事件の弁護士の主張、貴方が弁護士ならまずその主張を確認するのが第一ではないですか? そこを意図的に伏せて懲戒請求は危険だ、と言う側面だけ強調するのは何故ですか?
また、懲戒請求は危険だ、とする論拠に特殊な事例をさも一般的なもののように記載するのはなぜですか?
それが貴方が批判されている根拠だと言うことにご自身では気づかないのでしょうか?

光事件の弁護士だけでなく、貴方も弁護士と言う職にあるべきではない、と言うのが一般市民のごく普通の解釈に思えます。私に時間があるなら、あなたにも懲戒請求を出します。これが世の中を正常にするために必要なことと感じます。

>日本で裁判員制度による裁判をするのは間違っている

この主張は私は正しいと思う。
あなたも私と同様、今の日本人は愚民だと
バカにしているからでしょうね(嘲笑)
まあ今後もせいぜい愚民をバカにしていてください。
最後に。
おまえもその日本人のひとりだよ。
自覚症状のないバカは最悪のバカだ。

>刑事裁判は国民の司法教育の場ではない。
マスコミの国民は馬鹿だから自分たちが教育していると同じような考えで、国民を見下した発言ですね。
本音を言えば、苦労して弁護士になったのに司法試験も合格していないような連中に正しい判断が下せるわけがないと思っているのでは。
先進国で国民が何らかの形で裁判に参加していないのは日本だけということをテレビでやっていました。
これから始めようとすることに難癖をつけるよりも、どうやって良い方向に発展させるかを考えるのが、法曹界の人のやるべきことだと思います。

お忙しいのは分かるが、
> まずそちらの記事を読んでから
> ご自身の頭で考えてはいない
こういう表現が「感情的」な反発を買うことを理解した方が良いのではないか。それはあなたが「正しい」とする主張をあなた自身が広める上でもマイナスだ。

そこで質問だが、あなたの「正しさ」を担保するものは何なのか? 法? 倫理? ではそれらを形成したもの、それらの正しさを担保するものは何なのだろうか?

あなたにとって気に食わないだろう意見には、世論の圧倒的支持がある。これらを感情に任せたポピュリズムだ、さらにはファシズムだと切って捨てる前に、ご自分の「正しさ」を担保しているものが究極的に何なのか、熟慮いただきたい。

絶対的正義というものが存在しないことは歴史を見れば明らかだ。だから、正しさを担保する主体は、最終的には世論に他ならない。

今回の騒動を見る限り,やはり裁判員制度は時期尚早だと思います。
マスコミ報道と「知識人」のコメントによって,理性的な判断力を失う人が多いとすれば,裁判員制度は成り立ちません。
光市事件に対するウェブ上の反応の多くは,まるで被告人が殺人を行った現場を見ていたかのような口ぶりです。なぜ,そのように断定できるのでしょうか。
おそらく,このような断定的判断は,全証拠を吟味した上での判断ではなく,マスコミ報道による事実認識のみに基づく判断でしょう。マスコミ報道で知った事実のみで断定的な判断をするような人が多数いるとすれば,裁判員制度は,証拠に基づく裁判という刑事裁判の根幹を揺るがしかねないことになる思います。

このようなコメントを書くと,「お前が刑事裁判の根幹とやらを説明しろ」と言われそうです。しかし,国民が自発的に刑事裁判について学ぼうとしない,という態度こそが,裁判員制度が国民の意思で取り入れられたわけではない,ということを物語っているように思います。

典型的な2ちゃん信者が増えましたね。脊髄反射的なコメントは一切掲載しない方がよろしいでしょう。2ちゃん信者対策はこちらのブログをご覧ください。

http://anti2ch.blog61.fc2.com/
http://jyakusya.blog69.fc2.com/

裁判員制度を批判する前に、氷見市の冤罪事件で被告の弁護を担当した弁護士に対して、あなたは批判しないのですか?
警察の証拠捏造は許し難いことですが、被告の無実を見抜けなかった弁護士も同罪だと思います。
冤罪事件を警察・検察と共同で作った、手抜き弁護士の所属と名前を知りたい。
そして、冤罪被害者の弁護団が「積極的に弁護しなかった国選弁護人を選んだ国の責任を訴訟で追及できるかについても検討する」
積極的に弁護しなかった国選弁護人の責任は追求しないで、国の責任は追求する。
こんな発想はどこから湧いてくるのだろう。
身内を庇い、責任を国に擦り付ける、弁護士の発想は理解できない。
理解できないといえば、もう一点。
架空売買で競売を妨害しようとした、土屋弁護士である。
1兆円以上の公金〔税金〕が投入されたいるにもかかわらず、在日朝鮮人の人権を守ることが大切と架空売買までして競売を妨害する。
これが弁護士のやることだろうか?

主義主張も結構だが、上辻の2名の弁護士が起こした犯罪的な行為について、なぜ触れないのでしょう?
同じ弁護士として、或いは一納税者として、憤りは感じないのでしょうか?
弁護士が犯罪行為に直接加担したことに対して、同業として憤りを感じないのでしょうか?

かなり冷静に読ませていただきました。この一件に関しては私も一般人ながらに愛する人がいるため頭をよぎってしまいます。ただ、マスコミで私は少年の生い立ち成長過程を知り少なからず同情しました。情状酌量の余地は十二分にあるなと思ってもいます。しかし、問題になっているのはそことは違う『安田弁護士ら』ですね。私は全く喧嘩を売ろうと思っていません。「安田弁護士らの弁護活動に対して、あれこれ具体的な批判を加えることなど、到底できない」とおっしゃっっていることと「マスコミ報道、一部のコメンテーターと称される方々の意見を鵜呑みにし」という文章は大きく矛盾を孕んでいると思いました。関心がないのならばどちらにも肩入れせずに何もWEB上に公開しない方が良いと思います。関心がない者と無知ではあるが関心を持とうと努力する者には大差があると思います。

また、「メディアリテラシー」的なことが少し書かれていましたが一般人にはそれなりの「リテラシー」があると思っています。『ない』と断言するのはむしろメディア側であってこのサイトも「馬鹿げている」と思って素通りしている人はいると思います。興味を得られないというのは、関心を得られない、共感を呼ばない、その裏返しがメディアリテラシーがない、観る人の観る目がないとある種どうしようもない屁理屈になっていると思います。「リテラシー」は観る人にしかない、そもそもある特権です。批判そのものができないと思います。

話がかわりますが、私はWEBも職業柄制作します。法律の専門家ではないのですが(WEBはグレーな部分が多いとも聞いていますが)それなりにやってはならないこと、ルールを守ろうと思っています。その点で自らの発言には注意を払っています。責任は持とうと。またプロである故観ていただかなくてはと思っております。屁理屈や言い訳はプロの発言ではないとも思います。勿論このWEBもメディアのひとつであるしこの問題を大きく左右しているメディアで発言をするということは重要なことだと考えています。

また、客観的に書かれていることを一般人として考えてみたのですが「感情的」ということと「理性的」という抽象的な言葉では心理学論になってしまいそうです。私は裁判員制度にはあまり詳しくはないと思っていますが、この裁判員制度によって補おうとしていることは一般人の「感性」だと思っているのですが間違っているのでしょうか?いや本当にわからないのです...。それならば最初から裁判員制度をなぜやるのかがわからないなぁと...。その欲しているものは「一般感情」ではないのかと。そして、裁判官に説明をし同意を得られないのであればやはり一般人には同意が得られないだろうなぁとも思います。またこのサイトの反論のコメントを読む限り同意を得る力がないとも思います。やはりプロの職種を公に名乗るサイトですのでプロとしてしっかりこのサイトの訪問者に同意を得ていただきたいと思います。頑張っていただきたいです。また、納得させていただきたいと思います。

それに加え、やはり客観的に考えて安田弁護士らは説明は足りていないと思います。裁判でではなくここまで大きくメディアが取り上げるのは一般人の関心度が高いから成り立つことでその割に社会的な説明が足りていないのだと思います。「相撲の内部事情はしらないけど国技なんだから説明くらいしたっていいのに朝青龍...」という感じなのだと思います。刑事裁判ってのも国代表なんだからもう少し説明して理解を得ればいいのに?と思います。番組を観て慌てて訴えてもやはり一般人は納得がいかないと思います。番組内で「マスコミが報道してくれないのであればこの番組で説明をしてもらっていい」というような意味のことを言っていたのでせっかくなんでマスコミで説明してほしいなぁと思います。最後は少し幼稚な感じになってしまいましたが是非更新頑張ってください。とても大変なことだと思いますが、こうしてサイトを持ちしっかり発言をすることは素晴らしいことだと思います。楽しみにしています。

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