マイペット

アクセスカウンター

  • 2006年5月18日~

コメント・トラックバックについて

  •  このブログのコメント、トラックバックは管理人の承認制となっています。このため、ブログに記載されるのに時間がかかることがあります。管理人の判断でブログの記事と無関係なコメント等や、誹謗中傷等の公序良俗に反する内容のコメント等は承認致しません。

アクセスランキング

ブログランキング

  • ブログランキング・にほんブログ村へ
     クリックして頂くとブログランキングがアップします。 よろしければクリックお願いします。

ねこちか2

サイバーキャットと遊べます。猫じゃらしで遊んだり、エサを与えることもできます。

« 世論と刑事裁判 | トップページ | コメントの投稿の際には名前の欄にご記入を。+裁判員制度考 »

2007年6月21日 (木)

全く・・・。これでも裁判員制度をやるのか?

 またまたコメントの紹介。

 「ある学生」さんから

 今回の騒動を見る限り,やはり裁判員制度は時期尚早だと思います。
マスコミ報道と「知識人」のコメントによって,理性的な判断力を失う人が多いとすれば,裁判員制度は成り立ちません。
 光市事件に対するウェブ上の反応の多くは,まるで被告人が殺人を行った現場を見ていたかのような口ぶりです。なぜ,そのように断定できるのでしょうか。
 おそらく,このような断定的判断は,全証拠を吟味した上での判断ではなく,マスコミ報道による事実認識のみに基づく判断でしょう。マスコミ報道で知った事実のみで断定的な判断をするような人が多数いるとすれば,裁判員制度は,証拠に基づく裁判という刑事裁判の根幹を揺るがしかねないことになる思います。

 このようなコメントを書くと,「お前が刑事裁判の根幹とやらを説明しろ」と言われそうです。しかし,国民が自発的に刑事裁判について学ぼうとしない,という態度こそが,裁判員制度が国民の意思で取り入れられたわけではない,ということを物語っているように思います。

 というコメントを頂いた。

 素直なご感想だと思う。私も同じことを感じた。

 私のやっぱり!橋下弁護士の安田弁護士懲戒請求発言の影響の記事等のコメント欄への書き込み、及び

ヤメ記者弁護士さんのブログの記事

 橋下弁護士の口車に乗って光市事件弁護団の懲戒請求をしたあなた、取り下げるべきだとアドバイスします!

 のコメント欄への書き込み(すごいことになっている)

 をご欄になった良識ある読者の方々は、これでも、今、「日本で裁判員制度を実施しても大丈夫だ」という確信をお持ちになれますか?

                 Light1_2

 アメリカの陪審制度では、陪審員にはテレビ・ラジオの視聴、新聞の購読、本屋行きを禁止するそうだ。

 日本の裁判員制度ではそこまではできない。

 今回の母子殺人事件におけるようなマスコミ報道が裁判員になる人たちへ及ぼす影響を考えると、裁判員裁判に対して絶望感を抱かざるをえない。 

                 Hana3bb

 何度も紹介した「裁判員制度はいらない」(高山俊吉著、講談社発行)の特別寄稿で、

 さだまさし氏は

 秤を高く掲げる法の女神は目隠しをしていると聞きました。「情」に流され判断を誤らないように真実の重さだけを量るためだそうです。

 裁判員制度はその女神から目隠しを取るようなものだと思います。

 だから僕は裁判員制度に反対します。

 (青字は引用)

と述べられている。

 なお、この「女神」については以前の記事 テミスの目隠しをご参照下さい。

« 世論と刑事裁判 | トップページ | コメントの投稿の際には名前の欄にご記入を。+裁判員制度考 »

刑事弁護」カテゴリの記事

コメント

自分への批判意見を述べる対象を一まとめに愚民と言ってのけるあたりはすばらしい発想ですね。
ネット上で批判を受ければすぐにネット右翼だのという短絡思考の輩とまったく同じ思考回路です。

私自身、初等教育で論理教育がないがしろにされている状況で
論理性のかけらも無い大人が量産されている現状を踏まえれば
マスコミ報道やいわゆる権威に意見を押されれば簡単になびく恐れがあるので裁判員制度に不信感を持っています。
それと同等になんでもかんでも相対化しただけの無責任な言説を繰り返す一部弁護士も不要だと思っています。
死刑廃止活動を推し進めるべく裁判を利用する弁護士などはもってのほかです。

いわゆる自由や平等を標榜する人たちにありがちな矛盾に満ちた行動様式を挙げます。
自分に向けられた批判的な意見には聞く耳も持たず、勝手に暴力や弾圧とカテゴライズをして逆に言論封殺をする。
このような馬鹿げたことを繰り返している間は広く支持を得られることは無いでしょう。
完全に墓穴を掘っています。

今回これだけ大騒動になったのは、安田弁護士の間抜けな法廷戦術のおかげではないのですか?
これだけ残虐事件で世間から注目を集めている裁判で出てきた弁護士の発言が、オカルト小説モドキです。
こんな弁護をしていれば誰でも怒りますよ。
犯罪を犯す側には都合の良い内容ですが、自分を被害者遺族の立場に置き換えたら、こんな惨いことをやっておいてオカルトで片付けるなと怒らないほうがおかしい。
それと、何度も書いていますが、国民はあなたが思っているほどバカではない。
報道されている内容を自分で考え、判断する能力がある。
今回の国民のこの反応こそが、正常な証です。
むしろ、あなたのように自分同じ意見はブログで取り上げ、自分とは異なる意見は黙殺する姿勢に絶望感を抱きます。
そして、こんな人に弁護士が務まるのだろうかと、日本の弁護士は皆大丈夫なのかと不安にすら思います。
あなたのような弁護士がいる限り、日本には裁判員制度は必要不可欠であり、刑事事件以外にも早急に対象を広げる必要があると強く思いました。
あと一点、裁判は国民の税金で行われています。
その観点からしても、国民の裁判参加は当然のことです。

法の女神のたとえ話は大多数の国民が裁判システムを信頼し、納得している場合では成り立ちます。しかし実際では納得できない方が多いのが現状でしょう。

裁判員制度の問題点ばかり指摘されてますが、そもそもこの世の中に完璧な裁判システムなど存在しません。その時代の人たちがどうにも納得できない裁判システムなら、やはり改善していく努力は必要でしょう。政治の世界では専門的知識のない一般人でも選挙権が与えられているのに、陪審員に関しては素人は論外!というのも矛盾してませんか?

アメリカの陪審員制度では全員が専門家でない普通の市民で構成されてますから、時には陪審員の感情や偏見に左右され不可思議な判決が下るケースもあります。一方日本の裁判員制度なら市民だけでなくこれまで通りの専門家も一緒に協議し判決を下すわけですから、アメリカ式よりもバランスの取れたシステムだと思います。

裁判員っていうか一般の人を馬鹿にしてるのか
どうかは知りませんが・・・
時代の流れについていけない裁判官
(ジャスラックの言いなりとか)
証拠もないのに有罪にする裁判官
(痴漢をやってない証拠を出せ)
についてはどう思っているのでしょうか?

まあまあさん、その他の方々へ

>死刑廃止活動を推し進めるべく裁判を利用する弁護士などはもってのほかです。

 たまには、こういうHPも見てみたらどうでしょう。
異端の肖像2006「怒り」なき時代に 弁護士安田好弘(58)
【中日新聞2006年5月11日夕刊】

http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/index.htm  

以下引用
 裁判を死刑廃止運動に利用しているという批判もあった。
 「死刑廃止を法廷で考えているとしたら弁護士失格だ。法廷は事実を争う場であって、政策や思想の場ではない。だいたい判決は死刑だろう、と考えて弁護なんてできやしない。」
 安田の弁護は徹底して事実にこだわる。愚直なまでに現場に行き、再現を繰り返す。
「よく被告のうそをうのみにして、とか言われるが、うそで起訴事実が覆せるほど、法廷は甘くない。肝心なのは遺体や現場の状況という客観的な証拠だ。被告がどう言ってるかは参考情報にすぎない」(注:カッコ内は安田弁護士の弁)

            引用終わり   
 これを読むと、安田弁護士の考えは、「まあまあさん」と全く一緒のようです。

 安田弁護士が死刑廃止運動のために裁判を利用しているというのは誰が言い出したことでしょう。一部マスコミがスローガンのように繰り返しているだけではありませんか?

 なお、このHPは光市母子殺人事件の最高裁弁論要旨と遺体鑑定書の一部も掲載しています。
 更に司法解剖の鑑定書なども検討しないと分かりませんが、死体の所見、特に頸部の圧迫痕などは検察官の「両手で締め上げた」という主張とは矛盾していると思います。

 事実は客観的証拠から多角的に検討すべきだと思います。
 一般の方々も裁判員になれば、こういう検討が必要になります。

 ちなみに、私は、物事を公平に見たいと思っているだけで、左翼系弁護士でも、死刑廃止論者でもありません。
 

あの、頸部の圧迫痕などの話しもはっきり言って結論のために「バックハンドの体勢で云々」を持ち出してるだけでしょう。
可能性の話を言い出せば、首を絞めようとするときに必ずしも加害者と被害者が正対しているとは限らない、正対していないと首を絞められないわけではないと言えます。
こうなれば安田弁護士側の主張も結局はチャンチャラおかしい、で片付けることが可能です。
このように何でもかんでも相対化して「あらゆる可能性が考えられますよね?」と切り出してそれを全て認めていけば何でも極論であやふやにできます。

だいたい、私が指摘した冒頭の批判からは完全に逃げているあなたのその姿勢がかの弁護団が繰り返すのらりくらりの馬鹿馬鹿しい法廷戦術そのものですよ。
私も一般人の感情論を持って裁判員制度に挑むことには恐れていますしその点では恐らく主義主張は一致しているかもしれません。
ただ、あのような弁護団がよくやる下らない法廷戦術はいわゆる庶民感情を逆なでするだけだと思いますけどね。

裁判官、弁護士、検察など法廷にかかわる仕事をする者たちがのらりくらりと被害者の意識を無視し続けた結果一般人との大きな乖離を招き、裁判員導入の運びに傾いたのでしょう。
弁護士も理性や正義、専門知識を掲げて馬鹿馬鹿しい法廷戦術に明け暮れた結果が、裁判員制度導入への流れの後押しをしたことに気づくべきでしょう。
このような形で話題になる弁護士達の振る舞いが庶民感情の火に油を注いでいるだけです。

賢くあれ、と言うのであれば裁判を商売にする者共がもう少し賢くなって火に油を注ぎ続けるのをやめるべきだと思います。
私に言わせれば、資格に保護されて好き勝手やってきた一部の馬鹿者達が権益を侵され始めただけにしか見えません。

いきなり警察に殺人事件をでっち上げられて、依頼した弁護士には適当な弁護をされて、裁判官にはろくに証拠能力も論理的に判断されずに裁判員の勢いで一気に死刑にされる。
このような目にあいたくないのは本音ではありますが、資格を与えられて護送船団的に守られてきた業界は一般人の目の敵にされやすいことくらいは認識しておきましょうね。

まあまあさんへ

>あの、頸部の圧迫痕などの話しもはっきり言って結論のために「バックハンドの体勢で云々」を持ち出してるだけでしょう。
可能性の話を言い出せば、首を絞めようとするときに必ずしも加害者と被害者が正対しているとは限らない、正対していないと首を絞められないわけではないと言えます。

 趣旨がよく分かりませんが、検察官の主張では、被告人は「被害者に馬乗りになって全体重をかけ両手で親指が白くなるほどに強く締め付けた」となっています。
 私は、この検察官の主張と遺体の頸部の圧迫痕が一致するのか疑問に思っております。

>だいたい、私が指摘した冒頭の批判からは完全に逃げているあなたのその姿勢がかの弁護団が繰り返すのらりくらりの馬鹿馬鹿しい法廷戦術そのものですよ。

 これもご趣旨がよく分かりません。
 「愚民」のことでしたら、誤解をお持ちのようですので、記事の中で説明させて頂きました。
 それに、そもそも「愚民」という言葉を使ったのは私を批判する方の方です。
 
>裁判官、弁護士、検察など法廷にかかわる仕事をする者たちがのらりくらりと被害者の意識を無視し続けた結果一般人との大きな乖離を招き、裁判員導入の運びに傾いたのでしょう。

 被害者側や一般人の方々の求めにより裁判員制度の導入が決まったとは私は聞いたことがありません。導入の経緯については「裁判員制度はいらない」(高山俊吉著)をぜひお読み下さい。

 それ以外のご主張につきましては、刑事裁判や刑事弁護の意義についての誤解に基づくものと思われますので、時間の都合上、逐一コメントはしません。私の他の記事もお読み下さいというほかありません。

 特に弁護団の主張についてご不満のようですが、これについても誤解をお持ちのようなので、光市母子殺人事件関連の記事や私が記事の中で紹介したHPや本をお読み下さい。

 それでも私のブログの記事がお気に召さないのでしたら、もうお読みにならなければよろしいでしょう。

この弁護士達を批判している人たちは、一体どれだけ刑事訴訟法について勉強したのだろうかと、また勉強した経験があるのかと、考えてしまいます。

当然、勉強したことがある人が偉いなどというつもりは全くない。

しかし、全くの無勉強の者がなぜ、オカルトなどと言い切れるのだろうか。証拠も見たことがないはずなのに。だいたい、訴因制度を理解している人間なら、弁護人の主張がそのまま裁判所に受け入れられる可能性がないということは十分理解できることなのに。当然この事件の弁護団も同様の認識でしょう。
それに利益原則から、有罪の主張立証は検察官の仕事です。もし被告人を有罪にできないのならそれは検察官の怠慢でしょうに。

弁護士というのは、客観的な証拠のある中でもっとも被告人にとって有利な事実を推測し主張するのが仕事なのだから、この弁護団のような主張はちゃんと勉強した人間にとってはなんら不思議なことではない。

たまたま、この事件がクローズアップされているから特異に見えるかもしれないが、こんなオカルトじみた主張なんて、そこら辺の裁判所に傍聴に行けば、いくらでも転がっている話です。法曹三者はそのあたりのことはお互いに暗黙知として相互理解しているのです。

勉強したことがないのなら、勉強したことのある人の意見に一応耳を傾けてみるだけの態度はもってしかるべきなのではないかと思います。自分が理解できないところは素直に教えを乞い、その上で批判してみたらいかがでしょう。

あした刑事訴訟法の本でも買ってきて読んでみたらいかがでしょう。

裁判員の感情で罪状が変わることがとても恐ろしい。どんな証拠でもそんな自分の考えと異なる言い分を支持する証拠は信じられないと、一蹴されそうです。

出来ることなら例えば殺人なら殺人罪に関しては黒だというところまでは裁判官だけが担当し、その中で死刑、無期、5年以上の懲役という選択肢の中から裁判員と合議で刑罰を決めるといった形にして欲しいと思うのですが、もう無理な話なのでしょうね・・・。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 全く・・・。これでも裁判員制度をやるのか?:

» 「たかじんのそこまで言って委員会」徹底糾弾 [天下の大悪法・裁判員制度徹底糾弾!!高野善通の雑記帳]
 昨日は、被害者参加改正刑事訴訟法が参議院本会議で成立、また、最高裁では全国の裁判官幹部による「高裁長官、地・家裁所長会同」が行われ、島田最高裁長官が裁判員制度に関する挨拶も行いました。裁判員制度に...... [続きを読む]

» 裁判員制度に反対します。 [綾川ほとりの川端日記]
日本政府が平成21年(2009年)5月までに施行しようとしている裁判員制度に対して、私は話題になり始めた頃からずっと反対の立場を取っています。「参加したいと思わ [続きを読む]

« 世論と刑事裁判 | トップページ | コメントの投稿の際には名前の欄にご記入を。+裁判員制度考 »

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ストップ医療崩壊

  • Iryouhoukai_2   

     このチラシの中を見たい方はこちら

     医療危機打開の署名用紙(PDF)はこちら

     宛先はこちら

無料ブログはココログ

司法改革ニュース

医療過誤ニュース

天気予報