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ねこちか2

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2006年7月20日 (木)

なかなか記事が書けない理由

 今週は、電子カルテの証拠保全、自分の定期検査、協力医の先生の意見聴取のために、病院に行かない日がない。

 電子カルテの証拠保全をしたのは初めての経験だった。事前の予想では紙のカルテの場合のように1枚ずつコピーを取る必要がなく、プリンターで印字してもらえるので、裁判所も弁護士も楽なのではないかと思っていたのだが、この予想に反し大変な作業となってしまった。

 この経験については、後日、まとめて記事を書きたいと思っている。

 本日は、弁護士会の委員会の仕事で「弁護士過剰時代を迎えて」をテーマにした勉強会に参加した。勉強会には多くのベテラン弁護士が参加されていたが、若手弁護士の参加は少なかった。私はこれにはがっかりした。

 どうして将来に危機感を抱いてもいいはずの若手弁護士がこういう勉強会に参加しようとしないのかについて、勉強会の後の食事会(飲み会)で、委員会のメンバーらと議論になった。

 その議論の中で、そもそも若手は本当に危機感を抱いているのかという話になり、ある弁護士が、

 若手は本当の意味での危機感を抱いていない。なぜなら、一生「イソ弁」(勤務弁護士のこと、一生「イソ弁」でいるなら「イソ弁」ー居候弁護士の略ーというのはおかしいが)でいるつもりの人が大半だから。今はイソ弁が数年したら独立するという時代ではない。「一生ボスについていく。ボスの指示に従って仕事をする。指示どおりに仕事をする方が楽だ。」という人が多い。今はボス弁の方がイソ弁に独立してもらいたくても労働問題に発展しかねないので独立を促すことができないようになっている。無理に独立を切り出してボス弁とイソ弁の労働紛争になった例もある。

 と言われた。

 私はこの話を聞いて、「そうか。だから大半の若手弁護士が弁護士過剰やそれによる弁護士自治の崩壊などというテーマには興味が沸かないのだ」と合点がいった。

 いよいよイソ弁は企業内弁護士と同じ、企業のサラーリーマンと同じ、という時代になってしまったのだ。もともと自主独立の精神がなければ、弁護士自治などは問題ではなくなるわけだ。

 しかし、イソ弁も終身雇用制が保障されているかというとそうではない。ボス弁だって弁護士過剰となれば経営危機に陥る可能性があり、イソ弁の給料を払えなくなる可能性がある。

 また、イソ弁が独立しないと、法律事務所に空席はできないわけだから、イソ弁の新規採用は難しくなる。もともと粗製濫造されている上に、イソ弁として修行を積むことなく直ぐに独立するという弁護士が増加すればどうなるのか。経験不足のために依頼者と様々なトラブルを起こし、不祥事も頻発するであろう。そうなれば、イソ弁であろうとボス弁であろうと、弁護士全体に対する社会の信頼は失墜するだろう。

 だから、本当は、「一生ボス弁についていく」と覚悟を決めたイソ弁にとっても、弁護士過剰問題は人ごとではないはずだ。こういう危機意識をどうしたら若手弁護士と分かち合えるのだろうか。

 以上は勉強会の後の飲み会で考えたこと。

 勉強会自体も、各種統計データー(法律相談件数の推移、訴訟事件数の推移ーいずれも減少)等を紹介したもので大変有益であったので、後日記事で紹介したいと思っている。  

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弁護士」カテゴリの記事

コメント

 管理人さん、お疲れ様です。お久しぶりです。

 管理人さんが「実際に医療過誤にあったひとがいるわけだし、一介の弁護士としてはそのためにつくす」「医療過誤にあった一人の患者さんよりもそのほかの大勢の医療受給者のことを考えろと医師側が言っている」という発言でどうしても違和感がありました。


 最近東京女子医大の関係者のブログをみました。
http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/

 この件は福島と違って一審が出ているのでどう考えられますか。

 有能な多くの患者さんを救えたであろう前途有望な一人の医師が無罪判決を受けながらも社会的に抹殺されています。

 昨今逮捕まで行かなくても書類送検が増えて、医療事故・過誤を刑事事件で裁く方向です。

 むろん東京女子医大の件では有能な弁護士さんの力も無罪判決に大きな影響を与えたことはわかっています。

 しかし司法関係者と一員として医療事故過誤を刑事事件で裁くことに関してどのようにお考えになりますか。

ウチの弁護士会でも、イソ弁がなかなか出て行かないので、新しくイソ弁を採用する事務所がなくて、執行部が困っているようです。
イソ弁がそのままパートナーになるケースの方が多いのですが、それでもなりたてのパートナーを食べさせなくてはなりませんし、また場所的な余裕もなくて、イソ弁を採用できないようです。

ボス弁とイソ弁の労使紛争について、イソ弁がボス弁に対して時間外勤務手当の支払いを求めて訴訟になったという話を聞いたことがあります。
ウチの業界は、イソ弁や事務員の雇用関係について、雇用契約書の作成はもちろん、勤務条件についてすら細かく取り決めてないことが多いと耳にしますが、本来それでは通らないということだと思います。

「医療って」さんへ
  
 お久しぶりです。
 東京女子医大の件について、私はよく知りませんが、ちょっとご紹介頂いたブログを見てみました。事件を理解するのには、遡って当初の報道のされ方や刑事記録なども読む必要があるので、今の私にはちょっと無理だと思います(書面の作成期日が迫っている、委員会活動で忙しいなどにより)。

 私自身は、医師従事者の方を刑事告訴したことも、刑事弁護をしたこともないので、なんともお答えしがたいのですが、医療従事者の方が被疑者や被告人になる場合に限らず、ひどい報道、ひどい起訴はたくさんあります。

 個人的な感想ですが、警察も検察も「過失」どころではないもっと悪質な犯罪(たとえばヤミ金や振り込め詐欺)の方の摘発に努力してもらいたいものです。

 また、医療の場合も、グレーゾーンどころではないもの、例えば非常に悪質な美容整形事案(勧誘や処置に問題のあるもの)、医学とはほど遠い非科学的な治療(とても治療とは思えない)を推奨されている方々の摘発の方をお願いしたいと思いますねーこれらはいわば消費者被害事件の部類ですがー。

「PINE」さんへ

 イソ弁がボス弁に対して地位保全の仮処分の申し立てをすることもあるそうです。また、イソ弁を首切りして自殺騒動に発展したこともあるようです。
 ボス弁もイソ弁も(これからイソ弁になろうとする弁護士も)大変なことになっているようです。

 私は、若手弁護士がどうして自分たちの問題として司法改革問題に立ち向かわないのだろう、今は司法改革の様々な弊害が目にみえてきたときだし、規制改革路線自体を疑問視する声も高まってきているので、多少勝機が出てきたかなと思っているのに、若手が立ち上がろうとしない(それをベテラン陣もいらだっている)のを残念に思い、ベテラン陣の努力に協力しようとしない若手弁護士に腹を立てていました。

 しかし、そういう事情なら腹も立たなくなりました(もともと「弁護士」ではない人達に腹を立てても仕方がないですからね)。

 イエスマンしか作らない研修所教育自体にも問題があるようです。

 この傾向はますます強まっていき、弁護士会は事実上分裂し、求心力もなくなっていくと思います。
 私自身は、あと1、2年位委員会でがんばって、その後どうするか考えようと思っています。
 
 

管理人様へ

お疲れさまです。
藁にもすがる思いでここに辿り着きました。
コメントに書くべきか迷いましたが、どうしてもお教え頂きたくお許し下さい。

「電子カルテの証拠保全」が予想に反し大変な作業であったと書かれてましたが、電子カルテの場合どういう方法で進めていかれるのかどうしても教えて頂きたいのです。

というのは、私の家族が医療過誤に遭い、近日中に証拠保全を行います。(日程も決まっており、ここ近日中です)ですが、依頼している弁護士の先生も電子カルテの証拠保全はご経験が無く、相手が相当な病院のため、
私自身とても不安で出来れば前もってどういうものか知りたいのです。

もちろん病院が違ったり、裁判所が違ったりで方法は異なるとは思いますが、管理人様がご経験された「電子カルテの場合の証拠保全」を是非教えてください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

後ほどの記事・・・まで待てずに泣き付いてしまいましたこと重ねてお詫び申し上げます。

「リリー」さんへ

 お返事が遅れまして申し訳ありません。
 
 そんなに心配されることはないと思います。時間がかかる、面倒かもしれない、というだけで、通常の手書きのカルテの証拠保全と基本は違いありません。

 依頼されている弁護士が証拠保全の経験のある方であれば、カルテにはどのような記載があるか、どのような検査記録があるか等を把握されているはずですから、電子カルテであってもそれをプリントしてもらえばいいのです。
 それに電子カルテ方式の病院にもいろいろあるようで、私の場合は大変でしたが、他の弁護士の経験では証拠保全に行ったら既に全部プリントアウトしてあったそうです。

 要は手書きのカルテとしてあるべきものを、電子カルテでもプリントアウトしてもらえばいいのです。
 ご依頼されている弁護士とよくご相談下さい。

管理人様へ

お忙しいところお教え頂きましてありがとうございました。安心いたしました。

今日に至るまで、実に多くの葛藤がありました。色んな被害者の方ともお会いしました。
執刀医を憎む一方で、医師や看護士の仕事の大変さも十分に分かっているから、人間なので失敗もあることは理解できるから、だから余計に証拠保全を決め兼ねていました。
ですが受けた被害の甚大さを考えて、感情的にならず客観的に考えても、どうしても許すことができず今回踏み切りました。

どうしてこんなに苦しいのでしょうね・・・。
管理人様のような弁護士さんがいてくださるというのは、本当に心強いのです。これからも応援しています。

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