マイペット

アクセスカウンター

  • 2006年5月18日~

コメント・トラックバックについて

  •  このブログのコメント、トラックバックは管理人の承認制となっています。このため、ブログに記載されるのに時間がかかることがあります。管理人の判断でブログの記事と無関係なコメント等や、誹謗中傷等の公序良俗に反する内容のコメント等は承認致しません。

アクセスランキング

ブログランキング

  • ブログランキング・にほんブログ村へ
     クリックして頂くとブログランキングがアップします。 よろしければクリックお願いします。

ねこちか2

サイバーキャットと遊べます。猫じゃらしで遊んだり、エサを与えることもできます。

« GWの谷間 | トップページ | 刑事弁護人は「雇われガンマン」か?「聖職者」か? »

2006年5月 3日 (水)

日本人と規制緩和

 最近、外資系(正確には社長らトップが外国人の会社)のサラ金会社に対して過払金返還の裁判を起こすことが多くなっている。

 どうも外資系は示談が成立しにくいようだ。こういう会社の担当者と交渉していたとき「うちはトップが外国人で、金利の自由化の感覚が強くって、どうして借りた方が自分の意思で利息を支払っているのに過払金になるのか、どうして返還せねばならないのか、と言われる。過払金返還義務についてなかなか理解してもらえない。」などと言われたことがある。

 真偽は不明だが、あり得ることかと思う。外国人が取締役に名前を連ねているあるサラ金会社の裁判のやり方などには驚かされる(これについてはまた別の機会にしっかり書きたい)。

 利息制限法違反の利息を支払ってきた日本人の多重債務者は、自分が「違法金利」を支払っているなどとは思ってもいなかった人ばかりだ。

 私は、それほど多くはないが消費者被害事件も扱っている。被害者の方々は、(人間の醜い部分を見せられることの多い私から見ると)実に「善人」だなあと思う方が多い。時には、こんな世の中に人を疑うことを知らない「天使」のような人もいるのだなあと感じることもある。

 日本人は、昔から、それぞれが所属する場所(例えば、家庭にあっては家族、仕事においては会社、そして国や公共団体)に守られることに慣れてしまっていると思う。

 これに対して、たまに外国人の法律相談などをして感じることは、「外国人はしっかりしているなあ。」(あくまでも人によるし、あくまでも私の主観だが)ということだ。たとえば、日本人の法律相談を受けると、「本題に入るまでが長い、感情の吐露が多い、弁護士に何を聞いたらいいのか、聞いても仕方がないことかが理解されていない」ことが多いように思う(これもあくまでも人により、あくまでも私の主観による)。これに対して、外国人は、結構ストレートに費用のことや弁護士を使った場合のメリットなどを聞いてくる。そして、聞くべきことを聞いたら自分で決断をする。これは、異国で揉まれているうちにたくましくなった結果なのかもしれないが。

 しかし、日本人も、離婚の増加、少子化、年功序列制の崩壊、派遣社員・パート社員の増加、規制緩和などによって、守られることが難しくなっている。自らで自らを助けなければならない時代になってきた。

 私は、日本で規制緩和を急激に推し進めることは、「羊の群れに狼を放つようなもの」とかねがね思っている。

 過払金については裁判所は被害者に有利な判決を次々と出してくれているし、グレーゾンも廃止されそうな勢いだし、サラ金の主張する金利の自由化からは遠ざかっている。

 しかし、消費者被害事件については依然として冷たい裁判官も多いように思う。頭のよい裁判官には「どうしてこんなことで騙されるの?」という疑問が根底にあるのだと思う。世の中には騙されやすい人がいるということがなかなか分かって頂けないのである。

           Wmogur Wsuwarir Wnemurir     Sheepdog3

 弁護士業界にも自由化の波が押し寄せてきている。報酬も自由化され、広告も許されるようになった。「市民に身近な司法」をうたい文句に、司法試験合格者枠が一挙に拡大され、(都会を中心に)弁護士数が増大している。近い将来、大都市のみならず中小都市も弁護士は飽和状態になるだろう。

 サラ金のグレーゾーンが廃止され経済が上向きになれば弁護士の自己破産などの多重債務者救済の仕事も減るだろう(そのこと自体は非常に喜ばしいことだ)。私などは、一部の大企業は別として、「市民」といわれる一般の国民にとって、本当にそんなに大勢の弁護士が必要なのかと疑問に思ってしまう。日本の場合は、身近な法律家として司法書士もたくさんいるのである。

 弁護士がこのまま規制緩和の波に押し流されていていいのかと思うことが多い。

 これからは、国民は、少なくとも「弁護士なら必ず守ってくれる」という感覚をお持ちにならない方がいいと思う。 

 このままでは、

              Noinur

と思っていたら、

             Ezoookamir

だった・・・・・なんてことになりかねないと思う。

               Leaf2

 上の絵の意味がピンと来ない方、こちらのPINEさんの記事(弁護士増員を前向きに考えよう)(かなりブラックです)と私の以前の記事(本の紹介ー小説「司法占領」A弁護士とB弁護士偽メール事件からの教訓)をお読み下さい。

・・・・・この記事は全て私の独断と偏見によるものです。他の一切の団体や個人とは関係ありません。 Okojyo2bay         

« GWの谷間 | トップページ | 刑事弁護人は「雇われガンマン」か?「聖職者」か? »

弁護士」カテゴリの記事

コメント

T・Bありがとうございました。
いやはや、激動ですね。いろいろあっても、
面白本はみんな読む、行きたい場所は全部行く。やりたいことは、全てやる。どーだ、どーだの弁護士人生。
結果として、わずかでも世間に役立てば、と思っております。それを世間が許すかどうかという問題かと。

TBと記事での引用ありがとうございます。
弁護士増員はもはや避けられませんが、「本当にそれでいいんですね、国民の皆さん。」と思うことがよくあります。
先日受任した被告事件でも、今までだったら「こんなんで裁判するの?」っていう事件でした。
これからもっと増えてくでしょうね。

弁護士fujita様,PINE様
 コメントありがとうございます。
 fujita先生のお気持、よく分かります。私も、このあほくさい司法改革を国民が容認するのであれば、好きなことを好きなだけやって「どーだ、どーだの弁護士人生」を送ろうかと思っています。
 PINE先生、関西弁の「弁護士増員を前向きに考えよう」いいですね。過疎地に行くなら絶対2人組です。1人だと事件を断られた他方当事者の住人の反感を買うそうです。2人組で行って、どんどん事件を「掘り起こし」てあげればいいでしょう。
 名古屋でも「こんなんで裁判するの?」という事件が増えているようです。東京の弁護士に介入されて事件を奪取されたという先輩弁護士もいます。

外国企業が示談や和解に応じないのは株主に対して言い訳がきかないからだと聞いたことがあります。
裁判で負けて支払わなければならないのならば株主も納得するが、裁判もやらずに和解して支払ってしまうと株主が納得しないという訳です。

モノを言う株主というのも、いろいろと問題があるのだなと思いましたね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/165174/9875691

この記事へのトラックバック一覧です: 日本人と規制緩和:

» 架空請求業者 [しまなみ法律事務所(愛媛弁護士会所属)]
今日のばん記者をみました。悪質な架空請求業者がとりあげられていました。  地方 [続きを読む]

» はじまりは結婚詐欺 [借金地獄]
なぜ借金地獄に陥ったのか……。 あまり思い出したくないのだが、この話をつまびらかに記録するには避けて通れない事だろう。 もう7〜8年も前になるが、私は、心底惚れた女と周囲の圧力で別れさせられ、荒れに荒れていた。 そこに、一人の女が現れたのである。 もちろん、別れた直後で、未練たらたらの私は、そう簡単にはなびかなかった。 しかし、弱った心は、つけいる隙だらけだった。 いつしか、その女になびい�... [続きを読む]

« GWの谷間 | トップページ | 刑事弁護人は「雇われガンマン」か?「聖職者」か? »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ストップ医療崩壊

  • Iryouhoukai_2   

     このチラシの中を見たい方はこちら

     医療危機打開の署名用紙(PDF)はこちら

     宛先はこちら

無料ブログはココログ

司法改革ニュース

医療過誤ニュース

天気予報