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2006年4月25日 (火)

刑事弁護についてのQ

 コメントで頂いた質問やご意見に対してお答えしようと思い、一部のコメントにはコメント欄でお答えしたのだが、コメントにコメントで答えるとかなり見にくくなってしまうのに気づいた。これはどのブログでもそうなのか。ブログ初心者の私にはどうもまだコメント機能が使いこなせない。

 それで、記事の方でまずご質問を整理してみようと思う。

Q1 「弁護士にとって真実と勝訴(依頼人の利益)」とどちらが大切なのでしょうか?

Q2  被疑者(被告人)が通用しない弁明をした場合、弁護士側は「その弁明は通用しないから無理です。」と拒否する事は出来ないのですか? 弁護士自身が嘘だと確信を持っていても、立場上被疑者の弁明に沿った弁護をしなければならないのですか? その無理の有る主張をする事で、被害者側の心が更に傷つけられるのは仕方の無い事なのですか? その時は別件として、その損害を求める裁判を起こしたら良いのですか?

Q3 「裁判を開くことで真実が明らかになる」という考えを今まで多くの国民が支持して来ましたが、オウム裁判をはじめていくつかの刑事裁判で「結局、長く時間を掛けても決して真実が明かされることがない裁判が少なからずある」という諦めにも似た考えが主流を占めてきたようです。
 一般人から見ると充分過ぎるほど時間をかけており、なおかつ裁判員制度の導入を含める審理の迅速化をすすめている現在において、「真実を明らかにするため」と主張してこられた弁護士の方が「審理を進めるのになお時間が足りない」と仰せられると、真実の解明を意図的に遅れさせているのはむしろ被告人側ではないか、という心情に切り替わってゆくからではないでしょうか。

Q4 管理人さんのリンクのエッセイを読んで弁護士は中立ではなく依頼人の要請で動くから対立する人には冷たくて当然である、(内容が正確でなかったらすいません)を読んで目からうろこが落ちました。「弁護士は正義の味方」という思い込みが間違っていたのだと思いました。そうすると弁護士が勝訴のためになりふり構わないというのは当たり前のことなのだと思いました。この辺を規制するものはあるのでしょうか?弁護士さんの良心しかないのでしょうか。そうすると弁護士が量産される(つまりおかしな訴訟でも手がけないと弁護士さんが生活に困る)社会は恐ろしいことだと思いました。法科大学院ができるのでそうなるのでしょうか。

Q5 そもそも弁護する対象は「弱者?」なのでしょうか。よく「弱気助け、強気をくじく」というような言葉も聴きますが、そもそも弁護する対象は「弱者?」なのでしょうか。よく「弱気を助け、強気をくじく」というような言葉も聴きますが。

Q6 営業の現場では相手が要求を直接口に出したりせず「察しろ」という形で交渉が行われることが少なくありませんし、口には出さずとも暗に理不尽な要求を突きつけてくる場合があります。
  不可能な理由を言い立てる被告人もなぜそう主張するのかは理由があるのですから上手くそういう意図を汲んで被告人の心を解いてやり、またそのために時間が必要ならとげを立てずに上手く時間を稼ぐ法廷戦術を取る技術が必要なのではないかということです。

Q7 安田弁護士の場合、遅滞戦術を常套手段としており検察とも司法とも関係が良くないようです。
  今回の場合、過去の経歴が裏目に出た面もあるのではないでしょうか。
  そもそも検察が上告をした時点で最悪の事態を想定し足場を固めておくべきだったのではないかと私は思いますし、被告人が犯行当時18歳なりたてで未熟だからという点で争ってやっと 無期懲役を勝ち取ったわけですから上告審で判決が覆る可能性も少なくない。
  勝って兜の緒を締めずにいまさら慌てふためいても「もう遅い」となって当然だと思いますが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そのほかにも、山口母子殺人事件の被告人の殺意の有無、福島県産婦人科逮捕事件の医師の過失の有無などに関連しても、具体的なご意見を頂いたが、やはりこれらの事件については当事者でないと分からないので、私などがあまり憶測で意見を述べるのは間違っていると思う。

 山口母子殺人事件について元検事で今は弁護士、ロースクール講師でもあられる矢部氏(モトケン氏)のブログを読んで、「別の見方もあるのではないか」とつい推測で意見を書いてしまったのだが、その後、事情を知る他の弁護士の話を聞いて、この事件の真相や安田弁護士の真意はまた別のところにある可能性もあると思うようになった。マスコミ報道が全てではない。

 山口母子殺人事件の場合は刑事記録や鑑定書を読んだり被告人と接見しないと本当のところは分からない。また、福島県産婦人科医師逮捕事件についてはカルテや刑事裁判の記録が明らかにならないと本当のところは分からない。どちらも科学的な考察が必要な事件である。

 だから、これら事件の具体的な内容についてもう推測からの意見は書かないことにした。

 しかし、上記コメントのご質問は、これら事件に限らず弁護士のあり方にかかわるご質問なので、大変回答が難しい問題なのだが(私など適任ではないのだが・・・。本当は「ロースクール講師」のモトケン氏こそ適任なのではないかと思ってしまう。)、力の及ぶ限り考えて私の見解としてお答えしようと思っている。

 お答えの前提として、次のことをまずご理解頂きたい。

1 私は死刑廃止論者でも死刑賛成論者でもない。

  本当に矯正不能な極悪人がいるのであれば死刑もやむなしと考えている。しかし、死刑は、死刑の判断を下した者、実際に死刑を執行した者、死刑に立ち会う者に大きな心の傷を与えると思う。また、えん罪事件の場合(最近の名張ぶどう酒事件の奥西被告のことを考えて頂きたい)、死刑を執行してしまったら取り返しのつかないことになる。

 だから、もっと慎重に考えるべき事柄だと思う。今はまだ私はどちらとも意見を決めかねている。

2 「目隠し」をして考えなければならないこともある。

 どうもこのことが、今回の母子殺人事件の司法関係者への反感を招いているような気がする(「テミスの目隠し 」の記事やコメントを見て頂きたい)。

 裁判官が遺影の持ち込みを拒否したことや安田弁護士らの記者会見での説明が、「司法は被害者に非情だ」というマスコミや一部の方の批判を招いているが、これからは一般の方々も好むと好まざるとにかかわらず「裁判員」として重大な刑事裁判に参加することになるのだから、テミスの「目隠し」を求められることがあることを充分に考えて頂きたい。

 この「目隠し」をすることは、一般の方々のみならず、司法関係者であっても、大変に難しいことだと思う。

 今回のマスコミの報道ぶりをみて、裁判員制度が導入されたときには日本の刑事裁判はどうなってしまうのだろうかと思ったが、良識ある方々も多いことが分かった。これからは、司法関係者のみならず一般市民の方々もマスコミ報道に踊らされることなく、ちょっと「目隠し」をして考えてみる訓練をしていくことが大切だと思う。

                Csbeni

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コメント

こんばんは
M.T. さま

   いなか小児科医のbefuです。

いつも、「公正であり続けたい」と思われているようですね。貴重な志と思います。
この記事のマスコミに関する記述と似た記事を書いております。トラックバックさせていただきました。

今後ともよろしくお願いします。

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