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ねこちか2

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2006年4月17日 (月)

協力医がいない。

 私の「医療のソフトとハード」の記事に対して、貴重なコメントを頂いた。

 福島県立病院の産婦人科医師の逮捕については、新聞でも大きく取り上げられている。本当にこの医師に過失があったのかどうかは分からない。これからの刑事、民事両方の訴訟による解明を待つほかない。

 この医師の逮捕のきっかけは、院外の医師3人からなる医療事故調査委員会がまとめた報告書の公表によるものだったという。

 医療事故調査を公表すれば直ちに医師の刑事責任に結びつくとなれば、病院も公表を控えることになりかねない。そうなれば、患者やその家族が真実を知る機会も奪われることになる。

 そして、刑事責任が問われるとなれば被疑者として医師には黙秘権が保障されなければならない。しかし、それでは患者やその家族は真実を知ることが出来ない。これは大変なジレンマだと思う。

 私は患者側の一弁護士にすぎないので、医療被害者救済の制度設計などについて、とても意見を述べることはできない。

 ただ、今のままでは被害者救済が困難だということだけは分かる。

 本来示談で解決されるべき事案であっても、病院側の保険会社は容易に過失を認めない。訴訟になれば費用も時間もかかる。

 そして、何よりも患者が医療事故ではないかと疑っているときに、患者側の弁護士の調査に協力してくれる医師があまりに少ない。裁判になっても、中立の立場で客観的な意見を述べてくれる鑑定医が見つからない。

 数少ない協力医や鑑定医のところに事件が殺到し、これらの医師の方々は本当に大変な思いをされている。そして、患者側は長い間待たされる。

 私が担当している事件にもそういう事件が数多くある。依頼者にはひたすら待ってもらうしかない。

 これが普通のことだろうか。おかしくないですか?日本の医療。

 

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医療過誤」カテゴリの記事

コメント

M.T.さま
こんばんは

          いなか小児科医のbefuと申します。

トラックバックありがとうございました。
医療過誤の事案をlife workとされておられる弁護士さんですね。

日本の医療界は以前よりかなり閉鎖的で、医療事故や医療過誤の際にも真実が見えにくい、そういう世界であると思います。ですから真実を見ようとすると、「相当な」苦労をされるのだと考えます。でも、「真実」を追求する姿勢はこれからも続けてくださいね。

さて、私は法律にはズブの素人ですので、「素人のたわごと」としてお聞きくだされば幸いです。

医療には、現時点のレベルでは避け得ない死亡というのが存在します。これは、厳密に医療過誤によって失われる生命と区別しなければなりませんが、現在の日本では残念ながら、これを区別して教えてくれる機関はありません。(いま、厚生労働省でモデル事業を始めていますが、医師側からみると少し偏った意見の出し方のようです。)諸外国では、医療事故については、司法とは別に医療事故を専門に検討する機関がある事が多く、そこで最初に審議され、「過失」あるいは「重大な刑法違反」が疑われるものについては、司法の手に委ねられるという制度になっていると聞きます。こういったある程度公平、公正な第3者機関なるものができないと、うまくまわっていかないのではないか?と考えます。

また、日本の医療事故については「医療サイド」に過失が存在しない場合、金銭的な補償が得られないということがありますが、こういった例に対して「無過失補償制度」を確立している国もあると聞きます。今回の、福島県立大野病院の事例では、(ここから先は私見です。)帝王切開を行った産婦人科の先生の1.帝王切開適応の判断、2.術中の手技などについて、過失は存在しなかったのではないかと調べ得る範囲では、そう感じております。ただ、過失がないとなると、産まれて来た「母を失った児」や遺族にはどうすれば補償できるのでしょうか?無過失補償制度については、医師のモラルの低下をもたらす可能性を指摘されたりしておりますが、特にこういった周産期の事例については導入するべきではないのか?と考えます。

こういった制度が日本でも導入されれば、みんなもう少し幸せになるのではないか?と思っております。そして、真実もみえやすくなり、協力する医師も増えてくると考えます。

 おかしいです、日本の医療!(管理人さんとは違う意味かもしれないですけど。。。)。
 ただ、おかしくないですか?日本の医療裁判とも思います。

 まず先進国で医療従事者を刑事罰で裁くのは日本のみです。あの訴訟大国アメリカでも民事訴訟は多くても刑事訴訟にはなりません。
 そもそも刑事罰で裁かれるなら(しかも最近のように結果論で責任が問われるなら)医療行為の大半が行えません。それが現実となってきたので最近「防衛医療」を危惧する声がでてきています。例えばよくある薬でも非常に低い確率で致命的な結果になることがあるのです。そしてここまで説明責任を問われるともうどうにも現場がまわらならなくなるのです。

 また協力医が少ないのは、単に医師同士のかばいあい、というよりも判断が微妙で困難なことが多いからではないのでしょうか。そしてマスコミや司法が発言者の意図通りに解釈するのではなく一部を取り上げて都合の良いように利用するからではないのでしょうか。

 文献についても専門家はそもそもその文献が参考にするに値するか批判的に読むところから始まります。系統的な知識や臨床経験がなければ難しいことだと思います。

 医療裁判において、医療に素人な弁護士と裁判官が中心になって判決を下すことで、正しい結論を得るのは理論的に考えて無理なのではないでしょうか。

 医療裁判は専門的な知識と高度な判断が必要なだけでなく、社会的な影響が大きいものです。弁護士の腕で結論が変わってしまうような、「議論による結論」ではなく、専門知識を有する第三者機関による「真実による結論」が必要だと思います。

 医療側は患者さんに害をなさないよう努力しています。ただ不可抗力のこともたくさんあります。管理人さんに医療の窮状を訴えて欲しいとは思わないのですが、このことを頭の片隅にでもおいていただければ幸いです。

 司法には無知なので的外れなことを言っていたら申し訳ありません。

>患者側の弁護士の調査に協力してくれる医師があまりに少ない。裁判になっても、中立の立場で客観的な意見を述べてくれる鑑定医が見つからない。

 これってなにをもって「中立の立場」とするか微妙だと思うのですが、ひょっとして患者側に有利な意見を述べてくれる人を「中立の立場」、医師側に有利な意見を述べる人を「同業者をかばう医師」とみなしていませんか?だとしたら「中立の立場」の医師が少ないのは当然だと思うのですが。

 まあでも、森功名心先生のように「中立の立場」から発言されてる先生もいますけどね。

まず原則として刑事免責が必要だと思うのです。日本以外の先進国では医療以外にも鉄道・航空事故調査委員会というのがあって免責になっています。これにより証言を得られやすくしています。
そもそも医療というのは交通事故と違い、普通に医療をしていても事故に遭うのです(車は普通に運転していれば事故に遭う確率は少ないですよね)。医療というのはそもそも結果を保証できないものなのです。もし、詳細がお知りになりたければhttp://www.yabelab.net/blog/を覗いてみてはいかがでしょうか。
しかし、すべての医療事故を免責とするのは私も抵抗があります。つまり、

1.労働基準法が守られている上で緊急でもないにもかかわらず投薬量を間違えた
2.労働基準法が守られている上で緊急でもないのに左右を取り違えた
3.故意の殺人
4.労働基準法が守られている上で緊急でもないのに研修医(あるいは大部分の医師)でも間違えないようなミスをした
5.いわゆるリピーター医師が起こした事故
6.労働基準法が守られている上で緊急でもなく、かつ必ずしも必要があるとは言えないのに技量を明らかに超えた処置を施した

は刑事とする必要があるかもしれません。このような例は医師でも意見が大きく分かれるどころか、あまり同情されません。それから、民事についても私は過失が無いものについては成立させるべきでは無いと思っています。アメリカでは民事訴訟がはびこり、医療費の高騰と保険料の値上げ、産科および心臓外科医の夜逃げが日常化しました。
以上、私見ですが、これが実現できれば鑑定医も増えると思いますよ。さらに良きサマリア人法も導入するとなお効果的です。
これらは先進国では当たり前ですが、日本ではむしろ悪い方向に進んでいると言わざるを得ません。また、被害者被害者といいますが、過失のない医療事故に関して限定した場合に被害者というべきなのでしょうか?それに過失かどうかの判断は当事者でも難しい。解明には時間がかかるし、解明できない場合の法がむしろ多い。医療とはそういう性質のものなんです。

医療問題を客観的に評価する第三者機関が必要です.

現状のままで「協力医がいない」というのはちょっと違うのではないでしょうか.
すでに指摘されていますが,一個人があれこれと口を挟めるほど
単純じゃない問題が沢山あると思います.
システムとして医者が関与するものを構築しない限り
”医療の素人”が裁き,医療者がストレスをためこむ
現在の状況は打破されないと思います.

問題の根本はシステムにあります.
一個人を責めて解決することはありません.

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» 医事事故を検証するシステム [いなか小児科医]
日付が変わって2006年4月13日 未明です。 いつも参考にさせていただいている [続きを読む]

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2006年8月17日 雨 台風が接近しており、ずいぶんと激しい雨になりました。先 [続きを読む]

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