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2006年4月 8日 (土)

偽メール事件からの教訓

 民主党の新代表が決まった。偽メール事件以来、マスコミが急に民主党の方に目を向け出したのは皮肉なものである。

 弁護士の眼から見ると、永田議員の失敗は人ごとではない。

 野党国会議員が国会で政府に対して質問するのは、弁護士が法廷で反対尋問(相手方に有利なことを証言するであろう証人に対する尋問)をするのと似ている。

 TVの国会中継を見ていると、野党の国会議員の先生方の中にはこの反対尋問的な質問が非常にお上手だなと思う方と、「うーん・・・」「えっ?」と思う方がいる。そういう眼で見ていると、結構国会中継もおもしろいものだ。

 反対尋問は、もともとこちらに不利な証言しかしないだろうという証人に対する尋問だから、難しい尋問である。作戦として、「聞きたいことも聞かない方がいい」ことも多い。

 司法修習生時代に、ある裁判官から「反対尋問はまず成功しない。成功するのは隠し球があるときだけ。」と聞いたことがある。

 その裁判官から成功する反対尋問の参考例を教えてもらった。これは猥談ではないので、あしからず。

 妻が夫の不貞を理由に離婚訴訟を提起した。しかし、夫は不貞を頑として認めない。妻の代理人の弁護士は、夫に対する尋問の際、「本当に×××さん(相手の女性)と不貞はしていないのですか?」と尋ねた。もちろん、夫は否定する。

 「それでは」と妻の代理人が取り出したのは、夫のお守り袋(妻がこっそり入手していたもの)。

 そのお守り袋の中には×××の名前が書かれた紙と陰毛が入っていた。

 これをつきつけられた夫は、たじたじとなって不貞を認めたという。

 卑賤な例ではあるが、こういうのが反対尋問で成功するというのだ。 

 永田議員の国会での質問の場面は何度も放映されたが、たとえ偽メールが本物だったとしても、隠し球としての使い方はあまりお上手ではないなと思っていた。

  隠し球はもちろん確かなものでなければならない。しっかり確証を得てから使うべきだ。

  永田議員は、たぶん人をあまり疑わない(ある意味性格のいい)素直な人なのだろう。単に人を見る目がなく、功を焦っただけだろう。まだ若いのだから珍しいことではない。

 弁護士だって、証人となる第三者から、そして相談者や依頼者からさえ、騙されるかもしれないという危険に常にさらされている。私も、騙されそうになった経験がたくさんある。今でも騙されていたのかもしれないと思うことがある。人の嘘を見抜くというのは難しいものだ。これは直感に頼るか経験でつちかっていくしかない。若い弁護士の先生方は本当に気を付けて頂きたいものだ。

 民主党は、永田議員を責めるのではなく、永田議員にあのような質問をさせたことを反省すべきだと思う。民主党にも経験豊富な議員がたくさんおられるはずだ。質問の前に相談を受けた他の先輩議員だっていたはずだ。「確証をつかむまでやめておけ。」と誰も言わなかったのだろうか。もしそうなら、若手議員に随分冷たいではないか。

 弁護士は修習期間が短くなり大量増員によって粗製濫造されつつある。私が修習生のときは丁寧な個別指導を受けることができた。また、勤務弁護士時代も書面を真っ赤に添削してもらった。ざっくばらんな酒の席などで先輩弁護士から貴重な失敗談や弁護士としての心得なども披露してもらった。

 先輩の先生方は一人一人の新人弁護士を大切に育てて下さってきたと思う。

 しかし、近い将来そんな余裕はなくなるだろう。既に、弁護士同士の人間関係(特に世代の違う弁護士間の人間関係)は希薄になっている。

 これからは永田議員のような失敗をする弁護士が増えてくるのではないかと不安に思ってしまう。

 永田議員の偽メール事件により国会が空転したことで一番の被害を受けたのは国民だ。

 弁護士の粗製濫造により被害を受けるのも国民である。

 

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